- 1 海外在住中、4歳の息子の歯ぐきが突然腫れた|マニラで歯医者を探して感じた「生活で使う英語」の大切さ
- 2 最初は「軽い歯ぐきの炎症かな?」と思っていた
- 3 海外の歯医者では、まず「症状を英語で説明する」
- 4 レントゲンを撮り、神経付近の虫歯が疑われた
- 5 Pulpectomyとは?
- 6 ただ、一度目の治療は怖がってできなかった
- 7 Laughing Gas(笑気ガス)という選択肢も
- 8 抗生剤で腫れはいったんかなり改善
- 9 診察だけでも、すでにかなりお金がかかった
- 10 海外在住者は「海外療養費」も知っておいたほうがいい
- 11 海外で病院に行くと、「使える英語」の意味が変わる
- 12 海外生活では、英語力がそのまま「生活力」になる
- 13 まとめ|海外在住なら医療英語も「使える英語」の一つ
海外在住中、4歳の息子の歯ぐきが突然腫れた|マニラで歯医者を探して感じた「生活で使う英語」の大切さ
海外で生活していると、旅行ではなかなか経験しない場面に出くわします。
その一つが、病院や歯医者に行かなければならなくなったときです。
僕は現在、家族でフィリピン・マニラに滞在しています。
ある日、4歳の息子が「歯が少し痛い」と言いました。
そのときは一時的だったので、それほど気にしていませんでした。
ところが翌日、歯磨きをしていると、
「あれ?右側と比べて歯ぐきが膨らんでいる」
ことに気づきました。
今回は、海外在住中に子どもの歯ぐきが腫れ、マニラで何度も歯医者に行った経験をまとめます。
海外勤務や海外在住を考えている方にとって、医療面だけでなく、実際にどんな英語が必要になるのかという点でも参考になればと思います。
最初は「軽い歯ぐきの炎症かな?」と思っていた
最初に気づいたのは、奥歯付近の歯ぐきの腫れでした。
本人は元気で、
- 熱なし
- 食欲あり
- 強い痛みなし
- 普通に遊んでいる
という状態。
そのため最初は、
「食べ物が挟まったのかな?」
「歯磨きで少し傷ついたのかな?」
くらいに考えていました。
ただ、反対側の同じ場所と比べると、明らかに片側だけ腫れています。
さらに翌日になると、少し腫れが大きくなっているように見えました。
そこで、BGCにある歯科医院を受診することにしました。
海外の歯医者では、まず「症状を英語で説明する」
海外で病院へ行くと、最初に必要になるのが、
「何が起きているのかを簡潔に伝える英語」
です。
今回なら、例えばこんな感じです。
My son’s gum is swollen on the lower right side.
息子の右下の歯ぐきが腫れています。
さらに、
He complained of pain briefly, but he doesn’t have any pain or fever now.
一時的に痛いと言っていましたが、今は痛みも熱もありません。
そして、
The swelling seems to be getting slightly bigger.
腫れが少し大きくなっているように見えます。
こういう英語は、教科書で覚える英語とは少し違います。
でも海外で生活していると、突然必要になります。
「英語を話せる」というのは、こういう生活上の問題を自分で処理できることでもあるんだな
と改めて感じました。
レントゲンを撮り、神経付近の虫歯が疑われた
歯医者では診察とレントゲンを受けました。
結果として、歯ぐきの腫れは、単なる歯肉炎ではなく、
乳歯の虫歯や歯の根の周辺の炎症が関係している可能性
を指摘されました。
紹介状には、
- gum swelling
- possible cavity
- possible bone loss
といった内容が書かれていました。
つまり、
「虫歯確定」というより、詳しく診てもらったほうがいい
という段階です。
その後、小児歯科で詳しく診てもらい、
Pulpectomy(乳歯の根の治療)
と
Stainless Steel Crown(ステンレスクラウン)
を提案されました。
Pulpectomyとは?
