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英語を学んで世界が広がった先にあった現実|フィリピン人の妻との結婚で知った「国境の壁」

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RYO英会話ジム代表: 横田涼

セブ&オーストラリア留学後、海外で7年間勤務。2019年にRYO英会話ジムを創業。
KLab株式会社で翻訳・通訳を担当後、hanaso(Unhoop株式会社)でメソッド開発・講師を歴任。
その後、株式会社Alueにて三菱UFJ・UNIQLOなど大手企業向けに短期集中ビジネス英語研修を提供。

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こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。

僕が英語を学び始めた頃は、まさか英語がきっかけで海外に住み、外国人と仕事をし、そしてフィリピン人と結婚する人生になるとは思っていませんでした。

英語を勉強していると、「海外旅行で困らなくなる」「外国人と話せるようになる」といったメリットはよく聞きます。

でも実際に英語を使って生きるようになると、それよりもっと大きな変化があります。

付き合う人が変わり、働く場所が変わり、住む国の選択肢が増え、ときには結婚相手まで国境を越える。

僕にとって英語は、単なるコミュニケーションスキルではなく、人生そのものを日本の外へ広げてくれたものでした。

ただ、その先には楽しいことばかりではありません。

フィリピン人の妻アイヴァンと結婚し、日本へ一緒に行こうとしたとき、僕は初めて、

「結婚したからといって、夫婦が自由に同じ国へ移動できるわけではない」

という現実を知りました。

国籍によって必要なビザや手続きが違うこと。夫婦であることを資料で示す必要があること。自分にとって当たり前だった「日本へ帰る」という行為が、妻にとっては申請して許可を得なければならないこと。

これは、英語を学んで世界が広がったからこそ、僕が初めて見ることになった世界でもありました。

今回は、2018年にフィリピン人の妻と日本帰国を目指し、実際にビザを取得したときの話を振り返ります。

ビザ申請のハウツーだけではなく、英語を学んだ先で僕が経験した国際結婚と、「国境を越えて生きる」ということのリアルとして読んでもらえたらと思います。

なお、この記事で紹介する申請体験は2018年当時のものです。ビザ・在留資格の制度や必要書類は変更されることがあるため、実際に申請する場合は日本大使館・領事館、出入国在留管理庁などの最新情報を必ず確認してください。

