「英語を何年も勉強しているのに、いざ話そうとすると言葉が出てこない」
「文法や単語は勉強した。でも英会話になるとうまく使えない」
「リスニングを増やすべき?それとも、とにかく話したほうがいい?」
こんな疑問はありませんか?
こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
僕自身、英語との付き合いはかなり長いです。
中学生のころ、僕の家にはアメリカ人のホームステイゲストが約1年間暮らしていました。
学校では毎日英語を勉強していましたし、試験前には必死に文法や単語も覚えていました。
でも、
目の前に英語を話す人がいるのに、ほとんど会話ができなかった。
当時の僕には、
「こんなに英語を勉強しているのに、なんで話せないんだろう?」
という強い違和感がありました。
その後、20代前半から本格的に英語を学び直し、
音読。
CD教材。
オンライン英会話。
セブ留学。
オーストラリアやフィリピンでの生活・仕事。
翻訳・通訳。
英会話教材開発。
企業向け英語研修。
そして現在の英語指導。
と、さまざまな方法を経験してきました。
振り返ると、
僕が英語を話せるようになっていった過程には、
第二言語習得研究で長く議論されてきた考え方と重なる部分がかなりあります。
この記事では、
難しい専門用語を覚えるためではなく、
「結局、英会話を伸ばすには何をすればいいのか?」
という視点から、第二言語習得の考え方を実践的に整理してみます。
- 1 結論|英会話は「インプット→アウトプット」で終わらない
- 2 このサイクルを何度も回す
- 3 そもそも「第二言語習得」とは?
- 4 「第二言語習得理論」という一つの理論があるわけではない
- 5 など、さまざまな観点から研究されています
- 6 英語学習は一直線ではなく、循環している
- 7 「自分から使える英語」
- 8 僕が中学生のころに経験した「知っているのに話せない」
- 9 家には毎日のように英語があった
- 10 学校では英語を勉強していた
- 11 そこで初めて疑問を持った
- 12 すると、少しずつ口から出る英文が増えた
- 13 インプットは必要|でも「聞き流すだけ」とは違う
- 14 これらはインプットから学ぶ
- 15 ただし「大量に聞けば自然に話せる」とは限らない
- 16 もちろん意味はあります
- 17 僕自身もそうだった
- 18 でも、それだけでは会話の瞬発力は十分に伸びなかった
- 19 理解できるインプットを選ぶ
- 20 初心者なら
- 21 自分が「意味を追える」ものを中心にする
- 22 アウトプットの本当の役割は「知識を使うこと」だけではない
- 23 でも、アウトプットにはもう一つ重要な役割がある
- 24 でも
- 25 読んでいるだけでは気づかなかった穴が見える
- 26 僕自身、オンライン英会話で「知らないこと」に気づいた
- 27 そこで調べる
- 28 この繰り返し
- 29 「話す量」だけ増やしても伸びにくい理由
- 30 これだけで会話を続ける
- 31 だから「話す→気づく→直す」が必要
- 32 ここで
- 33 そして次回また使う
- 34 フィードバックは「間違い探し」ではない
- 35 など、さまざまな方法がある
- 36 だから「ネイティブに直してもらえばOK」ではない
- 37 そして何より、フィードバック後に何をするか
- 38 終了
- 39 ここまでつなげる
- 40 僕が教材開発で実感した「書く→直す→また使う」の強さ
- 41 最初はかなり時間がかかった
- 42 これを約1年間繰り返した
- 43 書くことは「ゆっくり話す練習」にもなる
- 44 を確認できる
- 45 音読・シャドーイングは「アウトプット」と一括りにしない
- 46 シャドーイングや音読は「モデルを再現する練習」
- 47 僕自身も音読をかなりやった
- 48 これを長く続けた
- 49 でも音読だけでは「自由会話」は完成しない
- 50 まで自分で決める
- 51 両方やる
- 52 同じ内容を繰り返すことも、流暢さの練習になる
- 53 これも有効です
- 54 僕自身も同じテーマを何度も話してきた
- 55 でも何十回も話すと
- 56 少し変えてもう一度話す
- 57 昨日:
- 58 こうやって負荷を変える
- 59 初心者・中級者・上級者を固定的に分けすぎない
- 60 初心者にもアウトプットは必要
- 61 ただし、使える材料が少ないのでインプット比率は高め
- 62 中級者は「知っているのに使えない」を減らす
- 63 英文は理解できる
- 64 の比率を増やす
- 65 ここが大事になります
- 66 上級者もインプットは終わらない
- 67 など、新しいインプットが必要になる