Pulpectomyは、簡単に言うと、
虫歯などによって感染した乳歯の神経を取り除き、根の中をきれいにする治療
です。
日本でいう「乳歯の神経治療」に近いものです。
その後、歯を守るために、
Stainless Steel Crown
という銀色のクラウンを被せる治療が提案されました。
今回の見積もりは、
- Pulpectomy:₱9,500
- Stainless Steel Crown:₱6,000
合計、
₱15,500
でした。
当時のレートでは、約4万円ほどです。
ただ、一度目の治療は怖がってできなかった
実際に治療しようとしたところ、問題が発生しました。
息子が、
麻酔の針を見て怖くなってしまった
んです。
泣いてしまい、その日は治療できませんでした。
以前、日本の歯医者では、
- 歯ぐきに表面麻酔を塗る
- 歯ぐきに局所麻酔の注射をする
- 神経治療を行う
という治療を受けたことがあります。
そのときはできていました。
しかし今回は、
- 海外
- 初めての先生
- 初めての歯医者
- 針が見えてしまった
という条件も重なり、怖くなってしまったようです。
子どもの歯科治療は、治療内容だけではなく、
「子どもが治療を受けられる心理状態か」
もかなり大きいと実感しました。
Laughing Gas(笑気ガス)という選択肢も
そこで調べたのが、
Nitrous Oxide Sedation
いわゆる
Laughing Gas(笑気ガス)
です。
子どもを完全に眠らせる全身麻酔ではなく、鼻からガスを吸い、
- 不安を和らげる
- リラックスさせる
- 歯科治療への恐怖を軽減する
ために使われます。
ただ、マニラでは対応している歯医者がそれほど多くありません。
さらにBGCやマカティの私立歯科では、笑気ガスを使うと治療費がかなり上がるケースもあります。
そのため、
「本当に必要なのか」
「局所麻酔だけでできる方法はないのか」
を含めて検討することになりました。
抗生剤で腫れはいったんかなり改善
治療できなかったため、別の抗生剤を処方してもらいました。
これがかなり効きました。
最初は歯ぐきに、
白いニキビのような小さな膨らみ
もありました。
歯の根の感染による膿の出口の可能性も指摘されましたが、抗生剤を飲み始めてから、
- 腫れがほぼ消える
- 白い膨らみも小さくなる
- 歯ぐきの色が普通に戻る
- 痛みなし
- 発熱なし
という状態まで改善しました。
ただし、ここは注意が必要です。
抗生剤で炎症が落ち着いても、
虫歯や感染した歯の根そのものが治ったわけではありません。
そのため、最終的には歯科医と相談しながら治療時期を決める必要があります。
診察だけでも、すでにかなりお金がかかった
海外の私立医療で驚くのが、やはり費用です。
今回、実際に診察・検査だけで、
- ₱2,500
- ₱2,500
- ₱1,500
- ₱1,500
合計、
₱8,000
ほどかかりました。
さらに治療費として、
- Pulpectomy:₱9,500
- Stainless Steel Crown:₱6,000
合計 ₱15,500
です。
すべて合わせると、
₱23,500
ほど。
日本円では6万円前後になります。
日本の子どもの歯科治療に慣れていると、かなり高く感じます。
海外在住者は「海外療養費」も知っておいたほうがいい
僕の場合、日本では吹田市の国民健康保険に加入しています。
海外滞在中に病気やケガをして現地で治療を受けた場合、
治療目的で海外へ渡航したのでなければ、帰国後に海外療養費を申請できる可能性があります。
ただし、
海外で払った金額の7割がそのまま返ってくるわけではありません。
日本で同じ治療を受けた場合の保険診療費を基準にして、支給額が計算されます。
そのため、海外で6万円払っても、6万円を基準に計算されるとは限りません。
今回のように、
- 診察
- レントゲン
- Pulpectomy
- Stainless Steel Crown
など、日本でも保険診療に相当する治療であれば、申請する価値はあります。
帰国後に申請するため、
海外の歯医者でもらった領収書や診療明細はすべて保管しておく
ことが大切です。
僕も今回、領収書や治療内容をできるだけ残しています。
海外で病院に行くと、「使える英語」の意味が変わる
今回の経験で改めて感じたことがあります。
英語学習というと、
- TOEIC
- 英会話
- ビジネス英語
- 海外旅行
などを想像する方が多いと思います。
でも、実際に海外で暮らしていると、
本当に必要になる英語は、生活の問題を解決する英語
です。
例えば今回なら、
Is the nerve involved?
神経まで達していますか?
Does he need a pulpectomy?
Pulpectomyは必要ですか?
Can this wait, or does it need treatment soon?
これは少し待てますか?それとも早めの治療が必要ですか?
Does the price include local anesthesia?
この料金に局所麻酔は含まれていますか?
Could you give me an itemized receipt?
明細付きの領収書をいただけますか?
こういう英語を使います。
どれも難しい単語をたくさん使っているわけではありません。
大事なのは、
「自分が知りたいことを、その場で質問できること」
です。
海外生活では、英語力がそのまま「生活力」になる
僕はこれまで海外で長く生活してきましたが、病院や行政、銀行、不動産、子どもの学校など、
海外生活では想像以上に、
自分で確認しなければならないこと
が出てきます。
そのたびに感じるのが、
英語が話せることで、選択肢が増える
ということです。
今回も、
- 症状を説明する
- 治療方法を聞く
- セカンドオピニオンを取る
- 費用を確認する
- 麻酔について質問する
- 日本の保険用の書類について相談する
すべて英語でした。
英語は単なるコミュニケーションツールというより、
海外生活では、
自分や家族を守るための実用スキル
になるんだと思います。
まとめ|海外在住なら医療英語も「使える英語」の一つ
今回、4歳の息子の歯ぐきが腫れたことから、マニラで何度も歯医者を受診することになりました。
最初は軽い炎症かと思いましたが、最終的には乳歯の根の治療が必要になる可能性まで出てきました。
海外では、日本と
- 医療制度
- 治療費
- 保険
- 治療方法
が違います。
だからこそ、
分からないことを英語で質問し、自分で確認する力
がとても大切です。
僕自身、今回の経験を通して改めて、
「英語が話せる」というのは、流暢に雑談できることだけではないと感じました。
必要なときに、必要なことを伝えられる。
海外で暮らすなら、それこそが一番実用的な英語力なのかもしれません。
RYO英会話ジムでは、「知っている英語」ではなく、実際の場面で使える英語を身につけることを大切にしています。
海外勤務・海外移住・ノマド生活など、英語を実際に使う環境を目指している方は、ぜひ「生活の中で使える英語」という視点も持ってみてください。






































