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英語を覚えてもすぐ忘れる人へ|「記憶力がない」と思っていた僕が変えた5つの復習法

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RYO英会話ジム代表: 横田涼

セブ&オーストラリア留学後、海外で7年間勤務。2019年にRYO英会話ジムを創業。
KLab株式会社で翻訳・通訳を担当後、hanaso(Unhoop株式会社)でメソッド開発・講師を歴任。
その後、株式会社Alueにて三菱UFJ・UNIQLOなど大手企業向けに短期集中ビジネス英語研修を提供。

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こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。

「英単語を覚えても、次の日には忘れている」

「レッスンで習った表現を、いざ話そうとすると出てこない」

「自分は昔から記憶力が悪いから、英語には向いていないのかも」

こんなふうに感じたことはありませんか?

僕自身、高校生のころはかなりそう思っていました。

英単語を覚える。

忘れる。

また覚える。

また忘れる。

その繰り返しで、

「自分は記憶力が悪いんだ」

と思っていたんです。

でも、20代から本格的に英語を学び直し、

音読。

留学。

海外生活。

翻訳・通訳。

英語教材制作。

企業向け英語研修。

そして現在の英語指導。

と経験する中で、考え方が変わりました。

問題は、

僕の記憶力そのものより、

「覚えた情報をどう復習し、どう取り出していたか」

にあったんです。

結論から言うと、

英語を覚えたいなら、

何度も眺めるだけではなく、

思い出す → 間隔を空ける → 声に出す → 自分で使う

という流れを作ることが大切です。

今回は、

英単語・フレーズ・レッスン内容を忘れにくくし、「知っている英語」を会話で取り出せる状態へ近づける5つの方法

を、僕自身の経験も交えて紹介します。

結論|英語の「記憶力」を上げるより、覚え方と取り出し方を変える

最初に、この記事で一番伝えたいことです。

「記憶力がいい人だから英語を覚えられる」

とは限りません。

むしろ英語学習では、

  1. 意味のある形で覚える
  2. 何も見ずに思い出す
  3. 時間を空けてもう一度思い出す
  4. 声に出す
  5. 自分の会話で使う

という学習の仕組みがかなり重要です。

第二言語の語彙学習研究でも、単純な詰め込み型の反復だけより、間隔を空けた反復、思い出す練習、意味を深く処理する活動を組み合わせることの重要性が指摘されています。

つまり、

「忘れない人」を目指す必要はありません。

忘れたら、

また思い出す。

この繰り返しで、

取り出しやすい記憶にしていけばいいんです。

僕も昔は「自分は記憶力が悪い」と思っていた

高校時代の僕は、

英語があまり得意ではありませんでした。

単語を覚えようとしても、

次のテストが終わるとかなり忘れてしまう。

文法も、

習ったときは分かった気がするけれど、

しばらくすると曖昧になる。

そのたびに、

「俺、記憶力ないな……」

と思っていました。

今振り返ると「覚え方」に問題があった

当時の勉強を振り返ると、

かなりシンプルです。

単語を見る。

↓

日本語訳を確認。

↓

何回か読む。

↓

テスト。

↓

終了。

つまり、

「覚えたあとに取り出す」「数日後にもう一度使う」

という工程がほとんどありませんでした。

これでは忘れて当然だったんだな、と今は思います。

「覚えている」と「会話で使える」は別

英語学習では、

ここを分けて考えることも重要です。

たとえば、

“hesitate”

を見れば、

「ためらう」

と分かる。

これは、

知識としては覚えています。

でも、

誰かに、

「遠慮なく質問してください」

と言いたい瞬間に、

“Don’t hesitate to ask.”

が出てくるか。

ここは別です。

目標は「見れば分かる」から「必要なときに出る」へ

英会話が目的なら、

最終的に必要なのは、

自分の記憶から英語を取り出すこと

です。

だから復習するときも、

「もう一度見る」

だけではなく、

見ないで言えるか

を確認する必要があります。

1. 英単語・フレーズを「意味のある文」で覚える

最初のコツは、

単語をバラバラに覚えすぎないことです。

たとえば、

deadline = 締め切り

とだけ覚えるより、

“I need to meet the deadline.”

