こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
「オンライン英会話を続けているけど、最近あまり伸びている感じがしない」
「フリートークなら普通にできる。でも、仕事では思うように話せない」
「TOEICは高いのに、会議になると英語が出てこない」
「中級者になると、オンライン英会話ってもう効果ないの?」
こんな疑問を持っていませんか?
結論から言うと、
中級者になったからオンライン英会話の効果がなくなるわけではありません。
ただし、
初心者のころと同じ受け方を続けていると、成長を感じにくくなる
ことはあります。
僕自身、20歳ごろから英語学習を始め、オンライン英会話も1年以上利用しました。
その後は、
留学。
海外勤務。
翻訳・通訳。
英語教材制作。
企業向けビジネス英語研修。
そして現在はRYO英会話ジムを運営しています。
その中で、中級以上の学習者から、
「もう普通のオンライン英会話では伸びない気がします」
という相談を何度も受けてきました。
でもよく話を聞いてみると、
オンライン英会話そのものに問題があるというより、
本人の英語力が上がったことで、必要なトレーニングが変わっている
ケースが多いです。
今回は、
中級以上になるとオンライン英会話で効果を感じにくくなる理由と、次にどんな練習へ進めばいいのか
を、僕自身の経験とこれまでの指導経験をもとに解説します。
- 1 結論|オンライン英会話が効かなくなるのではなく「課題が変わる」
- 2 1. フリートークが「いつもの英語」になっている
- 3 僕自身もオンライン英会話を長く続けて感じたこと
- 4 フリートークにも課題を設定する
- 5 2. 「通じた」で終わり、細かい改善がなくなっている
- 6 講師は「意味が分かれば先へ進む」ことも多い
- 7 中級からは「通じる英語」を磨く段階に入る
- 8 僕が「発話の見える化」を重視する理由
- 9 3. 教材を「終わらせること」が目的になっている
- 10 教材は「終えるもの」ではなく「使うための材料」
- 11 たとえば仮定法を学んだなら、実際に使う
- 12 4. TOEICなどで知識量は多いが「取り出す力」が追いついていない
- 13 TOEIC高得点だから話せないわけではない
- 14 「知っている」と「使える」の間に壁がある
- 15 僕自身も大量のフレーズを扱った時期に変化を感じた
- 16 5. 英語力ではなく「コミュニケーション力」が次の課題になっている
- 17 企業研修で「英語力だけではない」と実感した
- 18 1. 自分の発話を客観的に確認する
- 19 2. 添削された英語を「読むだけ」で終わらせない
- 20 3. 「難しい文法」より「使える表現の幅」を増やす
- 21 4. 「答えがない練習」を増やす
- 22 5. コミュニケーションそのものを鍛える
- 23 一般的なオンライン英会話が向いているケース
- 24 より専門的なトレーニングが必要になりやすいケース
結論|オンライン英会話が効かなくなるのではなく「課題が変わる」
初心者のころは、
英語で話す。
外国人の英語を聞く。
知っている単語を使う。
これだけでも新しい経験です。
だから、
オンライン英会話を受けるだけでも、
比較的成長を感じやすいです。
でも中級になると、
日常的な質問には答えられる。
雑談もできる。
簡単な説明もできる。
という状態になります。
すると次に必要なのは、
「話せるかどうか」ではなく、「どのように話すか」
になります。
たとえば、
より自然に話す。
短く分かりやすく説明する。
自分の意見を論理的に言う。
突発的な質問へ答える。
会議で主張する。
相手との関係を作る。
といった力です。
ここからは、
ただ英語を話す回数を増やすだけでは、
伸びを実感しにくくなることがあります。
中級以上でオンライン英会話の効果を感じにくくなる5つの理由
1. フリートークが「いつもの英語」になっている
一番多いのが、
フリートークでは話せるけれど、成長を感じない
というケースです。
これはある意味、当然です。
フリートーク自体が悪いわけではありません。
でも毎回、
仕事。
週末。
旅行。
趣味。
最近見た映画。
のような同じ話題を、
同じ語彙。
同じ文法。
同じ言い回し。
で話していれば、
徐々に新しい負荷がなくなってきます。
僕自身もオンライン英会話を長く続けて感じたこと
僕もオンライン英会話を1年以上使った経験があります。
最初は、
外国人と英語で話せる。
すぐレッスンを受けられる。
というだけでも価値がありました。
実際、
話す量を増やすうえでは非常に便利です。
でもある程度話せるようになると、
単純なフリートークだけでは、
「いつも自分が話せる範囲」で会話が終わる
ことがあります。
つまり、
英語を使ってはいるけれど、
新しい能力への負荷が少なくなります。
フリートークにも課題を設定する
中級者なら、
「今日は楽しく話す」
だけでなく、
今日は、
結論→理由→具体例で話す。
今日は、
新しい表現を3つ使う。
今日は、
1分以内で要点をまとめる。
今日は、
講師と意見が違うテーマで議論する。
という課題を作ると変わります。
フリートークをやめる必要はありません。
フリートークに、
明確なトレーニング目的を加える
ことが大切です。
2. 「通じた」で終わり、細かい改善がなくなっている
中級になると、
多少文法が間違っていても、
言い回しが不自然でも、
相手に意味は伝わります。
これは良いことです。
ただ、ここに落とし穴があります。
通じるので、直されなくなる
ことです。
講師は「意味が分かれば先へ進む」ことも多い
オンライン英会話では、
会話を楽しく続けることを重視する講師もいます。
すると、
多少不自然でも、
“Oh, I see!”
