こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
海外生活を終えて日本へ本帰国すると、最初の1〜2か月は想像以上に手続きが続きます。
僕自身、約9年間海外をベースに生活したあと、フィリピン人の妻アイヴァンと一緒に日本へ戻りました。一時帰国ではなく、今度は日本を生活拠点の一つとして整えるための本帰国です。
そこで待っていたのが、
- 住民票の転入届
- 国民健康保険・年金の手続き
- 失効した運転免許への対応
- 外国人配偶者の在留手続き
- 妻の日本語学習環境探し
- 携帯電話など生活インフラの再構築
でした。
一つひとつは難しくなくても、長く海外に住んでいると「日本に住むなら普通にやっていること」をかなり忘れています。
この記事では、僕が実際に本帰国して最初の1か月にやったことをベースに、海外から日本へ帰国した人が最初に確認したい手続きと生活の立て直し方を整理します。
また、国際結婚して外国人の配偶者と帰国する場合に感じたことや、「日本に戻ったら英語を使わなくなるのか?」という英語学習面についても触れていきます。
- 1 海外から日本へ本帰国したら、まず何をする?
- 2 海外から帰国したら住民票の転入届を忘れない
- 3 国民健康保険・年金も帰国後に確認した
- 4 外国人の妻と日本へ帰国|最初に進めた在留手続き
- 5 配偶者の在留申請では「結婚の実態」を説明する資料も必要だった
- 6 大阪の入管へ行って、今度は妻が「外国人」になった
- 7 外国人配偶者の日本生活|日本語教室を早めに探してよかった
- 8 外国人の日本語学習を見て、自分の英語学習も思い出した
- 9 海外生活中に運転免許が失効|帰国後に手続きした経験
- 10 海外から帰国すると「日本の普通」がありがたく感じる
- 11 本帰国で変わったのは「住む国」より働き方だった
- 12 海外から帰国すると英語力は落ちる?
- 13 日本でも英語のアウトプット環境は作れる
- 14 国際結婚で日本へ移住すると、夫婦の役割も逆転する
- 15 本帰国1か月で分かった「先にやっておけばよかったこと」
- 16 海外生活から日本へ戻って感じたのは「帰国=元の生活に戻る」ではないこと
- 17 まとめ|海外からの本帰国は「生活を日本仕様に戻す1か月」だった
- 18 「帰国」に関連する記事
海外から日本へ本帰国したら、まず何をする?
僕の場合、帰国して最初の1か月は、かなりの時間を行政手続きに使いました。
一時帰国ならホテルや実家に滞在して終わりですが、本帰国となると、
「日本で再び生活者になるための手続き」
が必要になります。
僕が実際にやったことを整理すると、
- 住民票を日本へ戻す
- 健康保険・年金を確認する
- 外国人の妻の在留手続きを進める
- 失効していた運転免許を再取得する
- 妻の日本語学習環境を探す
- 携帯電話など生活環境を整える
という流れでした。
これから海外赴任・海外移住から本帰国する人は、帰国前に一度チェックリストを作っておくとかなり楽だと思います。
海外から帰国したら住民票の転入届を忘れない
僕自身が一番焦ったのが、住民票です。
海外で長期生活していたため、日本を出るときには海外転出の手続きをしていました。
そして日本へ生活拠点を戻す場合、再び住民登録をする必要があります。
現在も、僕が帰国した吹田市では、国外から転入して居住する場合、転入した日から14日以内に転入届を出すことになっています。
ところが当時の僕は、帰国後の片付けや妻の手続きなどに追われて、
「そういえば住民票を戻してない!」
と気づいたときには、すでに2週間ほど経っていました。
ネットで調べて焦り、市役所へ電話したのを覚えています。
実際には事情を説明して手続きを進めることができましたが、今振り返ると、
