こんにちは、RYO英会話ジムです。
「仕方ない」は英語で、よく “I can’t help it.” と言います。自分ではどうしようもできないことに対して、「仕方ないよ」と伝えるときに使える自然な表現です。
例えば、
I can’t help it. I have a big project right now.
(仕方ないよ。今、大事なプロジェクトがあるんだ。)
のように使います。
また、状況そのものがどうしようもない場合は “It can’t be helped.”、起きてしまったことに「まあ、仕方ないか」と言いたい場合は “Oh well.” も使えます。
それでは、「仕方ない」を表す3つの英語表現の違いや使い方を、さらに詳しく見ていきましょう。
関連記事
- 1 僕の失敗談|「仕方ない」が英語で出てこなかった
- 2 「仕方ない」は英語で?意味と使い方を詳しく解説
- 3 2. It can’t be helped.|状況的にどうしようもない
- 4 3. Oh well.|まあ、仕方ないか
- 5 “can’t help ~ing” も覚えておこう
- 6 「仕方ない」に関連する似た表現・語彙
- 7 シーン別英会話|「仕方ない」を自然に使ってみよう
- 8 音読しよう
- 9 レッスンでよく見かける「仕方ない」の間違いパターン
- 10 間違えることは、むしろ上達のチャンス
- 11 なぜ独学だけでは難しいのか?
- 12 「なんとなく話せる」で終わらせない
- 13 本気で「話せる英語」に変えたい方へ
- 14 「仕方ない」に似た英語表現・関連語彙
- 15 似た表現を使い分けるポイント
- 16 「仕方ない」の英語表現を練習!理解度チェッククイズ
- 17 よくある質問(FAQ)
- 17.1 Q. 「仕方ない」は英語で何と言いますか?
- 17.2 Q. “I can’t help it.”とはどういう意味ですか?
- 17.3 Q. “I can’t help it.”と“It can’t be helped.”の違いは?
- 17.4 Q. 「まあ、仕方ない」は英語でどう言いますか?
- 17.5 Q. “can’t help ~ing”の意味と使い方は?
- 17.6 Q. 「仕方なく~した」は英語でどう表現しますか?
- 17.7 Q. “There’s nothing we can do.”とはどういう意味ですか?
- 17.8 Q. “What can you do?”が「仕方ない」という意味になるのはなぜ?
- 17.9 Q. “That’s life.”と“It is what it is.”の違いは?
- 17.10 Q. 覚えた英語表現を実際に話せるようにするにはどうすればいい?
- 18 まとめ|「仕方ない」を英語で自然に伝えよう
僕の失敗談|「仕方ない」が英語で出てこなかった
僕自身、英語を話し始めたころは、「仕方ない」を英語でどう表現すればいいのか、まったくわかりませんでした。
日本語では日常的によく使う言葉なのに、いざ英語で言おうとすると、
「仕方ないって、英語で何て言うんだろう?」
と止まってしまうんですよね。
海外でワーキングホリデーをしていたときに、初めて “I can’t help it.” という表現を知りました。
そのとき、
「え、こんなに簡単な英語で“仕方ない”って伝えられるんだ!」
と感激したのを今でも覚えています。
“can’t” も “help” も知っている単語なのに、それを組み合わせるだけで、自分がずっと言いたかったことを自然に表現できる。
この経験から、英会話では難しい単語をたくさん覚えることよりも、簡単な単語の自然な組み合わせを知ることが大切だと感じるようになりました。
Tips|日本語をそのまま英訳しようとしない
「仕方ない」のような表現は、日本語から一語ずつ英語に変換しようとすると、なかなか出てきません。
そこでおすすめなのが、場面ごとフレーズで覚えることです。
例えば、
I can’t help it. I have to work today.
(仕方ないよ。今日は仕事しないといけないんだ。)
のように、「どんな状況で使うのか」とセットで覚えてみてください。
僕もこうした短いフレーズを実際の会話で何度も使うことで、少しずつ考えなくても口から出るようになりました。
もし「簡単な単語は知っているのに、会話になると英語が出てこない」と感じているなら、それは珍しいことではありません。
単語を増やすだけでなく、“使えるかたまり”として覚える。
これだけでも、英語はかなり話しやすくなります。
「仕方ない」は英語で?意味と使い方を詳しく解説
「仕方ない」は英語で、状況によっていくつかの言い方があります。
特によく使われるのが、次の3つです。
- I can’t help it.