とそのまま会話が進みます。
結果として、
本人は、
「今日はたくさん話せた」
と感じる。
でも実際には、
同じ不自然な言い回し。
同じ文法ミス。
同じ冗長な説明。
が残ったままです。
中級からは「通じる英語」を磨く段階に入る
初心者なら、
まず伝わることが大切です。
でも中級以上になると、
次は、
より自然か。
より分かりやすいか。
より簡潔か。
より適切か。
まで見たほうがいいです。
たとえば、
意味は通じるけれど、
毎回、
“I think… and… maybe… because…”
ばかり使っている。
これでは、
発話量は増えても表現力の幅は広がりません。
僕が「発話の見える化」を重視する理由
RYO英会話ジムで、
生徒さんが実際に話した英語を見える形にするのは、
このためです。
自分では、
「普通に話せた」
と思っていても、
文字にすると、
文章が長い。
同じ単語を何度も使っている。
時制がずれている。
結論が分かりにくい。
といったことが見えてきます。
中級以降は、
話す量+自分の英語を客観的に見ること
がかなり重要になります。
3. 教材を「終わらせること」が目的になっている
もう一つよく聞くのが、
教材レッスンに飽きた
という悩みです。
これも中級になるほど起こりやすいです。
初心者なら、
教材に新しい単語。
新しい文法。
新しいフレーズ。
がたくさん出てきます。
でも知識が増えると、
すでに知っている内容も増えます。
すると、
教材を読む。
質問に答える。
模範回答を見る。
という流れに刺激を感じにくくなります。
教材は「終えるもの」ではなく「使うための材料」
これはかなり大切です。
教材を1冊終えた。
レベル5を修了した。
100レッスン受けた。
もちろん達成感はあります。
でも、
本当の目的が、
実際の会話でその英語を使えること
なら、
教材終了はゴールではありません。
たとえば仮定法を学んだなら、実際に使う
“If I were in your position…”
を学んだ。
理解した。
問題も解けた。
そこで終わらず、
次のディスカッションで実際に使います。
これが、
インプットからアウトプットへの接続
です。
中級以降ほど、
教材で学ぶ量より、
学んだものをどれだけ自分の会話へ取り込めるか
が重要になります。
4. TOEICなどで知識量は多いが「取り出す力」が追いついていない
中級以上の相談でかなり多いのが、
TOEIC700〜900点台。
英文は読める。
リスニングもある程度できる。
でも、
話すと急に簡単な英語しか出てこない。
というケースです。
TOEIC高得点だから話せないわけではない
ここは誤解しないでほしいところです。
TOEICで高得点を取れる人は、
語彙。
文法。
リスニング。
英文処理。
の基礎がある場合が多いです。
これはむしろ、
スピーキングでも大きな強みです。
ただし、
知っている英語を瞬時に取り出す練習
は別に必要です。
「知っている」と「使える」の間に壁がある
たとえば、
“from my perspective”
という表現を読めば、
意味は分かる。
でも会議で、
「私の観点では」
と言いたい瞬間に出てこない。
これは、
知識がないのではありません。
知識がまだアウトプット用になっていない
ということです。
僕自身も大量のフレーズを扱った時期に変化を感じた
以前、英語教材制作に関わり、
大量のフレーズや表現を確認し、
音声を聞き、
使い方を考える仕事をしていた時期があります。
その経験を通じて、
以前より、
会話中に使える表現が出てきやすくなった
と感じました。
単に知識を増やすだけではなく、
何度も見て、
聞いて、
口にして、
実際に使う。
この反復が、
取り出す速さ
につながります。
5. 英語力ではなく「コミュニケーション力」が次の課題になっている
中級以上になると、
ここがかなり重要です。
ある程度、
自分の言いたいことは英語で言える。
それでも、
仕事でうまくいかない。
会議で評価されない。
相手に伝わらない。
ということがあります。
この場合、
問題が、
英語そのものではなく、コミュニケーションの方法
