こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
「単語は知っているのに、ネイティブの英語になると聞き取れない」
「オンライン英会話では話せるのに、洋画や海外ドラマになると何を言っているのか分からない」
「リスニング教材を毎日聞いているけど、なかなか聞き取れるようにならない」
こんな悩みはありませんか?
僕自身も、英語を学び始めたころはある程度話せるのに、相手が話す英語になると急に分からなくなる時期がありました。
その後、留学や海外勤務、英語教材の制作、そして英語コーチとして多くの学習者を見てきて感じているのが、
英会話のリスニング力を伸ばしたいなら、「聞くだけ」ではなく、聞こえた英語をマネして、自分でも使ってみることがかなり大切
ということです。
今回は、僕自身のリスニング力が実際に変わった経験も交えながら、英語が聞き取れない人におすすめしたい「マネして使う」練習法について解説します。
- 1 英語のリスニング力を上げるコツは「マネして使う」こと
- 2 なぜ英語をマネするとリスニング力が上がるの?
- 3 知っている単語なのに聞こえないことがある
- 4 「聞くだけ」より、自分の口でも再現してみる
- 5 僕も「話せるのに聞き取れない」時期があった
- 6 関正生先生との英語教材制作が、大きな転機になった
- 7 毎日触れていたフレーズが、いつの間にか聞こえるようになった
- 8 僕が気づいたのは「聞いた回数」だけではなかった
- 9 英会話で「自分が使う表現」は聞こえやすくなる
- 10 音読がリスニング練習として使われる理由
- 11 「音読」と「マネして使う」は少し違う
- 12 シャドーイングも「何となくマネする」だけではもったいない
- 13 リスニング力を上げたい人におすすめの5ステップ
- 14 洋画や海外ドラマが聞き取れない場合も同じ
- 15 リスニング力が伸びない人ほど「聞く量」だけを増やさない
- 16 僕が今でも大切にしている「聞く」と「話す」を分けない学習
- 17 まとめ|英語を聞き取れるようになりたいなら、聞いた英語を「自分の言葉」にする
英語のリスニング力を上げるコツは「マネして使う」こと
最初に結論です。
英会話で使えるリスニング力を伸ばしたいなら、
ネイティブや英語話者が実際に使っている表現を聞く → マネする → 自分でも会話で使う
この流れを意識してみてください。
たとえば、英語を聞いて、
「こういう場面では、この言い方をするんだ」
と思った表現があったとします。
そこで意味だけ確認して終わるのではなく、
実際の発音を聞く。
イントネーションをマネする。
何度か声に出す。
そして、自分の会話でも使ってみる。
ここまでやります。
僕自身の経験では、この「自分でも使う」というところまでやった表現は、次に誰かが使ったときにも気づきやすくなりました。
なぜ英語をマネするとリスニング力が上がるの?
英語が聞き取れない原因は、一つではありません。
単語を知らないこともあります。
話すスピードについていけないこともあります。
文法構造を瞬時に処理できないこともあります。
そして、かなり多いのが、
「自分が頭の中で想像している英語の音」と「実際に話される英語の音」が違うこと
です。
知っている単語なのに聞こえないことがある
たとえば、英文を文字で見れば、
「こんなの全部知っている」
と思うことがあります。
ところが、実際の会話で同じ英文を聞くと分からない。
なぜでしょうか?
