こんにちは、RYO英会話ジムです。
「all over」ってどういう意味?
👉 答え:「全体に」「あちこちに」「完全に終わった」という意味で、場所や状況、終了などを表すときに使います。
🔹 例文でサクッと理解!
- There are books all over the table.
→ テーブルの上に本があちこちにある - The meeting is all over.
→ 会議は完全に終わった - We traveled all over Japan.
→ 日本中を旅行した
この記事では、「all over」の意味・使い方・文法の違い・似た表現との比較まで、誰でもすぐに使いこなせるように丁寧に解説していきます。
この表現を自然に使いこなせるよう、しっかり一緒に学んでいきましょう!
- 1 「all over」を初めて聞いたときの失敗談:正直、意味がわかりませんでした(笑)
- 2 「all over」の基本的な意味とは?
- 3 「all over」の使い方いろいろ
- 4 文法ポイント:副詞と前置詞の違い
- 5 例文でしっかりイメージしよう!
- 6 間違いやすいポイント:「overall」との違い
- 7 まとめ:ポイントをおさらい!
- 8 シーン別:「all over」を使った会話例
- 9 「all over」を自然に使うコツと具体例
- 10 まとめ:まずは“目に見える広がり”から!
- 11 アウトプットと改善を繰り返してこそ、英語は“使える力”になる
- 12 気軽に試せる【無料体験レッスン】をご用意しています
- 13 音声を聞いて練習しよう
- 14 「all over」練習クイズ(全5問)
- 15 よくあるNG表現&注意点まとめ(「all over」編)
- 16 まとめ:正しく使えば、表現の幅が一気に広がる!
- 17 「all over」と似た英語表現&関連語彙
- 18 まとめ:表現のニュアンスの違いを意識しよう
- 19 まとめ:all over は「広がり」と「終わり」を表す便利な表現!
「all over」を初めて聞いたときの失敗談:正直、意味がわかりませんでした(笑)
僕が「all over」という表現を初めて聞いたのは、まだ英語を学び始めて間もない頃。
あるネイティブの先生がこう言ったんです。
“There were people all over the place.”
そのとき僕は、頭の中でこうなりました。
「え?overの前にall? なんで?“全部上に”ってどういう意味…?」
「all」は“全部”、「over」は“上に”って習ってきたから、それを単純に合わせて直訳してしまったんですよね。
で、「場所の上に全部…?」って。もう意味不明(笑)
でも、その先生がジェスチャーで“人があちこちにいる”感じを表してくれたことで、「ああ、なるほど!この表現って“至る所にいる”ってことか!」と、ようやく理解できました。
この経験から学んだのは、英語って「単語の意味を足し算するだけじゃない」ということ。
特に「all over」のようなイディオム的な表現は、イメージで覚えるのが本当に大事なんだと実感しました。
「all over」は“広がっている”“終わっている”という“状態”を表す便利な表現!
最初はピンとこなくても、会話の中で使っていくとだんだん馴染んできますよ。
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「all over」の基本的な意味とは?
直訳すると?
「all over」=「全体に」「至る所に」
これは、何かが広い範囲にわたって存在している様子を表します。
例文:
There are toys all over the floor.
→ 床の上におもちゃが散らばっている
「all over」の使い方いろいろ
① 場所に関する使い方
「〜の至る所にある」というイメージで使います。
- There are books all over the table.
テーブルの上に本が散らばっている - I have mosquito bites all over my arms.
腕中に蚊に刺された跡がある - We traveled all over the country.
全国を旅行した
② 出来事の終了を表す使い方
「終わった」「終了した」というニュアンスでも使われます。
- The meeting is all over.
会議は終わった - The exam is all over.
試験は終了した - Summer vacation is all over.
夏休みは終わった
文法ポイント:副詞と前置詞の違い
「all over」には、副詞的な使い方と前置詞的な使い方の2つがあります。
副詞として使う場合(動詞を修飾)
- The children ran all over.
子どもたちは至る所を走り回った - The news spread all over quickly.
