こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
「どうしたらネイティブみたいに英語を話せますか?」
これは、
英語を学んでいると、
一度は考えるテーマではないでしょうか。
僕自身も、
20代前半から本格的に英語を学び始めたころ、
かなり強く思っていました。
映画を見て、
「こんなふうに英語を話せたらかっこいいな」
と思う。
英語話者の自然な発音を聞いて、
真似する。
CD教材を何度も聞く。
音読する。
オーバーラッピングする。
発音を練習する。
そんなことを、
かなりやってきました。
でも今は「ネイティブと同じ」がゴールではないと思っている
海外生活。
留学。
翻訳・通訳。
英語教材開発。
企業向け英語研修。
そして現在の英語指導。
まで経験して、
考え方は少し変わりました。
今の僕なら、
「ネイティブのように話す」より、「自然で、聞き取りやすく、自分の言いたいことをスムーズに伝えられる英語」を目指します。
なぜなら、
そもそも、
「ネイティブ英語」
という一つの話し方が存在するわけではないからです。
アメリカ人でもイギリス人でも、話し方は一つではない
例えば、
アメリカ英語。
イギリス英語。
オーストラリア英語。
だけでも、
発音や語彙は違います。
さらに、
同じ国でも、
地域。
世代。
コミュニティ。
によって話し方は変わります。
- 1 海外で暮らすと、もっといろいろな英語を聞く
- 2 英語は「英語母語話者だけの言葉」ではない
- 3 僕自身も、それでかなり練習した
- 4 でも、ここで落ち込む必要はない
- 5 最初のころは日本語っぽい英語だった
- 6 そこでかなりやったのが音声トレーニング
- 7 少しずつ音の感覚が変わった
- 8 でも
- 9 例えば
- 10 僕なら「誰の英語を真似したい?」でもいいと思う
- 11 例えばアメリカ英語を基準にする
- 12 自分の発音
- 13 リスニング
- 14 例えば
- 15 もちろん単語練習も必要
- 16 一つの音の流れとして出る
- 17 まず一文聞く
- 18 そっくり真似する
- 19 でも音声を聞くと全然違う
- 20 音声
- 21 それを真似する
- 22 発音=RやLだけではない
- 23 一方
- 24 ただし「ルールとして全部消そう」としない
- 25 実際の音声を聞く
- 26 やり方
- 27 お手本
- 28 比較する
- 29 例えば
- 30 すると
- 31 自然さ=速さではない
- 32 当時、大量の英会話フレーズに触れていた
- 33 するとフレーズが丸ごと出るようになる
- 34 第二言語研究でもformulaic sequencesが研究されている
- 35 毎回
- 36 今なら優先順位を下げます
- 37 でも、無理に使う必要はない
- 38 例えば
- 39 今なら
- 40 動画を100回真似した
- 41 これだと「モノマネ」で終わる
- 42 オンライン英会話で
- 43 職場で
- 44 でも少し不自然だった
- 45 修正
- 46 ① 音を聞く
- 47 ② 真似する
- 48 ③ 会話で使う
- 49 ④ 少し広げる
- 50 ただ見るだけではなく
- 51 例えば
- 52 そこで止める
- 53 聞く
- 54 世界中の人にアクセントがある
- 55 例えば
- 56 でも
- 57 「今のR大丈夫?」
- 58 これを会話中ずっと考える
- 59 会話:
- 60 dude
- 61 でも
- 62 これはかえって不自然
- 63 英語はアイデンティティの一部にもなる
- 64 発音が違っても
- 65 他にも
- 66 発音も自然
- 67 正直、羨ましかった
- 68 表現のストックが多い
- 69 ① 簡単な英文を正しく言う
- 70 ② お手本を真似する
- 71 ③ その英文を自分について使う
- 72 同じ内容でも言い方を変える
- 73 0〜3分|聞く
- 74 3〜6分|確認
- 75 6〜10分|オーバーラッピング
- 76 10〜12分|録音
- 77 12〜15分|自分の内容で話す
- 78 LEVEL1|伝わる
- 79 LEVEL2|自然に流れる
- 80 LEVEL3|場面に合わせられる
