こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
フィリピン人の妻アイヴァンが日本で暮らし始めて、約1か月が経った頃のことです。
それまで僕たちはフィリピンを生活の拠点にしていましたが、日本へ戻り、今度はアイヴァンが「外国人として日本で暮らす側」になりました。
日本人の僕にとっては当たり前だったことでも、フィリピンで育ったアイヴァンからすると、
「なんでこんなに静かなの?」
「みんなすごくちゃんとしている」
「安全なのはうれしいけど、ちょっと寂しい」
と感じることがたくさんあったようです。
この記事では、アイヴァンが実際に日本で1か月暮らして感じたことをもとに、
- 日本の生活で驚いたこと
- フィリピンとの文化・生活習慣の違い
- 日本の良かったところ
- 逆に少し寂しく感じたところ
- 外国人が日本へ移住するときに感じやすいカルチャーショック
について紹介します。
「フィリピン人から見ると日本はどう見えるのか?」という視点で読むと、日本人の僕たちが気づかない日本の特徴も見えてくると思います。
- 1 フィリピン人の妻が日本に来て最初に驚いたこと
- 2 驚き1|日本は「みんながルールを守る」ことを前提に回っている
- 3 一方で、日本の接客は「丁寧すぎる」と感じた
- 4 驚き2|住宅街が想像以上に静かだった
- 5 フィリピンで当たり前だった「生活音」が日本では聞こえない
- 6 日本の静けさは快適。でも「人の気配」が恋しくなることもある
- 7 驚き3|1か月暮らしても近所の人にほとんど会わない
- 8 驚き4|日本では「安全への警戒心」がかなり下がった
- 9 駅に置き忘れたスマホが30分後も残っていた
- 10 安全すぎて、逆に夜道が怖かった
- 11 外国人が日本生活で感じるカルチャーショックは「不便」だけではない
- 12 国際結婚で日本へ移住して分かった「ホームシック」の正体
- 13 フィリピン人の妻を見て、僕自身も「外国人として暮らす大変さ」を思い出した
- 14 英語を学んだ先にあるのは「違う世界の当たり前」を知ること
- 15 日本とフィリピン、どちらが住みやすい?
- 16 まとめ|外国人の目線で見ると、日本の「普通」が普通ではなくなる
フィリピン人の妻が日本に来て最初に驚いたこと
アイヴァンにとって、日本での生活は基本的にはかなり快適だったようです。
一方で、
「すごく住みやすい。でも、たまにフィリピンが恋しくなる」
という気持ちもありました。
これは海外移住を経験した人なら、かなり分かると思います。
僕自身もフィリピンやオーストラリアで生活したとき、
「日本より便利だ」
「こっちの方が好きだ」
と思う部分がある一方で、日本の食事や家族、生活習慣が恋しくなることがありました。
海外移住は、
「どちらの国が優れているか」ではなく、「今まで当たり前だったものがなくなる経験」
でもあります。
アイヴァンが日本で感じたことも、まさにそれでした。
驚き1|日本は「みんながルールを守る」ことを前提に回っている
アイヴァンが日本へ来て、かなり強く感じたのが、
「一人ひとりが、次の人のことを考えて行動しているように見える」
ということでした。
例えばスーパーです。
買い物かごを使ったら元の場所へ戻す。
レジが混んでくると、状況に応じて別のレジも開く。
スタッフは仕事中、私語をほとんどせず対応している。
こうした光景は、日本で育った僕にとっては特別なことではありませんでした。
でもアイヴァンは、
「みんなが当たり前のように同じルールに従っている」
ことに驚いていました。
日本の「他人に迷惑をかけない」感覚
僕自身、長く海外で暮らしてから日本へ戻って、この感覚を以前より強く意識するようになりました。
日本では、
「自分がどうしたいか」だけでなく、「次の人が困らないか」
を考える場面が多いように感じます。
電車で並ぶ。
ゴミを決められた場所へ捨てる。
大きな音を出さない。
共用スペースをきれいに使う。
一つひとつは小さなことですが、それが積み重なって「街全体が整っている」という印象につながります。
一方で、日本の接客は「丁寧すぎる」と感じた
日本のスタッフの仕事ぶりにはかなり感心していた一方で、アイヴァンが少し戸惑っていたこともありました。
それが、
接客がとても丁寧で、少し距離を感じること
です。
アイヴァンはフィリピンで、店員さんとちょっと雑談したり、笑顔で軽く冗談を言ったりするような環境に慣れていました。
日本ではもちろん笑顔で対応してくれる人も多いですが、
「いらっしゃいませ」
「ありがとうございます」
というやり取りがとても整っていて、
「もう少しリラックスしても大丈夫なのに」
と感じることがあったようです。
これは良い・悪いというより、接客文化の違いだと思います。
フィリピンでは親しみやすさを心地よく感じ、日本では丁寧さや正確さを心地よく感じる。
海外生活をすると、こうした「サービスに何を求めるか」の違いも見えてきます。
驚き2|住宅街が想像以上に静かだった
