こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
「30代から英語を始めても遅い?」
「40代になって、今さら英会話を始めても話せるようにならないのでは?」
「50代から英語を勉強して意味がある?」
こんなふうに、年齢を理由に英語を始めるのを迷っていませんか?
結論から言うと、
大人から英語を始めても、決して遅すぎるわけではありません。
ただし、
「年齢は英語習得にまったく関係ない」
というのも少し違います。
研究を見ると、若く始めた人のほうが、平均的には発音や文法などで高い最終到達度に達しやすい傾向があります。たとえば約67万人を対象にした研究では、英文法を学ぶ能力は10代後半までは高く維持され、その後徐々に低下する傾向が報告されています。
でも、
「若いほうが有利」=「大人は話せるようにならない」
ではありません。
近年のレビューでも、大人や高齢者になってから新しい言語を学ぶこと自体は十分可能であり、高いレベルへ到達する成人学習者もいることが確認されています。
僕自身も、英語を本格的に始めたのは20代前半でした。
そこから、
文法の復習。
音読。
短期留学。
長期留学。
オーストラリア。
海外勤務。
翻訳・通訳。
英語教材制作。
企業向け英語研修。
そして現在のRYO英会話ジム。
と、少しずつ英語を使う環境を広げてきました。
最初から話せたわけではありません。
だから今回は、
「英語を始めるのに年齢は関係あるのか?」
という疑問について、研究だけでなく、僕自身や実際に出会った学習者の経験も交えながらお話しします。
- 1 結論|年齢の影響はある。でも「今からでは遅い」にはならない
- 2 最初にやったのは、特別なことではなかった
- 3 その後、英語を使う環境を広げていった
- 4 「ネイティブレベル」を基準にしすぎなくていい
- 5 僕自身も「日本語と同じ」ではない。でも英語でそのまま考えられる
- 6 若いほうが有利な部分はある
- 7 だからといって「40代だから半分しか伸びない」わけではない
- 8 スピーキングには「実際に口を動かす練習」が必要
- 9 ただし、英語はスポーツだけでもない
- 10 印象に残っているのが、50代から始めた学習者
- 11 驚いたのは、留学経験がなかったこと
- 12 「どうしてそんなに続けられたんですか?」
- 13 30代から英語
- 14 40代から英語
- 15 50代から英語
- 16 60代以降でも「もう意味がない」わけではない
- 17 目的を決められる
- 18 必要なものだけ学べる
- 19 人生経験を会話の材料にできる
- 20 Step 1:英語を使いたい場面を一つ決める
- 21 Step 2:中学レベルの基礎を確認する
- 22 Step 3:短い英語を声に出す
- 23 Step 4:できるだけ早く「話す」を入れる
- 24 Step 5:言えなかった英語を復習する
- 25 僕なら「小さすぎるくらい」から始める
結論|年齢の影響はある。でも「今からでは遅い」にはならない
まず、このテーマをシンプルに整理します。
若く始めるメリットはある
特に、
- 発音
- 文法の直感的な習得
- 長期間にわたる大量の言語接触
などでは、若く始めることに平均的な優位性があります。
でも、大人からでも英語は伸ばせる
一方で、
成人になってからでも、
- 語彙を増やす
- リスニングを伸ばす
- 英語で説明する
- 日常会話をする
- 会議で発言する
- プレゼンする
- 海外で生活する
といった力は伸ばせます。
つまり、
「ネイティブと完全に同じ英語になるか?」と「英語を使って困らないレベルまで伸ばせるか?」は別の話
なんです。
僕自身、20代前半までほとんど英語を話せなかった
僕も最初から英語が得意だったわけではありません。
20代前半までは、
学校で勉強した中学・高校レベルの英語知識は多少ある。
でも、
外国人を前にするとほとんど話せない。
そんな状態でした。
最初にやったのは、特別なことではなかった
英語を本格的にやろうと思ってから、
まず文法を復習しました。
そのあと、
CD付きの教材を使って、
毎日少しずつ音読。
聞く。
真似する。
声に出す。
という練習を始めました。
最初から、
毎日3時間勉強したわけでも、
高額なスクールへ通ったわけでもありません。
その時の自分にできることを少しずつ増やしていきました。
その後、英語を使う環境を広げていった
次に、
日本で外国人と交流する。
↓
短期で海外へ行く。
↓
長期留学する。
↓
海外で生活する。
↓
英語を使って働く。
というように、
徐々に英語との接触量を増やしていきました。
振り返ってみると、
僕の英語力を作ったのは、
一つの特別な勉強法ではありません。
小さな行動を何年も積み上げたこと
だと思っています。
大人から英語を始めると、どこまで話せるようになる?
