こんにちは!RYO英会話ジムのリョウです。
今回は、丁寧にお誘いを断るときに使える表現、
“I’ll see if I can” の意味と使い方についてお話します。
“see”と聞くと、まず「見る」という意味を思い浮かべますよね?
でも実は、会話の中ではまったく違う意味で使われることがよくあります。
よく知っている単語なのに、「あれ?意味がわからない…」と感じるときは、
意外な意味で使われている可能性が高いんです!
今回の記事を読むことで、あなたの語彙力がさらにレベルアップしますよ!
それではさっそく、見ていきましょう!
🤔 「え、見るって言ったよね?」“see”に混乱した英語学習の失敗談
英語学習を始めたばかりの頃、ネイティブ同士の会話を聞いていて、
“I’ll see if I can.” というフレーズが耳に入ってきました。
で、素直にこう思ったんです。
「ん?見るって何を? “見る”と“できるかどうか”ってどうつながるの?」と。
日本語で「見る」って視覚的な意味が強いですよね。
だから、“I’ll see” と言われると、「何かを目で見るのかな?」と思ってしまうんです。
でも実際は、“see” には「確認する」「様子をみる」「判断する」という抽象的な意味もあるんですよね。
🎯 ここでの失敗ポイントは…
この “see” を文字通り「見る」と受け取っていたせいで、
ネイティブの友達が “I’ll see if I can.” と言ったときに、僕はこう解釈してしまいました。
「え?できるか“見てから”やるって?どういうこと??」
で、「なんか話の流れ変じゃない?」って混乱してしまい、
話の後半にちゃんとついていけなかったんです(苦笑)。
💡 でも、そこからわかった大事なこと
- 英語の動詞は、「第一印象の意味」だけじゃない
- “see” には「確認する・様子をみる・判断する」といった幅広い意味がある
- 日本語にない感覚だからこそ、最初は混乱してOK!
この経験を通して、僕は「英語って“意味が広がる言葉”がたくさんあるんだ」と気づけました。
そしてそれからは、「単語の意味は1つじゃない」という意識で英語を聞けるようになったんです。
誰もが最初は戸惑います。でもその“モヤモヤ”が、英語力アップの入り口!
似たような経験、きっとあなたにもあるかもしれませんね😊
💡ちなみに、「if」と「whether」の違いが気になる方は、
こちらの記事もあわせて読むと理解がグッと深まります!
👉 「これで解決!」3つのポイントでわかる名詞節「if」と「whether」の使い分け
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“I’ll see if I can” の意味とは?
このフレーズの意味は、
「できるかどうか、ちょっと考えてみます(確認してみます)」というニュアンスです。
つまり、その場ですぐに「やる」とも「やらない」とも言わず、ちょっと様子を見たいときに使われます。
“see” は「見る」じゃない?
この表現の中での “see” は、ふつうの「見る」ではなく、
「調べてみる・探してみる」= find out に近い意味です。
なので、直訳すると
「できるかどうかを探ってみる → 頑張ってみる」
というニュアンスになります。
どんなときに使う?
たとえば、誰かに誘われたけど、今すぐは答えられないとき。
やんわり断りたいけど、ハッキリ「NO」と言いたくないときにもピッタリです。
✅ 例:
A: Want to grab dinner tonight?(今夜ご飯行かない?)
B: I’ll see if I can.(行けるかちょっと見てみるね)
このように言えば、やさしく・丁寧に断っているような雰囲気になります。
ただし、100%断っているわけではないので、使う相手や状況に応じて判断しましょう。
ポイントまとめ
- “I’ll see if I can” = 「できるか考えてみる・頑張ってみる」
- see は「調べてみる・探してみる」という意味
- やんわり断るときに便利!
- 親しい人には本気で「頑張ってみる」意味で使うこともある
“I’ll see if I can.” が使える4つのシーン
① 依頼や提案への返答に
相手から何か頼まれたときや提案を受けたときに、
自分の都合や能力を確認してから答えたいときに使えます。
🔸英語例:
A: “Could you help me with this project?”
B: “Sure, I’ll see if I can.”
🔸日本語訳:
A: 「このプロジェクトを手伝ってくれませんか?」
B: 「もちろん、できるかどうか確認してみます。」
② 難しい課題にチャレンジするときに
「できるかちょっと自信がないけど、とにかくやってみよう!」
そんな前向きな姿勢を伝えたいときにも使えます。
🔸英語例:
A: “Do you think you can fix this computer?”
B: “I’ll see if I can.”
🔸日本語訳:
A: 「このコンピューターを修理できると思いますか?」
B: 「できるかどうか、確認してみます。」
③ 予定や都合を確認したいときに
予定がまだはっきりしていないときなどに、
とりあえず一度スケジュールを確認してから答えるときに便利です。
🔸英語例:
A: “Can you attend the meeting tomorrow?”
