- 1 「Stay up」の意味と基本の使い方
- 2 「Stay up」って“滞在する”のこと?勘違いから学んだ大切なこと
- 3 よくある2つの意味
- 4 注意したいポイント
- 5 「Stay up」の具体的な使い方シーン
- 6 まとめ
- 7 英語は「正解よりも、まずアウトプット」から変わりはじめる
- 8 会話例①:夜更かしの話
- 9 会話例②:誰かを待っていた時
- 10 会話例③:ポジティブな姿勢を保つ
- 11 自然に使うコツと具体例
- 12 音声を聞いて練習しよう
- 13 よくあるNG表現とその理由
- 14 まとめ:正しく覚えるコツ
- 15 【練習クイズ】次の文の空欄に入る最も自然な表現を選びましょう。
- 16 実践的な練習問題
- 17 「stay up」と似た意味の表現
- 18 関連語彙・フレーズ
- 19 まとめ:使い分けのヒント
- 20 まとめ:多用途で便利な表現「stay up」
「Stay up」の意味と基本の使い方
こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです!
英会話でよく出てくる表現「stay up」は、実は一つの意味だけでなく、使う場面によってさまざまな意味があります。
よく知られている「夜更かしする」という意味だけでなく、「物事を持続させる」「立ち続ける」といった意味でも使われるんです。
この記事では、「stay up」の主な意味と使い方をわかりやすく紹介していきます!
「Stay up」って“滞在する”のこと?勘違いから学んだ大切なこと
実は僕も英語を学び始めた頃、「stay up」という表現を聞いて、「どこかに滞在するのかな?」と思ってしまったことがあります。
授業中、先生がこう言ったんです。
“I stayed up until midnight.”
それを聞いた僕は、心の中で「え?どこに“up”してたんだろう?高層ビルの上の階にでも泊まったのかな?」と本気で思い込みました(笑)
もちろんそのあと、「stay up」は“夜遅くまで起きている”という意味だと教わって、なるほど!とスッキリ。
この時の経験から学んだのは、英語は単語を直訳しても意味が通じないことがあるということ。そして、文全体の流れや状況から意味をつかむ「感覚」がとても大事だということです。
恥ずかしい勘違いも、あとから思えば貴重な学び。
あなたも「ん?どういう意味だろう?」と思った時は、ぜひそのままにせず調べてみてください。それが一番の成長のチャンスです!
ちなみに、「stay up」とは別の表現ですが、「stay」が含まれるユニークな英語表現として、最近よく耳にする 「staycation」 もおすすめです。
興味がある方は、こちらの記事で詳しく解説しています👇
👉 「staycation」の意味とその使い方をわかりやすく解説
よくある2つの意味
① 起きている(夜更かし)
「stay up」は、眠らずに起きている状態を指します。たとえば、勉強や仕事、映画鑑賞などで寝るのが遅くなるときによく使います。
✅ 例:I stayed up until 2 a.m. studying for the test.
(試験勉強で夜中の2時まで起きてたよ)
「stay up late」はよく使われる表現で、「late(遅く)」がなくても意味は伝わりますが、セットで覚えると自然です。
📝 より詳しく言いたいときは「stay up late at night」もOK!
② 維持する/持ちこたえる
「stay up」は比喩的に、「立っている」や「保つ」といった意味でも使われます。
たとえば、困難な状況でも前向きな気持ちを保ちたいときや、プロジェクトの品質をキープしたいときなどです。
✅ 例:We need to stay up through these hard times.
(この困難な時期を乗り越えなければならない)
注意したいポイント
「stay up」は便利な表現ですが、使う文脈がとても大切です。
- 「夜更かし」という意味で使うとき、健康に悪い印象を与えることもあるので使いすぎには注意。
- 「立ち続ける」「保つ」といった意味で使うときは、その意図が伝わる文脈であることが大切です。
また、”stay up”のあとに動名詞(〜ing)が続くことがありますが、これは「in」が省略された形。
例:stay up waiting for me(=stay up in waiting for me)
→「私を待ちながら起きている」
「Stay up」の具体的な使い方シーン
夜更かしして作業をするとき
試験前、仕事の締め切り前など、眠る時間を削って頑張るときに使います。
✅ I stayed up all night working on the project.