- It can’t be helped.
- Oh well.
どれも日本語では「仕方ない」と訳せますが、使う場面やニュアンスが少しずつ違います。
1. I can’t help it.|自分ではどうしようもない
I can’t help it. は、「自分でもどうしようもできない」「仕方ないよ」という意味で使われる、とても自然な表現です。
例えば、
I can’t help it. I have a big project right now.
(仕方ないよ。今、大事なプロジェクトがあるんだ。)
のように使います。
“help” というと「助ける」という意味を思い浮かべるかもしれませんが、can’t help ~ には「~を避けられない」「どうすることもできない」というニュアンスがあります。
そのため、
I can’t help it.
→ それについて自分ではどうにもできない
→ 仕方ない
という意味になります。
特に、自分の行動や感情について「わかっているけど、どうしようもない」と言いたいときによく使われます。
例えば、ダイエット中なのにケーキを食べてしまった場合、
I can’t help it. It looks so good.
(仕方ないよ。すごくおいしそうなんだもん。)
と言えます。
“Can’t help it.” と省略することもある
カジュアルな会話では、主語の “I” を省略して、
Can’t help it.
と言うこともあります。
意味は同じですが、かなり会話的な表現なので、友人や親しい相手との会話に向いています。
過去のことなら “I couldn’t help it.”
過去の出来事について「仕方なかった」「我慢できなかった」と言う場合は、
I couldn’t help it.
とします。
例えば、
I ate the whole cake. I couldn’t help it.
(ケーキ全部食べちゃった。どうしても我慢できなかったんだ。)
のように使えます。
2. It can’t be helped.|状況的にどうしようもない
It can’t be helped. も「仕方ない」という意味ですが、“I can’t help it.” とは少し視点が違います。
I can’t help it. が「自分ではどうにもできない」というニュアンスなのに対し、
It can’t be helped. は、その状況自体がどうしようもないというイメージです。
例えば、
The flight was canceled because of the storm. It can’t be helped.
(嵐でフライトがキャンセルされた。仕方ないね。)
天気や交通トラブルなど、自分の力では変えられない状況を受け入れるときに使いやすい表現です。
“I can’t help it.” との違い
シンプルに覚えるなら、
I can’t help it.
→ 「自分」にフォーカス
It can’t be helped.
→ 「状況」にフォーカス
という違いです。
似ていますが、この感覚を持っておくと使い分けやすくなります。
3. Oh well.|まあ、仕方ないか
Oh well. は、「まあ、仕方ないか」「しょうがないね」と、すでに起きてしまったことを受け入れるときに使います。
例えば、
I missed the last train. Oh well. I’ll take a taxi.
(終電を逃しちゃった。まあ仕方ない。タクシーで帰ろう。)
という感じです。
“I can’t help it.” や “It can’t be helped.” よりも、気持ちを切り替えるニュアンスが強いのがポイントです。
日本語の、
「まあ、いいか」
「しゃーないな」
「仕方ない、次いこう」
に近い感覚ですね。
ただし、深刻な場面では軽く聞こえることもあるので、使う状況には少し注意しましょう。
“can’t help ~ing” も覚えておこう
“I can’t help it.” とあわせて覚えておきたいのが、
can’t help ~ing
です。
これは、
「どうしても~してしまう」「~せずにはいられない」
という意味になります。
例えば、
I can’t help laughing when I watch this video.
(この動画を見ると、どうしても笑ってしまう。)
I can’t help thinking about it.
(どうしてもそのことを考えてしまう。)
のように使います。
“I can’t help it.” と同じく、自分の意志だけでは止めにくいことを表すときに便利です。
「仕方ない」に関連する似た表現・語彙
最後に、似た場面で使える表現も軽く押さえておきましょう。
| 表現 | 意味・ニュアンス |
|---|---|
| I can’t help it. | 自分ではどうしようもない、仕方ない |
| It can’t be helped. | 状況的にどうしようもない |
| Oh well. | まあ、仕方ないか |
| There’s nothing we can do. | 私たちにできることは何もない |
| That’s life. | 人生そんなものだよ |
| What can you do? | まあ、どうしようもないよね |
| I had no choice. | 他に選択肢がなかった |
| can’t help ~ing | どうしても~してしまう |
「仕方ない」は、日本語ではひと言で済みますが、英語では「自分がどうしようもないのか」「状況がどうしようもないのか」「気持ちを切り替えたいのか」で表現が変わります。
まずは “I can’t help it.” “It can’t be helped.” “Oh well.” の3つを、場面とセットで覚えておくと実際の会話でも使いやすくなります。
シーン別英会話|「仕方ない」を自然に使ってみよう
ここからは、“I can’t help it.” “It can’t be helped.” “Oh well.” が実際の会話でどのように使われるのか、シーン別に見ていきましょう。
シーン1:仕事が忙しくて帰れない
また今日も残業するの?