と覚える。

すると、

deadlineの意味だけでなく、

meet a deadline

という自然な組み合わせまで覚えられます。

自分が使う場面と結びつける

さらに、

自分の仕事で使うなら、

“I need to meet the deadline by Friday.”

のようにします。

こうすると、

ただの英単語ではなく、

自分の経験と結びついた英語

になります。

僕も教材制作を通じて「文脈の強さ」を実感した

以前、僕は英語教材制作に関わり、

多くのフレーズや例文を何度も確認していました。

その中で、

ただ単語の日本語訳を見たものより、

例文。

使う場面。

前後の会話。

まで考えた表現のほうが、

実際の英会話でも出てきやすいことを感じました。

だから、

新しい単語を見つけたら、

「自分ならいつ使う?」

まで考えてみてください。

2. 復習は「見る」より「思い出す」

これが今回かなり重要です。

復習というと、

ノートを読み返す。

単語帳を見る。

レッスン資料を見直す。

というイメージがありますよね。

もちろん、それも必要です。

でも、

それだけではなく、

一度隠して、自分で思い出す

時間を作ってください。

たとえばレッスンで3つ覚えたら

今日、

“I ended up…”

“It depends on…”

“I’m used to…”

を学んだとします。

翌日、

ノートを最初から読み返す前に、

まず、

「昨日何を覚えたっけ?」

と思い出します。

そして、

日本語や場面だけを見て、

英語を言ってみます。

出てこなくても失敗ではない

たとえば、

「結局〜することになった」

を見て、

“えーっと……”

となる。

そこで答えを見る。

“I ended up…”

だった。

この、

「思い出そうとしたけれど出なかった」

という時間も重要です。

第二言語学習でも、単純に再読するだけでなく、記憶から取り出そうとするretrieval practice(検索練習)が語彙学習に有効であることがレビューされています。

3. 一気に復習せず、時間を空けて何度も戻る

3つ目は、

間隔を空けること

です。

たとえば、

30分間で同じフレーズを50回見る。

より、

今日。

明日。

数日後。

翌週。

というように、

時間を空けながら戻ります。

エビングハウスの「忘却曲線」は復習日の公式ではない

以前のこの記事では、

「1日後、1週間以内、1か月以内に復習する」

と書いていました。

これは実践上の一つの目安としては使えます。

ただし、

エビングハウスの忘却曲線から、この3つの復習タイミングが公式に導かれるわけではありません。

エビングハウスの古典的研究は、時間とともに記憶が失われるパターンを示したことで有名で、その忘却パターン自体は後年の再現研究でも確認されています。ですが、研究で使われた再学習間隔は20分、1時間、9時間、1日、2日、31日などで、「1日・1週間・1か月が万能」という話ではありません。

復習間隔に唯一の正解はない

第二言語の語彙学習でも、

まとめて一気に練習するより、間隔を空けて繰り返すほうが有効

という知見があります。

一方で、

どの間隔が最適なのかは、

覚える内容。

難易度。

学習者。

どれくらい先まで覚えていたいか。

によって変わります。

僕ならこんな感じで始める

たとえば新しいフレーズなら、

当日

意味と使い方を理解して、声に出す。

翌日

何も見ずに思い出してみる。

3〜4日後

もう一度使う。

1週間後

例文を変えて言う。

2〜4週間後

まだ自然に出るか確認する。

という感じです。

これは絶対的なルールではありません。

簡単なものなら間隔を長くする。

難しいものなら早めに復習する。

自分の記憶に合わせて間隔を調整する

のがポイントです。

4. 声に出して覚える

4つ目は、

音読すること

です。

僕自身、

英語学習を始めたころからかなり音読をしてきました。

今振り返っても、

これはやってよかったと思っています。

「声に出すと絶対覚えられる」わけではない

ただ、

以前の僕は、

「五感を刺激するから記憶に定着する」

と少し単純に説明していました。

今なら、

もう少し慎重に言います。

研究では、

黙読した語より**声に出して読んだ語のほうが記憶されやすいproduction effect(産出効果)**が報告されています。

文章を声に出して読むことで記憶面のメリットが見られた研究もありますが、必ずしも内容理解そのものまで高まるわけではありません。

つまり、

音読は便利ですが、

「とにかく100回読めば全部理解して覚えられる」わけではない

ということです。

英語学習では「記憶+発話練習」ができる

それでも僕が音読をおすすめするのは、

英会話の場合、

覚えるだけではなく、

口から出す練習

にもなるからです。

たとえば、

“I’m looking forward to seeing you.”