アイヴァンが日本生活で特に驚いていたのが、
住宅街の静かさ
です。
僕たちが暮らしていたのは大阪府吹田市でした。
大阪中心部へもアクセスしやすい一方、住宅街に入るとかなり静かです。
僕たちは当時、オンラインビジネスを中心に仕事をしていたので、
仕事に集中できる環境としてはかなり快適
でした。
空気も比較的落ち着いていて、騒音も少なく、家で仕事をするにはかなり相性がよかったです。
フィリピンで当たり前だった「生活音」が日本では聞こえない
一方で、その静かさがアイヴァンにとっては少し不思議でもありました。
フィリピン、特に都市部や住宅街では、
- 車のクラクション
- 工事の音
- 近所の人の話し声
- 子どもが外で遊ぶ声
- テレビや音楽
- 食事を準備する音
など、「人が暮らしている音」がかなり身近にあります。
もちろん地域によって違いますが、僕自身フィリピンで生活していて、
家の外から常に誰かの生活を感じる
ことは多かったです。
それに対して、日本の住宅街では、
「本当にみんな家にいるのかな?」
と思うほど静かな時間があります。
日本の静けさは快適。でも「人の気配」が恋しくなることもある
これはアイヴァンの感想で、特に面白いと思った部分です。
日本の静かな環境は大好き。
でも、その静けさが続くと、
フィリピンのにぎやかさが恋しくなる。
最初は矛盾しているように聞こえます。
でも海外生活を経験すると、この感覚はすごく分かります。
住んでいるときには、
「うるさいな」
と思っていたものが、なくなると懐かしくなる。
人間は不思議です。
僕もフィリピンで暮らしていたとき、日本の静かさや整った環境が恋しくなることがありました。
そして日本へ戻ると、今度はフィリピンの雑多な感じや人との距離の近さを思い出します。
驚き3|1か月暮らしても近所の人にほとんど会わない
アイヴァンがもう一つ驚いていたのが、近所付き合いです。
日本へ来て約1か月経っても、
「近所の人をほとんど見ない」
と話していました。
フィリピンでは地域によって、家の外で近所の人と話したり、子ども同士が一緒に遊んだり、作った料理を分けたりすることがあります。
もちろんフィリピンでも都会のコンドミニアムと地方の住宅街では全然違いますし、日本にも近所付き合いの濃い地域はあります。
それでもアイヴァンが暮らした吹田の住宅街では、
隣に誰が住んでいるのか分からないくらい、人との距離が保たれている
ように感じたそうです。
「プライバシー」と「人とのつながり」の違い
僕はこれを、
日本人は冷たい、フィリピン人は温かい、
という単純な話にはしたくありません。
日本ではプライバシーを尊重して、必要以上に他人へ踏み込まないことが「気遣い」になる場合があります。
一方でフィリピンでは、
声をかける、誘う、一緒に食べる
ことが気遣いになる場面があります。
どちらも「相手を大切にする」行動なのに、表現方法が違うんです。
国際結婚して一緒に生活すると、こうした違いが毎日の小さな場面で見えてきます。
驚き4|日本では「安全への警戒心」がかなり下がった
日本で生活して、アイヴァンが特に安心していたことの一つが治安でした。
もちろん日本でも犯罪はありますし、
「日本なら何をしても安全」ではありません。
ただ、アイヴァンがフィリピンで生活していたときと比べると、夜道を歩くときの緊張感はかなり違ったようです。
スマホや財布を持って外を歩くとき、
「周りを常に警戒しないと」
という感覚が以前より小さくなったと話していました。
駅に置き忘れたスマホが30分後も残っていた
安全面について、僕たちの中で今でも印象に残っている出来事があります。
当時、僕の家族は長年ホームステイの受け入れをしていて、フランス人のゲストが10日ほど滞在していました。
ある日、そのゲストが駅の近くにスマートフォンを置き忘れてしまいました。
気づいたのは、電車へ乗ったあと。
そこから戻るまで30分以上かかりました。
本人も、
「もうないだろうな」
と思っていたようです。
ところが戻ってみると、
スマホがそのまま同じ場所に残っていました。
アイヴァンもかなり驚いていました。
もちろん、これは「日本なら必ず戻ってくる」という話ではありません。
でも、海外から来た人にとって、
「公共の場所に忘れた物が、そのまま残っていた」
という経験は、日本の治安や社会の信頼感を強く印象づける出来事だったようです。
安全すぎて、逆に夜道が怖かった
ここはアイヴァンらしい感想で面白かったのですが、
日本の夜道は安全そうだけど、
「静かすぎて逆に怖い」
とも言っていました(笑)。
僕たちは夜によくジョギングをしていました。
フィリピンなら、夜でも家の中のテレビの音、人の話し声、車、店、犬など、いろいろな音が聞こえます。
ところが日本の住宅街では、
本当に何も聞こえないことがあります。
アイヴァン曰く、
「フィリピンでは悪い人がいないか気をつけるけど、日本では静かすぎて幽霊が出ないか気になる」
とのことでした(笑)。
実際にはもちろん冗談ですが、
安全なことと、心理的に落ち着くことは必ずしも同じではない
