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日本人初の挑戦:マニラMRTでの電車通勤、1年間の旅と発見

こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。今日は、7年間のフィリピンでの海外生活を通じて経験した電車通勤の日々から得た洞察を、皆さんと共有したいと思います。フィリピンでの生活は多くの発見と学びがあり、その中でも特に通勤の経験は、日本とは異なる文化や価値観に触れる貴重な機会でした。それでは、フィリピンでの電車通勤で感じたことを、みなさんと軽く共有していきたいと思います。

 

 

フィリピンの電車ってどんな感じ?

マニラの中心、マカティの駅・アヤラ駅

フィリピンの電車体験について、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?外国人観光客の視点から見ると、フィリピンでの電車利用はほぼ観光目的に限られるようです。その理由は、多くの外国人が車での通勤を選ぶか、オフィスの近くに住むことを好むため、日常の足として電車を利用する機会が少ないからです。

しかし、もう一つ大きな理由があります。それは、通勤手段としての電車が提供する利便性と快適さに問題があるからです。多くの場合、電車の車両は清潔さを欠き、スペースも狭く、ラッシュアワー時には満員で、乗客が汗だくになるほどです。さらに、設備の老朽化により、走行中に故障してしまい、乗客が次の駅まで歩く羽目になることも少なくありません。

このような状況は笑い話にもなりますが、日々の通勤や移動には大きな影響を与えます。フィリピンでの電車利用が観光客にとっての特別な経験に留まる理由を考えると、地元の交通インフラの改善に向けた取り組みが今後一層重要になってくることでしょう。

日本とフィリピンの交通文化の違いを考えると、日本人の物価感覚からすると、手頃な価格で利用できるタクシーが非常に便利な選択肢となります。フィリピンは車中心の社会であり、電車を利用する人々の多くは、車の渋滞を避け、より早く帰宅したいと考えている地元の人々です。このため、電車に乗る際には、まるで「早い者勝ち」のような状況になります。日本のように、列に並んで順番に乗車する文化はあまり見られません。人々は、自分が先に乗るためには前の人を押しのけることも厭わないほど、まさに「サバイバル」の精神で行動します。このような状況を目の当たりにすると、フィリピンでの交通手段としてタクシーを選ぶ理由がより明確になります。

 

 

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通勤してみようと思った経緯

フィリピンに移住して5年目、29歳の頃、私は独立の夢を抱き、友人と共に起業の道を模索しました。しかし、冒険心よりも不安が勝り、事業計画の不明瞭さと勢いだけの進行に危うさを感じ、最終的にはその提案を断ることにしました。

この経験がきっかけとなり、友人であるカズさんは、独りでの個人事業を決意しました。一方の私は、もう少し自己のスキルを磨くために、会社勤めを選択しました。それでもなお、カズさんが一人で成功へと這い上がる様子を見届けたいという思いがありました。この想いから、シェアハウスを始め、共に生活することを決めました。

カズさんの希望により、私の勤務地から離れた場所に住むことになりました。結果として、通勤手段はタクシーではなく電車を選ぶことにしました。では、なぜこのような不便で快適とは言えない通勤方法を選んだのでしょうか?

その理由は、ローカルの人々と同じ体験をし、彼らの気持ちを理解したいという願望からでした。車通勤も可能でしたが、渋滞を避けたいという理由もありました。フィリピンに来て既に4年が経過していましたが、仕事以外の新たな経験への渇望はまだ強く残っていました。フィリピンにいるからこそできること、それを最大限に体験しようと決心しました。そんなわけで、電車での通勤を選択したのです。

 

 

実際1年間通勤してみて感じたこと

フィリピンでの1年間、電車通勤の旅を振り返ると、それは一言で言うならば挑戦でした。毎日の通勤は、ただの移動以上のものを私に教えてくれました。フィリピンの電車での経験は、正直言ってかなり厳しいものでした。しかし、この経験を通じて、フィリピンの人々の忍耐力の高さに深く感銘を受けました。

