目次
はじめに
「壊れた」の英語表現をもっと知ろう
日常生活の中で、「壊れた」という表現を使う場面は多いですよね。例えば、スマートフォンが壊れたときや、家電製品が動かなくなったときなど、さまざまなシーンで使います。しかし、「壊れた」を英語で表現する際に、いつも「broken」だけを使っていませんか?
実は、英語には「壊れた」という意味を持つさまざまな表現が存在します。それぞれの表現には微妙なニュアンスや使いどころがあり、知っているととても便利です。今回の記事では、日常会話で特に使いやすい「壊れた」の英語表現をいくつか紹介していきます。
これを読めば、シチュエーションに応じた最適な表現を選べるようになり、あなたの英会話スキルがさらに向上することでしょう。さあ、一緒に学んでいきましょう!
基本の「壊れた」:Broken
基本表現「broken」の使い方
「壊れた」を英語で最もシンプルに表現する言葉が「broken」です。この単語は、物理的に壊れたり、機能しなくなったりした物に対して広く使われます。基本的かつ汎用性の高い表現なので、まずはこの言葉を覚えておくと便利です。
簡単な説明と例文
Broken: 「壊れた」「故障した」
例文:
- My phone is broken.
- (私の電話は壊れています。)
- (私の電話は壊れています。)
この例文は、スマートフォンや携帯電話が使えなくなった状況をシンプルに伝えることができます。他にも、次のような使い方があります:
- The TV is broken.
- (テレビが壊れています。)
- My watch is broken.
- (私の時計が壊れています。)
- The chair is broken.
- (椅子が壊れています。)
このように、「broken」は幅広い物に対して使えるため、まずはこの基本表現をしっかりマスターしましょう。
他の便利な表現
1. Damaged
Damaged: 「損傷した」「傷ついた」
「Damaged」は、物理的に損傷を受けた物に対して使います。特に、物が破損したり、一部が壊れていたりする場合に適しています。
例文:
- The package was damaged during shipping.
- (その荷物は配送中に損傷を受けました。)
2. Out of order
Out of order: 「故障中」「使えない」
「Out of order」は、機械や設備が使えない状態を表す際に使います。主に公共の施設や機器に対して使われることが多いです。
例文:
- The elevator is out of order.
- (エレベーターは故障中です。)
3. Malfunctioning
Malfunctioning: 「誤作動している」「不具合がある」
「Malfunctioning」は、機械や電子機器が正常に動作していない状態を表します。複雑な機械やコンピュータなどに対して使われます。
例文:
- The computer is malfunctioning.
- (コンピュータが誤作動しています。)
4. Defective
Defective: 「欠陥のある」「不良品の」
「Defective」は、製品や商品に欠陥がある場合に使います。この言葉は、初めから問題がある物に対して使われることが多いです。
例文:
- The product was defective and had to be returned.
- (その製品は欠陥があり、返品しなければなりませんでした。)
5. Cracked
Cracked: 「ひび割れた」
「Cracked」は、物の表面にひびが入った状態を表します。ガラスやスクリーンなど、割れやすい素材に対して使われます。
例文:
- The screen is cracked.
- (スクリーンにひびが入っています。)
状況別の表現
家電製品の場合
Malfunctioning: 家電製品が正常に動作しない場合に使います。複雑な機能を持つ家電製品に対して適しています。
例文と使い方:
- The washing machine is malfunctioning.
- (洗濯機が誤作動しています。)
この表現は、洗濯機が通常通りに動作しないときに使えます。他にも、「The microwave is malfunctioning.(電子レンジが誤作動しています。)」などと使えます。
機械・設備の場合
Out of order: 機械や公共の設備が故障している場合に使います。エレベーターや自動販売機などに対してよく使われます。
例文と使い方:
- The air conditioner is out of order.
- (エアコンが故障しています。)
この表現は、エアコンが使えない状態を説明するときに使えます。他にも、「The vending machine is out of order.(自動販売機が故障しています。)」などのように使えます。
日常品の場合
Cracked: 日常的に使う物がひび割れている場合に使います。特にガラスやスクリーンなど、割れやすい物に対して使います。
例文と使い方:
- The mirror is cracked.