うん。仕方ないんだ。明日が締め切りだから。
自然に使うコツ
I can’t help it. は、「本当はそうしたくないけれど、自分ではどうしようもない」という場面で使いやすい表現です。
仕事や習慣、感情など、自分に関係することについて「仕方ない」と言いたいときに使ってみましょう。
シーン2:ダイエット中なのに食べてしまう
ダイエット中じゃなかった?
わかってるけど、我慢できないんだ。このケーキ、本当においしいよ。
自然に使うコツ
“I can’t help it.” は「仕方ない」だけでなく、「どうしても我慢できない」というニュアンスでも使えます。
「ダメだとわかっているけど、ついやってしまう」という場面と相性がいい表現です。
シーン3:雨でイベントが中止になった
雨でイベントが中止になったって。
残念だけど、仕方ないね。
自然に使うコツ
It can’t be helped. は、天気や交通トラブルなど、誰かの意思では変えられない状況について使うと自然です。
「自分がどうするか」ではなく、状況そのものがどうしようもないと考えると使い分けやすくなります。
シーン4:フライトがキャンセルされた
私たちのフライト、キャンセルされたみたい。
仕方ないね。別のフライトを探そう。
自然に使うコツ
“It can’t be helped.” のあとに “Let’s ~.” を続けると、
「仕方ない。じゃあ次にどうする?」
と気持ちを切り替える自然な会話になります。
ただ「仕方ない」で終わるよりも、実際の英会話では使いやすい形です。
シーン5:乗りたかったバスに間に合わなかった
ちょうどバス行っちゃったね。
まあ、仕方ないね。次のに乗ろう。
自然に使うコツ
Oh well. は、起きてしまったことを受け入れて、「まあ、いいか」「しゃーない」と気持ちを切り替えるときにぴったりです。
大げさに言う必要はなく、少し肩の力を抜いて “Oh well.” と言うと自然です。
シーン6:欲しかった商品が売り切れていた
もう売り切れてるよ。
まあ、仕方ないか。ほかのお店で探してみるよ。
自然に使うコツ
“Oh well.” は、ちょっとした残念な出来事に特に使いやすい表現です。
「残念だけど、もう気にしても仕方ない」という感覚で使うと自然です。
今回の3つをシンプルに整理すると、
自分ではどうしようもない → I can’t help it.
状況そのものがどうしようもない → It can’t be helped.
起きたことを受け入れて切り替える → Oh well.
この3つのイメージで覚えておくと、実際の会話でも「仕方ない」がスッと出てきやすくなります。
音読しよう
まずは、二人の会話を見てみましょう。
仕方ないよ。今大事なプロジェクトがあるんだ。
我慢できないときも使える
ダイエット中の友人がケーキを美味しそうに食べていて…
ダイエット中だと思ってた。
仕方ないじゃん。これすっごい美味しいんだよ。
2. 状況がどうしようもないなら、”It can’t be helped.”
仕方ないじゃん。これは僕の癖なんだ。
3. どうしようもない気持ちを表現するなら”Oh well”
おい、お前の家燃えてるよ。
しゃーないね。って、マジで!?
レッスンでよく見かける「仕方ない」の間違いパターン
ここからは、RYO英会話ジムの実際のレッスンを通して気づいた、日本人学習者によくある間違いパターンをご紹介します。
「意味は知っているのに、話すと少し不自然になる」
これは本当によくあります。
特に “I can’t help it.” のような簡単な表現ほど、単語を知っているだけでは自然に使えないことがあります。
NG① “I can’t help.” で止めてしまう
❌ I can’t help.
⭕ I can’t help it.
(仕方ないよ。)
“I can’t help.” だけだと、基本的には「私は手伝えない」という意味に聞こえてしまいます。
「仕方ない」と言いたい場合は、itまで含めて “I can’t help it.” と覚えてしまうのがおすすめです。
英会話では、一語ずつ組み立てるよりも、
I can’t help it.