これは多くの人が気になるところだと思います。
「20歳を過ぎたら、もう流暢にはなれないの?」
という疑問です。
「ネイティブレベル」を基準にしすぎなくていい
研究では、第二言語を幼少期から学んだ人ほど、母語話者に近い最終到達度へ達しやすいことが知られています。特に発音や一部の文法では、開始年齢の影響が見られます。
でも、
多くの大人の英語学習者が本当に必要としているのは、
完璧なネイティブ発音でしょうか?
おそらく違います。
たとえば、
海外旅行で困らない。
外国人の友達と話せる。
海外の同僚と仕事ができる。
英語会議で意見を言える。
プレゼンできる。
海外で生活できる。
こうしたことが目的なら、
大人からでも十分に目指せます。
僕自身も「日本語と同じ」ではない。でも英語でそのまま考えられる
以前のこの記事では、
「今では日本語と同じように英語を話せる」
と書いていました。
今なら少し表現を変えます。
英語は僕にとって第二言語なので、
日本語と完全に同じではありません。
ただ、
英語を使う場面では、
毎回、
日本語を考える。
↓
英語に翻訳する。
という処理をしなくても、
英語を英語のまま理解して、そのまま返せる場面がかなり増えました。
よく「英語脳」と呼ばれる状態ですが、
僕自身の感覚では、
特別な脳を手に入れたというより、
何度も英語を聞いて、話して、使ったことで処理が自動化してきた
という表現のほうが近いです。
年齢によって英語の上達スピードは変わる?
ここは正直にお伝えします。
年齢による影響はあります。
「何歳でもまったく同じ条件で学べます」
とは言えません。
若いほうが有利な部分はある
大規模な第二言語研究では、文法学習能力は青年期の終わりごろから徐々に低下する傾向が報告されています。
また、
若いころから長期間その言語に触れている人は、
単純に、
英語へ触れる総時間も多くなります。
10歳から30歳までなら20年間。
40歳から50歳なら10年間。
開始時期が早ければ、
積み上げられる時間が長いのも当然です。
だからといって「40代だから半分しか伸びない」わけではない
重要なのはここです。
年齢だけで、
「この人はここまでしか伸びない」
と決めることはできません。
学習時間。
使用頻度。
モチベーション。
学習方法。
過去の学習経験。
使う環境。
目標。
こうした要素も大きく関係します。
高齢者の第二言語学習についてのレビューでも、学習成果には大きな個人差があり、「年齢だけ」で単純に説明するのは難しいとされています。
「英語はスポーツと同じ」は半分正しい
以前の僕は、
「英語はスポーツです」
とよく説明していました。
今でも、この例えは一部かなり分かりやすいと思っています。
スピーキングには「実際に口を動かす練習」が必要
野球の本を100冊読んでも、
実際にボールを投げなければ、
上手に投げられるようにはなりません。
英語も同じです。
単語。
文法。
フレーズ。
をたくさん知っていても、
実際に、
聞く。
声に出す。
文章を作る。
相手へ伝える。
という練習が少なければ、
スピーキングはなかなか上達しません。
ただし、英語はスポーツだけでもない
英語には、
知識。
理解。
記憶。
社会的なコミュニケーション。
文化的な背景。
など、さまざまな要素があります。
だから、
「口を動かせば全部解決する」
わけではありません。
僕なら、
インプット+実際のアウトプット
の両方を組み合わせます。
50代から英語を始めて話せるようになった人もいた
僕自身のスタートは20代でした。
でも英語指導をしていると、
もっと遅い年齢から始めた人にも出会います。
印象に残っているのが、50代から始めた学習者
以前、
50代半ばになってから本格的に英語を始めた方と出会いました。
英語を始めたころは、
ほぼゼロに近い状態。
でも、
数年間継続して学習し、
僕が会ったころには、
英語でかなり自然に会話を続けられる状態
になっていました。
驚いたのは、留学経験がなかったこと
英語がかなり流暢だったので、
僕は最初、
「長く海外に住んでいたのかな?」
と思いました。
でも聞いてみると、
海外留学経験はありませんでした。