を覚えたなら、

意味を確認。

↓

音声を聞く。

↓

声に出す。

↓

何も見ずに言う。

↓

自分の場面で使う。

と進めます。

回数より「見ずに言えるか」

昔は、

「最低10回音読」

のように回数を決めていました。

今なら、

回数より、

見なくてもスムーズに言えるか

を基準にします。

3回で十分なら3回。

10回必要なら10回。

重要なのは、

数字ではなく、

取り出せる状態です。

5. 最後は「自分の英語」として使う

そして、

英会話が目的なら、

ここが最終段階です。

実際に自分で使うこと。

人から与えられた例文だけでは終わらせない

たとえば、

“I’ve been busy lately.”

を覚えたとします。

教材を読むだけではなく、

自分なら、

“I’ve been busy with work lately.”

“I’ve been busy taking care of my kids lately.”

など、

実際の状況に変えてみます。

自分で文章を作ると「何が足りないか」が分かる

ここが面白いところです。

教材を読んでいると、

「分かった」

と思えます。

でも、

自分のことを話そうとすると、

「これ英語で何て言うんだ?」

が出てきます。

この瞬間が、

かなり大切です。

自分に必要な英語が見えるからです。

僕が「アウトプット→修正→復習」を重視する理由

英語学習を長く続け、

多くの学習者を見てきて感じるのは、

インプットだけでは、

「自分が何を覚えていないのか」

が見えにくいということです。

実際に話してみると、

すぐ分かります。

「過去形が崩れるな」

「この単語が毎回出てこないな」

「同じ表現しか使っていないな」

と。

RYO英会話ジムでは、言えなかった英語を学習材料にする

RYO英会話ジムでは、

まず実際に話してもらいます。

そして、

発話内容を見える化する。

↓

不自然な部分や間違いを添削する。

↓

修正した英語を音読する。

↓

もう一度使う。

という、

発話 → 見える化 → 添削 → 音読 → 再アウトプット

を大切にしています。

一般的なオンライン英会話でも再現できる

RYO英会話ジムでなくてもできます。

たとえば、

オンライン英会話のあとに、

① 今日言えなかったことを3つ書く

全部復習しなくても構いません。

② 正しい表現を確認する

講師のフィードバックや辞書などを使います。

③ 声に出す

数回音読します。

④ 翌日に見ずに言う

思い出せるか確認します。

⑤ 次のレッスンで使う

ここまでやります。

これだけで、

「毎回レッスンを受けて終わる」

状態からかなり変わります。

「英語でイメージする」は無理にやらなくていい

元の記事では、

「英語でイメージすることで英語脳を作る」

という説明もしていました。

今なら、

ここも少し変えます。

最初は日本語を使っても問題ない

初心者なら、

apple → りんご

でも問題ありません。

“I’m exhausted.”

↓

「めちゃくちゃ疲れた」

と理解してもいい。

最初から、

「日本語を介してはいけない」

と考える必要はありません。

繰り返し使うと、徐々に意味へ直接つながる

同じ表現を、

聞く。

読む。

話す。

使う。

と繰り返していると、

“I’m exhausted.”