- 81 自分らしい英語で
- 82 ① 基準にする英語を決める
- 83 ② 単語ではなくフレーズで真似する
- 84 ③ リズム・強弱・つながりを聞く
- 85 ④ よく使う表現をかたまりで覚える
- 86 ⑤ 必ず自分の会話で使う
- 87 だから、その憧れ自体は大切にしていい
- 88 自分が言いたいことを言える
- 89 代わりに
海外で暮らすと、もっといろいろな英語を聞く
僕自身、
セブ。
オーストラリア。
その後の長い海外生活。
を通して、
本当にいろいろな英語に触れてきました。
アメリカ人。
イギリス人。
オーストラリア人。
フィリピン人。
韓国人。
インド人。
ヨーロッパ出身者。
など。
英語は「英語母語話者だけの言葉」ではない
実際の国際的な場面では、
英語を第二言語として使う人同士で話すことも、
普通にあります。
だから、
「アメリカ人とまったく同じ発音にならなければダメ」
という目標に、
こだわりすぎる必要はありません。
発音研究でも「ネイティブらしさ」だけをゴールにしない考え方が強くなっている
第二言語の発音研究では、
accentedness、
つまり、
「どの程度外国語アクセントがあるか」
だけではなく、
intelligibility(実際に理解できるか)
や、
comprehensibility(どれくらい理解しやすいか)
を区別して考えます。
2024年の第二言語教育に関するCambridgeの教材でも、発音指導ではnative-like pronunciationそのものを最終目標にするのではなく、相手に理解しやすい発音を重視すべきだと論じられています。
また、2026年のCambridge Handbookでも、第二言語習得研究では近年、native-likenessを唯一の到達基準として見る考え方から離れ、学習環境・インプット・個人差など複数の要因を見る方向へ進んでいることが整理されています。
では「ネイティブのように話したい」という目標は間違い?
いいえ。
僕はそうは思いません。
「もっと自然な発音にしたい」
「映画のような英語を話したい」
「英語らしいリズムを身につけたい」
という憧れは、
とても良いモチベーションになります。
僕自身も、それでかなり練習した
だから、
目標そのものを捨てる必要はありません。
ただし、
ゴールを、
「ネイティブと区別できない人になる」
ではなく、
「自然で伝わりやすい英語に近づく」
と考えたほうが、
実用的です。
大人からでもネイティブに近い発音は可能?
これも、
「絶対に無理」
とは言えません。
古くからの研究では、成人後に第二言語を学び始めても、一部の非常に高い習熟者が発音評価で母語話者と同程度の範囲に入った例が報告されています。
一方で、年齢と第二言語の最終的な到達度には関連があり、発音・文法などすべての領域で完全に母語話者と同じ状態になることは一般的ではありません。
でも、ここで落ち込む必要はない
仕事。
旅行。
友人関係。
海外生活。
プレゼン。
会議。
に必要なのは、
「誰が聞いても母語話者だと思う英語」
ではありません。
相手が聞き取りやすく、自分の考えを十分に伝えられる英語
です。
僕自身も20代から発音をかなり変えられた
僕は、
幼少期から英語環境で育ったわけではありません。
本格的に英語を学び始めたのは、
20代前半です。
最初のころは日本語っぽい英語だった
英単語を、
一つずつ。
カタカナに近い感覚で。
話していました。
そこでかなりやったのが音声トレーニング
CD教材を聞く。
↓
英文を見る。
↓
音読する。
↓
音声に重ねて読む。
↓
もう一度聞く。
ということを、
何度もやりました。
少しずつ音の感覚が変わった
単語だけではなく、
「文章全体の音」
として聞けるようになっていきました。
そして、
自分の発音も、
以前よりかなり変わりました。
ただ「発音だけ」を磨いても英語は話せない
ここも、
自分の経験からかなり強く感じています。
例えば、
“environment”
という単語を、
ものすごくきれいに発音できた。
でも
会話で、
「職場環境についてどう思いますか?」
と聞かれて、
何も答えられない。
これでは、
スピーキング力とは言えません。
自然な英語には5つの要素がある
