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“偏見”が人を苦しめる。現地から見たフィリピンの誤解とその影響

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RYO英会話ジム代表: 横田涼
セブ&オーストラリア留学後、海外で7年間勤務し、2019年にRYO英会話ジムを起業。KLab株式会社で翻訳・通訳を経験後、hanaso(Unhoop株式会社)でメソッド開発・講師を担当。株式会社Alueでは三菱UFJ・UNIQLOなど大手企業向けに英語研修を提供し、数百名以上の「英語が話せる日本人」を育成。

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✅ はじめに

こんにちは、リョウです。
僕は20代の頃にフィリピンへ留学し、その後オーストラリアでも生活を経験しました。さらにマニラの日系企業で働いたり、現地の中流層の人たちと日々交流してきました。そんな中で、日本やSNSで語られる「フィリピンのイメージ」と、実際に現地で体験するリアルな姿とのギャップにずっと違和感を感じてきました。

最近では、YouTubeやSNSで「スラム街に潜入!」「貧困層に密着!」といった動画が目立ちます。それを見るたびに、「それって本当にフィリピンの姿なの?」と疑問に思わずにはいられません
もちろん、それもフィリピンの一面であることは間違いないですが、それだけが全てではありません

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この記事では、僕自身が実際に現地で体験した「本当のフィリピンの姿」、そして異文化をどう捉えるべきかについて、リアルな声としてお届けしたいと思います。

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🟡 なぜ「フィリピン=貧困」のイメージが定着してしまうのか

📹 再生数重視の動画がもたらす“偏った印象”

近年、YouTubeやSNSでバズりやすいのが「フィリピンのスラム街」や「貧しい子どもたち」といったテーマの動画。
こうした動画の多くは、視聴者の好奇心や同情心を刺激し、再生回数を稼ぐことを目的として作られています

しかしその裏で、「フィリピン=貧困」「フィリピン=危ない場所」といった、一面的で偏ったイメージが広まり続けていることに、強い違和感を抱いています。

🙄 現地をよく知らないまま語られる“フィリピン”

動画の発信者の中には、フィリピンに短期で滞在しただけの人や、観光目的でしか訪れたことのない人も少なくありません。
そういった人たちが、「これがフィリピンのリアルです」と発信する姿を見るたびに、「本当にそこだけでフィリピンを語っていいの?」と感じずにはいられません。

🧩 「一部の現実」が「すべての現実」にすり替わってしまう危うさ

フィリピンには確かに格差があり、貧困層も存在します。
しかし、それは日本を含め、世界中のどの国にもある側面です。

たとえば日本に対して「自殺者が多い」「無口で冷たい国民性」といった偏見を持たれたら、きっと多くの日本人が違和感を覚えるはずです。
同じように、フィリピンの“ある一部”だけを切り取って、その国全体を語ることは、とても危険だと思います。

🕵️‍♂️ 一部の“裏の人間”が日本のイメージを傷つけている現実

日本ではあまり知られていませんが、日本国内の一部の反社会的勢力がフィリピンに渡るケースが存在します。
背景には、以下のような事情があります。

  • 日比間に犯罪人引き渡し条約がない
  • フィリピンではまだ現金社会が主流で、資金の流れが把握されにくい
  • 一部の捜査の目が届きにくい国として“利用”されている現実

こうした状況を知る者としては、本当に迷惑極まりないことだと感じています

😔 フィリピンを「逃げ場」にしてほしくない

自分はフィリピンという国が純粋に好きで、現地の人たちと交流しながら生活してきました。
そんな中で、一部の日本人が裏社会の延長としてこの国を“利用”しているという事実は、とても恥ずかしく、残念に思います。

現地の人たちにとっても、日本人全体がそのような目で見られることは 大きな迷惑
例えば、日本で話題になった「ルフィ事件」のような話を、軽いノリで“ネタ”にされるのも正直うんざりです。
僕たち日本人が他国の地で暮らす以上、こうした出来事にもっと自覚的になるべきだと強く感じます

🛡 取り締まるべきは誰か?課題は日比両国にある

もちろん、こうした犯罪を防ぐには、フィリピン政府が法制度を強化する必要もあります。
しかし同時に、日本側も「海外に逃げられない仕組み」「国際的な取り締まりの連携」をもっと本気で進めていくべきです。