- 68 はあります
- 69 日本の学校英語を勉強したから「中級者」とは限らない
- 70 とは言えません
- 71 今、実際に何ができるか
- 72 僕自身も「知識」と「使用能力」が大きくズレていた
- 73 まさにこのズレです
- 74 第二言語習得から考える初心者の学び方
- 75 基本文法も大切
- 76 自分の話に使う
- 77 に答える
- 78 初心者のサイクル
- 79 これで十分です
- 80 第二言語習得から考える中級者の学び方
- 81 毎回
- 82 ここから一段上げる
- 83 そして発話を記録・見える化する
- 84 ということがあります
- 85 次回
- 86 中級者は「量+改善」
- 87 この意識が重要です
- 88 第二言語習得から考える上級者・ビジネス層の学び方
- 89 こうした力が必要になる
- 90 など、本番に近いタスクを使う
- 91 僕が企業研修で感じたのもここ
- 92 急に止まる
- 93 だから本番に近い練習が必要
- 94 学習目的から逆算します
- 95 フィードバックは「全部直す」必要もない
- 96 すると
- 97 例えば今日は3つ
- 98 まずそこを直す
- 99 フィードバックは「受けた量」ではなく「次に使えたか」
- 100 より
- 101 僕なら、こちらを重視します
- 102 RYO英会話ジムで「発話の見える化」を重視する理由
- 103 を覚えていないことも多い
- 104 見える化すると
- 105 そして音読
- 106 これが僕たちが重視している流れ
- 107 第二言語習得研究をそのまま教室へコピーしているわけではない
- 108 があります
- 109 この3つを見ながら
- 110 ツールは「目的」ではなくサイクルの一部として使う
- 111 でも大切なのは「どのアプリを使うか」ではない
- 112 役割が違う
- 113 学習サイクルのどこに使う?
- 114 ツール同士をつなげる
- 115 モチベーションより「続けられる仕組み」を作る
- 116 という人はほとんどいません
- 117 普通にありました
- 118 例えば
- 119 長期目標は、短期目標に分ける
- 120 そこで
- 121 ここまで落とす
- 122 「英語が伸びているか」は過去の自分と比較する
- 123 今
- 124 今
- 125 これが成長です
- 126 僕自身が遠回りして気づいたこと
- 127 文法を勉強する
- 128 少し出るようになる
- 129 英語を使わざるを得ない
- 130 教材を書く
- 131 企業研修に関わる
- 132 こういう経験が全部つながって
- 133 「使う→課題を見つける→修正する→また使うこと」
- 134 英会話を伸ばすなら「学習」と「実践」を分けすぎない
- 135 使って困ったら
- 136 この往復
- 137 1日30分なら、こんな学習サイクルでもいい
- 138 5分|使いたい英語を選ぶ
- 139 5分|声に出す
- 140 別の日に実際の会話で再利用する
- 141 より
- 142 まとめ|第二言語習得から学べるのは「魔法の勉強法」ではなく学習サイクル
- 143 ただ、実践へ落とし込むと見えてくるものがあります
- 144 そして、またインプットへ戻る
- 145 僕自身も、結局このサイクルを何年も回してきた
- 146 さまざまな方法を経験しました
- 147 だから「英語をたくさん勉強しているのに話せない」という人へ
- 148 と確認してみてください
- 149 添削を受けっぱなしなら
- 150 それだけでも、英語学習の質はかなり変わります
- 151 それを考えるための地図として使う
結論|英会話は「インプット→アウトプット」で終わらない
最初に結論です。
英会話を伸ばす流れを、
僕なら次のように考えます。
1|理解できる英語に触れる
聞く。
読む。
2|自分で英語を使ってみる
話す。
書く。
3|言えない・分からない場所に気づく
「この単語が出ない」
「この文法が怪しい」
「相手の質問を聞き取れなかった」
4|フィードバックやインプットで修正する
より自然な表現。
正しい文法。
発音。
言い換え。
5|修正した英語を練習する
音読。
書き直し。
再発話。
6|別の場面でもう一度使う
実際の会話。
オンライン英会話。
仕事。
ロールプレイ。
このサイクルを何度も回す
第二言語習得研究でも、インプットだけでなく、相互作用やアウトプットがどのように学習へ関係するのかが長く研究されています。近年の実践的なSLAの整理でも、input・interaction・outputはいずれも重要な要素として扱われています。
そもそも「第二言語習得」とは?