B: “I’ll see if I can. Let me check my schedule first.”
🔸日本語訳:
A: 「明日の会議に出席できますか?」
B: 「できるかどうかを見てみます。まずはスケジュールを確認してみますね。」
④ 提案を検討する場面に
新しいアイデアや提案に対して、
すぐには答えられないけど、前向きに検討するよという気持ちを伝えるときに使えます。
🔸英語例:
A: “What do you think about organizing a company picnic?”
B: “I’ll see if I can. Let’s discuss it further.”
🔸日本語訳:
A: 「会社のピクニックを企画するのはどう思いますか?」
B: 「できるかどうか確認してみます。さらに詳しく話し合いましょう。」
✅まとめ
“I’ll see if I can.” はこんなときに使える!
- 相手の依頼や提案に丁寧に返答するとき
- 難しいことに挑戦する姿勢を見せたいとき
- 予定や都合を確認したいとき
- アイデアを前向きに検討したいとき
どの場面でも、やわらかく、前向きに伝えられる便利なフレーズです!
🗣 “I’ll see if I can.” を自然に使うコツと会話例
✅ コツ①:はっきり断りたくないときに使う
「断るのは気が引けるけど、確約もしたくない」
そんな微妙な距離感のときにやんわり保留するのにピッタリです。
🌟会話例①:友達からの急な誘い
A: Hey, we’re going to the beach this weekend. Wanna join us?
B: I’d love to, but I’ve got some errands to run. I’ll see if I can.
A: 今週末ビーチに行くんだけど、一緒に行かない?
B: 行きたいけど、用事があるかも。行けるかどうか見てみるね。
✅ コツ②:「NO」をやわらかく伝えたいときに使う
あからさまに断ると角が立ちそうなときに、
相手の気持ちを尊重しながら断るニュアンスとして使えます。
🌟会話例②:職場の上司からの依頼
Boss: Can you finish this report by today?
You: I’ve got a few other deadlines today, but I’ll see if I can.
上司: 今日中にこのレポート仕上げられる?
あなた: 今日他にも締切があるんですが、できるかちょっと頑張ってみます。
✅ コツ③:真剣に検討する意思を見せたいときにもOK
ただの社交辞令じゃなくて、「本気でできるか考えてみる」という意味でも使えます。
言い方・声のトーンで真剣さが伝わりますよ!
🌟会話例③:プロジェクトの提案に対して
A: Do you think you can take the lead on this project?
B: It sounds interesting. I’ll see if I can make time for it.
A: このプロジェクト、リーダーやってくれそう?
B: 面白そうだね。時間を作れるか考えてみるよ。
🔑 まとめ:自然に使うための3つのポイント
シチュエーション | 気持ちのニュアンス | 伝え方のコツ |
---|---|---|
誘いをやんわり保留 | 行きたいけど未定 | 口調をやわらかく、笑顔で |
断ると角が立つ場面 | 無理そうだけど努力する感を出す | 声のトーンを丁寧に |
本気で検討したい | 興味はあるが確認が必要 | 「真剣に考える」雰囲気を出す |
このフレーズはシンプルだけど、使い方次第で印象が全然変わる便利表現です!
シーンに合わせて使い分けていけば、英語でのコミュニケーション力もぐんとアップしますよ✨
音声を聞く
友人から今週の金曜日会えるか聞かれて…
頑張ってみるわ。
同僚から仕事終わりに飲みに行こうと誘われて…
maybeの意味でも使える
明後日のパーティーには来るか聞かれて…
たぶん。
この場合の「たぶん」には、「状況を見ながら決める」という意味が込められています。最終的な判断は後でするということですね。たとえば、締め切りの仕事が終わってから決めたいや、他にも予定していることがあってもしその予定がなくなれば、パーティーに行ってもよいかなと考えている場合などです。またWe’ll see.と主語がweになる場合もよくあります。相手を含める場合はweを使いましょう。
try to do 〜の意味で使うこともできる
訪れている友人のマンションでは駐車できないと知って…
彼女からどうしても金曜日の夜に会えないか聞かれて…
スケジュール調整してみるね。
このようにI’ll see if I can 〜でtry to do 〜「(できるかわからないけど)〜してみる」という意味でも使うことができます。if節を使っていますが、wh節を使う場合もあって、その際は誰かから助けを求められて、その返答にI’ll see what I can do.「私にできることはやってみる」という意味で使われることも頻繁にあります。
🤝 “I’ll see if I can.” に対する返答バリエーション
相手が「I’ll see if I can.(できるか見てみるね)」と言ったとき、
あなたが返す言葉によって、雰囲気や印象がグッと良くなります!
✅ ① 優しくサポートの姿勢を見せる
英文: Great, let me know if you need any help.