そのニュースはすぐに広範囲に広がった
👉 動きや広がりを表現したい時に使います。
前置詞として使う場合(「all over + 名詞」)
- There are flowers all over the garden.
庭の至る所に花が咲いている - He spilled coffee all over his shirt.
彼はシャツの全体にコーヒーをこぼした
👉 場所や物の全体に影響がある時に使います。
例文でしっかりイメージしよう!
例文1:散らかった部屋
There are toys all over the floor.
→ 床の上におもちゃが散らばっている
例文2:イベント終了
The concert is all over.
→ コンサートは終わった
例文3:広範囲の旅行
We traveled all over Japan.
→ 日本中を旅行した
👉 実際のシチュエーションを思い浮かべてみると、覚えやすくなります!
間違いやすいポイント:「overall」との違い
「all over」と「overall」は見た目が似ているので混同しやすいですが、意味は全く別物です。
✅ all over(広がり・物理的な範囲)
- She traveled all over the world.
彼女は世界中を旅行した
✅ overall(総合的・全体的に)
- Overall, the project was a success.
全体としてそのプロジェクトは成功だった
間違いやすい例:
❌ He performed well all over.
✅ He performed well overall.
まとめ:ポイントをおさらい!
- 「all over」は「全体に」「至る所に」「完全に終わった」などの意味で使われる
- 副詞的・前置詞的どちらでも使える(文の中でどう機能しているかを確認しよう)
- 場所・時間・出来事など、いろんな場面で使える便利な表現
- 「overall」との違いに注意!
シーン別:「all over」を使った会話例
① 家の中で(散らかった部屋)
A: What happened in here? It’s a mess!
B: Yeah, the kids left their toys all over the floor.
A: ここどうしたの?めちゃくちゃじゃん!
B: うん、子どもたちがおもちゃを床中に散らかしちゃって。
▶️ ポイント:「all over the floor」で“床中に”というニュアンスを自然に出せます。
② 公園で(人の多さに驚く)
A: It’s such a nice day today!
B: Yeah, there are people all over the park.
A: 今日はほんとにいい天気だね!
B: うん、公園中に人がいてすごいよ。
▶️ ポイント:「all over the park」で“公園中に広がっている”様子を表現。
③ 会議後の会話(終了を伝える)
A: Is the meeting still going on?
B: No, it’s all over. You didn’t miss much.
A: 会議、まだ続いてる?
B: いや、もう終わったよ。特に重要なことはなかったよ。
▶️ ポイント:「It’s all over」で“すっかり終わった”ことを強調できます。
④ 旅行の話(行動範囲を伝える)
A: How was your trip to Italy?
B: Amazing! We traveled all over the country.
A: イタリア旅行どうだった?
B: 最高だったよ!国中あちこち回ったんだ。
▶️ ポイント:「all over the country」で“国全体を”という広がりを表現。
⑤ ケガや虫刺されの話
A: Are you okay? You look itchy.
B: Yeah, I have mosquito bites all over my arms.
A: 大丈夫?かゆそうだけど。
B: うん、腕中が蚊に刺されちゃってて。
▶️ ポイント: 身体の一部にも「all over」を使えるのが特徴です。
「all over」を自然に使うコツと具体例
✔ コツ①:動作や状態が“どこに広がっているか”を意識する
❌ 不自然
I saw clothes everywhere.(単なる“どこかにある”という曖昧さ)
✅ 自然
There are clothes all over the room.(部屋中に広がっている様子が明確)
✔ コツ②:「完全に終わった」=“もう関係ない”という感覚で
✅ 自然
Don’t worry about the exam. It’s all over now.
→ もう終わったことだから、心配しなくていいよ。
▶️ 「過去のことにして切り替えよう」というニュアンスも含まれます。
✔ コツ③:感情や出来事の“影響範囲”にも使える
✅ 自然
Her happiness was written all over her face.