第二言語習得、
英語では、
Second Language Acquisition(SLA)
と呼ばれます。
簡単に言えば
母語以外の言語を、
人がどのように学び、
理解し、
使えるようになっていくのかを研究する分野です。
「第二言語習得理論」という一つの理論があるわけではない
ここは、
元の記事から修正したいところです。
実際には
インプット。
アウトプット。
相互作用。
気づき。
フィードバック。
タスク。
認知処理。
社会的なやり取り。
など、さまざまな観点から研究されています
だから、
「第二言語習得理論では、まずインプットして、そのあとアウトプットすればいい」
と単純化しすぎないほうがいいです。
英語学習は一直線ではなく、循環している
例えば、
新しい表現を聞く。
↓
意味が分かる。
↓
自分でも使ってみる。
↓
間違える。
↓
修正される。
↓
もう一度使う。
その結果
以前は、
「聞けば分かる英語」
だったものが、
「自分から使える英語」
へ変わっていきます。
僕が中学生のころに経験した「知っているのに話せない」
僕がこの違いを最初に感じたのは、
かなり早い時期でした。
中学生のころ
僕の家には、
アメリカ人女性のシャーリーさんが、
約1年間ホームステイしていました。
家には毎日のように英語があった
英語の会話。
アメリカの料理。
音楽。
文化。
でも僕は
ほとんど話せませんでした。
学校では英語を勉強していた
テスト前には、
単語も文法も覚えていました。
なのに
目の前の英語話者とは、
会話できない。
そこで初めて疑問を持った
「学校でこんなに英語を勉強しているのに、
なんで実際には使えないんだろう?」
そこから
教科書の英文を、
かなり声に出して読むようになりました。
すると、少しずつ口から出る英文が増えた
今振り返ると、
これが僕にとって、
「知識としての英語」と「使える英語」は違う
と気づいた原点だったと思います。
インプットは必要|でも「聞き流すだけ」とは違う
英語を話せるようになるには、
当然、
英語そのものを知らなければいけません。
単語
文法。
フレーズ。
発音。
話の組み立て方。
これらはインプットから学ぶ
第二言語習得研究でも、
書き言葉・話し言葉を含むインプットの重要性は、
さまざまな理論で共有されています。
ただし「大量に聞けば自然に話せる」とは限らない
ここは重要です。
映画を100時間見る
Podcastを毎日聞く。
英文を大量に読む。
もちろん意味はあります
語彙。
表現。
音。
英語の構造。
に触れられます。
でも
理解している英語と、
自分から話せる英語は、
完全には一致しません。
僕自身もそうだった
CD教材を聞く。
英文を読む。
文法を勉強する。
これによって
理解できる英語はかなり増えました。
でも、それだけでは会話の瞬発力は十分に伸びなかった
実際に、
自分で英文を作る。
質問に答える。
人と話す。
これを始めて
「英語を使う」という別の難しさに気づきました。
理解できるインプットを選ぶ
例えば初心者が、
専門家向けの英語ニュースを聞いて、
ほとんど理解できない。
それより
大まかな内容を理解できる素材から始めるほうが、
学習しやすいです。
初心者なら
短い会話。
簡単なストーリー。
学習者向けの動画。
日常表現。
中級なら
YouTube。
ニュース。
Podcast。
ドラマ。
仕事関連の記事。
自分が「意味を追える」ものを中心にする
難しいものへ挑戦すること自体が、
目的ではありません。
アウトプットの本当の役割は「知識を使うこと」だけではない
英語を話す。
英語を書く。
これを
「覚えた知識を定着させるため」
だけだと考えている人も多いと思います。
でも、アウトプットにはもう一つ重要な役割がある
自分が何を知らないかに気づくこと
です。
例えば
頭の中では、
「昨日その会議に参加する予定だった」
と言いたい。
でも
英語が出ない。
この瞬間
初めて、
「この言い方を知らない」
と気づきます。
読んでいるだけでは気づかなかった穴が見える
これが、
アウトプットの大きな価値です。
アウトプットによって学習者が自分の言語上の問題へ注意を向ける可能性は、Output Hypothesisの「noticing function」として研究されてきました。2026年に発表された研究でも、特定の条件下で、アウトプットが注意や気づきを通して学習に関係する可能性が報告されています。
僕自身、オンライン英会話で「知らないこと」に気づいた
僕はオンライン英会話を、
1年以上かなり使いました。
そこで何度も経験したのが
「頭の中では言いたいことがある」
でも、
英語にならない。
そこで調べる
講師へ聞く。
修正してもらう。
そして
次にまた使う。
この繰り返し
単純に、
25分話したから伸びた。
だけではない
話したことで、自分の穴が見えた
ことも大きかったと思います。
「話す量」だけ増やしても伸びにくい理由
では、
毎日英会話をすればいいのか?
