こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
「英語を勉強したいけど、仕事が忙しくて時間がない」
「毎日1時間なんて、とても続けられない」
「10分くらいならできそうだけど、それでも意味はある?」
社会人の英語学習では、かなり多い悩みだと思います。
僕自身、20代前半から英語を本格的に学び始め、
留学。
海外生活。
オンライン英会話。
翻訳・通訳。
英語教材制作。
企業向け英語研修。
そして現在の英語指導。
と、長く英語に関わってきました。
さらにRYO英会話ジムでは、仕事をしながら英語を学ぶ社会人の方を多く見ています。
その経験から思うのは、
「毎日長時間やれるか」より、「短くても英語を使う状態を切らさないこと」のほうが重要な時期がある
ということです。
結論から言うと、
毎日10分の英語学習にも意味はあります。
ただし、
10分間、
英語をなんとなく聞き流す。
単語帳を眺める。
YouTubeを見て終わる。
だけだと、
「英語には触れているけれど、話せる英語が増えない」
という状態になりやすいです。
僕なら10分しかない日は、
少しインプットする → 自分で話す → 間違いを直す → もう一度話す
まで入れます。
今回は、
忙しい社会人が毎日10分でできる、英会話につなげるための学習ルーティン
を紹介します。
結論|10分で英語はペラペラにならない。でも10分はかなり使える
最初に、
少し現実的な話をします。
1日10分だけ勉強すれば、
短期間で英語がペラペラになる。
という話ではありません。
10分×365日でも、
年間約61時間です。
英語力を大きく伸ばしたいなら、
実際に話す時間。
聞く時間。
読む時間。
復習する時間。
など、最終的にはある程度の学習量が必要になります。
- 1 では、10分では意味がない?
- 2 振り返ると重要だったのは「英語に戻る回数」
- 3 忙しい日は必ず出てくる
- 4 その日の10分で、一つの学習サイクルを回す
- 5 0〜2分|昨日の英語を何も見ずに思い出す
- 6 出てこなくてもOK
- 7 自分が本当に使うものを選ぶ
- 8 一つのフレーズで3文作る
- 9 たとえば「予定を前倒ししたい」が言えなかった
- 10 全部直そうとしない
- 11 音読の目的は「読むこと」ではない
- 12 「今日新しく何を覚えたか」だけを見ない
- 13 朝向きの人
- 14 昼向きの人
- 15 夜向きの人
- 16 おすすめは「短い音声を深く使う」
- 17 使う教材は事前に1〜2個へ固定する
- 18 「意味が分かる」から「使える」へ
- 19 AIは「話す相手+添削役」として使う
- 20 今日は新しい英語ゼロでもOK
- 21 1. 教材を毎日探す
- 22 2. 新しい単語を大量に覚える
- 23 3. 聞き流すだけ
- 24 4. 完璧な英文を作ろうとする
- 25 5. 10分できなかったからゼロにする
- 26 平日
- 27 週末
- 28 10分を「つなぎ」にする
- 29 たとえばレッスン翌日
- 30 2日後
- 31 3日後
- 32 次のレッスン
- 33 今日は10分、明日は30分でもいい
- 34 10分は入口としてかなり優秀
- 35 英語を話せるようになるには実戦量も必要
- 36 月曜日|週末について話す
- 37 火曜日|昨日の修正表現を再利用
- 38 水曜日|短いリスニング
- 39 木曜日|仕事について話す
- 40 金曜日|今週覚えた表現だけで話す
- 41 土曜日|実践
- 42 日曜日|軽く復習、または休む
では、10分では意味がない?