をひとかたまりで口から出せる状態にしておくと自然です。
NG② “It can’t help.” と言ってしまう
❌ It can’t help.
⭕ It can’t be helped.
(仕方ない。)
ここでは 受け身の “be helped” が必要です。
“It can’t be helped.” は直訳すると「それはどうすることもできない」というイメージ。
天気や交通トラブルなど、自分では変えられない状況について使います。
“be” を抜かしてしまうミスは、実際の会話では起こりやすいので、
It can’t be helped.
までセットで覚えておきましょう。
NG③ “I can’t help to eat it.” と言ってしまう
❌ I can’t help to eat it.
⭕ I can’t help eating it.
(どうしても食べてしまう。)
“can’t help” のあとに動作を続ける場合は、
can’t help + ~ing
の形を使います。
例えば、
I can’t help laughing.
(笑わずにはいられない。)
I can’t help thinking about it.
(どうしてもそのことを考えてしまう。)
のようになります。
「can’tのあとは動詞の原形」と考えてしまい、to不定詞にしてしまわないよう注意しましょう。
NG④ 「仕方ない」なら何でも “I can’t help it.” にしてしまう
これは文法的な間違いというより、日本人学習者に多い使い分けのミスです。
例えば、台風でフライトがキャンセルされた場合、
△ I can’t help it.
⭕ It can’t be helped.
のほうが状況に合いやすくなります。
なぜなら、自分の行動ではなく、フライトのキャンセルという状況そのものがどうしようもないからです。
逆に、
I know I eat too much, but I can’t help it.
(食べすぎなのはわかってるけど、どうしてもやめられないんだ。)
なら、自分自身について話しているので “I can’t help it.” が自然です。
「自分」なら I can’t help it.
「状況」なら It can’t be helped.
まずはこの感覚で十分です。
NG⑤ “Oh well.” を深刻な場面で使ってしまう
Oh well. は、
「まあ、仕方ないか」
「しゃーないね」
という軽い気持ちの切り替えに便利な表現です。
ただし、何でも使えるわけではありません。
例えば、バスに乗り遅れたなら、
Oh well. We’ll take the next one.
(まあ仕方ないね。次のに乗ろう。)
と自然です。
一方で、相手が深刻な問題について話しているときに “Oh well.” とだけ返すと、「どうでもいい」「気にしていない」ように聞こえる可能性があります。
便利な表現ほど、意味だけではなくどんな場面で使うかまで覚えることが大切です。
間違えることは、むしろ上達のチャンス
こういった間違いを見ると、
「自分も間違えていた……」
と思うかもしれません。
でも、気にする必要はありません。
英会話は、間違えないように勉強してから話すものではなく、話して、間違えて、直しながら上達していくものだと僕は考えています。
僕自身も海外に出たころは、「仕方ない」のような簡単な日本語さえ英語で表現できませんでした。
それでも、とにかく英語を使う。
間違えたら直す。
そして、もう一度使う。
これを何度も繰り返したからこそ、少しずつ自然に話せるようになりました。
間違いは、英語ができない証拠ではありません。
むしろ、
「次に直す場所が見つかった」
ということです。
だからこそ、RYO英会話ジムでも、ミスを歓迎しています。
なぜ独学だけでは難しいのか?