(プロジェクトで徹夜したよ)
状況や感情を維持したいとき
何かを持続させたい、維持したいときの「stay up」は、努力や意志の強さを表します。
✅ Let’s stay up and keep pushing forward!
(前に進み続けよう!)
落ち込んでいる人を支えたいとき
誰かが元気をなくしているとき、そばにいてあげる・支えてあげる気持ちを表すこともできます。
✅ I stayed up talking with her because she was feeling down.
(彼女が落ち込んでたから、夜通し話をしたよ)
まとめ
「stay up」は、単なる「夜更かし」だけではなく、感情や状態を保つ意味でも使える、とても便利な表現です。
- 夜遅くまで起きている
- 困難な状況でも前向きでいる
- 誰かを支えたいときの共感の気持ち
こうしたニュアンスを理解しておくことで、自然で深みのある英会話ができるようになります。
ぜひ、実際の会話で使ってみてくださいね!
英語は「正解よりも、まずアウトプット」から変わりはじめる
「stay up」のような表現も、知識として覚えただけではなかなか自分の言葉にはなりません。
実際に声に出して、使ってみて、間違えて、修正して、ようやく“使える英語”に変わっていくんです。
RYO英会話ジムでは、そんな“アウトプットの練習の場”と“間違いをチャンスに変える仕組み”を大切にしています。
実際に受講された生徒さんの中には、
「間違いをその場で可視化&フィードバックしてもらえるから、思考も整理されて英語の感覚がつかめてきた」
「英語を話すこと自体が怖くなくなった」
といった声も多数いただいています。
“英語ができないから話せない”のではなく、
“話さないからできるようにならない”のだとしたら――
今こそ、一歩踏み出してみませんか?
会話例①:夜更かしの話
A: You look tired. Did you stay up late last night?
B: Yeah, I stayed up studying for tomorrow’s presentation.
A: 疲れてるみたいだけど、昨日夜更かしした?
B: うん、明日のプレゼンのために勉強しててさ。
👉 ポイント:「stay up late」は「夜遅くまで起きていた」の定番表現。相手を気遣う表現とも相性がよく、会話の導入にピッタリ。
会話例②:誰かを待っていた時
A: Sorry I got home so late!
B: It’s okay. I stayed up waiting for you.
A: 遅く帰ってきてごめんね!
B: 大丈夫。あなたを待って起きてたよ。
👉 ポイント:「stay up + 〜ing」で「〜しながら起きている」という表現が自然。気持ちを伝えるあたたかい言い回しに。
会話例③:ポジティブな姿勢を保つ
A: Things are tough these days.
B: I know. But let’s try to stay up and stay positive.
A: 最近つらいこと多いよね。
B: わかる。でも、前向きでいようよ。
👉 ポイント: 比喩的に「気持ちを保つ・立ち直る」という意味で使うのが英語らしい使い方。ポジティブな励ましとして◎。
自然に使うコツと具体例
① 夜の話題でサラッと使う
コツ: 週末明けの会話や、友達との雑談の中で「昨日寝るの遅くて…」という場面は頻出!
✅ I stayed up binge-watching Netflix.
ネットフリックス見すぎて夜更かししちゃった。
② 「〜しながら起きてた」で感情を伝える
コツ: 「待ってたよ」「話を聞いてたよ」など、相手に寄り添う気持ちを表現したいときに最適。
✅ I stayed up talking with her all night.
彼女とずっと話してて夜通し起きてたよ。
③ メンタルやモチベーションに使うと英語っぽい!
コツ: ただの夜更かしではなく、「頑張り続ける」ニュアンスで使うと一気に表現が深まります。
✅ Let’s stay up and not give up now!
今はあきらめずに踏ん張ろう!
音声を聞いて練習しよう
昨日午前3時に寝たという友人に理由を聞くと…
映画を見るために夜更かししたんだ。
期末試験当日に友人へ何時まで勉強したか聞くと…
徹夜したよ。
妻に…
遅くに帰宅するから遅くまで起きて待ってなくていいよ。
なぜそんなに疲れているのか聞かれて…
昨晩夜遅くまで起きてたからね。
よくあるNG表現とその理由
❌ NG①:I stayed up at night.