そんなこともありません。
毎日10分には、
大きく3つの役割があります。
- 英語学習を途切れさせない
- 知っている英語を思い出す
- 少しずつ「使える英語」を増やす
特に忙しい社会人にとって、
「今日は1時間できないからゼロ」
より、
「今日は10分だけやる」
のほうが長期的には強いです。
僕も「たくさん勉強した日」だけで英語が伸びたわけではない
僕が英語を学び始めたころは、
CD教材を使って、
聞く。
繰り返す。
音読する。
オーバーラッピングやシャドーイングをする。
といった練習をかなりやっていました。
もちろん、
まとまった時間を使って勉強した時期もあります。
その後、
オンライン英会話を1年以上続けたり、
実際に海外で英語を使ったりして、
徐々に英語が生活の中へ入っていきました。
振り返ると重要だったのは「英語に戻る回数」
今振り返ると、
英語が伸びた理由を、
「1回の長時間学習」
だけでは説明できません。
昨日覚えた表現に、
今日もう一度触れる。
一度言えなかった英語を、
また言ってみる。
覚えたフレーズを、
実際の会話で使う。
こうした、
英語へ何度も戻ること
がかなり重要でした。
だから10分学習も、
単発の10分ではなく、
昨日→今日→明日へつながる10分
にするのがおすすめです。
実際、忙しい社会人ほど「完璧な学習計画」で失敗しやすい
RYO英会話ジムでも、
管理職。
会社員。
海外業務がある方。
家庭がある方。
など、
忙しい中で英語を学んでいる人がいます。
こうした方に、
「毎日必ず1時間勉強してください」
と設定しても、
現実的に難しいことがあります。
忙しい日は必ず出てくる
会議が長引く。
残業する。
出張する。
子どもの予定が入る。
体調が悪い。
こういう日はあります。
そこで、
1時間できなかった。
↓
今日は失敗。
↓
翌日もできなかった。
↓
学習そのものが止まる。
となるより、
最低ラインとして10分を持っておく
ほうが続けやすいんです。
毎日10分なら「全部やる」のをやめる
以前のこの記事では、
朝10分はリスニング。
昼10分は単語。
夜10分はスピーキング。
と紹介していました。
でも、
これだと結局、
1日30分
になっています。
今なら、
もっとシンプルにします。
その日の10分で、一つの学習サイクルを回す
朝でも、
昼でも、
夜でも構いません。
自分が最も続けやすい10分を選びます。
そして、
毎日同じように、
インプット→アウトプット→修正→再アウトプット
を回します。
僕ならこうする|毎日10分の英会話ルーティン
ここから具体的にいきましょう。
0〜2分|昨日の英語を何も見ずに思い出す
いきなり新しい英語を勉強しません。
まず、
昨日覚えたことを思い出します。
たとえば昨日、
“It depends on…”
を学んだなら、
ノートを見る前に、
自分で文章を作ります。
“It depends on the situation.”
“It depends on the price.”
のように言ってみます。
出てこなくてもOK
「あれ、何だったっけ?」
となったら、
そこでノートを確認します。
この、
思い出そうとする時間
が大切です。
2〜4分|今日使いたいフレーズを1〜2個だけ覚える
10分しかない日に、
新しい単語を20個覚えようとしません。
僕なら、
1〜2個
にします。
たとえば仕事で使うなら、
“As far as I know…”
「私の知る限りでは」
“It looks like…”
「〜のようです」
など。
自分が本当に使うものを選ぶ
ここがポイントです。
単語帳の上から順番に、
知らない英語を全部覚える。
より、
「明日の会議で使えそう」
「普段これを言いたい」
という英語を優先します。
4〜6分|その表現を使って自分のことを話す
ここから、
インプットした英語を、
自分の英語
に変えます。
たとえば、
“It looks like…”
なら、
“It looks like it’s going to rain.”
だけで終わらず、
自分の仕事について、
“It looks like the project will be delayed.”
のように使います。
一つのフレーズで3文作る
僕なら、
同じ表現で3つ言います。
“It depends on the schedule.”
“It depends on my workload.”
“It depends on what the client wants.”
こうすると、
フレーズそのものではなく、
使い方
が分かってきます。
6〜8分|言えなかった英語を一つだけ直す
2分間話していると、
必ず、
「これ英語で何て言うんだ?」
「この文、合ってるのかな?」
が出てきます。
ここを、
そのままにしません。
たとえば「予定を前倒ししたい」が言えなかった
無理に難しい単語を探すのではなく、
I want to do it earlier than planned.
のように、
自分が使いやすい英語へ直します。
全部直そうとしない
10分学習では、
ここも欲張りません。
今日は、
一つだけ。
それで十分です。
一日一つでも、
30日続けば30個です。
8〜10分|修正文を音読して、最後に見ずに言う
最後の2分です。
修正した英文を、
数回声に出します。
そして最後に、
画面やノートを閉じて、
もう一度言います。
音読の目的は「読むこと」ではない
僕は現在の英語指導でも、
音読をかなり重視しています。
ただし、
文章を10回読んだから終了。
ではありません。
目標は、
見なくても、自分が必要な場面で言える状態
です。
つまり10分でやるのはこれだけ
毎日の10分を整理すると、
0〜2分
昨日の英語を思い出す。
2〜4分
今日の表現を1〜2個覚える。
4〜6分
自分の文章で使う。
6〜8分
言えなかった英語を修正。
8〜10分
音読→見ずにもう一度言う。
これなら、
インプットだけで10分が終わりません。
RYO英会話ジムの学習法とも考え方は同じ
RYO英会話ジムでは、
実際に話す。
↓
発話を見える化する。
↓
添削する。
↓
正しい英文を音読する。
↓
もう一度アウトプットする。
という、
発話 → 見える化 → 添削 → 音読 → 再アウトプット
を重視しています。
毎日10分の自主学習でも、
考え方は同じです。
「今日新しく何を覚えたか」だけを見ない
大切なのは、
新しい知識を増やした量ではありません。
昨日言えなかったことが、今日は言えるか。
ここを見ます。
「朝・昼・夜」なら、いつ勉強するのがいい?