僕なら、
次の5つを鍛えます。
- 基準にする英語を一つ決める
- 単語ではなく「音のまとまり」を真似する
- 英語のリズム・強弱・つながりを身につける
- よく使う表現を「かたまり」で増やす
- 真似した英語を自分の会話で使う
順番に見ていきましょう。
① 基準にする英語を一つ決める
いろいろなアクセントを、
聞けるようになることは大切です。
でも、
自分が発音を練習するときは、ある程度一つ基準を決めたほうがやりやすい
です。
例えば
アメリカ英語。
イギリス英語。
オーストラリア英語。
僕なら「誰の英語を真似したい?」でもいいと思う
俳優。
YouTuber。
Podcastのホスト。
講師。
プレゼンター。
など。
完全コピーする必要はない
ポイントは、
毎回、
違うアクセントを真似して混乱しないことです。
例えばアメリカ英語を基準にする
なら、
発音教材。
Podcast。
動画。
辞書音声。
なども、
ある程度アメリカ英語中心にする。
ただし「聞く英語」は広げる
これは、
区別したほうがいいです。
自分の発音
一つを基準にする。
リスニング
いろいろな英語を聞く。
海外では一種類の英語しか聞こえてこないわけではない
これは、
海外生活でかなり実感しました。
自分はアメリカ英語に近い発音を目指していても、
仕事では、
フィリピン人。
シンガポール人。
インド人。
ヨーロッパ人。
など、
いろいろな英語を理解する必要があります。
② 単語ではなく「音のまとまり」を真似する
昔の僕も、
発音練習というと、
単語単位で考えていました。
例えば
interesting
environment
comfortable
など。
もちろん単語練習も必要
特に、
日本語にない音。
例えば、
RとL。
TH。
V。
などは、
個別に練習する価値があります。
でも会話では単語だけを発音しない
例えば、
“I don’t know.”
を話すとき、
I
don’t
know
と、
三つの単語を別々に発音するわけではありません。
一つの音の流れとして出る
だから、
僕なら、
単語より、
短いフレーズ単位
で真似します。
例えば
“That makes sense.”
“I’m not sure.”
“What do you mean?”
“I don’t think so.”
“Let me think about it.”
など。
まず一文聞く
↓
止める。
そっくり真似する
発音。
スピード。
間。
強弱。
声の上下。
「文字」を真似するのではなく「音」を真似する
ここが、
かなり大事です。
僕自身、CD教材でこれをかなりやった
最初は、
英文を読んで、
「こういう音だろう」
と自分で発音していました。
でも音声を聞くと全然違う
自分:
一単語ずつ。
音声
単語がつながって、
強いところ。
弱いところ。
がある。
それを真似する
この経験を繰り返したことで、
少しずつ、
英語を、
「スペル」ではなく、
「音」
として捉えられるようになりました。
③ 英語のリズム・強弱・つながりを身につける
自然な英語へ近づくうえで、
僕がかなり重要だと思うのが、
ここです。
発音=RやLだけではない
個々の音がかなり正確でも、
すべての単語を、
同じ強さ。
同じ長さ。
で読むと、
英語らしい流れになりにくいです。
英語には強く読むところと弱く読むところがある
例えば、
“I WANT to GO to the STORE.”
のように、
意味を伝える中心となる語が、
相対的に目立ちます。
一方
to
the
のような機能語は、
弱くなることがあります。
音もつながる
例えば、
“pick it up”
を、
pick / it / up
と完全に分けて発音するより、
実際の会話では、
音が連続します。
音が弱くなったり落ちたりすることもある
例えば、
next week
のような音の並びでは、
会話速度によって、
一部の音が非常に弱く聞こえることがあります。
ただし「ルールとして全部消そう」としない
ここは、
昔の記事から変えたいポイントです。
connected speechは「自然に起きる結果」として学ぶ
「ここではTを絶対消す」
「全部つなげる」
と覚えるより、
実際の音声を聞く
↓
どう聞こえる?