自然な英会話では、単語を一つずつ教科書のようにはっきり発音するとは限りません。
音がつながったり、弱くなったり、一部が聞こえにくくなったりします。
つまり、
文字として知っている英語と、音として知っている英語は別物
なんです。
だから、単語帳で意味だけ覚えていても、実際の音に慣れていなければ聞き取れないことがあります。
「聞くだけ」より、自分の口でも再現してみる
ここで役立つのが、マネする練習です。
英語を聞いて、
「こんな音になるんだ」
と理解するだけではなく、
自分でもできるだけ同じように発音してみます。
アクセント。
イントネーション。
リズム。
音のつながり。
話すスピード。
こうした部分まで含めてマネします。
すると、「知識として知っている音」から「自分でも再現できるくらい慣れた音」に変わっていきます。
この状態になった表現は、実際の会話でも認識しやすくなります。
僕も「話せるのに聞き取れない」時期があった
これは僕自身も経験しました。
英語をある程度話せるようになってきても、
相手が話している内容を十分に聞き取れない時期がありました。
こちらから言いたいことは言える。
でも、相手が自然なスピードで返してくると、
「今、何て言ったんだろう?」
となる。
自分では、
「これだけ英語を勉強しているのに、なんで聞こえないんだろう?」
と思っていました。
そんな時期に、僕のリスニング力に大きな変化を与えてくれた仕事があります。
関正生先生との英語教材制作が、大きな転機になった
以前僕は、英会話スクールを運営する会社で英語教材の制作に携わっていました。
その中で、スタディサプリでも知られる関正生先生と、オリジナルの英語教材を共同開発する大きなプロジェクトに参加する機会がありました。
僕が担当した作業の一つが、
数十冊もの英語フレーズ教材を確認し、その中から実際の英会話で使いやすい表現を選び出すこと
でした。
これがなかなか大変でした。
一つの教材を作るのに数か月。
毎日のように英語フレーズを見る。
似た表現を何度も確認する。
音声も聞く。
実際に自分でも声に出してみる。
正直、途中では「もうこのフレーズ見飽きたな……」と思うくらいでした。
毎日触れていたフレーズが、いつの間にか聞こえるようになった
ところが、面白い変化が起こりました。
何度も教材で見て、音声で聞いて、自分でも口にしていた表現を、周囲のスタッフが実際の会話で使ったとき、
以前より明らかに聞き取れる表現が増えていたんです。
当時の僕の感覚では、それまで会話の半分くらいしか聞き取れなかったものが、
「前より分かる」
「またこの表現だ」
「今の言い方、教材で何度も聞いたやつだ」
という状態に少しずつ変わっていきました。
一つの教材プロジェクトが終わる。
また次の教材を作る。
そのたびに、自分の中にある英語表現のストックが増えていきます。
すると、不思議なくらい実際の会話でも拾える英語が増えていったんです。
僕が気づいたのは「聞いた回数」だけではなかった
ここで重要なのは、単純に大量の英語を聞いていたことだけではありません。
僕は教材制作の中で、
表現を見る。
音声を聞く。
意味を確認する。
自分でも発音する。
実際の会話で使ってみる。
ということを繰り返していました。
つまり、
インプットした英語をアウトプットまで持っていっていた
んですね。
これがかなり大きかったと思っています。
英会話で「自分が使う表現」は聞こえやすくなる
現在、RYO英会話ジムでも、
「自分の言いたいことはある程度話せる。でも、ネイティブの会話や洋画になると急に聞き取れない」
という相談を受けることがあります。
そういう方の英語を見ていくと、語彙や文法の知識は十分あることも珍しくありません。
でも、
実際の英会話でよく使われる言い回しが、自分の口から出るところまで定着していない
ことがあります。
たとえば、意味は知っている。
文字で見れば分かる。
でも、自分では一度も使ったことがない。
この状態だと、実際の会話で速く発音されたときに認識しにくいことがあります。
逆に、
何度も聞いた。
自分でも何度も言った。
実際の会話でも使った。
という表現は、かなり馴染みがあります。
だから相手が使ったときにも、
「あ、これだ」
と反応しやすくなります。
音読がリスニング練習として使われる理由
英語学習で、
「音読が大切」
とよく言われますよね。
僕も音読はおすすめしています。
ただし、
英文を棒読みするだけでは、もったいない
と思っています。
僕がおすすめしたいのは、
「この英語を自分が実際に会話で使う」
という前提で音読することです。
たとえば、
“I’m not sure about that.”