そして、日本人一人ひとりが、海外でどんな印象を与える存在なのかをもっと意識すべきだと思います。

恥ずかしいのはフィリピンではなく、それを利用している一部の日本人の存在。
そして、それに無自覚でヘラヘラ話題にする日本の側にも責任がある。

🎭 フィリピン=“エンタメの国”?時代遅れなイメージにNOを

🍸 「フィリピンといえば飲み屋」と思っている人へ

フィリピンというと、いまだに「フィリピンパブ」や「エンターテイナー」といったイメージを抱く人が少なくありません。
特に60代以降の日本人に多く見られる傾向で、そういったイメージで語られると、現地に住む若い世代としては心苦しく感じることがあります。

たしかに、そうした文化がフィリピンに存在するのは事実ですが、それが“フィリピンの代表的な姿”であるかのように語られるのは、あまりに表面的すぎます

🙅‍♀️ 現地の若者たちもそのイメージを嫌っている

僕は日系企業で働いていたとき、フィリピン人スタッフにこう聞いたことがあります。
「フィリピンといえば“飲み屋”ってイメージを日本人は持っているけど、どう思う?」

返ってきたのは、「正直、軽蔑している」「そういう印象を持たれるのが悲しい」という本音。
現地の中流階級の人々は、自国をもっと知的で、多様で、成長している国として見てほしいと思っているのです。

🙊 軽々しく「フィリピンパブ」と言うことへの違和感

僕自身、かつて上司に誘われて飲み屋に行くこともありましたが、フィリピンの友人たちからはあまり好意的に見られていませんでした
「そんなところばかり行ってるんじゃないよ」というような空気を感じたこともあります。

もちろん、エンターテイメント産業を否定するつもりはありません。
ただ、それを“フィリピンらしさ”として語るのは、ラベル貼りの一種だと思っています。
文脈があれば問題ありませんが、無神経に「フィリピンパブ」の話をするのは避けるべきだと感じています。

🧠 時代は変わっている

留学を経験した20〜30代の日本人や、現地の若者たちは、もう“エンタメの国”というだけの見方はしていません
フィリピンは、教育水準も高く、国際感覚に優れた人材が多く育っている国です。
それなのに、過去のイメージだけで語られてしまうのは、現地で真剣に生きている人たちに対しても、非常に失礼だと感じます。

🟡 現地で暮らすと見えてくる、もうひとつのリアルなフィリピン

👥 僕が出会った中流層の人たちとその価値観

フィリピンに実際に住んでみると、日常で関わる多くの人たちは中流階級層に属しています。
僕が働いていた日系企業でも、現地のスタッフたちは高い教育を受け、自分の意見をしっかり持ち、フレンドリーで責任感もある人たちばかりでした。

彼らと話していて感じたのは、物事の優先順位や、家族・時間の使い方に対する考え方が日本とは違うということ。
でもそれは「劣っている」ではなく、文化的な価値観の違いであり、むしろ学ぶべき点も多かったと感じています。

🌇 BGCやマカティに広がる“最先端の都市空間”

マニラには「BGC(Bonifacio Global City)」や「マカティ」といった、近代的で清潔なエリアがあります。
高層ビルが立ち並び、オシャレなカフェやレストラン、国際的な企業のオフィスが並ぶ様子は、シンガポールや東京と比べても遜色がないレベルです。

こうしたエリアは、海外駐在員やデジタルノマド、現地の富裕層・中流層が集まる拠点でもあり、「スラム街」のイメージとは正反対のリアルが広がっています。

🗣 フィリピン人の高い英語力と国際的な感覚

英語が公用語のひとつであるフィリピンでは、多くの人が高いレベルの英語を話します
僕の体感では、シンガポールよりも聞き取りやすく、アメリカ英語に近い発音が多いので、日本人にとっては特に馴染みやすい印象です。

また、コールセンターやグローバル企業で働く経験から、国際感覚に優れた人も多いです。
「フィリピン=英語ができる国」というのは、決して大げさな表現ではなく、実際に接するとその実力に驚かされます

🟡 「フィリピン=危険」は本当か?マニラの治安を冷静に見る

⚠️ 危険エリアと安全エリアは全くの別物

「マニラって危ないんでしょ?」という言葉をよく聞きます。
でも、実際に住んでみると、その印象は一面的すぎると感じます。

たしかに、マニラにも注意が必要なエリア(たとえばエルミタ周辺や、一部のローカルマーケット)があるのは事実です。
しかし一方で、BGCやマカティ、ロックウェルなどは非常に安全で、外国人の駐在員やノマドワーカーが多く住んでいます。