必ずしもそうではありません
例えば、
毎日、
同じ表現。
同じ文法。
同じ間違い。
これだけで会話を続ける
すると、
発話量は増えます。
でも
新しい英語が増えないこともあります。
だから「話す→気づく→直す」が必要
例えば、
<your>
He go to the office every day.
修正
<revised>
He goes to the office every day.
ここで
「あ、三単現ですね」
で終わらない。
声に出す
He goes to the office every day.
別の文
She works from home.
My son likes this game.
そして次回また使う
この再利用まで、
つなげます。
フィードバックは「間違い探し」ではない
第二言語学習では、
corrective feedback、
つまり、
学習者の誤りに対するフィードバックも、
長年研究されています。
フィードバックには
明示的に正解を伝える。
言い直して返す。
学習者自身に修正させる。
など、さまざまな方法がある
研究でも、口頭のcorrective feedbackと第二言語の文法発達との関係は幅広く検討されており、効果はフィードバックの方法や学習者、対象となる言語項目などによって変わり得ます。
だから「ネイティブに直してもらえばOK」ではない
まず、
フィードバックする人が、
英語母語話者である必要はありません。
大切なのは
正確に問題を把握できること。
分かりやすく説明できること。
学習者が修正内容に気づけること。
そして何より、フィードバック後に何をするか
講師:
「ここはこう言います」
学習者
「なるほど」
終了
では、
次回また同じミスが出ることがあります。
そこで
修正文を見る。
↓
声に出す。
↓
自分で作り直す。
↓
次回使う。
ここまでつなげる
僕が教材開発で実感した「書く→直す→また使う」の強さ
20代半ばごろ、
僕は英会話教材の会話文を作る仕事をしていました。
フィリピン人スタッフと
会話文を作る。
最初はかなり時間がかかった
「この表現で自然かな?」
「文法は合っている?」
「この場面なら何と言う?」
と、
毎回確認していました。
自分で書く
↓
チェックしてもらう。
↓
修正する。
これを約1年間繰り返した
すると、
以前なら迷っていた英文を、
かなり速く作れるようになりました。
面白かったのは
ライティングだけではなく、
スピーキングでも英文が出やすくなったことです。
書くことは「ゆっくり話す練習」にもなる
会話だと、
数秒で英文を作る必要があります。
ライティングなら
少し時間を使って、
文法。
語彙。
語順。
を確認できる
そこで正しい英文を作り、
音読し、
あとで会話でも使う。
僕は
書く→添削→音読→話す
という流れは、
かなり強いと感じています。
音読・シャドーイングは「アウトプット」と一括りにしない
元の記事では、
シャドーイングを、
アウトプット練習として紹介していました。
ただ
自由に自分の考えを産出する会話とは、
少し役割が違います。
シャドーイングや音読は「モデルを再現する練習」
英語の音。
リズム。
語順。
フレーズ。
を口で再現する
これは、
かなり役立つ練習です。
僕自身も音読をかなりやった
20代前半のころ、
CD教材の英文を、
何度も声に出しました。
聞く
↓
真似する。
↓
読む。
↓
また言う。
これを長く続けた
その経験は、
今の発音や流暢さの土台になっていると思っています。
でも音読だけでは「自由会話」は完成しない
音読では、
言う内容がすでにあります。
会話では
何を言う?