通勤の困難さは多岐にわたりました。電車が計画通りに来ないことによるイライラ、長い列に並んで1時間以上待たされるストレス、電車のドアが開くと同時に後ろからの強い押し、緊急停車による降車とその後の不機嫌な気分、そして満員での移動中に見えるあまり魅力的でない風景への無価値感、隣人の汗が新品のシャツに付着することへの落胆。

これら全てが「きつい」と感じさせるものでした。初めは、2年も通勤すれば慣れるだろうと考えていましたが、時間を無駄にしているような感覚から逃れられず、結局1年で通勤方法を変えることにしました。カズさんと共に住んでいた場所から、勤務地に徒歩で行けるコンドミニアムへの引っ越しは、より快適な日々への切り替えでした。もしかすると、快適な環境への慣れが影響しているのかもしれませんが、1年以上同じ通勤方法を続けることは私にはできませんでした。今振り返ると、1年間も電車通勤を続けた自分に驚きます(笑)。

この経験は私にとって、ただの通勤以上のものでした。フィリピンの日常生活の一面を垣間見ることができ、その過程で多くの教訓を学びました。それは、忍耐と適応の重要性、そして何よりも、日々の小さな困難を乗り越えることの価値です。

 

 

フィリピンでの通勤体験から学んだこと

毎日の通勤は、私たちの生活の中で避けては通れないルーチンの一つです。特に、フィリピンのような場所での通勤は、地元の人々にとっては日常の風景の一部であり、彼らにとっては何の抵抗もなく受け入れられているのが普通です。しかし、私のように他の環境から来た者にとっては、その不便さやネガティブな側面に対する感受性が強くなりがちです。正直なところ、フィリピンでの電車通勤は挑戦的で、辛い瞬間も少なくありませんでした。しかし、この経験は私にとって大きな学びをもたらしてくれました。

一つは、現地の人々の日々の奮闘と彼らの感じる不便さに対する理解が深まったことです。以前は、時々遅れてくるフィリピンの同僚を見て、文化的な背景から来る時間に対するルーズさを軽蔑することもありました。しかし、自分自身がフィリピンで通勤を経験したことで、遅れが避けられない状況を理解し、彼らが毎日、家族を支え、未来に希望を持ちながらも、困難に立ち向かっている姿に敬意を抱くようになりました。

さらに、フィリピンで安全なエリアに住むことができる収入を持っている自分自身の恵まれた状況に、改めて感謝の気持ちを持つことができました。国籍に関わらず、他者の経験を自分自身が経験してみることで、初めてその人たちの気持ちが理解できるようになる瞬間があります。この通勤体験は、まさにそのような瞬間でした。

私たちの日々の挑戦や困難を共有し、理解し合うことで、より深い人間関係を築いていくことができるのではないでしょうか。フィリピンでの通勤体験から学んだことは、私にとって貴重な財産です。

 

 


 

この度は、私のフィリピンでの1年間の通勤体験に関する記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。この国での日々を通して感じたこと、学んだことは、私にとって非常に貴重な経験となりました。そして、それを皆さんと共有できたことを大変嬉しく思います。

皆さんとまたここでお会いできることを楽しみにしています。それでは、また近いうちにお会いしましょう!See you around!

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セブ&オーストラリア留学→マニラ勤務→起業
株式会社KLabにて翻訳兼通訳者として勤務。株式会社Unhoop(大手英会話スクールhanaso)に転職してスタディサプリの有名講師関正生さん監修元、自社メソッドを共同開発し数々のヒット教材を送り出す。またその後講師やカンセリングにも従事。株式会社Alueへ転職後、三菱UFJやUNIQLOなど名だたる大手日系企業対象に短期集中ビジネス英語研修を提供し数百名以上の「英語が話せる日本人」を輩出
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