極端な話、日本でいうと「歌舞伎町の一部を見て、日本全体が危ない」と言っているようなもの。
場所によって雰囲気も治安もまったく異なることを知っておく必要があります。

🔫 銃社会ではない=フィリピンの意外な一面

意外に思われるかもしれませんが、フィリピンはアメリカのような“銃自由社会”ではありません
銃の所持には厳しい許可が必要で、一般市民が気軽に銃を持てるわけではないんです。

僕自身、何年もフィリピンで暮らしていますが、銃を見かけるような場面は、セキュリティーガード以外ありませんし、無差別事件のようなニュースも聞いたことがないです。

🧨 最近の一部事件と、その裏にある社会的な背景

昨年末から、まれにアジア人が巻き込まれる事件が話題になりました。
しかし、その背景には違法企業による雇用崩壊や中国人の急増といった、複雑な社会問題があります。

決して「日本人が狙われている」という単純な話ではなく、深い構造的な要因があることを理解すべきだと思います。

🟡 異文化を“決めつける”ことの怖さ

🏷 「日本人って〇〇だよね」と言われたときのモヤモヤ

海外で暮らしていると、よく言われるのが「日本人って真面目だよね」「働きすぎだよね」「シャイだよね」といったフレーズ。
もちろんそれが褒め言葉のときもありますが、僕自身はいつも少しモヤっとしてしまいます

なぜなら、それって本当に「日本人みんな」に当てはまるんでしょうか?
自分のことをまだ何も知らない人に、一括りにラベルを貼られるような感覚になるからです。

🌍 フィリピンに対しても“無意識のラベル”が貼られている

これは日本人が外国人に言われるだけの話ではなく、日本人自身もフィリピンなど他国に対して、同じことをしてしまっているかもしれません。

「フィリピンって貧しい国だよね」「スラムが多いらしいよ」
こういった言葉の裏には、一部の情報や映像だけで作られた先入観があることが多いです。

僕の母の知人が「マニラで高級時計をしていたら手首を切られるよ」と冗談交じりに言ったことがありましたが、現地の人がそれを聞いたらどう思うでしょうか?
冗談では済まされない、無知による失礼な偏見になりかねません。

🧏‍♂️ アクティブリスニングが、異文化理解の第一歩

大切なのは、「決めつける」のではなく、「聞く」こと
僕は海外の人と接するとき、いつもこう心がけています。

「〇〇って聞いたけど、実際どうなの?」
「これって本当なの?あなたはどう思う?」

一方的な決めつけではなく、対話から始めることが、異文化理解の出発点だと思っています。
これが僕がフィリピンで学んだ、本当に大切なコミュニケーションの姿勢です。

🟡 まとめ|本当のフィリピンの姿を知るには?

フィリピンは「危ない」「貧しい」という印象を持たれやすい国かもしれません。
でも実際に住んでみて、働いてみて、現地の人と話してみてわかるのは――

「それだけじゃない」ということ。むしろ、まったく違う一面がたくさんあるということ。

BGCやマカティのような先進都市、美しいビーチ、英語に堪能な人々、温かい中流層の家族文化…。
どれも、SNSやバズ狙いの動画では語られにくい「もうひとつのリアルなフィリピン」です。

🔍 情報を「受け取る側」もアップデートを

大事なのは、発信する側だけでなく、受け取る側も「どこから切り取られた情報なのか?」を意識すること
それが偏見や誤解から自由になる第一歩です。

🤝 発信するなら、責任ある視点を持ちたい

今は誰でもSNSやYouTubeで世界に発信できる時代。
だからこそ、どのフィリピンを切り取るか、どの視点で伝えるかに責任を持ちたいと思っています。

貧困だけがフィリピンじゃない。
危険だけがフィリピンじゃない。
フィリピンは多面体で、だからこそ面白く、深い国です。

🛫 最後に

この記事が、あなたがフィリピンに対して持っていたイメージに、少しでも新しい視点を加えるきっかけになればうれしいです。
そして、どんな国に対しても「聞いてみる・知ろうとする」姿勢を、これからも大切にしていけたらと思います。

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