- (鏡にひびが入っています。)
この表現は、鏡にひびが入った状態を説明するのに使えます。他にも、「The phone screen is cracked.(携帯の画面がひび割れています。)」などと使えます。
表現を使いこなすための練習方法
例文を使った練習
新しい表現を覚えたら、それを実際に使ってみることが大切です。ここでは、簡単にできる練習方法を紹介します。この方法を使えば、自然と新しい表現が身につき、スムーズに使いこなせるようになります。
簡単な練習方法の紹介
- 壊れたものをリストアップするまず、自分の周りにある壊れたものや故障しているものをリストアップしてみましょう。例えば:
- スマートフォン
- 洗濯機
- エアコン
- テレビ
- ミラー
- それぞれの表現を使って文を作るリストアップした壊れたものに対して、今回学んだ表現を使って文章を作ります。例えば:
- スマートフォン:
- My phone is broken.
- The phone screen is cracked.
- 洗濯機:
- The washing machine is malfunctioning.
- エアコン:
- The air conditioner is out of order.
- テレビ:
- The TV is damaged.
- ミラー:
- The mirror is cracked.
- スマートフォン:
- 実際に声に出してみる作った文章を声に出して練習しましょう。声に出すことで、自然な発音やリズムが身につきます。また、実際の会話でも使いやすくなります。
- 応用練習実際に壊れたものだけでなく、想像上の状況でも文章を作ってみましょう。例えば:
- The vending machine is out of order.
- The laptop is malfunctioning.
- The chair is broken.
この練習方法を繰り返すことで、さまざまな「壊れた」を表現する英語をスムーズに使いこなせるようになります。最初はシンプルな文章から始めて、徐々に応用していくことで、より豊かな表現力を身につけましょう。
その他類に表現
chipped
レストランで…
見て、この皿欠けてるよ。
一つ目はchippedで形容詞として使い、「欠けた」という意味です。形容詞なので名詞の前に置いてa chipped glasss「欠けたグラス」と表現することもできます。発音に関してはedは「トゥ」というクリアな方の音になるので「チップトゥ」のように発音します。
smashed
事故現場を見て…
車の窓ガラスが粉々に割れてるね。
3つ目はsmashedで形容詞として使い、「粉々に壊れた」や「粉々に割れた」という意味です。smashedのもう一つの意味として有名なのが「泥酔状態の」です。飲み会などに使えるカジュアルな英単語ですね。詳しくは「泥酔」を表す英単語4選とその使い方にてご覧ください。こちらも発音に関してはcrackedと同じで「スマッシュトゥ」です。
dented
友人に…
凹んだ車を直す方法知ってる?
4つ目はdentedで形容詞として使い、「凹んだ」という意味です。この単語は主に車に対してよく使われますが、その場合、”Someone dented my car.”「誰かが僕の車を凹ませた」という風に動詞で「凹ませる」という意味で使ったり、また”I’m fixing some dents”「凹みを修理している」のように名詞として使ったりすることも多いです。
scratched
時計屋さんで….
この時計のグラスは傷がつきませんよ。
最後はscratchedで形容詞として使い、「傷のついた」という意味です。日本語でも「スクラッチ」は和製英語になっていますね。動詞や名詞としてよく使い、動詞では「ひっかく」で、名詞だと「かすり傷」や「ひっかき傷」という意味になります。余談ですが「ゼロから始める」と言いたいときはこのscratchを使って”start from scratch”と表現します。これについては「ゼロから始める」の英語表現2選とその使い方より詳しく解説しています。
まとめ
「壊れた」の表現をマスターしよう!
今回の記事では、「壊れた」という意味を持つさまざまな英語表現を紹介しました。基本的な「broken」から始まり、「damaged」「out of order」「malfunctioning」「defective」「cracked」など、状況に応じて使い分けられる表現を学びました。
これらの表現を使うことで、日常生活の中でより具体的かつ正確に物事を説明できるようになります。ただ単に「壊れた」と言うだけでなく、状況や対象物に応じた最適な言い回しを使うことで、あなたの英語力は一段と向上します。
ぜひ、今日紹介した表現を実際の会話や練習で積極的に使ってみてください。繰り返し練習することで、自然に使いこなせるようになり、より豊かな英語表現を身につけることができます。これからも楽しく英語を学び続けてくださいね!
これからも皆さんの英語学習が実り多いものになることを願っています。がんばってください!
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