これは、
一番続けやすい時間で構いません。
朝向きの人
朝、
比較的頭がすっきりしていて、
予定が入りにくい人。
起床後。
朝食後。
通勤前。
などに固定します。
昼向きの人
昼休みや、
仕事の休憩時間が取りやすい人。
スマホだけでできる学習にすると続きやすいです。
夜向きの人
一日の出来事を英語で話したい人には、
夜がかなり使いやすいです。
たとえば、
“What happened today?”
をテーマに、
1〜2分話します。
実際にあった出来事なので、
話題を考える必要もありません。
おすすめは「すでにある習慣」にくっつける
新しく、
「20時から英語!」
と決めても、
予定が変わると崩れます。
それより、
朝のコーヒーのあと。
昼食のあと。
お風呂の前。
子どもが寝たあと。
など、
すでに毎日やっている行動の直後
に英語を置くと、
忘れにくくなります。
リスニングを10分やりたい日はどうする?
もちろん、
毎日スピーキングだけにする必要はありません。
今日はリスニングを重点的にやりたい。
という日もあります。
ただし僕なら、
10分全部を聞くだけにはしません。
おすすめは「短い音声を深く使う」
たとえば、
30秒〜1分程度の音声を選びます。
① まず聞く
何が聞き取れるか確認。
② 字幕・スクリプトを見る
聞き取れなかった部分を確認。
③ もう一度聞く
音と文字を一致させる。
④ 一部を声に出す
リピーティングやオーバーラッピングをします。
⑤ 最後に内容を英語で一言説明
たとえば、
“The video was about…”
と話します。
これなら、
リスニングからスピーキングまでつながります。
YouTubeやPodcastを使うなら「教材探し」で10分を使わない
これもありがちな失敗です。
YouTubeを開く。
↓
良さそうな動画を探す。
↓
別の動画も気になる。
↓
おすすめを見る。
↓
10分終了。
これでは、
英語を勉強するためのコンテンツ探し
になっています。
使う教材は事前に1〜2個へ固定する
たとえば、
BBC Learning English。
VOA Learning English。
好きな海外YouTubeチャンネル。
普段使っている教材。
など。
毎日探さなくていい状態を作ります。
単語帳を10分やるなら「見る」だけで終わらない
単語学習も同じです。
単語を見る。
↓
日本語訳を見る。
↓
次。
だけではなく、
一度隠します。
「意味が分かる」から「使える」へ
たとえば、
deadline
を覚えたなら、
「締め切り」
だけで終わらず、
“I need to meet the deadline.”
と言う。
さらに、
“I need to meet the deadline by Friday.”
と自分の状況に変える。
ここまでやると、
会話につながりやすくなります。
AIを使えば10分学習はさらにやりやすくなった
今は、
以前よりも短時間学習がやりやすくなっています。
AIに、
「今日あったことについて英語で5問質問して」
と頼めば、
すぐにスピーキング練習ができます。
自分の英文を入力して、
「自然な英語に直して」
と頼うこともできます。
AIは「話す相手+添削役」として使う
たとえば10分間なら、
3分:
AIから質問を受ける。
3分:
英語で答える。
2分:
不自然な表現を修正。
2分:
修正版を音読。
という使い方もできます。
忙しい人ほど「新しい英語」より復習を優先していい
毎日10分しかないなら、
僕は、
新しいことを毎日増やさなくてもいい
と思っています。
むしろ、
昨日。
一昨日。
先週。
学んだ英語を、
もう一度使う日があっていい。
今日は新しい英語ゼロでもOK
たとえば、
過去1週間で覚えた5つの表現を、
全部使って1分話す。
これだけでも、
かなり良い練習です。
10分学習でやらないほうがいい5つのこと
短時間だからこそ、
やらないことを決めるのも大切です。
1. 教材を毎日探す
学習前に迷わない仕組みを作ります。
2. 新しい単語を大量に覚える
1〜5個程度でも十分です。
3. 聞き流すだけ
一部だけでも声に出します。
4. 完璧な英文を作ろうとする
まず簡単な英語で最後まで言います。
5. 10分できなかったからゼロにする
5分しかないなら、
5分やればOKです。
毎日10分と週末のまとまった学習を組み合わせるのもおすすめ
もう一つ、
忙しい社会人には、
この形もおすすめです。
平日
10分×5日。
