こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
英語を話していると、「言いたいことはあるのに、英語がすぐに出てこない」ことはありませんか?
単語も文法もある程度知っている。でも会話になると短い文章しか出ない。同じ表現ばかり使う。質問されると頭の中で日本語を作ってしまい、返事が遅くなる。
こういう人に僕がおすすめしたいのが、ライティングを使ったスピーキング練習です。
「話せるようになりたいのに、なぜ書くの?」
と思うかもしれません。
でも僕自身、20代半ばの頃にフィリピン人スタッフと英会話教材を作りながら、約1年間かなりの量の会話文を書き、何度も英語を直してもらいました。その経験が、後のスピーキング力にかなりつながったと感じています。
理由はシンプルです。
話すときに必要な「自分で英文を作る力」を、時間をかけて練習できるからです。
さらに現在はAIがあります。自分で書いた英文をその場で添削してもらったり、もっと自然な表現に変えてもらったり、書いた内容を会話練習へ発展させたりできます。
この記事では、
- なぜライティングがスピーキング力につながるのか
- 英語日記は本当に効果があるのか
- 初心者でも続けやすい書き方
- 会話につながるライティングの方法
- AIを使って添削・言い換え・会話練習する方法
- 書いた英語を実際に話せる状態へ変える方法
まで、僕自身の経験も交えて解説します。
- 1 結論|スピーキングを伸ばしたいなら「書く→直す→声に出す→話す」までやる
- 2 なぜ英語を書くとスピーキング力が上がるの?
- 3 「読めば分かるのに話せない人」にライティングは特に向いている
- 4 僕自身、会話文を書く練習でスピーキングがかなり伸びた
- 5 普通の「英語日記」が続かない人も多い
- 6 おすすめは「話したい場面」を先に決めて書くこと
- 7 初心者は「3文だけ」で十分
- 8 書くときは「難しい英語」より「自分が話せる英語」を優先する
- 9 会話形式で書くと、さらにスピーキングにつながりやすい
- 10 今ならAIを英語ライティングの添削に使える
- 11 AIに最初から英文を書かせない方がいい
- 12 AIには「自然な英語」だけでなく「自分のレベルに合わせて」と伝える
- 13 AIで「言い換え」を3パターン作ると表現力が増える
- 14 AIに自分の英文から質問を作ってもらう
- 15 AI相手にロールプレイするのも効果的
- 16 AI添削と人間の添削はどう使い分ける?
- 17 添削された英文を読んで終わりにしない
- 18 なぜ音読が必要なの?
- 19 最後は文章を閉じて、自分の言葉でもう一度話す
- 20 おすすめの学習サイクルは「書く→AI→音読→話す」
- 21 英語日記は毎日やらなくてもいい
- 22 どのくらい続ければ効果を感じる?
- 23 ライティングをやってもスピーキングが伸びない人の共通点
- 24 書くテーマが思いつかない人向け20テーマ
- 25 英語ライティングとスピーキングについてよくある質問
- 26 まとめ|ライティングは「話す前の練習場」として使う
結論|スピーキングを伸ばしたいなら「書く→直す→声に出す→話す」までやる
英語を書くこと自体が、そのままスピーキング力になるわけではありません。
効果を出すには、
書く → 添削する → 音読する → 実際の会話で使う
ところまでつなげることが重要です。
ライティングの役割は、
「会話中には時間がなくて作れなかった英文を、落ち着いて一度組み立ててみること」
だと考えると分かりやすいです。
会話では数秒で英語を出さなければなりません。でもライティングなら30秒でも1分でも考えられます。
そこで自分の考えを英語にする練習を繰り返し、正しい形を確認し、それを何度も声に出す。すると次に似た場面が来たとき、以前より速く口から出やすくなります。
なぜ英語を書くとスピーキング力が上がるの?
