こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。今日は「will」と「be going to」の使い分けについて、もう混乱することはありません!両者とも未来の出来事を表現する際に使用されることを学びますが、実際にはネイティブスピーカーがどのようにこれらを使い分けているのか、具体的な違いは何なのかという点が気になるところです。この記事を通じて、その細かな違いを掘り下げ、読了時には自信を持って使い分けができるレベルにまで到達できるようにします。それでは、始めましょう。
違い
1. 即時的な決定 vs. 事前の計画
- 「will」 は、話しているその瞬間に決定された未来の行動や出来事を示すのに使われます。つまり、話す前にはその決定や予測がなかった場合です。
- 例: 「電話が鳴っている。私が出るよ。」(The phone is ringing. I’ll get it.)
- 「be going to」 は、話す時点で既に考えられている、計画されている、または確実に起こると予想される未来の行動や出来事を示すのに使われます。
- 例: 「明日は友達と映画に行くことになっている。」(I’m going to see a movie with my friends tomorrow.)
2. 予測
- 「will」 と 「be going to」 の両方が予測に使われることがありますが、どの程度その予測に確信があるかによって使い分けられます。
- 「will」 は、根拠に基づかない一般的な予測に使われます。
- 例: 「彼はきっと成功するだろう。」(He will probably succeed.)
- 「be going to」 は、現在の証拠や兆候に基づく予測に使われます。
- 例: 「空が暗くなってきた。雨が降りそうだ。」(It’s getting dark. It’s going to rain.)
- 「will」 は、根拠に基づかない一般的な予測に使われます。
3. 意志の強さ
- 「will」 は、意志の強さを表現する際にも使われます。特に誰かに何かを約束する場合や、何かを強く決意している場合に使用されます。
- 例: 「心配しないで。私が何とかするから。」(Don’t worry. I will take care of it.)
これらの基本的な違いを理解することで、「will」と「be going to」の適切な使用時を判断できるようになります。しかし、実際の会話ではこれらの区別が厳密に守られるわけではなく、コンテキストによっては互換性がある場合もあります。
例文
be going to
もう決めたこと
いつ会社をやめるのか聞かれて…
もらった仕事のオファーはどうしたのか聞くと…
この場合のbe going toは、話している時点ではすでに決断していて事前の計画として使われています。例文1の場合だと、例えば数日前に退社をするか決めて、話している時点では予定としてことが進んでいることになります。例文2も同様です。
なのでこのような状況下では、代わりにwillを使うことはできません。ちなみにbe going toはgonnaと短縮されることが会話では多いです。詳しくは未来を表す万能フレーズ!”gonna”の意味と使い方をご覧ください。
状況から予測するとき
空を見て…
お酒を飲み過ぎて…
成績が悪くて…
テストでD評価だったよ。親に殺されちゃうよ。
この場合のbe going toは、今の状況から判断して何かを予測するときに使われます。その予測したことがすぐに起こるかもしれませんし、また近い将来起こることもあります。例文のようにI think 〜と一緒に使われることが多いです。
例文1の場合は、空を見て、雨が降る確率が高いと判断して予測しているわけです。例文2も飲み過ぎたことで気持ち悪くなり、吐くだろうと予測したわけですね。この場合は代わりにwillを使うことも可能です。なのでI think it will rain.やI think I will vomit.と言い換えることができます。
will
今決めたこと
たまたま寄ったケーキ屋さんで…
先日自分用に買ったスマホのケースを彼女が気に入っていて…
君にも買ってあげるよ。
友人との別れ際に…
弟が両親の財布からいくらかお金を取っていて…
お前がやってること親父に言うよ。
willは今決断したことを伝えるときに使います。これがbe going toとの大きな違いです。be going toは決めたことがすでに計画になっているときに使い、willはその場で決めたことを伝えるときに使います。そしてその決めたことが将来の予定ややることになるわけです。
そしてもう少し深堀するとこのwillは相手にオファーするとき、約束するとき、脅すときに使われます。例文1では相手に買ってあげるよとオファーしています。そして例文2ではすぐに会おうねと約束しています。最後の例文3ではお金を盗んでいたことを親に言ってやると脅しているわけですね。
ロールプレイ
シチュエーション: 週末の計画
Person A: “It looks like it’s going to rain this weekend. Should we cancel our camping trip?”
(A: 「今週末は雨が降りそうだね。キャンプを中止した方がいいかな?」)
Person B: “I don’t think we need to cancel. The forecast might change. Let’s wait until Friday.”
(B: 「中止する必要はないと思うよ。予報は変わるかもしれないし、金曜日まで待とうよ。」)
Person A: “OK, but if it’s still going to rain, I’ll organize a movie night at my place instead.”
(A: 「わかった。でも、もしまだ雨が降りそうなら、僕の家で映画の夜を開くよ。」)
Person B: “That sounds like a great plan! I’ll bring some snacks and drinks.”
(B: 「それは素晴らしい計画だね!スナックとドリンクを持っていくよ。」)
このやり取りでは、「be going to」を使用して、現在の情報や兆候に基づいた未来の出来事(週末の天気)について話しています。一方で、「will」は、状況が変わった場合の即時的な決定や意志の表明(映画の夜の計画やスナックを持ってくること)に使用されています。
willに関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございました。以上がもう混乱しなくていい!willとbe going toの違いとその使い方でした。それではSee you around!
コメントを残す