こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
英語をたくさん話したあとに、
「頭がものすごく疲れた……」
「レッスンが終わったら、何もする気が起きない」
「英語を話すだけで、こんなに消耗するの?」
と感じたことはありませんか?
実は、その疲れは必ずしも悪いものではありません。
むしろ、脳が英語を使うための新しい回路をつくろうとしているサインとも考えられます。
僕自身も、英語を話す訓練を本格的に始めたころは、英語を使ったあとにぐったりするほど疲れていました。
しかし、実践を繰り返すうちに、少しずつ負担が減り、今では英語を話すことにほとんど疲れを感じません。それどころか、英語で会話することを心地よく感じるようになりました。
この記事では、
- なぜ英語を話すと疲れるのか
- その疲れが成長と関係している理由
- どうすれば英語を楽に話せるようになるのか
について、僕自身の経験も交えながらお伝えします。
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英語を話すトレーニングは、想像以上に脳を使う
英語を話すトレーニングをしたあと、強い疲れを感じることがあります。
これは、英語を話している間に、脳がさまざまな処理を同時に行っているからです。
たとえば、英語で会話するときには、
- 相手の英語を聞き取る
- 内容を理解する
- 自分が言いたいことを考える
- 必要な単語や表現を探す
- 文法や語順を組み立てる
- 発音しながら相手の反応も確認する
といった作業を、短い時間の中で行わなければなりません。
英語を話すことに慣れていない段階では、これらの処理の多くを意識的に行います。
そのため、脳に大きな負荷がかかり、会話のあとに強い疲労を感じやすくなるのです。
大手企業の英語研修でも、最初は全員が疲れていた
以前、僕は大手企業向けに、実践形式のビジネス英語研修を提供していました。
その研修では、受講者の方々が一日8時間ほど英語漬けの環境に入り、復習も含めて毎日大量のアウトプットを行います。
研修期間は、およそ2〜3か月です。
参加者の英語力は、開始時点でTOEIC500点前後の方が中心でした。
研修が始まると、多くの受講者が口をそろえてこう言っていました。
「最初の2週間は、普段の仕事より何倍も疲れます」
英語を聞くだけではありません。
自分の意見を考え、英語で説明し、質問に答え、間違いを修正しながら、再び話す。
これを一日中繰り返すため、脳はフル稼働します。
しかし、その負荷を乗り越えて研修を続けた受講者は、終了するころには見違えるほど英語を話せるようになっていました。
最初に感じていた強い疲れは、ずっと続いたわけではありません。
実践を重ねるにつれて、少しずつ英語での処理に慣れ、以前よりも自然に話せるようになっていったのです。
僕も英語を話したあとは、何もしたくないほど疲れていた
現在の僕は、英語を比較的スムーズに話すことができます。
しかし、最初から楽に話せたわけではありません。
本格的に英語を使い始めたころは、英語を話したあとに、何もやる気が起きないほど疲れていました。
本当に、エネルギーを全部吸い取られたような感覚です(笑)。
僕はそれまで、英語のインプットはかなり行っていました。
単語や文法を勉強し、英語を読んだり聞いたりする時間も取っていました。
しかし、自分の考えを英語で瞬時に伝える訓練は十分にできていなかったのです。
その後、僕は約1年間、ほぼ一日中英語を使う環境に身を置きました。
当時は教材制作部門の責任者をしており、部下にはアメリカ人やインド人がいました。
仕事では、
- 英語で指示を出す
- 英語で会議を行う
- 作成物の間違いを英語で説明する
- 改善点や意図を英語で伝える
といったことを毎日行っていました。
さらに、当時付き合っていた方も外国人だったため、家でも朝から晩まで英語を使っていました。
それに加えて、毎日50分の英会話レッスンも受けていました。
仕事でも英語。
家でも英語。
レッスンでも英語。
今振り返ると、かなり負荷の高い環境だったと思います。
当然、最初は毎日ヘトヘトでした。
ただ、その経験があったからこそ、英語を頭の中で組み立てるスピードが上がり、少しずつ考えなくても言葉が出るようになっていきました。
なぜ英語を話すと、これほど疲れるのか
英語を話すと疲れる大きな理由の一つは、英語での処理がまだ自動化されていないからです。
