こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです!
英語で「意思決定」を伝えるときによく使われる表現のひとつに、
「have decided」 があります。
このフレーズは、「過去に決めたことを、今の状況の中で伝える」ときに使われ、
日常会話はもちろん、ビジネスシーンでも大活躍します。
今回は、この「have decided」の意味・使い方・似た表現について、
やさしく・わかりやすく解説していきます!
それでは、さっそく見ていきましょう。
■やってしまった!「過去形」で伝えて誤解された体験談
実は僕自身も、昔この「have decided」を知らなかった頃に、ちょっとした失敗をしたことがあります。
ある日、外国人の友人にこう言ったんです。
“I decided to change my job.”
一見、問題なさそうに見えますよね?
でも、相手の反応はちょっと微妙でした…。
後からわかったのは、“I decided” だと「そのときはそう思ったけど、今は変わってるかもしれない」と受け取られることがある、ということ。
実際、その友人は「今もその気持ちなの?もう辞めたの?」と聞き返してきました。
本当は、「今もその決断が続いている」ことを伝えたかったので、正しくは:
“I have decided to change my job.”
と言うべきだったんです。
この経験を通して、
「have decided」は“今もその決断が有効である”ことを示すということを、しっかり学びました。
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「have decided」のような現在完了形に関連して、already / yet / still の違いも気になる方は多いはず。
それぞれのニュアンスや使い方を、シンプル&わかりやすく解説した記事もあわせてどうぞ!
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■「have decided」の意味とよく使われる場面
「have decided」は日本語で言うと、「決めた」という意味。
完了形を使うことで、
“決断した過去の行動” を “今の話の流れ” の中で伝えることができます。
特にこんな場面で使われることが多いですよ:
- じっくり考えた末に、最終的に決めたことを伝えるとき
例:After a lot of thinking, I have decided to quit my job.
(たくさん考えた末、仕事を辞めることに決めました) - 相手に対して、自分の意思をハッキリ伝えたいとき
例:I have decided to study abroad next year.
(来年、留学することに決めました) - 決断を変えるつもりがないことを示したいとき
例:I have decided and I won’t change my mind.
(もう決めたので、考えは変わりません)
■間違えながら学ぶからこそ、英語は話せるようになる
今回ご紹介している「have decided」のような表現も、
実際に自分の口で使ってみること、そして時には間違えることが、本当の意味での「身につく」につながります。
ただ、独学だとどうしてもアウトプットの量が限られてしまいがち。
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といった声を多くいただいています。
間違えながら、自分の言葉で英語を話す。
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■会話での自然な使い方&コツ(和訳つき)
✅ 会話例①:日常での使い方
A: Have you made up your mind about the trip?
(旅行のこと、もう決めた?)
B: Yes, I’ve decided to go to Okinawa next month.
(うん、来月沖縄に行くことに決めたよ。)
💡ポイント:
「I’ve decided to 〜」の形はとても自然でよく使われます。
日常のちょっとした決断にもOK。迷ってたけど今決めた、という流れが伝わります。
✅ 会話例②:ビジネスでの使い方
Boss: So, what’s your final decision on the proposal?
(提案についての最終的な決断はどう?)
You: I’ve decided to go with Plan B. I think it’s more realistic.
(プランBでいこうと決めました。より現実的だと思います。)
💡ポイント:
ビジネスでは、決断の理由を少し添えると、説得力がアップします。
「I’ve decided to 〜 because…」のようにするとスマートです。
✅ 会話例③:ちょっと言いにくい決断を伝えるとき
Friend: Are you still planning to stay in Tokyo?
(まだ東京に住むつもりなの?)
You: Actually, I’ve decided to move back to my hometown.
(実は、地元に戻ることに決めたんだ。)
💡ポイント:
「実は…」というニュアンスのある決断にもぴったり。
話し始めに “Actually,” を加えると、やわらかく自然な流れになります。
■まとめ:自然に使うコツ
- 「I’ve decided to + 動詞の原形」でシンプルにOK!
例:I’ve decided to quit.(辞めることに決めました) - 理由を添えると丁寧&説得力が増す
例:I’ve decided to study abroad because I want to grow more.
(もっと成長したいので、留学することに決めました) - 迷った末の決断感を出すなら「after thinking about it」などを使う
例:I’ve decided, after thinking about it for a while.
(しばらく考えて、決めました)
音声を聞く
どこのジムに行くか決めたか聞かれて…
地元のジムに行くことに決めたよ。
“have decided”で「〜することにした」という意味で、ちょうどあることを決めたときに使われます。
I’veの使用
妻に…
基本的に会話では”I have”は省略され“I’ve”となります。発音は「アイヴゥ」です。
Have decided that節
友人へ…
新しい車を買うことにしたよ。
例文のようにto不定詞の代わりにthat節を使っても自然ですが、個人的には主語が同じでくどい感じもしないことはないのでto不定詞がおすすめです。
■「decided」と「have decided」の違いをシンプルに解説!
英語で「決めた」と言いたいとき、
「decided」と「have decided」のどちらを使うべきか迷ったことはありませんか?
この2つは、“いつ決めたのか” と “今にどう関係しているか”で使い分けが必要です。
ここでは、その違いをわかりやすく見ていきましょう。
✅ 過去形「decided」:過去の“ある時点”での決断
「decided」は、過去の特定のタイミングで完了した決断を伝えるときに使います。
ポイントは、今の話とは関係がない過去の出来事だということ。
📌 例文:
I decided to go to bed early last night.