スピーキングとライティングには、大きな共通点があります。
どちらも、
- 何を言うか考える
- 必要な単語を選ぶ
- 文法を組み立てる
- 自分の考えを英文にする
というアウトプットだからです。
違うのはスピードです。
話すときはリアルタイムですが、書くときは考える時間があります。
つまりライティングは、
スピーキングで一瞬のうちに行っている処理を、ゆっくり練習できる場所
とも言えます。
「読めば分かるのに話せない人」にライティングは特に向いている
英語の記事を読めば分かる。文法問題もある程度解ける。でも、
「昨日何をした?」
と聞かれると、簡単な英文すら止まってしまう。
この状態では、
英語の知識がないというより、知識を自分から取り出して組み立てる経験が少ない
可能性があります。
ライティングでは、受け身ではなく必ず自分で英文を作ります。
そのため、
「この単語、知っているのに使ったことがなかった」
「この文法、問題では解けるけど自分では作れない」
という弱点にも気づきやすくなります。
僕自身、会話文を書く練習でスピーキングがかなり伸びた
僕がこの方法を強くおすすめするのは、自分自身にかなり効果があったからです。
25歳前後の頃、仕事で英会話教材を作る機会があり、フィリピン人スタッフと一緒に大量の会話文を作っていました。
僕が英語で会話を書く。
相手に見てもらう。
「ここは不自然」
「この場合はこっちの方が自然」
と直してもらう。
それを修正する。
この作業を約1年間かなり繰り返しました。
当時は「スピーキングトレーニングをしている」という意識はそこまで強くありませんでした。
でも振り返ると、
毎日のように自分で英語を作り、間違いを修正し、自然な表現へ置き換える練習
をしていたことになります。
その結果、以前なら考えないと出なかった文章が、会話でも徐々に出やすくなっていきました。
普通の「英語日記」が続かない人も多い
英語ライティングというと、
Today I went to …
I ate …
I felt …
のような英語日記を思い浮かべる人が多いと思います。
もちろん普通の日記でも構いません。
ただ、僕自身は最初、スマホのメモ帳に普通の日記を書こうとして続きませんでした。
そもそも日本語でも毎日日記を書くのは結構大変です。
さらに初心者の場合、
「今日は特に何もなかった」
「何を書けばいいか分からない」
となることもあります。
だから僕がおすすめしたいのは、
「日記を書く」より「自分が将来話したいことを書く」
方法です。
おすすめは「話したい場面」を先に決めて書くこと
スピーキング目的なら、毎日の出来事だけを書く必要はありません。
例えば、
- 初対面の人へ自己紹介する
- 仕事について説明する
- 週末について話す
- 外国人の友達へ日本を紹介する
- 会議で自分の意見を言う
- 海外旅行でホテルへ要望を伝える
- 職場で雑談する
- 最近見たニュースについて話す
など、
自分が実際に英語を話したい場面
を選びます。
その場面で何を言いたいかを、一度文章にしてみます。
これなら、
「英語日記を書くこと」
そのものが目的になりません。
次に話すための準備
になります。
初心者は「3文だけ」で十分
英語日記というと、100語、200語書かないといけないように感じるかもしれません。
でもスピーキング目的なら、最初は3文程度でも十分です。
例えば、
I went to Hong Kong last weekend.
It was more crowded than I expected.
But I really enjoyed walking around the local markets.
これだけでも、
「週末何した?」
と聞かれたときに使える会話材料になります。
大切なのは長く書くことではありません。
自分が実際に言いそうな英文を書くこと
です。
書くときは「難しい英語」より「自分が話せる英語」を優先する
ライティングになると、急に難しい単語や複雑な文法を使いたくなる人がいます。
でもスピーキング力を伸ばす目的なら、
実際に自分の口から出せそうな英語
を優先した方がいいです。
例えば、
日本語で、
「その経験は私の価値観に多大な影響を与えました」
と言いたいとしても、会話なら、
It really changed the way I think.
のような簡単な表現でも十分です。
書くときから、
「これを実際の会話で言えるか?」
と考えるクセをつけてみてください。
会話形式で書くと、さらにスピーキングにつながりやすい
僕が特にやっていたのが、
会話形式で文章を書く方法
です。
例えば、
「友達を初対面の人へ紹介する」
という場面を設定します。
こんにちは、私の友達のアイヴァンです。
やっと会えましたね。あなたのことはよく聞いています。
こちらこそ。とても優しいって聞いています。
このように会話を最後まで作ると、
単語やフレーズだけではなく、
「どういう流れでこの表現を使うのか」
までイメージできます。
今ならAIを英語ライティングの添削に使える
以前この記事を書いた頃は、自分で書いた英語を直してもらうには、
オンライン英会話の先生へお願いする。
添削サービスへ送る。
英語ができる友人へ聞く。
といった方法が中心でした。
現在は、AIを使えばかなり手軽に添削できます。
例えば、自分で英語を書いたあとに、
「文法ミスを直してください。ただし難しい英語には変えず、日常会話で自然な表現にしてください」
と頼めます。
これだけでも、普通の文章添削よりスピーキング向けになります。
AIに最初から英文を書かせない方がいい
ここはかなり重要です。
AIが便利だからといって、
「今日あったことを英語日記にしてください」
と最初から全部書かせてしまうと、アウトプット練習としての効果はかなり下がります。
なぜなら、
一番練習したい「自分で英語を作る工程」をAIにやらせてしまう
からです。
おすすめは、
- まず自分で英語を書く
- AIに添削してもらう
- なぜ修正されたか確認する
- 自分が使いたい表現だけ残す
という順番です。
AIには「自然な英語」だけでなく「自分のレベルに合わせて」と伝える
AIへ、
「もっと自然にしてください」
だけ頼むと、自分では使わないような高度な表現に変わることがあります。
だから、例えば、
「TOEIC700程度の学習者が実際の会話で使える簡単な英語にしてください」
「元の英文をできるだけ残してください」
「ネイティブっぽくしすぎず、分かりやすい会話英語にしてください」
と条件を入れます。
これによって、
「正しいけれど自分では絶対に言えない英文」
になるのを防ぎやすくなります。
AIで「言い換え」を3パターン作ると表現力が増える
例えば自分が、
I was very busy today.