↓
真似する。
のほうが安全です。
一番おすすめなのはオーバーラッピング
僕も、
昔かなりやりました。
やり方
英文を見る。
↓
音声を流す。
↓
音声と同時に声を出す。
シャドーイングより最初はやりやすい
音声の少し後を追う、
シャドーイングも便利です。
でも、
音。
リズム。
イントネーション。
まで丁寧に真似したいなら、
最初はスクリプトを見ながら、
オーバーラッピングするのもおすすめです。
さらに自分を録音する
これは、
かなり効果があります。
お手本
↓
自分。
比較する
スピードではなく、
どこが違う?
例えば
強調位置。
母音。
語尾。
間。
リズム。
を見る。
「速く話す」ことを目標にしない
これも重要です。
ネイティブっぽく話そうとして、
急に速く話す人がいます。
すると
発音が崩れる。
文法も崩れる。
相手も聞き取りにくい。
自然さ=速さではない
むしろ、
聞き取りやすいリズムと適切な間
のほうが重要です。
④ よく使う表現を「かたまり」で増やす
ここは、
僕が英語教材開発の仕事をしていたころ、
かなり実感したことです。
当時、大量の英会話フレーズに触れていた
教材を作るために、
フレーズ集を見る。
会話文を書く。
英語話者に修正してもらう。
音読する。
これを繰り返していました。
するとフレーズが丸ごと出るようになる
例えば、
“I’m not sure if…”
“As far as I know…”
“It depends on…”
“What I mean is…”
“The thing is…”
のような表現です。
自然に話す人は毎回英文をゼロから作っているわけではない
会話でよく使われる、
ある程度まとまった表現があります。
第二言語研究でもformulaic sequencesが研究されている
こうした定型的な語のまとまりについては、第二言語学習者がレパートリーを増やすことによる利点が多くの研究で検討されています。
例えば
“I’m not sure…”
まで自然に出れば、
そのあとに、
“I’m not sure if he’ll come.”
“I’m not sure if that’s possible.”
“I’m not sure what happened.”
と続けられます。
毎回
主語。
動詞。
接続詞。
を一から組み立てなくていい。
だからスピーキングが滑らかになる
これは、
単に発音をネイティブっぽくするより、
実際の会話ではかなり重要です。
スラングより、まず「普通によく使う表現」
昔の記事では、
ネイティブらしく話すために、
スラングを積極的に覚えることをおすすめしていました。
今なら優先順位を下げます
もちろん、
wanna
hang out
など、
よく使われるカジュアルな表現を理解することは便利です。
でも、無理に使う必要はない
地域。
世代。
人間関係。
場面。
によって、
自然な表現は変わります。
覚えたばかりのスラングを無理に入れると、逆に不自然になることもある
だから、
まず優先したいのは、
幅広い場面で使える自然な表現
です。
例えば
“Sounds good.”
“That makes sense.”
“I get what you mean.”
“It depends.”
“To be honest…”
“Actually…”
“I was wondering if…”
こういう英語です。
イディオムも「使う」より「理解できる」を先にする
昔の記事では、
イディオムも積極的に使おう、
としていました。
今なら
まず聞いたときに意味が分かる。
そして、
本当に自分が使うものだけ覚える。
でいいと思います。
難しいイディオムを入れれば自然になるわけではない
むしろ、
簡単な英語を、
自然なタイミングで使えるほうが、
会話では強いです。
⑤ 真似した英語を、自分の会話で使う
ここまでが、
かなり重要です。
動画を100回真似した
でも、
実際の会話では一度も使わない。
これだと「モノマネ」で終わる
スピーキング力にするには、
自分の意思を伝える英語として使う
必要があります。
例えば
練習した表現:
“I’m not sure if…”
オンライン英会話で
“I’m not sure if I agree with that.”
と使う。
職場で
“I’m not sure if we can finish this by Friday.”