→ 彼女の顔全体に幸せがにじみ出ていた。
▶️ これは少し文学的ですが、非常にナチュラルな表現です。
✔ コツ④:まずは「場所・体・時間」に使ってみよう
用途 | 英語例文 | 日本語訳 |
---|---|---|
場所 | There’s mud all over the car. | 車のあちこちに泥がついている |
体の一部 | I’ve got bruises all over my legs. | 足中にアザができちゃった |
終了 | The storm is all over. | 嵐はもう終わった |
まとめ:まずは“目に見える広がり”から!
「all over」は、まずは「何かがあちこちにある」や「何かが終わった」という、目に見える・感覚でとらえやすいシーンから練習するのがおすすめです。
そして慣れてきたら、顔の表情や感情、抽象的な「影響範囲」などにも使っていけると、表現の幅が一気に広がります!
アウトプットと改善を繰り返してこそ、英語は“使える力”になる
この記事で「all over」の意味や使い方を学んでくださったあなたへ、ひとつお伝えしたい大事なことがあります。
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音声を聞いて練習しよう
書類は見つかったか聞かれて…
至るところ探したけど、見つけることができなかった。
人は多かったか聞かれて…
その場所の至るところに人がいたよ。
将来の夢を聞かれて…
世界のあちこちを旅行したい。
またall overは「終わる」という意味で使うこともできます。
会議はまだやっているか聞かれて…
もう終わった。
「all over」練習クイズ(全5問)
✅ Q1. 次の英文の意味として正しいものはどれ?
There are crumbs all over the table.
- テーブルの下にパンくずがある
- テーブルの上にパンくずが1か所だけある
- テーブルの上にパンくずが至る所にある
- テーブルがきれいに片付いている
解説:「all over the table」は「テーブルの至る所に」という意味。
“crumbs(パンくず)”が広範囲に散らばっている状況を表しています。
✅ Q2. 「彼女は世界中を旅した」を英語で表すと?
- She traveled over all the world.
- She traveled all over the world.
- She was traveling all world over.
- She went to all over the world.
解説: 正しい語順は “all over the world”。「all」は「over」の前に置きます。
1や4のような順番は不自然で、文法的にも正しくありません。
✅ Q3. 次の英文が伝えていることとして正しいものを選んでください。
The concert is all over.
- コンサートが始まった
- コンサートが終わった
- コンサートはあちこちで開催されている
- コンサートのポスターが壁に貼られている
解説:「all over」は「完全に終了した」という意味で使われています。
イベントや試験などに対して「終わった」という時にぴったりの表現です。
✅ Q4. 「子どもたちが部屋中を走り回っていた」はどれ?
- The children were running over the room.
- The children were running around the room.
- The children were running all over the room.
- The children were running in all rooms.
解説:「all over the room」で、「部屋の中至る所を」というニュアンスになります。
「around the room」も近い意味ですが、「all over」はもっと隅から隅まで走り回っていた様子を強調します。
✅ Q5. 「overall」と「all over」の違いとして正しい説明はどれ?
- どちらも同じ意味で自由に入れ替えられる
- 「overall」は物理的な範囲、「all over」は抽象的な全体像
- 「overall」は評価や印象、「all over」は広がりや終了
- 「overall」は過去形、「all over」は現在進行形の表現
解説:
- all over:空間的な広がり(例:体中、部屋中、世界中)や、何かが終わった状態を表す
- overall:総合的な評価や印象を伝える抽象的な表現
→ 意味も使い方も異なるので、入れ替えて使うことはできません。
よくあるNG表現&注意点まとめ(「all over」編)
❌ NG①:「over all」と語順を逆にしてしまう
✖ She traveled over all the world.
✔ She traveled all over the world.
📝 理由:「all over」はセットで1つの表現です。語順を逆にすると不自然&文法的にも誤り。
❌ NG②:「all over」を直訳しようとして意味が伝わらない
✖ There are pens on the table everywhere.
✔ There are pens all over the table.