和訳: いいですね。何かあればいつでも声をかけてくださいね。
英文: No problem, just give me a shout if you need assistance.
和訳: 問題ありません。助けが必要なら、遠慮なく言ってください。
英文: Sure thing, I’ll be here if you need me.
和訳: もちろん。何かあれば、ここにいますからね。
✅ ② 連絡待ってますね、のニュアンスで
英文: Okay, I’ll wait to hear from you then.
和訳: わかりました。それでは、お返事をお待ちしてますね。
英文: Sounds good. Just keep me posted.
和訳: いいですね。進捗あったら教えてくださいね。
✅ ③ 相手の気持ちを尊重する返し
英文: No rush. Take your time to think about it.
和訳: 急がなくて大丈夫ですよ。ゆっくり考えてみてください。
英文: Totally understand. Just do what works best for you.
和訳: よくわかります。あなたの無理のない範囲で大丈夫ですよ。
🎯 シーン別に選べる返し方のポイント
シーン | おすすめの返し方 | トーンの例 |
---|---|---|
相手が忙しそう | “Take your time.” | 思いやりを込めて |
提案を保留された | “I’ll wait to hear from you.” | 丁寧な距離感で |
仲がいい友達に | “Just give me a shout.” | カジュアルに親しみを込めて |
相手の “I’ll see if I can.” にどう返すかで、会話の雰囲気がグッと良くなります。
状況に応じて、やさしさ・余裕・配慮を伝えられるといいですね😊
💡 “I’ll see if I can.” に似た英語表現3選
微妙なニュアンスの違いを理解して、場面に合わせて使い分けよう!
① I’ll do my best.(最善を尽くします)
🔸使う場面: 頼まれたことに対して、やる気や努力する姿勢をしっかり見せたいとき。
🗨 会話例:
A: Can you finish this report by tomorrow?
B: I’ll do my best.
💬 和訳:
A: 明日までにこのレポートを仕上げられますか?
B: 最善を尽くします。
✅ 解説:
「やる」と断言するわけではないけれど、全力を尽くす意思を伝える丁寧な表現。
ビジネスシーンでもよく使われます。
② I’ll give it a shot.(挑戦してみます)
🔸使う場面: 難しそうなこと、初めてのことにとりあえずトライしてみるとき。
🗨 会話例:
A: Do you think you can solve this puzzle?
B: I’ll give it a shot.
💬 和訳:
A: このパズルを解けると思いますか?
B: 挑戦してみます。
✅ 解説:
自信はないけど「やってみよう!」という、カジュアルで前向きな姿勢を見せるときに使います。
友達同士の会話や軽いチャレンジにぴったり。
③ I’ll see what I can do.(できることを考えてみます)
🔸使う場面: 助けを求められたときに、無理のない範囲で協力する気持ちを伝えるとき。
🗨 会話例:
A: Could you help me move these boxes?
B: I’ll see what I can do.
💬 和訳:
A: これらの箱を動かしてくれますか?
B: できることを考えてみます。
✅ 解説:
「手伝えるかはわからないけど、何とかしてみるよ」という柔らかい印象の表現。
ビジネスでも日常でも使える万能フレーズです。
📌 まとめ:ニュアンスの違いを整理!
表現 | 意味 | ニュアンス | おすすめの場面 |
---|---|---|---|
I’ll see if I can. | できるかどうか見てみます | 保留・やんわり断る | 予定が微妙なとき |
I’ll do my best. | 最善を尽くします | 努力・やる気あり | ビジネス・真面目な返事 |
I’ll give it a shot. | 試してみます | カジュアルな挑戦 | 軽い依頼やチャレンジ |
I’ll see what I can do. | できることを考えてみます | 柔らかい協力の姿勢 | 無理のないサポート時 |
このように使い分けができると、英語でのリアルなやり取りがよりスムーズに!
使いたいシーンを思い浮かべながら、ぜひ少しずつ自分の言葉にしていってくださいね👍
📝 この記事のまとめ
- “I’ll see if I can.” は「できるかどうか考えてみます」という意味で、
やんわり断るときや、保留したいときに便利な表現です。 - “see” は「見る」だけでなく、「確認する・判断する」という意味もあるので、
文脈によって柔軟に理解することが大切です。 - 実際の会話では、言い方やトーン、前後の表現によって印象が変わるため、
状況や相手との関係性に応じて使い方を調整しましょう。 - “I’ll do my best.” “I’ll give it a shot.” “I’ll see what I can do.” など、
似た表現も覚えておくと表現の幅が広がります。 - 失敗を通じてニュアンスを学ぶことは成長のチャンス!
小さな違和感や混乱も、英語力アップの大事な一歩です。
今後、誰かに何かを頼まれたときや、誘われたとき、
「やんわり伝えたいな」と思ったら “I’ll see if I can.” を使ってみましょう!
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