と使う。
自分の文脈で使うと、初めて定着しやすくなる
これが、
僕が現在の英語指導でも、
かなり重視しているところです。
「聞く→真似る→自分で使う」
この順番です。
僕ならさらに「添削」まで入れる
例えば、
覚えた表現を使った。
でも少し不自然だった
講師。
AI。
英語話者。
などに確認する。
修正
↓
音読。
↓
また使う。
今のRYO英会話ジムで重視している流れとも同じ
発話
↓
見える化
↓
添削
↓
音読
↓
再アウトプット
ネイティブっぽさを伸ばすなら「発音だけ」ではなく全部つなげる
例えば、
今日、
“That makes sense.”
を学んだ。
① 音を聞く
リズムを見る。
② 真似する
何度か音読。
③ 会話で使う
相手の意見へ、
“That makes sense.”
④ 少し広げる
“That makes sense. I hadn’t thought about it that way.”
こうすると「自然な英語」が実際の会話へ入ってくる
ここまでできて、
初めて、
「使える表現」
になります。
映画・ドラマはどう使えばいい?
ネイティブのような自然な英語を学びたい人には、
映画やドラマも便利です。
ただ見るだけではなく
「この一文、使いたい」
と思ったものを、
一つ拾います。
例えば
“That’s not what I meant.”
そこで止める
↓
真似する。
↓
字幕を見る。
↓
もう一度聞く。
↓
自分の状況へ変える。
一作品から1〜3表現でも十分
大量にメモして、
二度と見ないより、
実際に3回使うほうが、
僕ならおすすめです。
YouTubeやPodcastも同じ
好きな話者がいるなら、
30秒程度でも構いません。
聞く
↓
スクリプト確認。
↓
真似。
↓
録音。
↓
比較。
これをやります。
ネイティブ英語を真似するときの注意①|アクセントを恥ずかしいと思わない
日本語アクセントがある。
これは、
それだけで悪いことではありません。
世界中の人にアクセントがある
アメリカ。
イギリス。
オーストラリア。
フィリピン。
インド。
日本。
それぞれ特徴があります。
目標はアクセントを「消す」ことではない
僕なら、
聞き取りにくくなる部分を減らす
と考えます。
例えば
rice / lice
right / light
の区別が伝わらない。
なら練習する。
でも
日本人らしい声質やアクセントが少し残る。
これは、
必ずしも問題ではありません。
注意②|発音を気にしすぎて話せなくならない
これは、
本末転倒です。
「今のR大丈夫?」
「TH合ってる?」
「イントネーション変じゃない?」
これを会話中ずっと考える
すると、
内容に集中できません。
練習と本番を分ける
練習:
発音を細かく見る。
会話:
内容を伝える。
終わったあとに確認する
これで十分です。
注意③|スラングを使えば上級者、ではない
これは、
かなりありがちな誤解です。
dude
bro
lit
などを覚えた。
でも
相手との関係や場面に合っていない。
それなら普通の英語のほうが自然
英語の上級者ほど、
相手や場面に合わせて言葉を変える
ことが重要になります。
注意④|イディオムを詰め込みすぎない
例えば、
ビジネス英語で、
覚えたイディオムを、
毎文のように使う。
これはかえって不自然
イディオムは、
必要な場面で自然に出るからこそ、
自然です。
注意⑤|「ネイティブに聞こえる」を自分の価値にしない
ここも、
今の記事なら入れたいところです。
英語はアイデンティティの一部にもなる
海外で長く生活していると、
いろいろな英語を話す人に会います。
発音が違っても
面白い。
頭がいい。
仕事ができる。
説明が分かりやすい。
人を惹きつける。
という人は、
たくさんいます。
「ネイティブっぽい=コミュニケーション能力が高い」ではない
発音は、
コミュニケーションの一要素です。
他にも
語彙。
文法。
流暢さ。
論理性。
傾聴。
質問力。
関係構築。
ユーモア。
があります。
僕も通訳時代、英語環境が長い同僚と比べたことがある
当時、
僕よりずっと英語環境での経験が長く、
かなり自然な英語を話す同僚がいました。
発音も自然
表現も自然。
反応も速い。
正直、羨ましかった
「自分ももっとあんなふうに話せたらな」
と思いました。
でも比較して分かったこともあった
相手の良いところを観察すると、
単に、
「発音がネイティブっぽい」
だけではありませんでした。
表現のストックが多い
反応が速い。
自然な言い換えができる。
状況に合った言葉を選べる。
つまり、僕が伸ばすべきところが見えた
そこから、
「アクセントを完全に消す」
より、
使える表現を増やして、実際の会話で素早く取り出せるようにする
ことへ意識が変わっていきました。
初級者なら、まずこの3つだけでいい
いきなり、
connected speech。
スラング。
イディオム。
全部やる必要はありません。
① 簡単な英文を正しく言う
“I went there yesterday.”
