こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです!
今回は、英語の「help」の使い方、特に
“help do”、”help to do”、”help doing” の違いについて、わかりやすく解説します。
英語を話すときに、
「help のあとって to 不定詞を使うの?」
「それとも、ただの 動詞の原形(do)でいいの?」
「動名詞(doing)もアリなの?」
と迷ったこと、ありませんか?
中には「to do」の形しか知らなかった…という方もいるかもしれませんね。
この記事では、そんな疑問をスッキリ解消していきます!
読み終わる頃には、文法力がひとつレベルアップしているはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
「help to do」と「help do」はどっちが正しいの?
結論から言うと、どちらも正解です!
ただし、使われる地域や文脈によって、好まれる形が少し違います。
✅ 「help do」:一番よく使われる形
- アメリカ英語で特によく使われる、自然でカジュアルな形です。
- 「help」のあとにto をつけずに、動詞の原形(do)をそのまま使うのがポイント。
📝 例:
She helped him do his homework.
(彼女は彼が宿題をするのを手伝った)
✅ 「help to do」:少しフォーマルな印象
- イギリス英語ではよく使われる形。
- アメリカ英語でももちろん通じますが、ややフォーマルな響きがあります。
📝 同じ文をこの形で言うと:
She helped him to do his homework.
(意味はまったく同じ!)
💡ポイントまとめ
- どちらも正しい文法。意味の違いもありません。
- より一般的なのは「help do」。とくに話し言葉ではこちらが自然です。
- 「help to do」は少し丁寧・フォーマルな印象になります。
どちらを使ってもOKなので、場面や自分のスタイルに合わせて使い分けてみてくださいね!
例文
姉に…
姉に…
引越しの手伝いに来るの?
“help to do”
- “She helped to organize the charity event last weekend.”
- 彼女は先週末、チャリティイベントの準備を手伝った。
- “The tutorial videos help to understand complex subjects more easily.”
- チュートリアル動画は、複雑な主題をより簡単に理解するのに役立つ。
- “He offered to help to clean up after the party.”
- 彼はパーティーの後片付けを手伝うと申し出た。
“help do”
- “She helped organize the charity event last weekend.”
- 彼女は先週末、チャリティイベントの準備を手伝った。
- “The tutorial videos help understand complex subjects more easily.”
- チュートリアル動画は、複雑な主題をより簡単に理解するのに役立つ。
- “He offered to help clean up after the party.”
- 彼はパーティーの後片付けを手伝うと申し出た。
help doingは間違ってる?
「help doing」は使える?使えない?
結論から言うと、
「〜するのを手伝う」という意味で使うとき、
「help doing」だけの形は一般的ではありません。
✅ よく使われる正しい表現は?
- help do
- help to do
この2つが自然でよく使われる形です。
📝 例えば:
She helped me (to) finish the report.
(彼女は私がレポートを終わらせるのを手伝ってくれた)
✅ 「help with doing」の形ならOK!
「help doing」は、ある条件で使えます。
それがこの形です:
👉 help 人 with doing something
このときの 「doing」 は「名詞」としての役割を持つ動名詞です。
📝 例:
- Can you help me with preparing dinner?
(夕食の準備を手伝ってくれる?) - She helped me with moving last weekend.
(先週末、引っ越しを手伝ってくれた)
でも実際は、「名詞だけで表すパターン」の方がもっとよく使われます。
📝 例えば:
- help me with my homework
- help me with the cleaning
✅ 「help doing」単独はどうなの?
たま〜に見かけることもありますが、やや不自然に聞こえることが多いです。
たとえば…
📝 ❌ He helped cleaning the house.(←これは不自然)
正しくは:
📝 ✅ He helped (to) clean the house.
または
📝 ✅ He helped with cleaning the house.
🔍 まとめ
使い方 | 自然? | 備考 |
---|---|---|
help do | ◎ | 一番よく使われる形 |
help to do | ◎ | 少しフォーマル |
help with doing | ○ | 名詞的な使い方/タスクの手伝い |
help doing(単独) | △〜✕ | 一般的ではない、不自然に聞こえることも |
文の目的やニュアンスに応じて、自然な表現を選んでみてくださいね!
音声付き例文
- “Could you help me with organizing the event?”
- (イベントの準備を手伝ってもらえますか?)
- “She helped me with cleaning the house before the guests arrived.”
- (ゲストが到着する前に、彼女は家の掃除を手伝ってくれました。)
- “We need someone to help us with designing the new website.”
- (新しいウェブサイトのデザインを手伝ってくれる人が必要です。)
- “He is helping his brother with studying for the final exams.”
- (彼は最終試験の勉強で兄弟を手伝っています。)
- “Can you help me with moving these boxes to the storage room?”
- (これらの箱を倉庫に移動するのを手伝ってもらえますか?)
✨ 英語は「知ってる」より「使える」が大事!
せっかく今回ご紹介したような英語表現を覚えても、実際に使ってみないと、身についたとは言えません。
英語はスポーツと同じで、アウトプット(実践)することで本当に使えるスキルになります。
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イディオム表現「can’t help doing」
「can’t help doing」ってどういう意味?