本帰国したら最初の週に住民票を済ませてしまう
くらいで考えておいた方がいいと思います。
海外生活が長いと、日本の住所手続きは意外と頭から抜けています。
国民健康保険・年金も帰国後に確認した
転入届と合わせて確認したのが、健康保険と年金です。
僕の場合は個人事業として仕事をしていたため、会社員として社会保険へ入る形ではありませんでした。
そのため、転入後に国民健康保険や国民年金について市役所で手続きを進めました。
ここは働き方によって変わります。
帰国後すぐ日本企業へ就職して厚生年金・健康保険に加入する人もいれば、僕のように個人事業・フリーランスとして国民健康保険・国民年金の対象になる人もいます。
大切なのは、
「帰国したから自動的に全部元通りになる」と思わないこと
です。
住民票を戻したタイミングで、自分がどの制度へ加入することになるのかも一緒に確認しておくと安心です。
外国人の妻と日本へ帰国|最初に進めた在留手続き
僕たちの場合、本帰国を少し複雑にしたのが、妻のアイヴァンがフィリピン人だったことです。
当時アイヴァンは短期滞在で日本へ来ていました。
ただ、僕たちはその後しばらく日本で生活してみて、日本とフィリピンのどちらを将来の拠点にするか考える予定でした。
そこで進めたのが、
「日本人の配偶者等」で日本へ中長期的に在留するための在留資格認定証明書の申請
です。
僕たちの場合、一度フィリピンへ戻り、その後あらためて日本へ入国する流れを想定していました。
「配偶者ビザ」と「在留資格認定証明書」は同じではない
当時の記事では、僕自身もまとめて「配偶者ビザ」と書いていました。
でも正確に整理すると、少し違います。
在留資格認定証明書は、
「この人は、この在留資格で日本へ入国するための条件に適合しています」
ということを事前に証明するためのものです。
それを使って海外の日本大使館・総領事館などで査証申請をし、日本への入国審査につなげます。
国際結婚の手続きを経験していると、
「ビザ」
「在留資格」
「在留資格認定証明書」
が全部同じように聞こえてきますが、実際には役割が違います。
配偶者の在留申請では「結婚の実態」を説明する資料も必要だった
申請準備で印象に残っているのが、僕たち夫婦の関係について説明する資料です。
僕たちは、
- どうやって知り合ったのか
- 交際することになった経緯
- 結婚までどのように進んだのか
- 二人で撮った写真
- 婚姻関係を証明する書類
などを準備しました。
普段ブログを書いていたこともあって、馴れ初めを書くところだけ妙に力が入ったのを覚えています(笑)。
一方で、
自分たちの結婚について行政機関へ細かく説明する
というのは、不思議な感覚でもありました。
でも国際結婚では、単に「夫婦です」と言うだけではなく、それを各国の制度の中で証明する場面が出てきます。
結婚して初めて実感した「国境」の一つでした。
大阪の入管へ行って、今度は妻が「外国人」になった
申請のため、大阪の出入国在留管理局へ行きました。
ここで僕は、少し不思議な感覚になりました。
それまでフィリピンやオーストラリアでは、
僕自身が「外国人」でした。
言葉が完璧に分からない。
制度が分からない。
行政手続きもよく分からない。
周囲の人に助けてもらう。
そんな立場で長く生活していました。
ところが日本へ戻ると、今度はアイヴァンが外国人です。
入管にいるさまざまな国籍の人を見ながら、
「自分も海外ではずっとこの側だったんだな」
と感じました。
直接話していないのに、書類を持って順番を待っている人たちへ、以前より少し感情移入できるようになっていました。
海外生活によって変わったのは、英語力だけではなかったんだと思います。
外国人配偶者の日本生活|日本語教室を早めに探してよかった
在留手続きと並行して進めたのが、アイヴァンの日本語学習です。