(昨夜、早く寝ることに決めた。)
このように、「いつ決めたのか」がはっきりしている場合にピッタリです。
✅ 現在完了形「have decided」:今にもつながる決断
一方で、「have decided」は、
「過去に決めたことが、今の状況や予定に影響を与えている」場合に使います。
📌 例文:
I have decided to go to bed early tonight.
(今夜は早く寝ることに決めています。)
この場合、決断はすでにしているけど、行動はこれから。
つまり、「これからの予定」にもつながっているんですね。
✅ まとめ:違いを3つのポイントで整理!
違いのポイント | decided(過去形) | have decided(現在完了) |
---|---|---|
時間の明確さ | 過去の“いつ”が明らか | 過去だけど“いつか”は言わない |
現在とのつながり | 今とは関係なし | 今に影響がある |
意味合い | 過去の行動が完了しただけ | 決断済みで、今もその状態が続いている |
この違いを理解して使い分けられるようになると、
自分の「今の気持ち」や「意思決定」をより自然に伝えることができますよ!
✅ have decided / decided の使い分けクイズ
次の文の空欄に入るのはどちら?
have decided か decided を選んでください。
【第1問】
We ______ to move to a new city last summer.
(私たちは去年の夏、新しい街に引っ越すことに決めました。)
- A. have decided
- B. decided
👉 「last summer(去年の夏)」という具体的な過去の時点があるので、過去形の decided を使います。
have decided は “いつ”かをはっきり言わない時に使います。
【第2問】
I ______ to start going to the gym next week.
(来週からジムに通うことに決めました。)
- A. have decided
- B. decided
👉 決断はすでに終わっていて、その結果が未来の行動に影響しているので、現在完了形の have decided が適切です。
「これからジムに行く」という予定につながっています。
【第3問】
After thinking about it for a long time, I ______ not to join the project.
(長い間考えた末、そのプロジェクトには参加しないことにしました。)
- A. have decided
- B. decided
👉 「after thinking about it for a long time(長い間考えた末)」という表現から、最近の決断であり、
今の状態(参加しない)に影響していることがわかるので、have decided が自然です。
このクイズを定期的に解くことで、表現の使い分けが感覚的に身についていきますよ!
■似たような表現との使い分けもマスターしよう!
「have decided」以外にも、“決断”や“決意”を伝える英語表現はいくつかあります。
でも、それぞれ少しずつニュアンスや使い方が違うんです。
ここでは、よく使われる3つの表現をご紹介します。
✅ I have made up my mind(迷いに迷って、ついに決断)
この表現は、いろいろ考えた末にやっと決断したというニュアンスがあります。
📌 例文:
After considering all the options, I have made up my mind to move to New York.
(すべての選択肢を考慮した結果、ニューヨークへ引っ越すことに決めました。)
👉 ポイント:
「選択肢があって迷ったけど、もう気持ちは固まったよ」という感じ。
決断に至るまでのプロセスを強調したいときにピッタリです。
✅ I am determined(絶対にやり遂げる強い意志)
これは、何があってもやり抜く!という固い決意を表すときに使います。
📌 例文:
I am determined to finish this marathon, no matter what.
(何があっても、このマラソンを完走すると決めています。)
👉 ポイント:
「もう覚悟は決まってる!」という、やる気と覚悟の強さを伝えたいときに◎。
目標達成への意志が強い人のセリフによく出てきます。
✅ I have resolved(問題解決・改善への明確な決意)
この表現は、問題に立ち向かう・改善するための決意にぴったりです。
📌 例文:
I have resolved to improve my communication skills this year.
(今年はコミュニケーションスキルを向上させると決意しました。)
👉 ポイント:
「何かを変えたい・良くしたい」気持ちに基づく決意。
内省や反省の上に立った前向きな決断に合います。
■関連語彙も知っておこう(単語レベルでも表現力アップ!)
🟠 Determination(決意・やり抜く強さ)
- 意味: 目標に向かって努力し続ける強い意志
- 例: His determination was clear.
(彼の決意は明らかだった)
👉 挑戦に立ち向かうときの「ぶれない心」を表す単語です。
🟠 Resolution(解決に向けた意志・強い決断)
- 意味: 問題解決や改善のための強い意志
- 例: They showed a strong resolution to improve the situation.
(彼らは状況を改善する強い決意を示した)
👉 何かを「良くする」ための強い覚悟を感じさせる言葉です。
■まとめ
表現 | ニュアンス |
---|---|
I have made up my mind | 迷った末に気持ちが固まった |
I am determined | 絶対にやり遂げる強い決意 |
I have resolved | 問題や課題を改善するための明確な決意 |
Determination | 継続的な努力を支える意志の力 |
Resolution | 困難を乗り越えようとする明確な覚悟 |
これらの表現をうまく使い分けることで、
あなたの英語がより自然で説得力のあるものになります!
■この記事のまとめ
- 「have decided」は“過去の決断が今に影響している”時に使う表現で、日常からビジネスまで幅広く活用されます。
- 「decided(過去形)」との違いは、時間の明確さと現在との関連性にあります。
→ 「decided」は過去の一時点での決断、「have decided」は今にも関係している決断。 - 会話での自然な使い方として、「I’ve decided to〜」で予定や意思を表すのが基本。
迷った末の決断や、今も続いている意思を伝えるのにぴったりです。 - 似たような表現(made up my mind / am determined / have resolved)にはそれぞれ違ったニュアンスがあり、使い分けることで表現力がアップ!
- 語彙力を高める単語としては、「determination」や「resolution」なども覚えておくと便利です。
英語での意思表示は、表現の選び方ひとつで印象が大きく変わります。
「ただ知る」から「自然に使える」へとレベルアップするためにも、実際に声に出して練習してみてくださいね!
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