📝 理由:「on the table everywhere」などの直訳的表現はネイティブには不自然。
「all over + 名詞」で“〜のあちこちに”という自然な表現を使いましょう。
❌ NG③:「all over」を使うべき場面で「around」や「in」などを使ってしまう
✖ The children ran around the room.(部屋の周りをグルグル)
✔ The children ran all over the room.(部屋中をあちこち走り回った)
📝 理由:「around」は“周囲を回る”ニュアンス。「all over」は“隅から隅まで動き回る”という広がりを表すので、状況に合わせた使い分けが大切です。
❌ NG④:「all over」を時間的な意味で使えないと思い込んでしまう
✖ The project is finished.(意味は通じるが無機質)
✔ The project is all over.(自然な会話的表現)
📝 理由:「all over」は空間だけでなく、「試験」「会議」「イベント」など“出来事の終了”にもよく使われます。
❌ NG⑤:「all over」を一語のように理解しておらず、変に区切ってしまう
✖ I have bites all on my arms and over my legs.
✔ I have bites all over my arms and legs.
📝 理由:「all」と「over」はセットで1つの意味をなすため、途中で分けると意味が壊れます。
まとめ:正しく使えば、表現の幅が一気に広がる!
✅ ポイントは「語順に注意」「空間だけでなく終了にも使える」「自然な文脈で使い分ける」こと。
特に、日本語の直訳に引っ張られてしまうと、不自然な言い回しになりやすいので要注意です。
「all over」と似た英語表現&関連語彙
✅ ① everywhere(至る所に)
意味:「あらゆる所に」「どこにでも」
▶ 「all over」とかなり近い意味ですが、より一般的・口語的に使える単語です。
例文:
- There are flowers everywhere in the park.
公園にはどこにでも花が咲いている。 - I’ve looked everywhere for my keys.
鍵をあちこち探したけど見つからない。
✅ ② throughout(〜のあらゆる場所に、〜の間ずっと)
意味:「〜のすみずみまで」「〜の間ずっと」
▶ フォーマルな文章や書き言葉でよく使われる表現です。
例文:
- The smell spread throughout the house.
においが家中すみずみまで広がった。 - She was nervous throughout the interview.
彼女は面接中ずっと緊張していた。
✅ ③ all around(周囲に、あちこちに)
意味:「まわりに」「あちこちに」
▶「all over」と似ていますが、「周囲」「取り囲む」感覚が強め。
例文:
- There were balloons all around the room.
部屋のあちこちに風船があった。 - He looked all around but couldn’t find her.
彼は周りを見渡したけど彼女が見つからなかった。
✅ ④ scattered(散らばっている)※形容詞/過去分詞
意味:「点々と散らばっている」
▶ 物がバラバラに存在している様子を表現。見た目の状態を強調。
例文:
- There were scattered papers all over the desk.
机の上に紙が散らばっていた。 - The houses are scattered across the hillside.
家が丘の斜面に点在している。
✅ ⑤ over(〜の上に/超えて)※前置詞としての基本形
意味:「〜の上に」「〜を超えて」など、物理的な意味
▶「all over」はこの“over”に「全体に=all」が加わってできています。
例文:
- There’s a painting over the fireplace.
暖炉の上に絵がかかっている。 - He jumped over the fence.
彼はフェンスを飛び越えた。
まとめ:表現のニュアンスの違いを意識しよう
表現 | ニュアンス | 使用場面例 |
---|---|---|
all over | 至る所に/完全に終わった | 空間・感情・イベントなど広範囲に使える |
everywhere | どこでも(カジュアル) | 口語表現で万能 |
throughout | 全体にわたって/期間中ずっと | フォーマル・書き言葉に強い |
all around | 周囲に(囲むように) | 状況や人の周りなど |
scattered | 散らばっている(不規則な配置) | 視覚的・物の配置を表現したいとき |
英会話に慣れてきたら、「all over」だけでなくこれらの表現を使い分けていけると、表現力の幅が一気に広がります!
まとめ:all over は「広がり」と「終わり」を表す便利な表現!
今回の記事では、英語表現 「all over」 の意味や使い方、文法的な特徴、似た表現との違いについて学びました。
- 「全体に」「至る所に」「完全に終わった」など、幅広い場面で使える表現
- 副詞と前置詞、両方の使い方がある
- 「overall」など似た語と混同しやすいので注意
- 実際の会話で自然に使うには、アウトプットと改善の繰り返しが大切!
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