「can’t help doing」は、「〜せずにはいられない」という意味の英語表現です。
つまり、ある行動や感情を自分ではどうしても止められないときに使います。
✅ よく使われる例文:
📝 I can’t help laughing.
(笑わずにはいられない)
このように、「can’t help + 動詞のing形(動名詞)」の形で使います。
✅ 「I can’t help it.」って何?
これもよく聞く表現ですね。
「仕方がないんだ」や「どうにもできない」という意味で使います。
💬 例:
Sorry I cried… I just couldn’t help it.
(泣いてごめん…どうしても涙が止められなかった)
この「it」は、止められなかった感情や行動を指しています。
🔄 似た表現:「can’t help but do」
これも似た意味で使われますが、少し形が違います。
👉 can’t help but + 動詞の原形(do)
意味は:「〜せざるを得ない」「つい〜してしまう」
📝 例:
I can’t help but think of her every day.
(毎日彼女のことを考えずにはいられない)
こちらの方が少し書き言葉寄り、またはフォーマルな響きがあります。
📝 まとめ
表現 | 意味 | 形 |
---|---|---|
can’t help doing | 〜せずにはいられない | can’t help + 動名詞 |
can’t help it | 仕方がない/止められない | it = 感情や行動 |
can’t help but do | 〜せざるを得ない | can’t help but + 原形動詞 |
💡ポイント
- 感情や反応が自然と出てしまうときに使う
- 無理に抑えられない状況を表現したいときに便利
- 「笑い」「涙」「考え」など、感情表現とよくセットで使われます
音声付き例文
恋をしている友人が…
毎日彼のことを考えずにいられない。
実践問題
以下の文を完成させるために、”help to do”、”help do”、”help someone with doing” のいずれかを適切に使ってください。
- Can you ________ move the furniture to the other room?
- She always ________ her mother ________ preparing dinner on weekends.
- The guidebook ________ tourists ________ navigate the city’s complex subway system.
- He is looking for volunteers to ________ him ________ organize the community event.
- This online course will ________ you ________ improve your English speaking skills.
- My friend ________ me ________ studying for the chemistry exam.
- Can you help move the furniture to the other room?
- 「help do」の形式を用いて、直接的に「手伝う」という動作を示しています。
- She always helps her mother with preparing dinner on weekends.
- 「help someone with doing」の形式を使い、特定の人が特定の活動をするのを手伝う場面を示しています。
- The guidebook helps tourists to navigate the city’s complex subway system.
- 「help to do」の形式を使用し、何かをするのを容易にする方法を示しています。
- He is looking for volunteers to help him organize the community event.
- ここでは「help someone do」の形式を用い、他人の行動の支援を表しています。
- This online course will help you to improve your English speaking skills.
- 「help to do」または「help do」のどちらも正しく、この文脈ではどちらの形式を用いても意味は変わりません。しかし、”help to improve” がよりフォーマルな響きを持つため選択しました。
- My friend helped me with studying for the chemistry exam.
- 「help someone with doing」の形式を使い、特定のタスクでの支援を示しています。
同じような意味の表現
Assist in doing
“Assist in doing”は、ある行動やプロセスに対して援助を提供することを指します。特定の行動や目的が明確で、手助けがそこに組み込まれるときに使用されます。
- “I assisted in organizing the event.”
- 和訳: 「私はイベントの組織に手伝いました。」
Aid to do
“Aid to do”も同様に援助や助けを示しますが、やや堅い表現です。一般的には、より形式的な文書や報告で使用されることがあります。
- “The funds provided aid to complete the research.”
- 和訳: 「その資金は研究を完了するのに助けになりました。」
Support
“Support doing”は、ある活動や行動を支えることを強調します。この表現はより広い文脈で使用され、物理的な支援だけでなく、精神的な面でも適用されます。
- “The community supported the local businesses by buying their products.”
- 和訳: 「コミュニティはその地元の事業を製品を購入することで支援しました。」
関連する語彙
Facilitate (促進する)
- “The new software facilitates data analysis.”
- 和訳: 「新しいソフトウェアはデータ分析を促進します。」
Contribute to (寄与する)
- “Every team member contributed to the success of the project.”
- 和訳: 「すべてのチームメンバーがプロジェクトの成功に寄与しました。」
Lend a hand (手を貸す)
- “Neighbors often lend a hand when someone is moving.”
- 和訳: 「隣人はよく誰かが引っ越しの時に手を貸してくれます。」
✅ 押さえておきたいポイントまとめ
- 「help do」と「help to do」は意味は同じですが、
「help do」の方が口語的で、日常会話ではよく使われます。 - 「help to do」は、少しフォーマルな印象があり、
特にイギリス英語で好まれる傾向があります。 - **「help someone with doing」**は、
何を手伝うのかを具体的に表したいときに便利な形です。
(例:help me with preparing dinner) - 地域や文の雰囲気に合わせて、
自然に使い分けることが大切です。
シンプルに言うと:
💡「help do」が基本。
フォーマルなら「help to do」、
具体的な活動なら「help with doing」を使いましょう!
helpに関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございました。英語での表現において微妙なニュアンスの違いが重要です。この記事を参考に、「help do」と「help to do」、「help doing」の違いを理解し、より自然な表現を身につけましょう。それではSee you around!
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