こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
今回は「tiring」の意味と使い方について解説します。
「tired」は知っていても、「tiring」にはまだ自信がない…という方も多いのではないでしょうか?
2つの違いをしっかり理解することで、自然な英語表現ができるようになりますよ!
それでは早速見ていきましょう。
やってしまった…「I’m tiring.」って言ったら変な空気に?
英語学習中、私もこんな失敗をしたことがあります。
ある日、海外の友人とのZoomミーティング中、長時間の会話に少し疲れてきた私は、ついこう言ってしまいました。
“I’m tiring.”
すると、相手が一瞬フリーズ。
そして、「Wait… you’re tiring?」とちょっと笑いながら聞き返されてしまいました。
このとき初めて、“I’m tiring” は「私は人を疲れさせてる最中です」という意味になることを知りました…。
本当に言いたかったのは、
“I’m tired.”(私は疲れています)
ですよね。
たった一語の違いで、意味が180度変わってしまうのが英語の怖さでもあり、面白さでもあると実感しました。
この経験以来、「tired」は人の状態、「tiring」は物事の性質、と意識して使い分けるようにしています。
👉「うんざり」「もう限界!」の気持ちを英語で表現したいときは、こちらの記事も参考になります!
“I’m sick of it”の意味とその使い方
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「tiring」の意味とは?
「tiring」は“疲れさせる”ことを表す
「tiring」は「疲れさせるような」「しんどい」という意味の形容詞です。
人の気力や体力を奪うような物事に対して使います。
たとえば長時間の移動やマラソンのようなアクティビティが「tiring」です。
例文で覚える「tiring」
- The long hike was tiring.
長いハイキングは疲れるものでした。 - It’s a tiring job, but someone has to do it.
それはしんどい仕事だけど、誰かがやらなきゃならない。 - After a tiring day at work, I just want to relax.
疲れる一日の仕事が終わったら、ただリラックスしたい。 - Running a marathon is very tiring.
マラソンを走るのはとてもしんどいことです。
「tired」の意味とは?
「tired」は“疲れている状態”を表す
「tired」は「疲れた」「疲れている」という意味の形容詞。
何かをした“結果”として、自分や誰かが疲れを感じている状態を表します。
例文で覚える「tired」
- I feel very tired after the long meeting.
長い会議のあと、とても疲れを感じます。 - She looks tired because she didn’t sleep well last night.
彼女は昨夜よく眠れなかったので、疲れているように見えます。 - He’s tired from working all day.
一日中働いて、彼は疲れています。 - Are you tired? You should take a break.
疲れてる? 少し休んだ方がいいよ。
「tiring」と「tired」の違いは?
意味と使い方の違いを整理しよう
項目 | tiring | tired |
---|---|---|
意味 | 疲れさせる | 疲れている |
主語 | 活動・物事 | 人 |
タイミング | 原因・過程 | 結果 |
使い分けのコツ①:原因 vs 結果
- tiring:何かが疲れさせる原因
例:The long hike was tiring.(長いハイキングはしんどかった) - tired:何かをして疲れている結果
例:I am tired after the long hike.(長いハイキングのあと、疲れてます)
使い分けのコツ②:主語に注目
- tiring:疲れさせる「物・こと」が主語
例:This work is tiring.(この仕事は疲れる) - tired:疲れている「人」が主語
例:I am tired from this work.(この仕事で私は疲れている)
使い分けのコツ③:文脈で判断
- tiring:物事がどれくらい疲れさせるか伝えるとき
例:Studying for exams can be very tiring.(試験勉強はとても疲れる) - tired:人がどれくらい疲れているか伝えるとき
例:She looks tired because she stayed up late.(彼女は夜更かしして疲れてるみたい)
まとめ
「tiring」は疲れさせる側、「tired」は疲れている人の状態を表す言葉です。
この違いを押さえておけば、表現の幅がグッと広がりますよ!
英会話でよく出てくる形容詞なので、ぜひこの機会にマスターしましょう。
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この記事でもご紹介しているように、たった一語の違いで意味が大きく変わるのが英語。
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🤝 会話例:tiringとtiredのリアルな使い分け
会話例1:出張帰りのオフィスで
A: How was your business trip to Osaka?
B: It was good, but the schedule was really tiring. I had meetings from morning till night.
A: No wonder you look tired. You should take it easy today.
和訳:
A:大阪への出張はどうだった?
B:良かったよ。でもスケジュールが本当にしんどかった。朝から夜までずっと会議だったからね。
A:それは疲れて見えるわけだね。今日は無理しないで。
会話例2:試験勉強の休憩中に
A: I’ve been studying all night for the test.
B: Wow, that sounds tiring.
A: Yeah, I’m so tired right now. I just need a nap.