当時は海外旅行の経験もほとんどなかったと思います。
それでも、
日本にいながら、
英語を使う。
勉強する。
続ける。
ということを積み上げていました。
「どうしてそんなに続けられたんですか?」
理由を聞くと、
かなりシンプルでした。
英語そのものを楽しんでいたんです。
さらに、
将来セブ島など海外でゆっくり生活してみたい
という目標も持っていました。
僕はこれを聞いて、
「やっぱり年齢だけでは決まらないな」
と改めて感じました。
僕の母も50代から新しい言語を始めた
身近な例では、
僕の母も50歳ごろからイタリア語を学び始めました。
当然、
子どものころからやっていたわけではありません。
でも、
好きだから続ける。
少しずつ覚える。
実際に使う。
ということを長く続け、
数年後には日常的なコミュニケーションができるところまで伸びました。
これも、
僕にとっては、
「新しい言語を始めることに年齢制限はない」
と実感した経験の一つです。
30代・40代・50代から英語を始めても遅くない?
ここまで読むと、
「では具体的に何歳なら大丈夫なの?」
と思うかもしれません。
僕の答えはシンプルです。
30代から英語
まったく遅くありません。
仕事経験も増えているので、
海外業務。
転職。
海外赴任。
外国人スタッフとのコミュニケーション。
など、
英語を使う目的が具体的になりやすい年代
でもあります。
40代から英語
ここも、
「もう遅い」
と考える必要はありません。
むしろ、
仕事で必要な場面が明確なら、
学ぶべき英語を絞れます。
全部の英語を勉強するのではなく、
会議。
プレゼン。
商談。
海外出張。
など、
必要な英語へ集中する
という戦略が使えます。
50代から英語
50代でも始められます。
実際に、50代以上の外国語学習を扱った研究でも、新しい言語の学習自体が可能であることが前提となっています。高齢者の外国語学習では、学習内容を本人の関心や既存知識に合わせることが重要だという報告もあります。
旅行。
海外移住。
趣味。
仕事。
外国人との交流。
何でも構いません。
自分に必要な英語から始めればいい
と思います。
60代以降でも「もう意味がない」わけではない
第二言語学習と高齢者を扱った研究では、60歳以上を対象にした言語学習そのものも研究されています。研究数はまだ多くなく、認知機能への効果などについては断定できませんが、「高齢だから新しい言語を学べない」という前提にはなっていません。
むしろ、
人と交流する。
旅行を楽しむ。
新しい文化を知る。
という目的だけでも、
十分学ぶ価値があります。
大人から英語を始めるメリットもある
若い人のほうが有利なことばかりに目が行きますが、
大人には大人の強みがあります。
目的を決められる
子どもは、
将来何のために英語を使うのか分からないことがあります。
大人なら、
海外会議。
旅行。
転職。
海外生活。
外国人の友人。
など、
目的を具体化できます。
必要なものだけ学べる
たとえば、
海外会議が目的なのに、
空港で使うフレーズを大量に覚える必要はありません。
自分の目的に合わせて、
学習範囲をかなり絞れます。
人生経験を会話の材料にできる
仕事。
家族。
旅行。
趣味。
成功。
失敗。
大人になるほど、
話せるテーマは増えます。
これは実際の英会話では大きな強みです。
大人から英語を始めるなら、僕ならこの順番でやる
では、
「今日から英語を始めよう」
と思ったら、
何をすればいいのでしょうか。
僕なら次の順番をおすすめします。
Step 1:英語を使いたい場面を一つ決める
たとえば、
「海外旅行で困らないようにしたい」
「海外会議で発言したい」
「外国人と日常会話したい」
などです。
Step 2:中学レベルの基礎を確認する
ゼロに近い状態なら、
まず、
語順。
be動詞。
一般動詞。
時制。
疑問文。
助動詞。
などを軽く復習します。
最初から難しい文法へ進む必要はありません。
Step 3:短い英語を声に出す
1日5分でも構いません。
英会話フレーズ。
短い文章。
音読教材。
などを使って、
実際に口を動かします。
Step 4:できるだけ早く「話す」を入れる