日本語の場合、言いたいことが浮かぶと、ほとんど意識せずに言葉が出てきます。
しかし、英語に慣れていない段階では、
- 言いたい内容が浮かぶ
- 日本語で考える
- 英語に訳そうとする
- 単語や文法を探す
- 英語として口に出す
という流れになりやすくなります。
一つひとつの作業に時間とエネルギーが必要です。
さらに、
「この文法で合っているかな」
「もっと自然な単語はないかな」
「発音は通じているかな」
と考えながら話すため、脳への負担がさらに大きくなります。
一般的に「英語脳」という言葉が使われることがありますが、頭の中に日本語用と英語用の脳が別々に存在するわけではありません。
ここでいう英語脳とは、英語を聞いて理解し、英語で考え、そのまま英語で表現する処理がスムーズになった状態を指します。
英語を話して疲れる時期は、その処理を少しずつ自動化している途中なのです。
日本語を話しても疲れないのは、ほぼ自動化されているから
一方、母語である日本語を話すときは、英語ほど強い疲れを感じません。
それは、日本語を使うための処理が、長年の経験によってほぼ自動化されているからです。
私たちは幼いころから、
- 日本語を聞く
- 日本語で考える
- 日本語で話す
- 相手の反応を理解する
という経験を何度も繰り返してきました。
そのため、日常会話で使う日本語については、文法や語順を一つずつ意識する必要がありません。
「私は今から駅に行きます」と話すときに、
「主語の次に助詞を置いて、そのあとに副詞を……」
とは考えませんよね。
言いたいことが自然に言葉になります。
つまり、母語を話すときの脳は、非常に効率よく動いています。
英語学習でも、繰り返し実践することで、少しずつこの状態に近づけていくことができます。
英語を楽に話せるようになるための3つのポイント
では、どうすれば英語を話すときの負担を減らせるのでしょうか。
重要なのは、次の3つです。
1.英語を聞いて、瞬時に理解する力をつける
会話では、相手の言葉を理解するまでに時間がかかると、そのあとの返答にも余裕がなくなります。
英語を聞いたときに、頭の中で一度日本語に訳すのではなく、英語のまま意味をイメージできるようになることが大切です。
そのためには、音読やシャドーイングなどのトレーニングが効果的です。
声に出して英語を繰り返すことで、英語の語順や音に少しずつ慣れていきます。
詳しいトレーニング方法は、こちらの記事で解説しています。
2.英語でのアウトプット量を増やす
英語を話せるようになるためには、実際に話す経験が欠かせません。
単語や文法を覚えることはもちろん大切です。
しかし、知識を増やすだけでは、会話の瞬間にその知識を使えるとは限りません。
スポーツと同じで、実際に使ってみなければ、必要なタイミングで自然に動けるようにはならないのです。
英会話レッスンを受ける、外国人の友人と話す、英語を使うコミュニティに参加するなど、定期的に英語を話す場をつくりましょう。
3.話して、改善して、もう一度話す
ただ英語を話すだけでも経験にはなります。
しかし、より効率よく伸ばすためには、話した内容を改善し、正しい形で言い直すことが重要です。
たとえば、
- 自分の力で話す
- 間違いや不自然な表現を確認する
- より自然な表現に修正する
- 修正した英語を声に出して練習する
- 次の会話で再び使う
という流れを繰り返します。
このサイクルを続けると、最初は考えながら使っていた表現が、次第に自然と口から出るようになります。
RYO英会話ジムでも、単に会話を楽しむだけではなく、受講生の発言内容を見える化し、その場で改善することを大切にしています。
話すだけで終わらず、改善した表現を自分の言葉として定着させることが、英語を楽に話せるようになる近道です。
教材を読むだけでは、話す力が伸びにくいこともある
英語をある程度インプットしたあとは、教材を見ずに、自分の考えを話す練習が必要になります。
教材に書かれた文章を読む練習では、すでに答えが目の前にあります。
しかし、実際の会話では、
- 何を伝えるか
- どの順番で話すか
- どの単語や表現を使うか
を、その場で自分で決めなければなりません。
ここに大きな違いがあります。
読み合わせ中心のレッスンを続けていても、思うように成長を感じられない場合は、知識が足りないのではなく、自分で英語を組み立てる練習が不足している可能性があります。