英語って、「知っている」と「話せる」の間に大きな壁がありますよね。
特に難しいのが、自分の英語の何がおかしいのか、自分では意外と気づけないことです。
文法的には通じている。
相手にもなんとなく理解してもらえる。
だから、そのまま何年も同じ言い方を続けてしまう。
実は、ある程度話せる人ほど、ここで止まってしまうのはもったいないと感じています。
大切なのは、
アウトプットする → 間違える → 修正する → もう一度使う
このサイクルを回すことです。
「なんとなく話せる」で終わらせない
実際にRYO英会話ジムを利用された方の中にも、もともと英語学習経験があり、メールやチャットでは英語を使えていたものの、実際の会話では瞬時に表現できない、会議や1on1ではうまく話せないという課題を持っていた方がいます。
その方は、スピーキングテストやアウトプット練習、復習を繰り返し、6か月後には、会議で意見を論理的に伝えたり、自分から会話をリードできる場面が増えるまで成長されました。
また別の受講生からは、自分の間違いを可視化してもらえることに魅力を感じたという声もいただいています。実際のレッスンで話した内容をもとに、日常生活でも英語を使える場面が増え、本人も変化を実感されています。
ここが、僕が大切にしているポイントです。
ただ英語を話すだけではなく、
「自分が実際に何と言ったのか」を見えるようにして、間違いを直し、次のアウトプットにつなげる。
なんとなく話せる人こそ、中途半端なところで終わらせず、もう一段上を目指してほしいと思っています。
本気で「話せる英語」に変えたい方へ
RYO英会話ジムでは、アウトプット中心のトレーニングを通して、「知っている英語」を「実際に使える英語」に変えることを大切にしています。
・圧倒的なアウトプット量
・その場で発言内容を可視化&添削
・目標レベルまでの伴走サポート
・アウトプット量を確認できる可視化ダッシュボード
・復習効率を上げるパーソナルノート
・添削した英文の音声ファイルを使った定着トレーニング
でも、一番大切なのはシステムそのものではありません。
実際に話して、間違えることです。
そして、その間違いを放置せず、
「なぜ間違えたのか」
「次はどう言えばいいのか」
を一つずつ改善していく。
僕自身も、この繰り返しで英語を身につけてきました。
📣 間違えるほど、英語は伸びます。しっかり見ているからこそ、そのミスを次の成長につなげられます。
もし、
「勉強しているのに、話すと英語が出てこない」
「なんとなく話せるけれど、ずっと同じレベルにいる気がする」
と感じているなら、一度アウトプットの仕方を見直してみてください。
今月は無料体験レッスンの枠を5名まで開放しています
体験レッスンでは、ただレッスンを受けて終わりではなく、現在の英語力や課題を確認し、今後どこを改善すればいいのかまで整理します。
もし本気で変えたい方は、こちらからどうぞ。
「仕方ない」に似た英語表現・関連語彙
「仕方ない」は、場面によってさまざまな英語表現に言い換えられます。
ここでは、日常英会話でよく使える関連表現を、自然に使うコツ+会話例と一緒に見ていきましょう。
1. There’s nothing we can do.|どうしようもない・できることがない
There’s nothing we can do. は、「私たちにできることは何もない」「もうどうしようもない」という意味です。
“It can’t be helped.” と似ていますが、こちらは「もう打つ手がない」ことをより直接的に伝える表現です。
自然に使うコツ
問題を解決しようとしたものの、最終的にできることがないとわかった場面で使うと自然です。
天候、ルール、すでに決まった結果など、自分たちでは変えられないことによく使われます。
オフィスはもう閉まってるよ。
どうしようもないね。明日また来よう。
2. I had no choice.|仕方なく〜した・他に選択肢がなかった
I had no choice. は、「他に選択肢がなかった」「仕方なくそうした」という意味です。
単に「仕方ない」と言うよりも、自分がある行動を選ばざるを得なかったことを伝えるときに向いています。
自然に使うコツ
「本当はやりたくなかったけれど、ほかに方法がなかった」という場面で使います。
後ろに but や理由を加えると、より自然な会話になります。
なんでタクシーに乗ったの?
仕方なかったんだ。終電を逃しちゃったから。
3. That’s life.|人生そんなものだよ
That’s life. は、思い通りにいかなかったことに対して、「人生そんなものだよ」「そういうこともあるよ」と受け入れる表現です。
日本語の「まあ、人生そんなもんだよ」に近いですね。
自然に使うコツ
ちょっとした失敗や残念な出来事を、深刻になりすぎず受け入れるときに使います。
相手が本当に落ち込んでいるときに軽く言うと冷たく聞こえることもあるので、場面には注意しましょう。
その仕事、採用されなかったよ。
それは残念だね。でも、ときには人生そんなものだよ。
4. What can you do?|まあ、どうしようもないよね
What can you do? は直訳すると「何ができる?」ですが、実際の会話では、
「まあ、どうしようもないよね」
「仕方ないよね」
という意味でも使われます。
本当に相手へ「何ができるの?」と質問しているとは限らないのがポイントです。
自然に使うコツ
すでに起きてしまったことについて、「悩んでもしょうがない」という気持ちを共有するときに使います。
“Oh well.” に近い、かなり会話的な表現です。
コンサートのチケット、売り切れてるよ。
うん、まあ仕方ないよね。また次回かな。
5. It is what it is.|そういうものだ・仕方ない
It is what it is. は、「そういうものだよ」「現実は変えられないから仕方ない」という意味で使われる表現です。
良くも悪くも、今の現実をそのまま受け入れるニュアンスがあります。
自然に使うコツ
何かを変えようとしても難しく、最終的に現状を受け入れる場面で使います。
ただし、場合によっては「もう諦めた」という少しドライな印象になることもあります。
予定よりかなりスケジュールが厳しいね。
うん。でも、仕方ないね。できることをやろう。
6. can’t help ~ing|どうしても〜してしまう
“I can’t help it.” と一緒に覚えておきたいのが、can’t help ~ing です。
意味は、
「どうしても〜してしまう」
「〜せずにはいられない」
です。
自然に使うコツ
笑う、考える、心配するなど、自分の意思だけでは止められない感情や行動について使うと自然です。
“can’t help + 動詞ing” の形をそのまま覚えておきましょう。
なんで笑ってるの?