を聞いた瞬間に、

わざわざ、

「exhausted=疲れ果てた」

と日本語訳しなくても、

その状態そのもの

が分かるようになります。

僕自身も、

英語を使う量が増えるにつれて、

こういう表現が増えていきました。

「英語脳を作らなきゃ」

と力むより、

何度も意味のある場面で使う

ほうを意識すれば十分です。

たくさん復習しようとすると、逆に続かない

これは僕自身、

かなり経験があります。

中学生のころ、

塾で習ったことを復習するとき、

「今日まとめて全部やろう」

としていました。

すると、

量が多い。

↓

面倒になる。

↓

明日やろう。

↓

やらない。

というパターンです。

復習は5分でもいい

今なら、

全部復習するより、

今日の重要な3つだけ

を選びます。

5分でいいです。

むしろ、

毎回30分必要だと思うと、

復習そのものをしなくなる可能性があります。

1回30分より「5分を何度も」

たとえば、

月曜日に30個まとめて勉強して終わるより、

毎日5個ずつ確認し、

以前の表現にも少し戻る。

こうしたほうが、

間隔を空けた反復も作りやすくなります。

「全部覚えよう」をやめる

ここも、

英語学習ではかなり大事です。

レッスンを50分受けたら、

新しい単語。

文法。

フレーズ。

発音。

いろいろ出てきます。

全部覚えようとすると、

復習量が大きくなります。

本当に使いたい英語を3〜5個選ぶ

僕なら、

レッスン後に、

「次の1週間で使いたい英語」

を3〜5個選びます。

たとえば、

  • It depends on…
  • I ended up…
  • I’m responsible for…
  • From my perspective…
  • What I mean is…

など。

これを、

声に出す。

思い出す。

使う。

までやります。

全部を浅く復習するより、

少ない英語を使えるところまで持っていく

という考え方です。

英語が覚えられない人によくある5つのパターン

ここまでの内容を整理すると、

こんなパターンが多いです。

1. 見るだけで復習している

ノートを読んで、

「うん、分かる」

で終了。

→ 一度隠して言ってみる。

2. 一日で何度も詰め込んでいる

その日は覚えているけれど、

一週間後には忘れる。

→ 日を空けて戻る。

3. 日本語訳だけ覚えている

意味は分かるけれど、

使い方が分からない。

→ 例文・場面と一緒に覚える。

4. 一度も声に出していない

読めるけれど、

会話では出ない。

→ 音声+音読を入れる。

5. 一度も自分で使っていない

教材の中では知っている。

でも、

自分の話になると出てこない。

→ 自分の文章を作り、実際に使う。

英語を忘れるのは悪いこと?

僕は、

ここも考え方を変えていいと思っています。

忘れること自体は普通です。

新しい英単語を一度見ただけで、

何年も完璧に覚えていられる。

そのほうが珍しいです。

忘れたら、もう一度取り出せばいい

昨日、

“I ended up…”

を覚えた。

今日出てこなかった。

そこで、

「記憶力ないな……」

ではなく、

「まだ取り出せる状態じゃないな」

と考えます。

もう一度確認。

翌日また言う。

数日後また使う。

それでいいんです。

英語を覚えるための10分復習ルーティン

最後に、

僕ならどう復習するかを、

10分にまとめてみます。

1〜2分|昨日の英語を見ずに思い出す

まずノートを開かない。

昨日何を学んだか言ってみます。

3〜4分|答えを確認する

出てこなかったものだけ確認します。

5〜6分|声に出す

発音も確認しながら音読します。

7〜8分|自分の例文を作る

仕事。

家族。

趣味。

今日あったこと。

に置き換えます。

9〜10分|何も見ずにもう一度言う

最後に、

ノートを閉じて再度アウトプット。

そして翌日、

また少し戻ります。

まとめ|英語の記憶力は「忘れないこと」ではなく「取り出せること」

最後に、

今回のポイントをまとめます。

1. 文脈・自分の場面と一緒に覚える

単語の日本語訳だけで終わらせません。

2. 見直すだけでなく、思い出す

答えを見る前に、

自分の記憶から取り出します。

3. 間隔を空けて復習する

一気に詰め込まず、

時間を空けながら何度も戻ります。

4. 声に出す

記憶の補助だけでなく、

会話で口から出す練習にも使います。

5. 自分の英語として使う

自分の文章を作り、

実際の会話で使います。

僕自身、

昔は、

「自分は記憶力が悪いから英語を覚えられない」

と思っていました。

でも今振り返ると、

覚えられなかった最大の理由は、

才能ではなく、

一度覚えたものを、適切な方法で何度も取り出していなかったこと

だったと思います。

だから、

今日覚えた英語を明日忘れても、

落ち込まなくて大丈夫です。

もう一度、

思い出す。

声に出す。

自分の文にする。

そして使う。

このサイクルを繰り返してください。

英語学習で本当に目指したいのは、

ノートを見れば、

「これ知ってる」

と言える状態ではありません。

実際の会話で必要になった瞬間に、

「あ、これ使える」

と口から出てくる状態です。

そこまで持っていって初めて、

覚えた英語が、

自分の使える英語

になっていきます。

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