どんな単語を選ぶ?
相手の質問にどう返す?
まで自分で決める
だから、
音読。
シャドーイング。
+
自分で英文を作る。
人と話す。
質問へ答える。
両方やる
ここが重要です。
同じ内容を繰り返すことも、流暢さの練習になる
毎回、
違うテーマを話す必要はありません。
むしろ
同じ内容を、
何度か話す。
これも有効です
日本人英語学習者を含む研究では、同じ発話タスクを繰り返すことで、少なくとも直後の発話速度など流暢さの指標に改善が見られています。
僕自身も同じテーマを何度も話してきた
自己紹介。
仕事。
日本。
旅行。
家族。
海外生活。
最初は
考えながら話していた。
でも何十回も話すと
かなり自動的に出てくる。
だから
「前に話したから、もう練習する意味がない」
ではありません。
少し変えてもう一度話す
昨日:
30秒。
今日:
1分。
昨日:
簡単な説明。
今日:
理由や具体例も入れる。
こうやって負荷を変える
初心者・中級者・上級者を固定的に分けすぎない
元の記事では、
初心者=インプット。
中級=アウトプット。
上級=高度な会話。
と分けていました
でも、
実際はもう少し複雑です。
初心者にもアウトプットは必要
例えば、
My name is…
I like…
I went…
のような、
簡単な英語で構いません。
最初から
話す。
ただし、使える材料が少ないのでインプット比率は高め
基礎語彙。
基本文法。
頻出フレーズ。
をかなり増やします
中級者は「知っているのに使えない」を減らす
この層は、
僕が現在かなり多く見るところです。
TOEICなら
600〜800点程度。
英文は理解できる
でも、
会議や会話になると、
簡単な英語しか出ない。
ここでは
アウトプット。
フィードバック。
再利用。
の比率を増やす
「もっと英語を勉強する」
だけでなく、
今持っている知識を
使える状態へ変える。
ここが大事になります
上級者もインプットは終わらない
上級者になると、
インプット不要。
ではありません
むしろ、
専門語彙。
細かなニュアンス。
自然な言い回し。
高度な文章構成。
など、新しいインプットが必要になる
だから、
どのレベルでも、
インプット
アウトプット。
フィードバック。
はあります
違うのは、
比率と難易度
です。
日本の学校英語を勉強したから「中級者」とは限らない
これも、
元の記事から修正したいところです。
学校で文法や単語を習った
だから、
全員中級。
とは言えません
覚えている量。
聞き取り。
発話。
使ってきた経験。
には個人差があります
だから、
「何年間勉強したか」
ではなく、
今、実際に何ができるか
を見るほうがいいです。
僕自身も「知識」と「使用能力」が大きくズレていた
学校では、
文法問題を解いていた。
でも
ホームステイしていたアメリカ人とは、
ほとんど話せなかった。
まさにこのズレです
第二言語習得から考える初心者の学び方
初心者は、
まず、
よく使う英語を増やします。
例えば
自己紹介。
仕事。
家族。
趣味。
日常生活。
基本文法も大切
be動詞。
一般動詞。
過去形。
未来。
疑問文。
これを
問題集だけで終わらせず、
自分の話に使う
例えば、
過去形なら、
文法問題
ではなく
What did you do yesterday?
に答える
I worked from home.
I went out with my family.
このように
知識と会話を早くつなげます。
初心者のサイクル
簡単な英語を学ぶ。
↓
真似して声に出す。
↓
自分について話す。
↓
間違いを直す。
↓
また話す。
これで十分です
第二言語習得から考える中級者の学び方
中級者でよくあるのが、
英語を知っているのに、話すと簡単な表現ばかり
という状態です。
例えば
意見を聞かれた。
毎回
I think it’s good because it’s important.