この動画を見ると、どうしても笑っちゃうんだ。
似た表現を使い分けるポイント
全部を一度に覚える必要はありません。
まずは、次のように場面とセットで覚えておくと使いやすくなります。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| There’s nothing we can do. | もうできることがない |
| I had no choice. | 他に選択肢がなかった |
| That’s life. | 人生そんなものだ |
| What can you do? | まあ、どうしようもないよね |
| It is what it is. | 現実だから受け入れるしかない |
| can’t help ~ing | どうしても〜してしまう |
英語では、日本語の「仕方ない」をそのまま一つの表現に置き換えるのではなく、「何が仕方ないのか」「どんな気持ちなのか」まで考えて表現を選ぶのがコツです。
最初は2〜3個だけでも大丈夫です。実際の会話で使いながら、少しずつ使い分けられる表現を増やしていきましょう。
「仕方ない」の英語表現を練習!理解度チェッククイズ
ここまで紹介してきた「仕方ない」の英語表現を、実際の場面をイメージしながら練習してみましょう。
意味を暗記するだけでなく、「この状況ならどの表現が自然?」と考えることがポイントです。
Quiz 1
仕事が忙しく、友人から「また残業するの?」と聞かれました。「仕方ないんだ。明日が締め切りだから」と言うなら、最も自然なのは?
A. I can’t help it.
B. That’s life.
C. Oh well.
D. I had no choice yesterday.
I can’t help it. は、自分に関係することについて「自分でもどうしようもない」「仕方ない」と言いたいときに自然です。
I can’t help it. We have a deadline tomorrow.
(仕方ないんだ。明日が締め切りだから。)
Bの That’s life. は「人生そんなものだ」、Cの Oh well. は「まあ仕方ないか」と気持ちを切り替える表現です。Dの I had no choice yesterday. は「昨日は他に選択肢がなかった」という過去の具体的な行動について使うため、この場面には合いません。
Quiz 2
大雨のため屋外イベントが中止になりました。「残念だけど、仕方ないね」と言うなら?
A. I can’t help eating it.
B. It can’t be helped.
C. I had no choice.
D. What did you do?
It can’t be helped. は、天気など自分ではコントロールできない状況について「仕方ない」と言うときにぴったりです。
It can’t be helped. The weather is terrible.
(仕方ないね。天気がひどいから。)
Aは「どうしても食べてしまう」、Cは「他に選択肢がなかった」という意味です。Dは単純に「何をしたの?」という質問なので意味が異なります。
Quiz 3
バスを目の前で逃してしまいました。「まあ、仕方ない。次のに乗ろう」と軽く気持ちを切り替えるなら?
A. Oh well.
B. I can’t help laughing.
C. There’s nothing I did.
D. That’s my life.
Oh well. は、ちょっとした残念な出来事が起きたあとに、「まあ、仕方ないか」と気持ちを切り替えるときによく使います。
Oh well. We’ll take the next one.
(まあ、仕方ないね。次のに乗ろう。)
Bは「笑わずにはいられない」という意味です。Cはこの意味では自然な英語ではありません。Dの That’s my life. は「それが私の人生だ」という意味になり、今回の「仕方ない」とはニュアンスが異なります。
Quiz 4
「この動画を見ると、どうしても笑ってしまう」を自然に英語で言うなら?