に移っている可能性があります。
「話せるのに仕事では通用しない」ときに起きていること
僕が企業研修や現在のコンサルで見てきた中では、
中級以上の方が次のような壁にぶつかることがあります。
- 質問されると答えが長くなる
- 結論がなかなか出てこない
- 突然の質問に弱い
- 会議で発言するタイミングを逃す
- 反対意見をうまく伝えられない
- 数字や根拠を分かりやすく説明できない
- 相手の質問に直接答えられない
- 自分から質問して会話を広げられない
- 自信がなく声が小さくなる
- 雑談はできるが、議論になると話せない
これらは、
単語帳をもう1冊やれば解決する、
という話ではありません。
企業研修で「英語力だけではない」と実感した
僕は以前、企業向けのビジネス英語研修に関わっていました。
そこでは、
ある程度英語力があるビジネスパーソンでも、
実際の会議を想定すると、
うまく話せないケースを見てきました。
理由は、
単語が足りないだけではありません。
たとえば、
質問に対してまず結論を言う。
理由を説明する。
具体例を加える。
相手の反応を見る。
必要なら補足する。
こうした、
英語を使ったコミュニケーションの組み立て方
が必要だからです。
中級以上なら、次に何をトレーニングすべき?
1. 自分の発話を客観的に確認する
まずおすすめしたいのが、
自分が実際に話した英語を振り返ること
です。
できれば録音。
文字起こし。
講師からの添削。
などを使います。
確認するポイントは、
文法だけではありません。
見るべきポイント
- 同じ単語ばかり使っていないか
- unnecessaryな長い説明になっていないか
- 結論が分かりやすいか
- 不自然な直訳がないか
- もっと簡単に言えなかったか
- より自然な表現はないか
- 質問に直接答えているか
中級になると、
「できた・できなかった」
より、
どう改善できるか
を見る段階です。
2. 添削された英語を「読むだけ」で終わらせない
講師から、
“You could also say…”
と自然な表現を教えてもらった。
その場では、
「なるほど」
と思う。
でも、
次回また同じ表現が出てこない。
これはよくあります。
だから、
添削された英語は、
音読して、次の会話で使う
ところまでやります。
僕が今も大切にしている、
発話 → 見える化 → 添削 → 音読 → 再アウトプット
という流れです。
3. 「難しい文法」より「使える表現の幅」を増やす
元の記事では、
中級以上なら、
比較級。
使役。
仮定法。
関係代名詞。
など、より複雑な文法を使おう
と書いていました。
もちろん、
表現の幅を広げる意味では役立ちます。
ただ今なら、
複雑な文法を使うこと自体を目的にはしません。
大事なのは、
状況に合った表現を使えることです。
たとえば、
簡単に結論を言う。
丁寧に反対する。
確信度を表現する。
条件をつける。
比較する。
可能性を話す。
相手へ確認する。
こうした、
コミュニケーション上必要な機能
を増やしていきます。
4. 「答えがない練習」を増やす
中級者がさらに伸びるためには、
模範回答のある練習だけでなく、
答えが決まっていない状況
を増やすことをおすすめします。
たとえば、
ディスカッション。
ディベート。
会議ロールプレイ。
突発質問。
プレゼン後の質疑応答。
トラブル対応。
交渉。
こういう練習です。
実際の仕事では、
教材と同じ質問がそのまま来るわけではありません。
だから、
予測できない英語に対応する経験
が必要です。
5. コミュニケーションそのものを鍛える
さらに中級以降は、
英語そのものに加えて、
次の4つも意識してみてください。
ロジカルに話す
結論。
理由。
具体例。
補足。
という順番を作る。
自己主張する
必要なときに、
“I think…”
だけではなく、
自分の立場をはっきり伝える。
傾聴する
自分が話すだけでなく、
相手の意図を確認する。
質問する。
要約する。
関係を作る
雑談。
共感。
リアクション。
相手への興味。
こうした要素も、
仕事ではかなり重要です。
中級者にオンライン英会話はまだ必要?