文法的には問題ない
でも、
いつも同じ。
ここから一段上げる
例えば、
意見+理由+具体例。
または
新しく覚えたフレーズを、
その日の会話で使う。
そして発話を記録・見える化する
自分では、
かなり話せた気がする。
でも見返すと
同じ単語。
同じ文法。
同じミス。
ということがあります
ここから、
課題を一つ決めます。
例えば
今日は、
because以外で理由を説明する。
次回
反対意見を一度言う。
次
回答を3文まで広げる。
中級者は「量+改善」
ただ話すだけではなく、
毎回、
少し変える。
この意識が重要です
第二言語習得から考える上級者・ビジネス層の学び方
上級者になると、
「話せるかどうか」
だけではなくなります。
例えば会議
結論を先に言う。
理由を説明する。
相手の意見を要約する。
反対意見を柔らかく伝える。
突然の質問へ対応する。
こうした力が必要になる
これは、
単語帳や文法問題だけでは、
なかなか鍛えにくい。
だから
模擬会議。
プレゼン。
Q&A。
ロールプレイ。
など、本番に近いタスクを使う
第二言語教育でも、意味のあるタスクや相互作用を使った学習は重要な研究・教育領域となっています。
僕が企業研修で感じたのもここ
プレゼン原稿は、
かなり流暢に読める。
でも
そのあと、
予想外の質問が来る。
急に止まる
このケースは、
珍しくありませんでした。
なぜなら
準備した英語を再現する力と、
その場で理解して返す力は、
同じではないからです。
だから本番に近い練習が必要
「仕事で英語を使いたい」
なら、
仕事を想定した英語を使う。
学習目的から逆算します
フィードバックは「全部直す」必要もない
例えば、
25分のレッスン。
ミスが20個あった
全部直す。
すると
何を復習すればいいか、
分からなくなることもあります。
僕なら
重要な課題を絞ります
例えば今日は3つ
三単現。
時制。
よく使う不自然な表現。
まずそこを直す
フィードバックの気づきや処理は、誤りの種類、フィードバックの目立ちやすさ、学習者の習熟度や注意など複数の要因に左右されることも指摘されています。
フィードバックは「受けた量」ではなく「次に使えたか」
100個指摘された。
でも
次回すべて忘れた。
より
3個直された。
次回
3個とも意識して使った。
僕なら、こちらを重視します
RYO英会話ジムで「発話の見える化」を重視する理由
英会話の難しいところは、
話した英語が、
その瞬間に消えてしまうことです。
自分では
何を間違えた?
どんな表現を使った?
を覚えていないことも多い
だから、
発話を見える形にする。
例えば
<your>
I joined to the meeting yesterday.
見える化すると
「あ、本当にtoを入れてる」
と分かる。
修正
<revised>
I joined the meeting yesterday.
そして音読
最後に、
別の文で再利用。
例えば
I joined an online meeting this morning.
これが僕たちが重視している流れ
発話
↓
見える化
↓
添削
↓
音読
↓
再アウトプット
第二言語習得研究をそのまま教室へコピーしているわけではない
ここも、
大事にしたい部分です。
研究には
対象。
条件。
測定方法。
があります
「研究で効果があった」
=
「全員に、この方法だけやればいい」
ではありません
僕自身の経験。
これまで見てきた学習者。
第二言語習得研究。
この3つを見ながら
実践へ落とし込んでいます
ツールは「目的」ではなくサイクルの一部として使う
元の記事では、
Duolingo。
TED。
Anki。
Grammarly。
などを並べていました
どれも用途によっては便利です。
でも大切なのは「どのアプリを使うか」ではない
例えば、
Ankiなら、
語彙の復習。
動画なら
リスニングや表現収集。
AIや添削ツールなら
英文の確認。
オンライン英会話なら
実際のアウトプット。
役割が違う
だから、
一つのツールですべてを解決しようとしない。
学習サイクルのどこに使う?
を考えます。
例えば
YouTubeで表現を知る。
↓
オンライン英会話で使う。
↓
言えなかったところを添削。
↓
修正版を音読。
↓
次回もう一度使う。
ツール同士をつなげる
このほうが、
かなり学習として強くなります。
モチベーションより「続けられる仕組み」を作る
英語学習では、
モチベーションももちろん大切です。
でも
毎日、
やる気満々。
という人はほとんどいません
僕自身も、
約20年ずっと高いモチベーションで勉強してきたわけではありません。
やる気が高い時期
低い時期。
普通にありました
だから、
モチベーションだけに頼らない。
例えば
朝10分だけ。
移動中に聞く。
週2回会話する。
レッスン翌日に必ず復習。
のように
行動を決めます
長期目標は、短期目標に分ける
例えば、
「英語をペラペラにする」
だけだと
遠すぎます。
そこで
今月:
会話で理由まで説明できる。
今週:
新しい表現を3つ使う。
今日:
昨日直された英文を5回読む。
ここまで落とす
すると、
今日何をするかが分かります。
「英語が伸びているか」は過去の自分と比較する
3ヶ月前。
質問されると
一文で終了。
今
理由まで言える。
以前
聞き返せなかった。
今
Do you mean…?