調べてみると、自宅の近くに自治体・地域で行われている日本語教室がありました。
そこでアイヴァンも日本語を勉強し始めました。
これが意外とよかったです。
語学そのものだけではありません。
地域の日本語教室には、日本で暮らす外国人同士が接点を持てる役割もあります。
僕がフィリピンへ移住したときもそうでしたが、
外国へ移住した直後は「言葉」以上に、自分の居場所を作ることが大切
だと思います。
日本人の僕とだけ毎日過ごしているより、
日本で暮らす他の外国人と知り合ったり、日本語を使って地域の人と接したりする方が、生活の幅が広がります。
外国人の日本語学習を見て、自分の英語学習も思い出した
英語学習メディアとして面白いと感じたのは、妻の日本語学習を隣で見ることで、
自分が英語を学んでいた頃とまったく同じことが起きていた
ことです。
教室で習った日本語と、スーパーや家族との会話で実際に聞く日本語は違います。
知っている単語でも、突然話しかけられると聞き取れない。
意味は分かっていても、自分ではすぐ言えない。
間違えるのが恥ずかしくて、簡単な言葉だけで済ませる。
これは英語学習者にもそのまま当てはまります。
だからこそ僕は、
語学は「勉強した量」だけでなく、実際の生活で使った回数が大切
だと改めて感じました。
海外生活中に運転免許が失効|帰国後に手続きした経験
帰国後、僕自身がかなり焦った手続きがもう一つあります。
運転免許証です。
海外に長く住んでいる間に、日本の運転免許が失効していました。
一時帰国はしていましたが、仕事の都合で年末に帰ることが多く、更新できないまま時間が過ぎていました。
当時の僕は失効から約1年半でした。
海外滞在のような「やむを得ない理由」があり、一定の条件を満たしたため、帰国後に試験の一部免除を受ける形で手続きを進めることができました。
ここで重要なのが、
「海外にいたから、いつ帰っても簡単に更新できる」わけではない
ということです。
現在も、海外滞在などのやむを得ない理由で免許が失効し、失効後6か月を超えて3年以内の場合、理由がなくなってから1か月以内など一定条件を満たせば、学科・技能試験が免除される制度があります。
また、海外赴任中で免許の有効期限が近づいている場合は、更新期間前でも一時帰国時に更新できる制度があります。
これから海外赴任する人なら、失効してから対応するより、出国前または一時帰国時に免許の有効期限を確認しておくことをおすすめします。
海外から帰国すると「日本の普通」がありがたく感じる
手続きばかりの1か月でしたが、生活そのものはかなり快適に感じていました。
静かな住宅街。
歩きやすい道路。
食事。
公共サービス。
時間通りに進むことの多さ。
ずっと日本に住んでいた19歳までの僕なら、ほとんど意識しなかったことです。
でも海外に長く住んでから帰ってくると、
以前は「普通」だったものが、普通ではなく見える
ようになりました。
もちろん日本にも不便なところや窮屈に感じるところはあります。
ただ、海外生活という比較対象ができたことで、日本のいいところも以前より具体的に感じられるようになりました。
本帰国で変わったのは「住む国」より働き方だった
もう一つ大きく変わったのが、仕事です。
僕は帰国する前から、オンラインを中心に個人で仕事をしていくことを考えていました。
そして日本へ戻った頃には、場所に縛られず仕事をする生活がかなり現実的になっていました。
会社へ毎朝決まった時間に行くのではなく、
自分で仕事を組み立てる。
集中できる時間に働く。
休む時間も自分で決める。
僕にはこの働き方がかなり合っていました。
ただし、
自由=何もしなくていい
ではありません。
むしろ自分でタスクや目標を決めないと、誰も管理してくれません。
僕の場合は、自分でノルマやタスクを設定することで生活のリズムを保っていました。
海外から帰国すると英語力は落ちる?