と書いたとします。
AIに、
「同じ意味で、日常会話で使える言い換えを3つください」
と頼みます。
すると、
I had a really busy day.
Today was pretty hectic.
I had a lot going on today.
など、別の言い方を知ることができます。
ここで重要なのは、全部覚えることではありません。
「これなら自分も使いたい」と思った1つだけ選ぶ
くらいで十分です。
AIに自分の英文から質問を作ってもらう
AIを添削だけに使うのはもったいないです。
書いた文章を貼って、
「この内容について、英会話レッスンで聞かれそうな質問を5つ作ってください」
と頼んでみてください。
例えば、
I went to Hong Kong last weekend …
という文章なら、
- Why did you go to Hong Kong?
- What did you like most?
- Was anything different from what you expected?
- What did you eat there?
- Would you go there again?
のような質問を作れます。
次は、その質問へスクリプトを見ずに答えます。
ここまでやると、
ライティングがそのままスピーキング練習へ変わります。
AI相手にロールプレイするのも効果的
会話形式の文章を書いたら、
「あなたはホテルスタッフ、私は宿泊客として会話してください」
「私の英語を毎回すぐ直さず、会話終了後にまとめて修正してください」
のようにAIとロールプレイする方法もあります。
特に、
- 英語を話すこと自体にまだ緊張する
- 同じ場面を何度も練習したい
- 人とのレッスン前に一度予行演習したい
という人には向いています。
ただしAIだけで終わらせず、最終的にはオンライン英会話や仕事、旅行など、
実際の人との会話でも使ってみる
ことをおすすめします。
AI添削と人間の添削はどう使い分ける?
現在は、毎回すべてを人間へ添削してもらう必要はないと思っています。
文法・基本的な自然さ・簡単な言い換えなら、AIでかなり効率よく確認できます。
一方、
- 仕事で実際に使う重要な表現
- 相手への印象が重要な言い方
- 文化的なニュアンス
- 自分の職場特有の表現
- 実際の会話で相手がどう反応するか
などは、人間の先生と確認する価値があります。
僕なら、
普段の反復練習=AI
実戦・ニュアンス確認=人
という感じで使い分けます。
添削された英文を読んで終わりにしない
ここがライティング学習で一番もったいないポイントです。
AIや先生にきれいな英文へ直してもらい、
「なるほど」
で終了。
これでは、次の会話でも同じミスをする可能性があります。
添削後は必ず、
声に出してください。
僕なら最低でも数回音読し、文章を見なくても大体言える状態まで持っていきます。
なぜ音読が必要なの?
ライティングでは頭で英文を作ります。
でもスピーキングでは、
その英文を実際に口から出す動作
が必要です。
書ける英文でも、初めて声に出すと意外と詰まります。
だから、
書く。
直す。
読む。
何度も口に出す。
という工程を入れます。
ただし、「音読さえすれば自動的に話せる」と単純化する必要はありません。
最終的には、
文章を見ずに、自分の言葉としてもう一度話す
ことが重要です。
最後は文章を閉じて、自分の言葉でもう一度話す
ここまでが一番大事です。
例えば、
今日の出来事について5文書いた。
AIで添削した。
音読した。
そのあと文章を閉じます。
そして、
同じ内容をもう一度、今度は見ないで話してみます。
まったく同じ文章である必要はありません。
むしろ少し表現が変わっても構いません。
この練習によって、
「書いた英文を覚える」
から、
「自分の言いたいことを英語で再構成する」
練習へ変わります。
おすすめの学習サイクルは「書く→AI→音読→話す」
今なら、かなりシンプルにできます。
- 話したいテーマを決める
- 3〜5文、自分で英語を書く
- AIで添削する
- 自分が使いたい表現だけ確認する
- 修正版を音読する
- 文章を閉じて同じテーマを話す
- できれば人との会話でも使う
これだけでも、
ライティング → スピーキング
という流れを作れます。
英語日記は毎日やらなくてもいい
「英語日記は毎日書かないと意味がない」
と思っている人もいます。
僕はそうは思いません。
僕自身、週2〜3回程度でも長く続けました。
大切なのは、
毎日やった日数ではなく、自分で英語を作って修正した回数
です。
忙しい社会人なら、
週2回でもいい。
1回3文でもいい。
その代わり、
書いて終わらず、音読と再アウトプットまでやる。
こちらの方が重要です。
どのくらい続ければ効果を感じる?