👉 直訳のしすぎパターン
この表現でも意味はなんとなく伝わりますが、ネイティブはこの言い方をほぼ使いません。
英語では「夜更かしする」と言いたいときは、自然に “stay up late” や “stay up until midnight” などのように言います。
✅ 正しい例:
I stayed up late last night.
昨夜、夜更かししちゃった。
❌ NG②:I stayed up to 1 a.m.
👉 「to」と「until」の混同
「〜まで起きてた」と言いたいときに “to” を使うのは不自然です。時間までの継続を表す場合は “until” を使いましょう。
✅ 正しい例:
I stayed up until 1 a.m.
午前1時まで起きてた。
❌ NG③:I was stay up.
👉 be動詞と動詞の重複ミス
「I was stay up」は文法的に誤りです。“stay up”は動詞句なので、主語に直接つなげて使うのが正解です。
✅ 正しい例:
I stayed up.(過去形)
I’m staying up.(現在進行形)
❌ NG④:I stay uped for the game.
👉 動詞の変化のミス
「stay」の過去形はstayedです。よくありがちなのが「uped」と「stay」を別々に扱ってしまうパターン。
✅ 正しい例:
I stayed up for the game.
その試合のために起きてた。
❌ NG⑤:「stay up」を「どこかに泊まる」と誤解
👉 意味の取り違えによる誤用
「stay」という単語自体には「泊まる/滞在する」の意味がありますが、「stay up」となるとまったく別の意味(眠らずに起きている)になります。
たとえば:
❌ I stayed up in the hotel.
(文として間違いではないが、「ホテルの上の階に泊まった」というような意味になり、夜更かしの意味では伝わらない)
✅ 正しい表現:
I stayed up all night in the hotel.
(ホテルで徹夜した、という意味に)
まとめ:正しく覚えるコツ
- 「stay up」は一語の動詞句としてとらえる
- 「late」「until ○○」と一緒に使うと自然
- 「起きている」という意味であり、「滞在する」ではない
直訳ではなく、セットでフレーズとして覚えることがカギです!
【練習クイズ】次の文の空欄に入る最も自然な表現を選びましょう。
クイズ①
I have to finish this report by tomorrow morning, so I’ll probably ______ tonight.
A. stay in
B. stay up
C. stand up
D. get up
解説:「レポートを明日の朝までに仕上げなければならない」という状況なので、「夜遅くまで起きている=stay up」が最も自然です。他の選択肢は意味が合いません。
・stay in = 外出せず家にいる
・stand up = 立ち上がる
・get up = 起きる(朝など)
クイズ②
Which of the following sentences is grammatically correct?
A. I was stay up until 2 a.m.
B. I stayed up until 2 a.m.
C. I stay uped until 2 a.m.
D. I was stayed up until 2 a.m.
解説: 「stay up」の正しい過去形は「stayed up」。文法的にもシンプルな過去形で表すのが自然です。
・A:be動詞+動詞の原形 → ❌
・C:動詞の過去形の誤用(upedは存在しません)→ ❌
・D:受動態の誤用 → ❌
クイズ③
My little brother tried to ______ to wait for Santa Claus, but he fell asleep.
A. stay up
B. stay in
C. wake up
D. show up
解説: サンタを待つために「夜更かししようとした」という文脈なので、「stay up」がぴったり。他の表現は意味がズレています。
・stay in = 家にいる
・wake up = 目を覚ます
・show up = 現れる
クイズ④
「徹夜した」を英語で正しく表現しているのはどれ?
A. I stayed up all night.
B. I sleep up all night.
C. I got up all night.
D. I hold up all night.
解説: 「徹夜した」は最も一般的に「stay up all night」と表現されます。他の選択肢は文法的にも意味的にも不自然です。
・sleep up = 存在しない表現
・got up = 起きた(朝)
・hold up = 持ちこたえる/遅らせる
実践的な練習問題
- 友人が夜更かしをして勉強している場面で「stay up」を使って文を作ってください。
- 風が強い夜にテントを立てている場面で「stay up」を使って文を作ってください。
- 友人が夜更かしをして勉強している場面で「stay up」を使って文を作ってください。
- 解答例: “My friend had to stay up late to study for her finals; she’s really pushing herself to ace them.”