英語学習者にとって気になるのが、
「日本へ帰ったら英語を使わなくなってしまうのでは?」
という問題です。
僕の場合、妻との会話は英語だったため、完全に英語環境がなくなることはありませんでした。
それでもフィリピンで働いていた頃と比べれば、
仕事、店、友人、街中などで英語を使う機会は当然減ります。
ここで感じたのが、
海外では自然に存在していた英語環境を、日本では意識して作る必要がある
ということでした。
日本でも英語のアウトプット環境は作れる
海外にいれば、英語を使わざるを得ない場面が自然に発生します。
でも日本では、何もしなければ1日中日本語だけでも生活できます。
だから僕なら、
- 英語で話す友人を持つ
- オンライン英会話・AI英会話を使う
- 仕事の一部を英語で行う
- 外国人コミュニティや国際交流に参加する
- 言えなかった英語を記録して再練習する
など、意図的に英語を生活へ入れます。
重要なのは、
英語を勉強する時間を作ることだけではなく、英語を使う状況を作ること
です。
僕自身、海外に住んで分かったのは、英語力を大きく変えるのは教材の量だけではなく、
「英語を使わなければ前へ進めない生活」があること
でした。
日本へ戻ったら、その環境を今度は自分で設計する必要があります。
国際結婚で日本へ移住すると、夫婦の役割も逆転する
フィリピンに住んでいた頃は、僕が外国人でした。
アイヴァンに、
「これどうするの?」
「これはどういう意味?」
「どこへ行けばいい?」
と聞く場面もたくさんありました。
日本へ帰ると、それが逆になります。
今度は僕が、
行政手続き。
交通。
日本語。
病院。
買い物。
家族とのコミュニケーション。
などを説明する側になります。
海外で自分が外国人だった経験があるからこそ、
「分からなくて当然」という気持ちを持てた
ことは、国際結婚生活でも役立ったと思います。
本帰国1か月で分かった「先にやっておけばよかったこと」
当時を振り返って、もしもう一度本帰国するなら、僕は帰国前から次のことを整理します。
- 住民票・保険・年金の必要手続きを確認する
- 運転免許の有効期限を確認する
- 外国人配偶者の在留資格の流れを確認する
- 必要な戸籍・婚姻証明書などを先に集める
- 外国人配偶者の日本語学習・交流先を探しておく
- 携帯・銀行・住所など生活インフラをリスト化する
本帰国直後は、
「日本に帰ってきた!」
という気持ちになります。
でも実際には、その瞬間から生活の再構築が始まります。
帰国後に一つずつ調べるより、出国前からチェックリストを作っておくとかなり楽です。
海外生活から日本へ戻って感じたのは「帰国=元の生活に戻る」ではないこと
僕にとって、本帰国は昔の日本生活に戻ることではありませんでした。
19歳頃まで日本に住んでいた自分と、長く海外で働き、英語を使い、国際結婚して戻ってきた自分では、同じ日本でも見え方が違います。
仕事の仕方も違う。
家族との関係も違う。
外国人を見る目も違う。
英語との付き合い方も違う。
だから、
「帰国」ではあるけれど、感覚としては新しい国へもう一度移住したような部分もありました。
海外生活は、海外にいる間だけの経験ではありません。
日本へ戻ったあとに、自分が何を当たり前だと思わなくなったのか。
そこにも、海外生活で得たものが表れるのだと思います。
まとめ|海外からの本帰国は「生活を日本仕様に戻す1か月」だった
海外から日本へ本帰国して最初の1か月、僕たちはかなり多くの手続きをしました。
僕自身は、
- 住民票
- 健康保険・年金
- 運転免許
- 携帯などの生活環境
を整えました。
一方、フィリピン人の妻とは、
- 在留資格認定証明書の申請
- 日本語学習
- 日本での生活環境づくり
を進めました。
本帰国というと「飛行機で日本へ戻る日」が大きな節目に見えます。
でも実際には、
帰国後の1〜2か月で、日本で生活する仕組みをもう一度作り直す
ところまでが本帰国なのだと思います。
そして僕にとって興味深かったのは、日本へ戻ったことで、海外生活が終わったわけではなかったことです。
外国人の妻と暮らし、英語を使い、海外で得た視点を持ったまま日本で仕事をする。
英語を学ぶことで広がった人生は、住む国を日本へ戻しても続いていました。
これから海外赴任・海外移住から日本へ帰国する方は、手続きだけでなく、
「日本へ戻ったあと、どんな生活を作りたいのか」
まで考えてみると、本帰国後の生活がかなり変わると思います。
「帰国」に関連する記事
※この記事には僕が本帰国した当時の実体験が含まれます。在留資格、住民登録、健康保険・年金、運転免許等の制度は変更されることがあります。実際に手続きする際は、出入国在留管理庁、各市区町村、警察・運転免許センターなどの最新情報をご確認ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、See you around!































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