こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。本日は、英語表現の細かな違いを掘り下げていきます。「except」と「except for」の正確な使い分けについて、その違いを明確に理解し、あなたの英語表現を一層豊かにするためのポイントをお伝えします。このガイドを通じて、英語での表現力を格段に向上させることができるでしょう。それでは、さっそく詳しく見ていきましょう。
目次
違い
except
「except」は「〜を除いてすべて」という意味で、後に続く名詞、代名詞、または動名詞を除外する際に使われます。主に、何かが含まれないことを指す時に使われる言葉です。例えば、「Everyone went home except me」という場合、「私を除いて皆家に帰った」という意味になります。
except for
「except for」は「〜を除けば」という意味で、特定の例外を除いて全体に当てはまることを述べる場合に使われます。こちらは、特に例外が一つまたはいくつかある場合に強調したいときに用いられます。「except for」の後には、名詞や代名詞が来ることが一般的です。例えば、「The garden is beautiful except for the weeds」という場合、「雑草を除けば、庭は美しい」という意味になります。
まとめ
- 「except」は「〜を除いてすべて」、一般的な除外を示す際に使用します。
- 「except for」は「〜を除けば」、特定の例外を指摘する際に使用します。
“except”が使われる3パターン
1. 文に”all”や”any”、”every”などと一緒につかう
いつ働いているのか聞くと…
日曜日以外は働いてるんだ。
誰を信用しているか聞かれて…
自分以外は誰も信用してないんや。
仕事終わりに、同僚のみんなはどこに行ったのか聞くと…
マイクを除いて全員パーティーに行ったぜ。
このように何かをまとめるような単語が文に含まれている場合は、どちらも使えますが“except for”より“except”のほうが一般的によく使われます。
- all
- any
- every
- no
- everything
- anybody
- nowhere
- nobody
- whole
ただし例外あります
会社のセミナーに参加したメンバーは誰か聞くと…
アイヴァンとリョウを除いては、誰も来なかった。
先ほどひとまとめの単語をご紹介しましたが、それより”except”が前にくる場合は“except for”のみ使われます。ややこしいですがそういうものだと思って覚えてしまいましょう。
2. 前置詞や接続詞の前において使える
飲みに誘われて…
全体会議には出たくないと話していて…
どうやって会社に行っているのか聞くと…
雨の日以外は自転車で事務所に行くんだ。
このように”on”や”if”、そして”that”などの前置詞や接続詞と一緒に使われることがありますが、この場合”except for”は使えません。ちなみに“that”の場合は会話では基本省くことが多いです。
3. 不定詞の前において使える
どうしてそんなにお金を使ったのか聞くと…
お金を使う以外何もやることがなかったんだ。
小さい頃の話をしていて…
僕の父は忙しかったという以外は仕事に関して話さへんな。
このように原形不定詞やto不定詞の直前において「〜することを除いて」という意味でよく使われます。
“except for”が使われる1パターン
直後に名詞がくるとき
ある兄弟について話していて…
髪の毛の色以外は彼らはそっくりだね。
昨日の夜家族は何していたのか聞かれて…
そのとき僕以外は家族はテレビを見てたよ。
このように直後に名詞や名詞句がくるときは、“except for”が使われるのが普通です。また間違えやすいところでもありますが代名詞がくる場合は、“except for I”と主格の代名詞にはならず、目的格(me, him, herなど)になります。
振り返り
Exceptが使われるパターン
- 何かをまとめるような単語と共に使われる場合
- 例: “I work every day except Sunday.”(日曜日以外は働いている。)
- “all”, “any”, “every”, “no”, “everything”, “anybody”, “nowhere”, “nobody”, “whole”などの単語が含まれる文においてよく使われる。
- “except for”も文脈によっては使用可能だが、”except”の方が一般的。
- 前置詞や接続詞の前で使われる場合
- 例: “I want to go except (that) I’m tired.”(行きたいけど、疲れてるのよね。)
- “on”, “if”, “that”などの前置詞や接続詞と一緒に使われる。この場合、「except for」は使用できない。
- 不定詞の前で使われる場合
- 例: “I had nothing to do except spend money.”(お金を使う以外にやることがなかった。)
- 原形不定詞やto不定詞の直前で、「〜することを除いて」という意味で使用される。
Except Forが使われるパターン
- 直後に名詞がくる場合
- 例: “They look alike except for the color of their hair.”(髪の毛の色を除いて彼らはそっくりだ。)
- 直後に名詞や名詞句がくるときに「except for」が用いられる。これは特に間違えやすいポイントであり、代名詞がくる場合も目的格(例: me, him, herなど)を用いる。
関連する英単語
「Except」と「Except for」に関連する英単語や表現を学ぶことは、英語の理解を深めるのに役立ちます。以下に、これらの表現と関連性が高い、または同じ文脈で使われることが多い単語やフレーズをいくつか紹介します:
- Exclude – 除外する
- 「Except」と同様に、特定のアイテムや人物を除いて他を含む意味で使われます。
- Including – 含む
- 「Except」の反対で、特定のアイテムや人物を含むことを示します。
- Apart from / Aside from – 〜を除いて
- 「Except for」と似た意味合いで、「〜を除いて」や「〜以外に」を表す際に使用されます。
- But – しかし
- 「Except」を置き換えて使うことができる場合があり、「〜を除いて」の意味で使われることがあります。
- Save – 保存する、除く
- 文語的または古い英語で、「除く」や「〜を除いて」という意味で「Except」と同じように使われることがあります。
- Without – 〜なしで
- 何かがない状態を示すときに使われ、「Except」が何かを除外する際に似たニュアンスを持つことがあります。
- Only – ただ…だけ
- 「Except」と関連し、例外や特定の条件を除いて全てに当てはまるときに使われます。
- Besides – 〜に加えて
- 「Except for」とは異なり、追加を示すが、あるアイテムを除外するという文脈で間接的に関連することがあります。
効率的にアウトプットする方法
RYO英会話ジムの業界トップの豊富な50種のアウトプットトレーニングをすると、英語でのコミュニケーションが大幅に改善されます。理由は生徒さんの発言内容を講師がすべてドキュメントに瞬時に文字化して、その後添削まですることで何が不自然で文法的に間違えているのかが一目瞭然となりレッスン内で改善まで持っていくことができます。
合わせて実践レベルに沿った実践コースにて様々なスキルを強化することが可能です。だから英語での会議や外国人の前でも堂々と自信を持って話せるようになっていきます。プラスで音読トレーニングもレッスン外でやることでより効果的に上達します。
今すぐ業界トップのアウトプットトレーニングを体験してみたい方は無料トライアルページをご覧ください。
「違い」に関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございました。以上が、”except”と”except for”の違いとその使い方でした。それでは、See you around!