週末
30〜60分のオンライン英会話や復習。
こうすると、
平日は英語を切らさず、
週末にまとまったアウトプットができます。
10分を「つなぎ」にする
つまり、
10分学習だけですべてを完成させるのではなく、
次の本格的なレッスンまで英語をつなぐ
と考えます。
これはかなり現実的です。
レッスンを受けている人なら、10分は「復習」に使うと強い
オンライン英会話やRYO英会話ジムなど、
すでにレッスンを受けているなら、
毎日の10分を、
新しい教材ではなく、
前回のレッスンの復習
に使うのもおすすめです。
たとえばレッスン翌日
前回言えなかった3文を確認。
2日後
何も見ずに言う。
3日後
内容を少し変えて言う。
次のレッスン
実際に会話で使う。
こうすると、
レッスンが毎回独立せず、
学習がつながっていきます。
「毎日10分」の最大のメリットは習慣を切らさないこと
僕自身、
英語だけでなく、
ランニング。
筋トレ。
水泳。
などを習慣化してきました。
そこで感じるのは、
何かを続けるとき、
毎回100点を目指さないこと
がかなり重要だということです。
今日は10分、明日は30分でもいい
毎日、
必ず同じ量をやる必要はありません。
忙しい日は10分。
余裕がある日は30分。
オンライン英会話の日は50分。
それでいいんです。
重要なのは、
英語との接点をなくさないこと
です。
ただし「毎日10分だけ」で満足しすぎない
ここも大切です。
10分学習が習慣になり、
もっと英語力を伸ばしたくなったら、
徐々に学習量を増やしてください。
10分は入口としてかなり優秀
まず10分。
↓
習慣になったら15分。
↓
週に1〜2回はオンライン英会話。
↓
余裕のある日は30分。
というように、
少しずつ広げます。
英語を話せるようになるには実戦量も必要
特に、
海外会議。
プレゼン。
商談。
長いディスカッション。
などを目標にするなら、
10分の自主学習だけでは足りません。
実際に、
20分。
30分。
50分。
と英語を使い続ける練習も必要です。
だから、
10分学習=完成形
ではなく、
英語学習を続ける土台
と考えるのがいいと思います。
忙しい社会人向け|1週間の10分英語ルーティン
最後に、
具体的な例を作ってみます。
月曜日|週末について話す
1〜2分、
“What did you do over the weekend?”
に答える。
言えなかった英語を一つ直します。
火曜日|昨日の修正表現を再利用
月曜日に覚えた英語を、
別の文でも使います。
水曜日|短いリスニング
30秒〜1分の英語を聞く。
スクリプト確認。
音読。
木曜日|仕事について話す
「今週何をしている?」
「困っていることは?」
などを英語で話します。
金曜日|今週覚えた表現だけで話す
新しい英語は増やしません。
5つの表現を再利用します。
土曜日|実践
オンライン英会話。
AIロールプレイ。
国際交流。
などで話します。
日曜日|軽く復習、または休む
全部を完璧に続ける必要はありません。
来週また戻ればOKです。
まとめ|毎日10分なら「英語に触れる」から「英語を使う」へ
最後にまとめます。
毎日10分でも意味はある
特に、
英語学習を習慣化し、
英語との接点を維持するには使いやすい時間です。
ただし、10分で急激に英語力が伸びるわけではない
大きく伸ばしたいなら、
最終的には学習量・実践量も必要です。
10分全部をインプットにしない
少なくとも一度、
自分で英語を作ります。
新しい英語は1〜2個でもいい
大量に覚えるより、
実際に使います。
言えなかった英語を一つ直す
今日の弱点が、
明日の教材になります。
最後に見ずに言う
読むだけでなく、
自分の記憶から取り出します。
僕自身、
長く英語を学び、
さらに英語を教える側になって感じるのは、
英語が伸びる人は、
毎日完璧な勉強をしている人とは限らない、
ということです。
忙しい日でも、
少し英語に戻る。
昨日覚えた英語を、
もう一度口にする。
言えなかったことを、
今日は言えるようにする。
この積み重ねが、
かなり大切です。
だから、
「今日は10分しかない」
ではなく、
「今日は10分ある」
と考えてみてください。
そしてその10分を、
ただ英語を見る時間ではなく、
昨日より一つだけ、言えることを増やす時間
にする。
毎日の10分が本当に意味を持つのは、
そこからだと思います。







