② お手本を真似する
発音。
リズム。
③ その英文を自分について使う
これだけ。
中級者なら「まとまり+リズム」を増やす
例えば、
“I think…”
だけではなく、
“I think the main reason is…”
“I’m not sure if…”
“From my experience…”
のような、
使えるかたまりを増やす。
上級者なら「場面に合った自然さ」を磨く
カジュアル。
ビジネス。
友達。
上司。
プレゼン。
交渉。
同じ内容でも言い方を変える
これが、
より高度な自然さです。
1日15分ならこう練習する
忙しいなら、
これくらいでもできます。
0〜3分|聞く
30秒程度のお手本。
3〜6分|確認
字幕やスクリプトを見る。
6〜10分|オーバーラッピング
音声と一緒に読む。
10〜12分|録音
今度は自分だけ。
12〜15分|自分の内容で話す
覚えた表現を、
自分について使う。
これなら発音練習がスピーキングへつながる
単なるモノマネで終わりません。
「ネイティブのように話す」を3段階に分けて考える
僕なら、
こう考えます。
LEVEL1|伝わる
まず、
相手が理解できる。
LEVEL2|自然に流れる
リズム。
発音。
よく使う表現。
が安定する。
LEVEL3|場面に合わせられる
カジュアル。
ビジネス。
感情。
ユーモア。
まで使い分ける。
本当に目指したいのはLEVEL3
これは、
単なる「発音のモノマネ」ではありません。
自分らしい英語で
聞きやすく。
自然に。
相手に合わせて。
自分の考えを伝えられる。
それが僕にとっての「英語を自然に話せる」
という状態です。
まとめ|ネイティブをコピーするより「自然で伝わる英語」を作ろう
最後にまとめます。
① 基準にする英語を決める
自分の発音練習では、
一つを軸にします。
② 単語ではなくフレーズで真似する
実際の会話に近い音を学びます。
③ リズム・強弱・つながりを聞く
速さではなく、
英語の流れを真似します。
④ よく使う表現をかたまりで覚える
スラングや難しいイディオムより、
頻繁に使う自然な表現を優先します。
⑤ 必ず自分の会話で使う
聞く。
↓
真似る。
↓
使う。
↓
直す。
↓
また使う。
僕も最初は「ハリウッド俳優みたいに話したい」と思っていた
20代前半のころは、
そんな憧れが、
英語学習の大きなモチベーションでした。
そして、
そのおかげで、
音読。
発音。
リスニング。
をかなり練習しました。
だから、その憧れ自体は大切にしていい
ただ、
長く英語を使ってきた今、
僕が本当に価値を感じるのは、
「どこの国の人だと思われるか」
ではありません。
自分が言いたいことを言える
相手の話を理解できる。
誤解したら確認できる。
笑える。
意見を伝えられる。
仕事を進められる。
そこまでできれば、英語は十分に「自分の言葉」になる
だから、
「ネイティブみたいじゃないからダメ」
とは思わないでください。
代わりに
昨日より、
少し聞き取りやすく。
少し自然に。
少しスムーズに。
一つ表現を増やす。
その積み重ねで、
英語はかなり変わります。
僕自身も、
20代から、
そうやって少しずつ英語を変えてきました。
「ネイティブになる」
ことより、
自分の英語を、より自然で、より伝わりやすい英語へ育てていく。
今なら、
これが一番おすすめしたい考え方です。








































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