英語を学んだことで、僕の人生は日本の外へ広がっていった

僕が本格的に英語を学び始めたのは20歳頃です。

最初から「海外に住みたい」「外国人と結婚したい」と思って英語を勉強していたわけではありません。

英語が話せるようになりたい。

もっと外国の人と話してみたい。

最初は、そのくらいでした。

でも英語を使える範囲が広がるにつれて、少しずつ人生も変わっていきました。

海外へ行く。

外国人の友達ができる。

海外で働く。

英語を使って仕事をする。

そして、フィリピンで出会ったアイヴァンと結婚する。

英語が話せるようになると、単に会話できる人数が増えるのではなく、「自分が人生を作れる場所」そのものが増えていく。

僕はそう感じています。

ただ、世界が広がれば、それまで日本の中だけで生活していたときには見えなかったものも見えてきます。

今回のビザ申請は、その一つでした。

国際結婚したら、そのまま一緒に日本へ行けると思っていた

当時、僕たちには大きな人生の変化が二つありました。

一つが、僕自身の独立。

もう一つが、夫婦での日本帰国です。

フィリピン人の妻と日本行きビザ取得を祝った日の写真 日本帰国に向けたビザ取得後に夫婦でお祝いしたときの写真

僕は日本人なので、日本へ帰ることに特別な手続きはありません。

パスポートを持って飛行機に乗れば帰れます。

だから、アイヴァンと結婚したあとも、どこかで、

「結婚しているんだから、一緒に日本へ行けるだろう」

という感覚がありました。

でも実際は違いました。

結婚が成立していることと、外国人配偶者が日本へ入国・滞在できることは別の手続きです。

僕たちの場合、このときはアイヴァンが日本へ行くために、3か月滞在できるビザを申請することになりました。

「夫婦なのに、まだ手続きが必要なんだ」

と、僕自身かなり驚きました。

自分には当たり前の「日本へ帰る」が、妻には当たり前ではなかった

この経験で僕が一番考えさせられたのは、書類の多さそのものではありません。

僕にとって何の疑問もなかった自由が、妻には同じように与えられているわけではなかったことです。

僕は日本人なので、日本へ帰るために、

「なぜ日本へ行くのですか?」

「誰と行くのですか?」

「本当に結婚しているのですか?」

と説明する必要はありません。

でも、アイヴァンの場合は違います。

僕たちは実際に結婚している夫婦ですが、日本へ行くためには必要な書類を集め、条件を満たし、申請して結果を待つ必要がありました。

このとき初めて僕は、

パスポートや国籍によって、人が国境を越えるときのハードルは同じではない

ということを、自分の生活の中で実感しました。

ニュースや知識として知るのと、自分の妻が実際にその手続きをしているのを見るのとでは、感じ方がまったく違いました。

英語が話せるようになったからこそ「国の違い」も現実になった

英語学習では、

「世界が広がる」

という言葉をよく使います。

僕も、それは本当だと思います。

英語を話せるようになったことで、僕は日本以外の国で生活し、日本人以外の人と友達になり、仕事をし、最終的には国際結婚をしました。

ただ、世界が広がるというのは、

自分にとって都合のいい部分だけを見ることではありません。

国によって文化が違う。

所得水準も違う。

社会制度も違う。

パスポートによって入国できる国や条件も違う。

国と国との関係や制度上の扱いによって、必要になる手続きも変わります。

英語を学ばず、日本の中だけで生活していたら、僕はこうした違いを「知識」として知ることはあっても、ここまで自分ごととして感じることはなかったと思います。

英語は世界を広げてくれました。でも同時に、世界が決して均一ではないことも見せてくれました。

これは、僕にとって英語を学んだことで得たかなり大きな経験の一つです。

ビザ申請で一番困ったのは、正しい情報を見つけることだった

当時の僕たちは、どの方法で進めるのが一番いいのか分からず、かなり調べました。

同じように国際結婚している人に聞いたり、インターネットで体験談を探したりしながら、自分たちに合うやり方を探していきました。

ただ、ネットには断片的な情報も多く、

「結局、僕たちの場合はどうすればいいんだ?」

という状態になることもありました。

これは今でも国際結婚やビザ関連の記事を読むときに注意した方がいいと思います。

例えば、

  • 一時的に日本を訪れるのか
  • 日本へ移住するのか
  • 申請時点でどの国に住んでいるのか
  • すでに婚姻手続きがどこまで済んでいるのか
  • 外国人配偶者の国籍はどこか