という表現を練習するとします。
ただ10回読むのではなく、
「仕事で相手の意見に少し疑問があるときに使えそうだな」
と場面をイメージする。
音声を聞いて発音やイントネーションをマネする。
そして次の英会話で実際に使ってみる。
こうすると、単なる音読ではなく、実際のコミュニケーションにつながる練習になります。
「音読」と「マネして使う」は少し違う
ここは区別しておきたいところです。
音読は、書かれている英文を声に出す練習です。
一方で、今回おすすめしているのは、
実際の音を聞いて、それをできるだけ再現し、さらに会話でも使うこと
です。
つまり、
聞く → マネする → 使う
までを1セットにします。
この最後の「使う」があることで、その英語が自分にとって意味のある表現になります。
シャドーイングも「何となくマネする」だけではもったいない
リスニング力を上げる方法として、シャドーイングをしている方も多いと思います。
シャドーイングは、英語音声を聞きながら、少し遅れて同じように発音していく練習です。
もちろん良い練習ですが、
意味もよく分からないまま、
とにかく音だけ追いかける。
という状態になってしまうと、かなりしんどいです。
僕なら、
意味を理解する → 音を確認する → マネする → 自分でも使えるようにする
という流れをおすすめします。
特に英会話力を伸ばしたいなら、
「この表現を自分ならどんな場面で使うかな?」
まで考えてみてください。
リスニング力を上げたい人におすすめの5ステップ
では、具体的にどう練習すればいいのでしょうか。
僕なら次の流れでやります。
1. 実際の会話でよく使う短い表現を選ぶ
いきなり長いニュースや映画のセリフを丸ごと覚える必要はありません。
まずは、
自分が実際に使いそうな短い英語
から始めます。
2. 音声を何度か聞く
意味だけでなく、
「実際にはどう発音されているか」
に意識を向けます。
特に、
アクセント。
イントネーション。
リズム。
音のつながり。
を聞いてみてください。
3. できるだけそっくりマネする
次に自分でも声に出します。
ここで大切なのは、
カタカナで覚えた自分なりの発音ではなく、聞こえた音に近づけること。
ちょっとモノマネするような感覚でも構いません。
4. 自分の状況に置き換えて使う
覚えた英文をそのまま繰り返すだけでなく、自分の生活や仕事に合わせて使ってみます。
英語が、
「教材の文章」
から、
「自分の言葉」
に変わっていきます。
5. 実際の会話で使う
オンライン英会話でも、語学交換でも、仕事でも構いません。
意識して一度使ってみます。
実際に使った表現は記憶にも残りやすく、次に相手から聞いたときにも気づきやすくなります。
洋画や海外ドラマが聞き取れない場合も同じ
「日常英会話なら多少聞けるけど、洋画は全然聞き取れない」
という人も多いと思います。
これは珍しいことではありません。
映画やドラマでは、
話すスピードが速い。
音がかなり省略される。
スラングや口語表現が出る。
場面によって話し方が変わる。
といった特徴があります。
だから、いきなりすべて理解しようとする必要はありません。
気になった短いセリフを一つ選んで、
音を聞く。
字幕を見る。
意味を確認する。
マネする。
その表現を自分でも使ってみる。
これを繰り返していくほうが現実的です。
リスニング力が伸びない人ほど「聞く量」だけを増やさない
これはぜひ覚えておいてほしいです。
英語が聞き取れないと、
「もっとたくさん英語を聞こう」
と考えます。
もちろん、英語を聞く量は大切です。
でも、
聞き流す時間だけを増やしても、自分が聞き取れない音や表現がそのままなら、同じところで聞き取れない可能性があります。
そこで、
「今の英語はなぜ聞き取れなかった?」
と確認します。
単語を知らなかったのか。
単語は知っていたけど、音が想像と違ったのか。
スピードについていけなかったのか。
表現そのものを知らなかったのか。
原因を確認して、
聞き取れなかった英語を一つずつ「自分でも使える英語」に変えていく。
この発想が大切です。
僕が今でも大切にしている「聞く」と「話す」を分けない学習
僕自身、教材制作を経験したことで、
リスニングとスピーキングは完全に別々のものではないと強く感じるようになりました。
聞いた英語をマネする。
自分でも使う。
また誰かが使っているのを聞く。
さらに自然な言い方を覚える。
こうして、
聞く → 話す → また聞く
という循環を作る。
現在RYO英会話ジムでも、アウトプットした英語を見える化し、添削したあとに音読してもらうのは、この考え方につながっています。
「正しい英語を知って終わり」ではなく、
自分の口から自然に出るところまで練習する。
そこまでやることで、スピーキングだけでなく、リスニングにもつながっていきます。
まとめ|英語を聞き取れるようになりたいなら、聞いた英語を「自分の言葉」にする
英語のリスニング力を上げるために、
ひたすら英語を聞く。
リスニング問題を解く。
映画を字幕なしで見る。
もちろん、こうした練習にも意味があります。
でも英会話で使えるリスニング力を伸ばしたいなら、僕がおすすめしたいのは、
「聞いた英語をマネして、自分でも使うこと」
です。
僕自身も、教材制作を通じて大量の英語表現を、
見る。
聞く。
声に出す。
使う。
という経験を繰り返したことで、以前より聞き取れる英語が少しずつ増えていきました。
だから、
「英語をずっと聞いているのに、なかなか聞き取れない」
と感じているなら、次は聞くだけで終わらせず、
一つだけでも、その表現を自分の口から言ってみてください。
発音やイントネーションもできるだけマネして、
実際の会話でも使ってみる。
その積み重ねによって、
これまで「ただの英語の音」だったものが、
「知っている英語」「使ったことのある英語」
として耳に入ってくるようになります。
リスニングとスピーキングを別々に考えず、ぜひ一緒に伸ばしていきましょう。








































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