A. I can’t help laugh.
B. I can’t help to laugh.
C. I can’t help laughing.
D. I can’t helped laughing.
can’t help + ~ing で、「どうしても〜してしまう」「〜せずにはいられない」という意味になります。
I can’t help laughing when I watch this video.
(この動画を見ると、どうしても笑ってしまう。)
Aは “laugh” が原形になっているため不自然です。Bのように “to laugh” は使わず、helpのあとには動名詞(~ing)を置きます。Dの “can’t helped” も文法的に誤りです。
Quiz 5
終電を逃したため、仕方なくタクシーに乗りました。「他に選択肢がなかったんだ」と伝えるなら?
A. It is what it is.
B. I had no choice.
C. Oh well.
D. I couldn’t help it rain.
I had no choice. は、「他に選択肢がなかった」「仕方なくそうした」という場面で使います。
I had no choice. I missed the last train.
(仕方なかったんだ。終電を逃したから。)
Aは「現実だから受け入れるしかない」、Cは「まあ仕方ない」という気持ちを表します。Dは文法的にも意味的にも不自然です。
Quiz 6
会社のルールがすでに決まっていて、自分たちには変えられません。「もう私たちにできることはないね」と言うなら?
A. There’s nothing we can do.
B. We can’t help to do.
C. We have nothing choice.
D. There isn’t something we do.
There’s nothing we can do. は、「私たちにできることは何もない」「どうしようもない」という意味です。
There’s nothing we can do. The decision has already been made.
(もうどうしようもないね。決定はすでに下されているから。)
Bは “can’t help” の使い方が不自然です。Cは no choice を使うなら “We have no choice.” のようにします。Dも自然な英文にはなっていません。
Quiz 7
仕事で思い通りにいかないことがあり、「まあ、人生そんなものだよ」と少し達観した感じで言うなら?
A. That’s life.
B. That’s a life.
C. It can’t help.
D. I can’t life it.
That’s life. は、思い通りにいかないことを受け入れて、「人生そんなものだよ」「そういうこともある」と言う表現です。
Sometimes things don’t go as planned. That’s life.
(ときには予定通りにいかないこともある。人生そんなものだよ。)
Bの That’s a life. ではこの決まり文句の意味になりません。Cの It can’t help. は “It can’t be helped.” なら「仕方ない」という意味になります。Dは英語として不自然です。
Quiz 8
欲しかったチケットがすでに売り切れていました。「まあ、どうしようもないよね。また次回だね」と会話的に言うなら?
A. What can you do?
B. What should you doing?
C. How can you do?
D. What you can do?
What can you do? は質問の形ですが、文脈によっては「まあ、どうしようもないよね」という意味で使われます。
What can you do? Maybe next time.
(まあ、仕方ないよね。また次回かな。)
B・C・Dはいずれも今回の意味を表す自然な決まり表現ではありません。特に What can you do? は、文字通り答えを求める質問ではなく、諦めや受け入れの気持ちを表すことがあります。
Quiz 9
厳しいスケジュールはもう変更できません。「そういうものだから、受け入れるしかないね」と言いたいなら?
A. It is what it is.
B. It is how it does.
C. It does what it is.
D. It can’t be doing.
It is what it is. は、「そういうものだ」「現実は変えられないから受け入れるしかない」というニュアンスの表現です。
The schedule is tight, but it is what it is.
(スケジュールは厳しいけど、まあ仕方ないね。)
B・C・Dはいずれもこの意味を表す自然な決まり表現ではありません。
“It is what it is.” は便利ですが、言い方によっては少しドライに聞こえるので、深刻な悩みに対して軽く使うのは避けたほうがよい場合もあります。
Quiz 10
次のうち、状況に合った表現の組み合わせとして最も自然なのは?
「飛行機が悪天候でキャンセルされた」→ ①
「ケーキがおいしくて我慢できない」→ ②
「バスを逃したけど、まあいいか」→ ③
A. ① It can’t be helped. / ② I can’t help it. / ③ Oh well.
B. ① Oh well. / ② It can’t be helped. / ③ I had no choice.
C. ① I can’t help laughing. / ② That’s life. / ③ It can’t be helped.
D. ① I had no choice. / ② There’s nothing we can do. / ③ I can’t help it.
それぞれの基本イメージを整理すると、
It can’t be helped.
→ 状況そのものがどうしようもない
I can’t help it.
→ 自分ではどうしても抑えられない・どうしようもない
Oh well.
