こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日はフィリピンの方の英語力や訛りについてお話したいと思います。特にフィリピンで語学留学やオンラインスクールを検討されている方、またフィリピンで勤務しようと考えている方は、ご参考にしていただけると嬉しいです。僕自身フィリピンで7年間働いていたので、その経験も踏まえて語っています。なので、限りなくリアルに近い内容かと思います。それではまいりましょう。
目次
フィリピンでは英語が公用語だけど、実際はどう?
フィリピンでは、人口の80%の人が英語を話すと言われています。さらに、アメリカ、インドについで世界で3番目に英語を話す人口がおおいのです。
そして、アジアではもちろんNo.1の英語圏です。英語圏として有名なイギリスやカナダも割合でみると、もちろんフィリピンを上回りますが、人口でいうと、フィリピンが上位に位置します。なぜここまで英語を話す人が多いのでしょうか。それは1898年にアメリカによる植民地化が進み、そこで徹底的に英語教育がおこなれました。そしてその後もグローバル社会により英語教育が根付いているといった状況です。
くわしくはウィキペディアの国別英語話者ランキングよりどうぞ。で7年間フィリピンに住んでみて実際はどうなのってところですが、統計通り、ほとんどの人が英語を話せます。ただ首都圏やある程度知名度のある都市に英語を話せる人が密集しているとった感じです。あまり知られていない地域の田舎へ行くと、英語があまり通じないといったケースや、英語を話せるけど、外国人と話すのは恥ずかしいという人が多かったです。やはり、都市部で英語を使うことが多いので、そうなってしまうのでしょう。
基本的にフィリピン訛りなの?
語学留学やフィリピン人講師のオンライン英会話を検討されている方は、気になるところ。7年住んだ経験から言うと、フィリピン訛りなしで話す人はほんの一部。そういった一部の人たちが外資系企業に勤めています。それも特に、外資のコールセンターや英会話スクールに限られます。それ以外の人は、ほとんどの確率でフィリイピン訛りの英語でしょう。
以前、僕はフィリピンで日系企業のITゲーム会社で通訳をしていたことがありました。そこにいたほとんどのフィリピン人従業員が、強めのフィリピン訛りの英語を話していました。だから、理解するのに最初は苦労しました。オンライン英会話スクールや語学学校のフィリピン人講師の多くが、ニュートラルな英語を話せるのは、80%の英語話者の中でも、かなり厳選された人材だからということです。
教育水準によって大きく変わる?
また教育水準によっても英語力は大きく変わります。フィリピンでは、基本的に学校ではすべての教科を英語で教えます。合わせて別に国語として母国語であるタガログ語を習得していきます。講師IVANの姪っ子も宿題は全部英語でやっていたり、また会話をするときも基本的に英語です。しかし、大学を卒業していない人たちは、英語で話すことに慣れていない人が比較的多く、どちらかというとブロークンな英語を話す人も多いのが現実です。
ただ多くのフィリピン人がリスニング力に、基本的に長けていると感じました。例えば、初めて、フィリピンの映画館に行ったときは、びっくりしました。映画館ではハリウッド映画をたくさん上映していますが、すべて字幕なしで、大方理解できます。俳優さんのセリフを聞いて笑ったり、コメントを返したり、本当に見入っていたのです。あんなに早いアメリカ英語をいとも簡単に理解しているようでした。こういった経験から、大半の人が英語を聞いてしっかりと理解できると考えられます。
英語が話せないと就職先が見つからない
結論的にいうと英語が話せないと就職先が見つかりません。そういった意味で、フィリピンでは超学歴社会です。教育水準の高い人は基本的によい大学に行っているので、英語をとても流暢に話せます。グローバル社会による英語の需要に合わせ、首都圏には多くのアメリカやヨーロッパの外資系企業が集中しています。さらに韓国や日本資本による語学学校やオンラインスクールも最近多くなってきました。
そういった拝見もあり外資系企業なしでは、国内の経済が成り立たないとまで言われています。さらにフィリピンでは海外への出稼ぎ労働者(OFW: Overseas Filipino Workers)も多いことで有名です。統計によると海外で働いているフィリピン人は全体で1000万人だそうです。人口が1億人程度なので、およそ10人に1人は、海外で働ていることになります。
だから、英語能力が高くないと就職先が見つからないという現状です。首都圏で働くにしても、高い英語力がないと、高額給与を稼ぐことができる外資系企業には入れません。また、海外で働くにしても、オーストラリアやカナダ、デンマークで働くフィリピン人が多いと言われていますが、英語力が高くなければ、そういった国で働くこともできません。英語力が高くなくても就職先はありますがやはりお給与が低くなってしまうわけです。だから学歴が高くないとよい就職先が見つからないとも言えます。
海外企業からのアウトソーシングNo.1
フィリピンで一番栄えている産業といえばBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)です。つまりBPOとは、自社の業務プロセスを外部企業に委託することを指します。フィリピンの場合アメリカや海外企業からのコールセンター業務を請け負っています。
大学を卒業した人の大半がこのコールセンターに就職か、日本や韓国、中国人向けのオンラインスクールや語学学校に就職するのが一般的になりつつあります。個人的な経験ではコールセンターから、英会話業界に流れてくる人がたくさんいます。
なぜならコールセンターでの勤務は時差の影響もあり、基本的に夜勤が普通です。健康的にあまりよくないので平日勤務ができ、お給料も平均より高めの語学学校やオンライン英会話スクールに就職する人たちが、近年増えています。
グローバルで通用する英語に最適!
僕はRYO英会話ジムを通して、フィリピン英語を日本だけに限らず、近い将来的に海外へも広げたいと思っています。なぜならそれはグローバル社会で通用する英語力だからです。それを証明する調査が2013年に、アメリカのGlobal English社で行われました。
調査の内容は78カ国137000人を対象とした、英語によるビジネス運用力を計測したものです。つまり様々な産業で働く従業員の「職場で使用する英語力」。それでなんとフィリピンはアメリカを抜いて1位です。詳しくはこちら15枚のPDFよりどうぞ。
第2言語を話す人の気持ちがわかる?
フィリピンの人は、第2言語を話す人の気持ちがわかるとよく言われています。母国語以外に他言語を駆使して、国内や国外で使っていることもあり、第二言語として話す人の気持ちは、英語を母国語とするアメリカやイギリス、オーストラリアの人たちより間違いなく高いです。
特に英語業界で働いているフィリピンの方は、そうです。初心者の方の英語力でも、言いたいことをしっかりと汲み取って理解したり、いつも明るく話しやすい空間を作ってくれます。これも第二言語として英語を使ってからわかる、相手への配慮でしょう。
ネイティブより、話すスピードが遅い?
英語力に関してさらにいうと、フィリピンの方の英語は、ネイティブ話者よりスピードが遅いです。またアメリカ人がよく使うようなスラングやイディオムもあまり使いません。だから聞きやすいのです。
特に英会話初心者の方はフィリピンで語学留学やオンラインスクールで勉強することを断然オススメします。僕自身今ではネイティブの人とも問題なくスムーズに話せますが、これも最初にフィリピンで語学留学をして、基礎の英語をしっかりと聞き取って話せるようになったからです。初めから、アメリカやイギリスなどの本場英語圏に行っていたら、周りの英語力についていけず、きっと挫折していたのではないかと思います。
最後に
長々とお話してしまいましたが、フィリピンの方の英語力について、ある程度イメージできましたでしょうか。もし今後オンラインスクールや語学留学をしようと考えてる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。不明点や懸念点等ご相談させていただきます。最後まで読んでいただきありがとうございます。それでは、See you around!
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