完璧に勉強してから英会話を始める必要はありません。
独り言。
AI英会話。
オンライン英会話。
語学交換。
何でも構いません。
インプットと並行してアウトプット
を始めます。
Step 5:言えなかった英語を復習する
ここが大切です。
話す。
↓
言えない。
↓
確認する。
↓
音読する。
↓
もう一度使う。
この流れです。
RYO英会話ジムでも大切にしている、
発話 → 見える化 → 添削 → 音読 → 再アウトプット
と基本的な考え方は同じです。
「毎日1時間」はいらない。最初は5分でもいい
大人の英語学習で、
もう一つ気をつけたいのが、
最初から頑張りすぎないこと
です。
仕事。
家事。
育児。
予定。
大人にはいろいろあります。
そこで、
「今日から毎日2時間!」
とすると、
続かない可能性があります。
僕なら「小さすぎるくらい」から始める
たとえば、
- 英単語を5個見る
- 英語を5分音読する
- YouTubeを5分英語で見る
- 1分だけ英語で独り言する
- 前回のレッスンを5分復習する
これくらいでもいいです。
最初に必要なのは、
大量の勉強ではありません。
英語を生活から消さないこと
です。
年齢より大きいのは「何年続けるか」
僕が今まで英語学習を続け、
多くの学習者も見てきて感じるのは、
開始年齢だけを気にするより、
始めてからどれくらい英語と付き合うか
のほうが現実的には重要だということです。
40歳で、
「もう遅い」
と何もしなければ、
45歳になっても同じです。
でも40歳から、
毎日少しずつ英語を始めれば、
45歳のときには、
5年分の経験があります。
50歳で始めれば、
60歳になったときには10年間です。
そう考えると、
「今からでは遅い」
という言葉は少し不思議に感じませんか?
「もっと若いころに始めればよかった」と思うことはある
僕自身、
もちろん、
「もっと小さいころから英語をやっていたらどうなっていたかな」
と思うことはあります。
発音。
語彙。
感覚。
もっと早く身についたかもしれません。
でも、
過去の開始年齢は変えられません。
変えられるのは、
今日からどれくらい英語を使うか
です。
だから僕なら、
「10年前に始めればよかった」
と考えるより、
「10年後に、今日始めればよかったと思わないようにする」
ほうを選びます。
まとめ|英語を始めるのに「遅すぎる年齢」を気にしなくていい
最後にまとめます。
年齢は英語習得にまったく関係ないわけではない
若く始めるほうが、
発音や文法などで有利になる傾向があります。
でも、大人からでも十分伸ばせる
成人・高齢者になってからの第二言語学習も可能であり、高い習熟度へ達する成人学習者もいます。
「ネイティブのようになる」と「英語を使えるようになる」は別
旅行。
仕事。
会議。
海外生活。
外国人との交流。
こうした目的なら、
大人からでも十分目指せます。
小さく始める
最初から何時間も勉強する必要はありません。
1日5分でも、
まず英語を生活に入れます。
インプットだけで終わらせない
実際に声に出す。
話す。
間違える。
直す。
そしてもう一度使います。
僕自身、
20代前半までほとんど英語を話せませんでした。
そこから少しずつ積み重ね、
海外で生活し、
英語で仕事をし、
今では英語を教える仕事をしています。
そして僕よりずっと遅く、
50代から新しい言語を学び始めて、
実際に話せるようになった人たちも見てきました。
だから、
30代。
40代。
50代。
あるいはそれ以降でも、
「今からでは遅いからやめておこう」
と年齢だけで決める必要はないと思っています。
若く始めるメリットはあります。
でも、
今日より若い日はもう来ません。
もし、
「英語を話せるようになりたい」
と思っているなら、
まず今日、
英語を一文だけ声に出してみてください。
その一文が、
数年後に振り返ったとき、
「あの日から始めてよかった」
と思える最初の一歩になるかもしれません。








































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