→ 起きてしまったことに「まあ、仕方ないか」と気持ちを切り替える
となります。
Bは、ケーキを我慢できない場面で “It can’t be helped.” を使うのが不自然です。Cは①の “I can’t help laughing.” が「笑わずにはいられない」という別の意味です。Dもそれぞれの状況と表現のニュアンスが一致していません。
「仕方ない=1つの英語表現」と覚えるのではなく、状況や気持ちによって表現を選ぶことが、自然な英会話への近道です。
よくある質問(FAQ)
Q. 「仕方ない」は英語で何と言いますか?
A. よく使われるのは “I can’t help it.” です。「自分でもどうしようもない」「仕方ないよ」というニュアンスがあります。状況そのものが変えられない場合は “It can’t be helped.” もよく使われます。
Q. “I can’t help it.”とはどういう意味ですか?
A. “I can’t help it.” は「仕方ない」「自分ではどうしようもない」という意味です。自分の行動や感情をコントロールしにくい場面で使われます。I can’t help it. I’m worried. のように使えます。
Q. “I can’t help it.”と“It can’t be helped.”の違いは?
A. “I can’t help it.” は「自分ではどうしようもない」、“It can’t be helped.” は「状況的にどうしようもない」という違いがあります。自分にフォーカスするか、状況にフォーカスするかで使い分けるとわかりやすいです。
Q. 「まあ、仕方ない」は英語でどう言いますか?
A. 軽く「まあ、仕方ないか」と気持ちを切り替えるなら “Oh well.” が自然です。バスに乗り遅れた、商品が売り切れていたなど、ちょっとした残念な出来事を受け入れるときによく使われます。
Q. “can’t help ~ing”の意味と使い方は?
A. “can’t help ~ing” は「どうしても~してしまう」「~せずにはいられない」という意味です。例えば I can’t help laughing. なら「どうしても笑ってしまう」。helpのあとは動詞のing形になるのがポイントです。
Q. 「仕方なく~した」は英語でどう表現しますか?
A. 「ほかに選択肢がなかった」という意味なら “I had no choice.” が自然です。例えば I had no choice. I took a taxi. なら、「仕方なくタクシーに乗った」というニュアンスを伝えられます。
Q. “There’s nothing we can do.”とはどういう意味ですか?
A. “There’s nothing we can do.” は「私たちにできることは何もない」「もうどうしようもない」という意味です。すでに決まったことや、自分たちでは変えられない状況を受け入れるときに使います。
Q. “What can you do?”が「仕方ない」という意味になるのはなぜ?
A. “What can you do?” は直訳すると「何ができる?」ですが、会話では「まあ、どうしようもないよね」という意味でも使われます。本当に答えを求めるのではなく、変えられない状況を受け入れる表現として使われます。
Q. “That’s life.”と“It is what it is.”の違いは?
A. “That’s life.” は「人生そんなものだよ」、“It is what it is.” は「現実はそういうものだから受け入れるしかない」というニュアンスです。どちらも受け入れを表しますが、後者のほうがややドライに聞こえることがあります。
Q. 覚えた英語表現を実際に話せるようにするにはどうすればいい?
A. 大切なのは、覚えるだけでなく 実際にアウトプットして、間違いを直し、もう一度使うことです。RYO英会話ジムでも、発言内容を可視化・添削しながら「知っている英語」を実際に使える英語へ変えるトレーニングを重視しています。
まとめ|「仕方ない」を英語で自然に伝えよう
今回は、「仕方ない」を表す英語表現について紹介しました。
まず覚えておきたいのは、この3つです。
- I can’t help it. → 自分ではどうしようもない
- It can’t be helped. → 状況的にどうしようもない
- Oh well. → まあ、仕方ないか
さらに、I had no choice. や There’s nothing we can do. なども、場面によって自然に使えます。
大切なのは、表現を知って終わりにせず、実際に使って、間違えて、直して、もう一度使うことです。
僕自身も、この繰り返しで少しずつ「知っている英語」を「話せる英語」に変えてきました。
RYO英会話ジムでは、実際に話した英語をその場で可視化・添削しながら、アウトプットを通して話せる力を伸ばしていきます。
今月は、無料体験レッスンの枠を5名まで開放しています。








































コメントを残す