というのは面白い視点だと思います。
外国人が日本生活で感じるカルチャーショックは「不便」だけではない
外国人が日本へ移住するときのカルチャーショックというと、
「日本語が分からない」
「ルールが多い」
「手続きが大変」
といったネガティブなものを想像しがちです。
でもアイヴァンを見ていて感じたのは、
「便利すぎる」「静かすぎる」「安全すぎる」といった良い部分もカルチャーショックになる
ということです。
それまで慣れていた環境との差が大きければ、たとえ良い変化でも最初は違和感があります。
だから海外移住では、
「生活環境が良くなったのだから、すぐ幸せになるはず」
とは限りません。
新しい環境へ慣れるには時間が必要です。
国際結婚で日本へ移住して分かった「ホームシック」の正体
アイヴァンは日本生活をかなり気に入っていました。
それでも、
「フィリピンへ帰りたい」
と感じる瞬間はありました。
その理由は、
日本が嫌だからではありません。
自分が長く過ごしてきた生活の音、人との距離感、食事、言葉、家族、友人などが突然なくなるからです。
これは僕自身が海外に住んだ経験からもよく分かります。
ホームシックは、
「今いる国が嫌い」
という意味ではなく、
「自分を作ってきた環境が恋しい」
という感情に近いのだと思います。
フィリピン人の妻を見て、僕自身も「外国人として暮らす大変さ」を思い出した
フィリピンに住んでいた頃は、僕が外国人でした。
言葉が分からない。
文化が分からない。
「なんでこうするんだろう?」
と思う。
でも現地の人にとっては、それが普通です。
日本へ戻ったことで、今度はその立場が逆転しました。
アイヴァンが、
「なんで日本人はこうするの?」
と聞くたびに、
「そうか。これは日本だけの当たり前だったのか」
と僕自身も気づくようになりました。
英語を学んだ先にあるのは「違う世界の当たり前」を知ること
この記事は日本とフィリピンの生活比較ですが、僕はこれも英語学習とかなりつながっていると思っています。
英語を勉強する目的は、単語や文法を覚えることだけではありません。
僕自身、英語を話せるようになったことでフィリピンで働き、海外で生活し、アイヴァンと出会いました。
そして国際結婚をして、一緒に日本で暮らしたことで、
自分が「普通」だと思っていた日本を、外国人の目線から見る
経験ができました。
これは日本にずっと住んで、日本人だけと接していたら、なかなか得られなかった視点だと思います。
英語が話せるようになると、単に海外旅行が楽になるだけではありません。
人間関係が変わり、住む場所が変わり、「当たり前」の基準まで変わることがあります。
日本とフィリピン、どちらが住みやすい?
ここまで読むと、
「結局、日本とフィリピンはどっちが住みやすいの?」
と思うかもしれません。
僕たちの答えは、
一概には決められない
です。
日本には、
- 生活環境の整いやすさ
- 静かさ
- 公共サービス
- 比較的安心して生活しやすい環境
があります。
一方、フィリピンで僕たちが好きだったのは、
- 人との距離の近さ
- 街のにぎやかさ
- 人と話す機会の多さ
- 生活の中にある気軽なコミュニケーション
でした。
どちらにも良いところがあります。
そして長く両方に住むと、
片方にいると、もう片方の良さが見えてくる
ようになります。
まとめ|外国人の目線で見ると、日本の「普通」が普通ではなくなる
フィリピン人の妻アイヴァンが日本へ来て最初の1か月で特に感じたのは、
- 街や生活がとても整っている
- 接客が丁寧で正確
- 住宅街が驚くほど静か
- 近所との距離感がフィリピンとは違う
- 夜道を歩くときの安心感が大きい
- それでもフィリピンのにぎやかさが恋しくなる
といった違いでした。
日本人の僕にとっては何十年も「普通」だったことでも、
外国人の妻から見ると、驚きの連続です。
そしてその感想を聞くことで、僕自身も改めて日本とフィリピンの違いを考えるようになりました。
海外生活や国際結婚で面白いのは、
外国について知るだけでなく、自分の国についても深く知れること
だと思います。
英語を学び、違う国の人と深く関わるようになると、自分にとっての「当たり前」が少しずつ崩れていきます。
僕にとっては、それも英語を学んでよかったと思える大きな理由の一つです。
※この記事は、フィリピンで育った妻が大阪・吹田で実際に暮らし始めた当時の個人的な体験をもとにしています。日本・フィリピンともに地域や家庭、生活環境によって文化や人間関係は大きく異なります。「日本人はこう」「フィリピン人はこう」と一括りにするものではなく、一人の外国人が日本生活で感じた違いとしてお読みください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、See you around!





























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