ここで、
最初の質問に戻ります。
中級者でもオンライン英会話を続ける意味はあります。
特に、
話す量を確保する。
英語を使う習慣を維持する。
外国人との会話へ慣れる。
新しい表現を試す。
という用途では非常に便利です。
ただし、
目的によっては、
オンライン英会話“だけ”では足りなくなる
ことがあります。
一般的なオンライン英会話が向いているケース
たとえば、
話す量を増やしたい。
英語を忘れないようにしたい。
趣味で外国人と話したい。
いろいろな国の講師と話したい。
という目的なら、
一般的なオンライン英会話はかなり使いやすいです。
より専門的なトレーニングが必要になりやすいケース
一方で、
海外会議で発言できるようになりたい。
経営層へプレゼンしたい。
突発質問へ対応したい。
ロジカルに説明したい。
商談や交渉をしたい。
部下や海外チームをマネジメントしたい。
といった目的なら、
単純なフリートークより、
課題分析+フィードバック+目的別の実践練習
が必要になることがあります。
「オンライン英会話を変えるべき?」を判断する5つのチェックポイント
今のオンライン英会話を続けるべきか迷っているなら、
次を確認してみてください。
1. 自分の弱点を具体的に説明できる?
「英語が苦手」
ではなく、
「会議で突発質問に答えるのが遅い」
など、具体的に言えるか。
2. レッスンで毎回何か改善されている?
話して楽しかった、
だけではなく、
以前より何ができるようになったか。
3. 自分の英語を直してもらえている?
文法だけでなく、
自然さ。
分かりやすさ。
論理性。
まで見てもらえているか。
4. 実際に必要な場面を練習している?
仕事で会議が必要なのに、
旅行英会話や雑談ばかりになっていないか。
5. レッスン後に再練習している?
フィードバックを読んで終わりではなく、
次に使える状態まで持っていっているか。
3つ以上、
「できていない」
があるなら、
スクールそのものを変える前に、
レッスンの使い方やトレーニング内容を見直す余地
があります。
僕自身も「話せるようになった後」に別の壁があった
僕も英語を始めたころは、
まず、
「外国人と普通に話したい」
という目標がありました。
そして、
留学。
海外生活。
外国人の友人。
オンライン英会話。
などを通じて、
日常的な会話はかなりできるようになりました。
でも、
そこで終わりではありませんでした。
仕事になると、
別の壁が出てきます。
説明する。
通訳する。
相手の意図を汲む。
短くまとめる。
その場で言い換える。
自分の意見を論理的に伝える。
こうした力が必要になります。
つまり、
英語力が上がるたびに、次の課題も変わる
んです。
「効果がなくなった」は、実は成長したサインかもしれない
これはぜひ覚えておいてほしいです。
昔は、
オンライン英会話を25分受けただけで、
「今日もすごく勉強した!」
と感じていた。
でも最近、
フリートークしても物足りない。
教材をやっても新しい発見が少ない。
もしそうなら、
それは必ずしも悪いことではありません。
今までのトレーニングでは足りないレベルまで、自分が成長した
可能性があります。
だから、
「オンライン英会話はもう意味がない」
と考えるより、
「今の自分には、次にどんな負荷が必要なんだろう?」
と考えてみてください。
まとめ|中級者からは「話す量」より「話した内容をどう改善するか」
最後にまとめます。
中級以上になると、
オンライン英会話で成長を感じにくくなることがあります。
主な理由は、
1. フリートークがいつもの英語になっている
話してはいるけれど、
新しい負荷が少ない。
2. 「通じる」ので細かく直されなくなる
不自然な英語や癖が残りやすい。
3. 教材を終えることが目的になっている
学んだ英語を実践で使っていない。
4. インプット量に対して、取り出す力が足りない
知っている表現を瞬時に使う練習が必要。
5. 次の課題が「英語」から「コミュニケーション」へ移っている
論理性。
自己主張。
傾聴。
関係構築。
などが必要になる。
僕自身、
オンライン英会話を使った経験も、
海外で英語を使った経験も、
企業研修で多くのビジネスパーソンを見てきた経験もあります。
そこで感じるのは、
「オンライン英会話が効く・効かない」という二択では考えないほうがいい
ということです。
初心者には初心者の使い方。
中級者には中級者の使い方。
上級者には上級者の課題があります。
もし今、
「もうオンライン英会話では伸びない気がする」
と感じているなら、
やめる前に、
自分の英語が今どこで止まっているのか
を具体的に確認してみてください。
そして、
話す。
↓
自分の英語を見る。
↓
改善する。
↓
音読する。
↓
さらに難しい実践で使う。
このサイクルへ進んでみてください。
中級者以降の伸びは、
レッスン回数より、1回のアウトプットをどれだけ改善できるか
で大きく変わってきます。








































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