と確認できる。
これが成長です
テストスコアだけではなく、
できる行動が増えたか
を見ることも大切です。
僕自身が遠回りして気づいたこと
僕は、
最初から効率よく英語を学べたわけではありません。
学校英語
でも話せない。
文法を勉強する
でも話せない。
CD教材を聞く
音読する。
少し出るようになる
オンライン英会話。
自分の穴が大量に見つかる
海外へ行く。
英語を使わざるを得ない
間違える。
直す
また使う。
教材を書く
添削される。
また書く
話す。
企業研修に関わる
「英語が分かる」と、
「英語で仕事ができる」の違いを見る。
こういう経験が全部つながって
今は、
英語学習を、
「知識を増やすこと」
だけではなく
「使う→課題を見つける→修正する→また使うこと」
だと考えています
英会話を伸ばすなら「学習」と「実践」を分けすぎない
今日は勉強。
いつか話せるようになったら、
英会話。
ではなく
覚えたら、
少し使う。
使って困ったら
また勉強する。
そして
また使う。
この往復
僕は、
これがかなり重要だと思っています。
1日30分なら、こんな学習サイクルでもいい
例えば、
社会人なら、
10分|インプット
動画。
Podcast。
英文。
5分|使いたい英語を選ぶ
フレーズを2〜3個。
5分|自分の文章を作る
仕事。
生活。
自分の意見。
5分|声に出す
音読。
何も見ずに再現。
5分|ミニアウトプット
独り言。
録音。
AIとの会話。
オンライン英会話。
別の日に実際の会話で再利用する
30分全部、
インプット。
あるいは
30分全部、
フリートーク。
より
一つのサイクルにすると、
学習目的が明確になります。
まとめ|第二言語習得から学べるのは「魔法の勉強法」ではなく学習サイクル
第二言語習得研究には、
さまざまな理論や考え方があります。
だから
「この方法だけやれば話せる」
という単純な結論にはできません。
ただ、実践へ落とし込むと見えてくるものがあります
1|理解できる英語に触れる
インプット。
2|自分で使ってみる
アウトプット。
3|言えないところに気づく
noticing。
4|修正する
feedback。
5|声に出して練習する
practice。
6|別の場面でもう一度使う
reuse。
そして、またインプットへ戻る
この循環です。
僕自身も、結局このサイクルを何年も回してきた
中学生のころ、
学校英語を勉強しているのに、
ホームステイしていたアメリカ人と話せなかった。
そこから
音読。
会話。
留学。
海外生活。
仕事。
教材開発。
添削。
さまざまな方法を経験しました
でも、
最終的に共通していたのは、
英語を知る
↓
使う。
困る
↓
学び直す。
もう一度使う
という流れでした。
だから「英語をたくさん勉強しているのに話せない」という人へ
勉強量だけではなく、
最近覚えた英語を使った?
話して困った場所を確認した?
直された英語をもう一度口から出した?
次の会話でもう一度使った?
と確認してみてください
もし、
インプットだけで止まっているなら、
少し話す。
話しっぱなしなら
少し振り返る。
添削を受けっぱなしなら
音読して再利用する。
自分の学習サイクルの
止まっている場所を一つ動かす。
それだけでも、英語学習の質はかなり変わります
第二言語習得の知識は、
難しい研究用語を覚えるためではありません。
自分が今
何を学び、
どこで止まり、
次に何をすべきなのか。
それを考えるための地図として使う
僕は、
それが英語学習者にとって、
一番実用的な第二言語習得の使い方だと思っています。







