によって状況は変わります。

誰かのブログでうまくいった方法が、そのまま自分にも当てはまるとは限りません。

だから今なら、

体験談で全体像を知り、実際の申請条件は必ず公式情報で確認する

という使い分けをします。

夫婦なのに「夫婦であること」を示す不思議な感覚

申請を進める中で、心理的に少し不思議だったのが、

「僕たちは本当に夫婦です」と外部に示していくこと

でした。

僕たち本人からすると、

「いや、普通に結婚してますけど……」

という感じです(笑)。

ただ、国際的な移動や在留に関する手続きでは、婚姻関係や滞在目的などを確認するために、さまざまな資料が必要になります。

僕たちの場合も、必要な書類を集めていくと、

「軽い冊子ができるんじゃないか」

と思うくらいの量になりました。

特にアイヴァン側にはかなり労力がかかったと思います。

一つずつ書類をそろえながら、

「これで足りるかな」

「ちゃんとビザが出るかな」

と不安になる。

単なる事務手続きではなく、結果によって夫婦が同じ場所で生活できるかどうかが変わるので、精神的な重さもありました。

英語ができても、制度そのものはなくならない

この経験から、英語についても一つ強く感じました。

英語が話せれば、国境がなくなるわけではありません。

英語ができれば、

  • 海外の人と直接コミュニケーションできる
  • 現地で情報を集めやすくなる
  • 外国人と仕事や人間関係を作れる
  • 海外で生活する選択肢が増える

という大きなメリットがあります。

でも、

ビザ。

在留資格。

法律。

税金。

婚姻制度。

こうしたものは、英語が話せるかどうかとは別に存在します。

僕は英語を学んだことで世界へ出られるようになりました。

その一方で、

世界へ出たからこそ、「個人の自由」と「国家の制度」は別物なんだと実感するようになった

とも言えます。

ビザが発給された瞬間、二人で一つの壁を越えた気がした

そして、ようやく結果が出ました。

アイヴァンの3か月滞在できる日本行きビザが発給されました。

そのときの解放感は、今でもかなり覚えています。

外から見れば、

「ビザが取れただけじゃない?」

と思うかもしれません。

でも僕たちにとっては、

二人の人生を次へ進められることが決まった瞬間

でした。

その夜は、マニラのリトル東京近くにあった韓国料理店とカフェへ行き、二人で軽くお祝いしました。

マッコリを頼んで、

「やっと取れたな」

という気持ちで飲んだのを覚えています。

妻が教会で祈っていたと知って、初めて相手側の重さが見えた

あとから聞いて、今でも忘れられないことがあります。

アイヴァンは、ビザが無事に出るように、教会へ行って祈っていたそうです。

普段、それほど頻繁に教会へ行くタイプではなかったので、それを聞いたときは僕も目頭が熱くなりました。

アイヴァンも少し目を潤ませていました。

僕には、

「日本へ帰る」

だけのことでした。

でも妻にとっては、

夫と一緒に日本へ行けるかどうか結果を待つこと

だったんですよね。

同じ出来事なのに、持っているパスポートが違うだけで、ここまで意味が変わる。

僕はこのとき初めて、それをかなりリアルに感じました。

英語を学ぶ価値は「ペラペラになること」だけではなかった

こうして振り返ると、

僕が英語を学んで得たものは、

単語力。

発音。

リスニング力。

スピーキング力。

だけではありません。

むしろ大きかったのは、

自分が知らなかった世界に入り、その世界を自分の経験として理解できるようになったこと

でした。

もし僕が英語を学んでいなかったら、

フィリピンで生活していなかったかもしれません。

アイヴァンともここまで深い関係にはならなかったかもしれません。

国際結婚もしなかったかもしれません。

そして、

「パスポートによって移動の自由が違う」

ということも、ここまで自分の問題として考えなかったと思います。

英語を学ぶというのは、英語という科目を攻略することではなく、自分が経験できる世界を広げることでもある。

僕自身の人生を振り返ると、そう思います。

国際結婚の先には、言葉だけでは解決できない現実もある

国際結婚では、

文化。

言葉。

家族。

お金。

仕事。

住む国。

そしてビザや在留資格。

いろいろな問題が出てきます。

もちろん、日本人同士の結婚にも別の大変さがあります。

ただ国際結婚の場合、

「どの国に住むか」が、そのまま法律や在留資格の問題につながる

という特徴があります。

好きだから一緒にいたい。

結婚したから一緒に住みたい。

人間としてはとてもシンプルです。

でも国境を越えると、そのシンプルな希望の間に制度が入ります。

これは実際に経験してみて初めて分かりました。

これから国際結婚・海外生活を考える英語学習者へ

この記事を読んでいる人の中には、

今はただ、

「英語を話せるようになりたい」

と思っている人もいるかもしれません。

それで十分だと思います。

僕も最初はそうでした。

でも英語を続けていると、
自分では想像していなかった方向へ人生が動くことがあります。

海外旅行へ行くかもしれない。

外国人の友達ができるかもしれない。

海外で働くかもしれない。

日本以外に住むかもしれない。

外国人と結婚するかもしれない。

もちろん、全員がそうなる必要はありません。

でも、

英語は「こういう人生も選べる」という選択肢を増やしてくれます。

そして選択肢が広がると、
楽しいものだけでなく、今まで見えなかった社会や制度の違いまで見えてきます。

僕にとって今回のビザ申請も、
その一つでした。

まとめ|英語で世界が広がった先に、僕が見た「国境のリアル」

僕は英語を学んだことで、人生の選択肢が大きく広がりました。

海外へ行き、
海外で働き、
外国人の友人ができ、
フィリピン人のアイヴァンと結婚しました。

でも、その先で、

「世界はつながっているけれど、国境がなくなったわけではない」

という現実も知りました。

僕にとって日本へ帰ることは当たり前。

でも妻にとっては、
必要な書類を集め、申請し、結果を待つ必要がある。

同じ夫婦でも、国籍が違えば経験することは違います。

そして無事にビザが発給されたとき、

僕たちは単に行政手続きを一つ終えたのではなく、

二人で国境を一つ越えた

ような気持ちになりました。

日本帰国後の生活やRYO英会話の将来について夫婦で話した日の写真

その日は、これから日本でやりたいことや、RYO英会話を通して実現したいことについて二人で話しました。

振り返れば、

英語を勉強し始めたところから、
すべてつながっています。

英語を学ぶ。

世界が広がる。

人と出会う。

人生の選択肢が増える。

そして、自分が知らなかった世界の現実にも出会う。

僕にとって英語を学ぶ価値は、最終的にはここにあるのだと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事のビザ取得体験は2018年当時のものです。現在のビザ・在留資格制度、必要書類、申請方法は変更される可能性があります。実際に手続きを行う場合は、必ず日本大使館・領事館や出入国在留管理庁などの最新の公式情報をご確認ください。

それでは、See you around!

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