和訳:
A:一晩中テスト勉強してたんだ。
B:うわ、それしんどそうだね。
A:うん、今めちゃくちゃ疲れてるよ。仮眠したい。
💡 使いこなすためのコツ3選
①「疲れさせるのか」「疲れているのか」で考える
- 〇 tiring: 物事が人を疲れさせる → This job is tiring.(この仕事は疲れる)
- 〇 tired: 人が疲れている → I’m tired after this job.(この仕事の後で私は疲れている)
② 主語が「人」なら tired、「活動・物」なら tiring
- ❌ I’m tiring. → これは「私が誰かを疲れさせている」になってしまう不自然な表現
- ✅ I’m tired. → 正しく「私は疲れている」
③ 疲れる日常シーンをイメージして英語に変換
- 会議後 → That meeting was tiring. I’m so tired now.
(あの会議は疲れた。今すごく疲れてる) - 満員電車 → The commute was really tiring.
(通勤が本当にしんどかった)
これらを日常で意識していくことで、英語らしい感覚での表現が身につきますよ!
音声を聞いて練習しよう
子育てはどうか聞くと…
本当に疲れるね。
今日仕事はどうだったか聞くと…
今日は大変な1日だったよ。
同僚から今日のスケジュールを聞いて…
それはやる気をなくすスケジュールだね。
よくあるNG表現とその理由【tiring / tired 編】
❌ NG①:“I’m tiring.”(✖自分が疲れてるつもりで言ってしまう)
- ✅ 正しくは → “I’m tired.”(私は疲れている)
- 🔍 tiring は「疲れさせる側」なので、「私は他人を疲れさせている」という意味に。
- 📌【間違いやすさNo.1】→「-ing形だから今の状態を表す」と思いがち!
❌ NG②:“The work was tired.”(✖仕事が疲れてる?)
- ✅ 正しくは → “The work was tiring.”(その仕事は疲れるものだった)
- 🔍 tired は人など感情を持つ主語にしか使えません。物や仕事には使えない。
❌ NG③:“I’m so tiring today.”(✖私は今日は疲れさせる存在?)
- ✅ 正しくは → “I’m so tired today.”(今日はすごく疲れてる)
- 🔍 主語が「人」で、「疲れている状態」を表したいときは、必ず tired を使う。
❌ NG④:“That meeting was so tired.”(✖会議が疲れてるって?)
- ✅ 正しくは → “That meeting was so tiring.”(その会議はとても疲れるものだった)
- 🔍 tired は感情表現、会議や出来事などには tiring を使おう。
✅ ワンポイントまとめ
❌ よくある間違い | ✅ 正しい表現 | 理由・ポイント |
---|---|---|
I’m tiring. | I’m tired. | 「疲れている」は tired で表現 |
The job was tired. | The job was tiring. | 「疲れさせる」は tiring |
That meeting was tired. | That meeting was tiring. | 「会議が疲れさせる」は tiring |
これらのミスは「英語で状態を表すときに “-ing形を使えばいい」と思ってしまう」ことが原因の一つ。
主語が人なら tired、物事なら tiring という視点を持つだけで、一気にミスを防げます!
💡 tired / tiring の使い分けクイズ
クイズ①
I couldn’t sleep well last night, so I feel really ( ) today.
A. tiring
B. tired
「私はとても疲れている」という“人の状態”を表しているので「tired」が正解。
tiring を使うと「私は人を疲れさせる存在」という意味になってしまいます。
クイズ②
That online seminar was so ( ). I couldn’t focus after 10 minutes.
A. tiring
B. tired
「そのセミナーが疲れさせた」という意味なので、「tiring」が正解。
セミナーのような物事が主語のときは「tiring」を使います。
クイズ③
She looks ( ) because she was up all night working on the project.
A. tiring
B. tired
「彼女は疲れているように見える」と、人の状態を表しているので「tired」が正解。
クイズ④
I enjoy my job, but sometimes it can be really ( ).
A. tired
B. tiring
「その仕事が時々すごく疲れさせる」と言いたいので、「tiring」が正解です。
「疲れる仕事」のように活動や状況が主語の場合は「tiring」。
クイズ⑤
We were all ( ) after cleaning the house for three hours.
A. tiring
B. tired
「私たち全員が疲れていた」と、人の状態を表しているので「tired」が正解。
まとめ|「tired」と「tiring」の違いをマスターしよう!
「tired」は“疲れている人の状態”、「tiring」は“人を疲れさせる物事”を表す言葉です。
使い方を間違えると意味がまったく変わってしまうため、しっかり区別して使い分けることが大切です。
今回紹介した会話例やクイズ、よくある間違いを参考に、日常会話でもどんどんアウトプットして練習してみましょう。
失敗を恐れずに使っていくことが、「本当に使える英語」への近道です!
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