ここは「3か月やれば必ず話せる」のように期間で断定するのはおすすめしません。
英語力、頻度、添削の質、実際に話す量によってかなり変わるからです。
ただ僕自身の場合は、
週2〜3回程度、会話文を書いて添削を受ける生活を約1年間続けたことで、英文を作るスピードや正確さがかなり変わった
と感じています。
最初に変化を感じやすいのは、
- 以前より英文を書くのが速くなる
- 同じ文法ミスが減る
- よく使う表現がすぐ出る
- 会話中に以前書いた英文が出てくる
といったところです。
ライティングをやってもスピーキングが伸びない人の共通点
ライティング練習をしても話せるようにならないケースもあります。
よくあるのが、
- 難しい文章ばかり書く
- AIに全部作らせる
- 添削を読んで終わる
- 音読しない
- 同じ表現を二度と使わない
- 実際に人と話さない
というパターンです。
ライティングはあくまで、
スピーキングの準備・補強
です。
最後に実際に口から出さなければ、話す力へはつながりにくくなります。
書くテーマが思いつかない人向け20テーマ
何を書けばいいか分からない人は、次のようなテーマから始めてみてください。
- 今日一番印象に残ったこと
- 昨日の仕事
- 最近食べたおいしいもの
- 週末の予定
- 最近買ったもの
- 今行きたい国
- 好きな映画・ドラマ
- 自分の仕事について
- 最近困っていること
- 最近うれしかったこと
- 今勉強していること
- 最近のニュースへの意見
- 自分の会社の紹介
- 日本のおすすめスポット
- 外国人に紹介したい日本食
- 仕事で最近起きた問題
- 今後のキャリア
- 今年達成したいこと
- 海外旅行の思い出
- 最近変えた習慣
どれも、
実際の英会話で聞かれる可能性が高いテーマ
です。
英語ライティングとスピーキングについてよくある質問
英語日記を書くと本当に話せるようになりますか?
書くだけでは十分ではありませんが、自分で英文を作る練習として役立ちます。添削・音読・再アウトプットまで行うと、スピーキングへつなげやすくなります。
英語日記は何文くらい書けばいい?
初心者なら3〜5文程度からで十分です。長さより、自分が実際の会話で使いたい内容を書くことを優先してください。
ChatGPTなどのAIで添削しても大丈夫?
日常的な練習の添削・言い換え・質問作成には便利です。ただし最初から全文を書かせるのではなく、まず自分で英文を作ってから補助として使う方がアウトプット練習になります。
AIと人間の先生なら、どちらに添削してもらうべき?
基本的な文法や自然さの確認ならAIでも効率よくできます。重要な仕事表現、文化的ニュアンス、実際の対人コミュニケーションまで確認したい場合は、人間の先生にも見てもらうといいでしょう。
英語日記は毎日書くべきですか?
毎日でなくても構いません。週2〜3回でも、自分で書き、修正し、声に出し、もう一度話すサイクルを継続する方が重要です。
英語で文章を書けない初心者はどうすればいい?
最初は中学英語レベルの短い文章だけで十分です。日本語をそのまま完璧に翻訳しようとせず、「今の自分が知っている英語でどう言えるか」を考えてみてください。
まとめ|ライティングは「話す前の練習場」として使う
英語を話せるようになりたいからといって、スピーキングだけをやればいいとは限りません。
会話中には時間がなくて作れない英文でも、
書くならゆっくり考えられます。
そして、
書く。
間違える。
直してもらう。
音読する。
もう一度自分で話す。
この流れを繰り返せば、
「言いたかったのに出なかった英語」が、少しずつ「口から出る英語」へ変わります。
現在はAIがあるので、このサイクルは昔よりかなり簡単に回せるようになりました。
ただし、AIに全部やってもらうのではなく、
最初のアウトプットは自分でやる。
ここだけは残してください。
僕自身、長期間ライティングと添削を繰り返した経験が、その後のスピーキングにかなり生きました。
だから、
「英語を勉強しているのに、言いたいことが出てこない」
という人ほど、
まず今日話したかったことを3文だけ英語で書いてみてください。
そこから、
書く → 直す → 声に出す → 人と話す
というアウトプットのサイクルを作っていきましょう。
































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