- 和訳: 「彼女は期末試験の勉強のために夜遅くまで起きていなければならなかった;本当にそれらを優秀な成績でクリアしようと頑張っているんだ。」
- 解説: この文では、「stay up」を使って、友人が試験のために夜遅くまで勉強している状況を描写しています。この表現は、勉強や仕事などの目的で夜遅くまで起きていることを示すのに適しています。
- 風が強い夜にテントを立てている場面で「stay up」を使って文を作ってください。
- 解答例: “We worked hard to make sure the tent would stay up throughout the windy night.”
- 和訳: 「私たちはテントが風の強い夜を通して立ち続けるように一生懸命働いた。」
- 解説: この例では、「stay up」を使って、風が強い中でもテントが倒れないようにするための努力を表現しています。この文脈での「stay up」は、物理的に何かを立たせ続けるという意味で用いられており、特にキャンプやアウトドア活動に関連する場面で役立ちます。
「stay up」と似た意味の表現
1. pull an all-nighter(徹夜する)
👉 特に勉強や仕事のために一晩中起きている時に使われる表現です。学生やビジネスパーソンにとって定番の英語です。
✅ 例文:
I pulled an all-nighter to finish the report.
レポートを仕上げるために徹夜した。
2. burn the midnight oil(夜遅くまで働く)
👉 少しフォーマルで比喩的な表現。夜遅くまで努力していることを強調したいときに使います。
✅ 例文:
She’s been burning the midnight oil lately.
彼女は最近、夜遅くまでずっと頑張ってるよ。
3. stay awake(眠らずに起きている)
👉 「stay up」と似ていますが、“目が覚めている状態”をより意識して表す表現です。睡魔と戦っている時などに使われることが多いです。
✅ 例文:
I could barely stay awake during the meeting.
会議中、眠気をこらえるのがやっとだった。
4. be wide awake(完全に目が覚めている)
👉 「起きている」だけでなく、「頭が冴えてる」というニュアンスが含まれます。夜遅い時間でも元気な様子を表したいときに便利です。
✅ 例文:
Even at midnight, he was wide awake.
夜中なのに、彼は全然眠くなさそうだった。
関連語彙・フレーズ
表現 | 意味・使い方 |
---|---|
night owl | 夜型人間。夜更かしが習慣の人に使うカジュアルな表現 |
late at night | 深夜(副詞句として「遅い時間に」) |
insomnia | 不眠症。stay upとは違い、寝たくても眠れない状態 |
sleep in | 朝寝坊する。stay upとセットで使われることも |
crash | 疲れてすぐ寝る(例:I crashed after the party.) |
jet lag | 時差ボケ。夜眠れない原因の一つとして登場することも |
まとめ:使い分けのヒント
表現 | ニュアンス |
---|---|
stay up | 夜更かし全般に使えるカジュアルな定番表現 |
pull an all-nighter | 特定の目的(試験、仕事)で徹夜する |
burn the midnight oil | 努力・勤勉さを強調(ややフォーマル) |
stay awake | 寝落ちしそうな状況で「起きている」状態を表す |
wide awake | 眠気ゼロ!元気に起きてる |
まとめ:多用途で便利な表現「stay up」
「stay up」は、英会話で非常によく使われる表現で、主に2つの意味があります。
- 夜更かしする(起きている)
- 物事を維持する・気持ちを保つ(比喩的)
また、「pull an all-nighter」や「burn the midnight oil」といった似た表現もあり、状況によって使い分けができます。
日本人学習者には「滞在する」と混同したり、「to」と「until」の誤用などのミスもよく見られますが、文脈とセットで覚えることで自然に使えるようになります。
失敗を恐れず、表現を感覚で覚えて実践していくことが上達のコツ。
「stay up」をマスターして、より表現力豊かな英語を身につけましょう!
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