1. はじめに:「君次第だよ」って英語でどう表現する?
英語で「君次第だよ」と言いたいとき、どんなフレーズが使えるかご存知ですか?日常会話でも仕事の場面でも、相手に決断をゆだねたり、選択を任せたりするシーンはよくありますよね。そんなときに便利な表現が 「It’s up to you」 です。
このフレーズは「あなた次第だよ」「君に任せるよ」といった意味があり、相手に決定権を委ねるニュアンスを含んでいます。例えば、友達とどこで会うかを決めるとき、相手に選択を任せたいなら 「It’s up to you!」 と言うだけで伝わります。
例文と和訳
例文1:
A: What do you want to do this weekend?
B: It’s up to you!
和訳:
A: 今週末、何したい?
B: 君次第だよ!
例文2:
A: Should we go for dinner or just have coffee?
B: It’s up to you!
和訳:
A: 夕食に行くか、コーヒーだけにする?
B: 君次第だよ!
このように、「It’s up to you」は、相手に判断や選択を委ねるときにとても便利なフレーズです。カジュアルな場面でもビジネスシーンでもよく使われ、英語の会話を自然にする助けになります。
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定番フレーズ、It’s up to you.
それでは、マイクとナオミの会話を見てみましょう。
- 旅行
- 外食
どのレストランに行きたい?
あなたにまかせるよ。
“It’s up to you.”の意味
「君次第だよ。」や「君に任せるよ。」”It’s your choice.”をネイティブ風に言うと、”It’s up to you.”となります。意味からすでにお分かりかもしれませんが、決断を促されたときに、相手に決めてほしいときに使われる丁寧な表現です。前置詞”to”以降は、”you”である必要はなく状況によって”It’s up to him/her/them.”と使い分けましょう。
to不定詞をつけて「〜するのは君次第だ」
君次第の対象をはっきりさせたいときは”you”の後ろにto不定詞を使いましょう。to不定詞をつけることで「〜するのは君次第だ。」や「〜するのは君に任せるよ。」という意味になります。それではマイクに例文を言ってもらいましょう。
気が変わってないか確認したくて…
ジョギングに行くのは君にまかせるよ。
さらに丁寧に言うと”Whatever you prefer.”
“whatever + sv”で「〜するならなんでも」という意味です。そこに”prefer”「〜を好む」を入れて”Whatever you prefer.”とすれば「なんでもいいよ。」、「どこでもいいよ。」となります。
そして”prefer”はいくつか選ぶ対象がある場合に使われ”I like 〜 better.”や”I would rather 〜.”と比べると丁寧な表現になります。“prefer”の変わりに動詞”like”を入れても意味はかわりません。マイクとリョウの会話を見てみましょう。
会う予定の友人へ…
どこでもいいよ。
3. 使い方を広げよう:似た表現「The ball is in your court」も覚えよう
「君次第だよ」という意味で使える表現には、もうひとつ面白いフレーズがあります。それが 「The ball is in your court」 です。このフレーズは直訳すると「ボールはあなたのコートにある」となりますが、意味としては「次の行動を決めるのはあなた」というニュアンスです。自分がやるべきことを終えたので、次の行動は相手に委ねる、という状況でよく使われます。
「The ball is in your court」は、少しカジュアルでフレンドリーな響きがあり、日常会話でよく使われます。例えば、チームプロジェクトで自分の役割を果たし、次に何をするかは相手の判断に任せたいときに使うのがぴったりです。
例文と和訳
例文1:
A: I’ve done my part, now the ball is in your court.
和訳:
A: 俺のやるべきことは終わったから、次は君次第だよ。
例文2:
A: Do you want to go ahead with this plan, or try something else?
B: The ball is in your court now.
和訳:
A: この計画を進めるか、それとも別の方法を試してみる?
B: 次の決断は君次第だよ。
このように、「The ball is in your court」は、次の行動を相手に委ね、相手が次のステップを考える責任を持っていることを伝えるときに便利な表現です。
4. 知っておきたいフレーズ:「It’s your call」も使ってみよう
「君次第だよ」という意味で使えるもうひとつの便利な表現が 「It’s your call」 です。このフレーズは「あなたの判断で決めてください」というニュアンスがあり、特に少しフォーマルな場面や、相手に最終的な決断を委ねるシーンでよく使われます。たとえば、仕事やビジネスで選択肢がいくつかある場合に、最終決定を相手にゆだねる際にぴったりの表現です。
「It’s your call」は、相手に「どちらを選んでも構いませんよ」と伝えるだけでなく、「あなたの判断を尊重します」という気持ちも含まれています。そのため、ビジネスシーンでもよく使われ、相手に敬意を表しつつ、選択の自由を与えることができます。
例文と和訳
例文1:
A: Shall we go with option A or B?
B: It’s your call.
和訳:
A: A案で行くか、それともB案にするか?
B: 君の判断に任せるよ。
例文2:
A: I can do it tomorrow or next week. Which do you prefer?
B: It’s your call.
和訳:
A: 明日やるか、来週でもいいけど、どっちがいい?
B: 君次第だよ。
このように、「It’s your call」は、相手に決定権を渡し、相手の選択を尊重したいときに自然に使える表現です。
まとめ:「君次第だよ」のフレーズを日常会話に活かしてみよう
ここまで、「君次第だよ」を表現する英語のフレーズとして、「It’s up to you」「The ball is in your court」「It’s your call」の3つをご紹介しました。それぞれに少しずつ違うニュアンスがあり、シーンに応じて使い分けられると、自然で豊かな英語表現ができるようになります。
- 「It’s up to you」 — 最もシンプルで使いやすい表現。選択肢や決定権を相手に委ねるときにぴったりです。
- 「The ball is in your court」 — カジュアルで、次の行動を相手に託すときに便利。相手の役割を尊重する気持ちが込められます。
- 「It’s your call」 — 少しフォーマルな響きで、特に相手の判断を尊重したいときに使える表現です。
これらのフレーズを使うことで、英語の会話がより自然でニュアンス豊かになり、意図を正確に伝えやすくなります。ぜひ日常会話やビジネスのシーンで試してみて、少しずつ慣れていきましょう。英語表現の幅が広がると、コミュニケーションも楽しくなりますよ!
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