英語を話せるようになるには、脳にある程度の負荷をかけることも必要です。
少し言葉に詰まったり、考えるのに時間がかかったりしても問題ありません。
その負荷を繰り返すことで、英語の処理が少しずつ速くなっていきます。
慣れてくると、英語を話す疲れは驚くほど減る
英語で理解し、自分の言いたいことをスムーズに伝えられるようになると、会話後の疲れは少しずつ減っていきます。
僕自身、英語を本格的に使い始めたころは、
「このまま続けたら、頭がおかしくなるんじゃないか」
と思うほど疲れていました(笑)。
しかし、仕事や日常生活、英会話レッスンなど、さまざまな場面で実践を続けたことで、少しずつ英語を使う処理が自動化されていきました。
今では、英語を話してもほとんど疲れません。
むしろ、英語で会話すること自体を楽しく、心地よく感じます。
英語と日本語の切り替えも、以前よりずっと自然にできるようになりました。
もちろん、必要な期間には個人差があります。
もともとの英語力や練習量、トレーニングの内容によっても変わります。
ただ、集中的にアウトプットと改善を繰り返せば、3〜6か月でも大きな変化を実感することは十分可能です。
短期間で英語力を伸ばすために必要な学習時間については、こちらの記事でも解説しています。
大切なのは、話せる場面を少しずつ増やすこと
最初から、どんな話題でも流暢に話そうとする必要はありません。
まずは、
- 自己紹介
- 仕事の説明
- 最近あった出来事
- 自分の意見
- よく使う業務上のやり取り
など、自分に身近な場面から練習していきましょう。
一つの話題について話せるようになったら、次の話題へ進む。
このように、話せる場面を一つずつ増やしていくことで、小さな成功体験が積み重なります。
「前より言葉が出てくるようになった」
「以前より会話後の疲れが減った」
「考える時間が短くなった」
こうした変化は、英語での処理が少しずつ自動化されているサインです。
派手な変化だけが成長ではありません。
以前より少し楽に話せたという感覚も、立派な成長です。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今回のポイントを振り返ります。
英語を話したあとの疲れは、脳を使っている証拠
英語に慣れていない段階では、聞く、理解する、考える、文章を組み立てる、発音するという複数の作業を同時に行います。
そのため、英語を話したあとに疲れるのは自然なことです。
日本語が楽なのは、長年の経験で自動化されているから
母語は、文法や語順を細かく考えなくても自然に使えます。
英語も実践を重ねることで、少しずつ同じような省エネ状態に近づいていきます。
英語を楽に話すには、アウトプットと改善が必要
英語を聞いて理解する力だけでなく、自分で話す量を増やし、間違いを改善して再び使うことが重要です。
疲れは少しずつ減っていく
練習を続けると、英語の処理が速くなり、会話後の疲れも減っていきます。
最初から疲れずに話せる人は、ほとんどいません。
英語を話したあとに疲れたときは、
「自分には英語の才能がない」
と考えるのではなく、
「今日はそれだけ脳を使って、英語を話す訓練ができた」
と捉えてみてください。
もちろん、無理をして心身を消耗し続ける必要はありません。休息を取りながら、自分に合ったペースで続けることも大切です。
それでも、適度な負荷をかけながら実践を積み重ねれば、以前より少ないエネルギーで英語を話せる日は必ずやってきます。
今感じている疲れは、英語が口から自然に出るようになるまでの途中経過です。
焦らず、話せる場面を一つずつ増やしていきましょう。
英語学習では、ときに疲れたり、うまく話せず落ち込んだりすることもあります。
しかし、その疲れは、何もしていない人には感じられないものです。
実際に英語を使い、自分の力で伝えようとしたからこそ生まれています。
昨日より一つ表現が増えた。
以前より少し早く答えられた。
最後まで自分の言葉で伝えられた。
どんなに小さく見える変化でも、それはあなたが積み上げてきた成果です。
疲れを必要以上に怖がらず、しっかり休みながら、一歩ずつ続けていきましょう。
その積み重ねが、やがて「英語を話すのが楽しい」と感じられる状態につながっていきます。












































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