こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
talk aboutやtell usを、文字では簡単に理解できるのに、実際の英会話では聞き取れなかったことはありませんか?
僕自身、英語を学び始めた頃は、
talk about なら「トーク・アバウト」、
tell us なら「テル・アス」
のように、一語ずつ区切った音を頭の中に持っていました。
でも実際の英語では、
単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が滑らかにつながる
ため、知っているはずの表現がまったく違う音に聞こえることがあります。
talk about は「トーカバウ」、
tell us は「テラス」のように聞こえることがあり、
「こんな簡単な英語なのに、なぜ聞き取れないんだろう?」
と感じやすい表現です。
僕も海外で英語を聞いていた頃、
こうした「文字では知っているのに、音では分からない」という経験を何度もしました。
この記事では、
- talk aboutが「トーカバウ」のように聞こえる理由
- tell usが「テラス」のように聞こえる理由
- told usでは音がどう変わるのか
- 英語の単語同士がつながる仕組み
- こうした表現を聞き取れるようにする練習方法
を音声付きで分かりやすく解説します。
- 1 talk about・tell usが聞き取れないのは「単語を区切って待っている」から
- 2 talk aboutの発音|なぜ「トーカバウ」のように聞こえる?
- 3 tell usの発音|なぜ「テラス」のように聞こえる?
- 4 tell us about yourselfはさらに一まとまりに聞こえる
- 5 過去形told usはどう聞こえる?
- 6 talk about・tell usで起きているのは「リエゾン」というよりlinking
- 7 英語が速く聞こえるのは「単語の境目」が見えないから
- 8 カタカナの「トーカバウ」「テラス」は覚えるための目安
- 9 talk about・tell usを聞き取るための練習方法
- 10 まとめ|talk about・tell usは「単語」ではなく「音のまとまり」で聞く
- 11 talk aboutに関連する記事
talk about・tell usが聞き取れないのは「単語を区切って待っている」から
まず結論から言うと、
talk aboutやtell usが聞き取りにくい主な理由は、英語では単語と単語を一つずつ区切らず、前の子音と次の母音を滑らかにつなげて発音するからです。
例えば、
talk about
なら、
talk / about
と完全に切れるわけではありません。
talkの最後のkの音が、
aboutの最初の弱い母音へそのままつながります。
同じように、
tell us
も、
tell / us
と区切るより、
tellの最後のLからusの母音へ、
そのまま音が流れていきます。
これが、
英語でよく言われるlinking(音のつながり)です。
僕自身も、
英語を聞き始めた頃は、
「単語を知っている=聞き取れる」
と思っていました。
でも実際には、
スペルと意味を知っていても、単語同士がつながった音を知らないと聞き取れない
ことがあるんですよね。
talk aboutの発音|なぜ「トーカバウ」のように聞こえる?
まず実際の会話を聞いてみましょう。
同僚とプロジェクトについて話す場面です。
マイク、例の企画について話そうよ。
日本語の感覚だと、
「トーク・アバウト」
のように、
talkとaboutを別々に発音したくなります。
でも自然な英語では、
talkの最後のkと、
aboutの最初の弱い母音がつながります。
そのため、
「トーカバウト」や「トーカバウ」に近いまとまり
として聞こえることがあります。
ここで大切なのは、
「k+aが『カ』という別の音になる」と覚えることではありません。
kを発音したあと、
口の動きを止めずにそのままaboutへ移るため、
日本人の耳には、
単語の境目が消えたように聞こえるということです。
aboutの最後のtは必ず消えるわけではない
旧記事では、
「普通に発音するとaboutのtは消える」
と説明していました。
ただ、
これは少し言い切りすぎです。
aboutの最後のtは、
- 弱く聞こえる
- 強く破裂させない
- 次の音につながることで目立たなくなる
ことがあります。
話者やアクセント、
話す速さ、
後ろに続く単語によっても変わります。
なので、
「talk aboutではtを消す」と覚えるのではなく、音声全体を一まとまりとして真似する
方がおすすめです。
tell usの発音|なぜ「テラス」のように聞こえる?
次は、
tell usです。
面接でよく聞く、
tell us about yourself
を聞いてみましょう。
わかりました。
tell usも、
「テル・アス」
と一語ずつ区切って覚えていると、
実際の音とかなり違って感じることがあります。
tellの最後はLの音です。
そのLから、
usの最初の母音へ滑らかにつながります。
すると、
日本人の耳には「テラス」のように聞こえることがあります。
昔の記事では、
「Lとuがつながって『ラ』になる」
と説明していました。
ただ、
実際には日本語の「ラ」という新しい音に変化しているわけではありません。
Lを発音した舌の位置から、そのままusの母音へ移っている
だけです。
結果として、
日本語話者には「ラ」に近く聞こえる、
という理解が分かりやすいと思います。
tell us about yourselfはさらに一まとまりに聞こえる
実際の英会話では、
tell us
だけで終わることは少なく、
tell us about yourself
のように、
さらに後ろへ文章が続きます。
すると、
tell / us / about / yourself
という4つの単語を、
一語ずつ独立して聞くのではなく、
一つの音の流れとして聞こえる
ようになります。
英語を聞き始めた頃の僕も、
こういう表現を聞くと、
「知っている単語しか使っていないのに、なんで分からないんだろう?」
と思うことがよくありました。
でも、
あとから英文を見ると、
「tell us about yourselfだったのか」
と分かる。
この経験を繰り返して気づいたのが、
リスニングでは単語の意味だけでなく、「単語同士がつながったときにどう聞こえるか」を知る必要がある
ということでした。
過去形told usはどう聞こえる?
tellの過去形、
told us
も同じ考え方です。
例えば、
アイヴァンが来月イギリスに行くつもりだって言ってたよ。
toldの最後はdの音です。
そのdから、
usの母音へそのままつながります。
そのため、
「トールド・アス」と区切るより、「トールダス」に近いまとまり
として聞こえることがあります。
これも、
「d+uが『ダ』という日本語の音に変わる」
ということではありません。
dのあとに母音がすぐ続くことで、単語の境目が分かりにくくなる
ということです。
talk about・tell usで起きているのは「リエゾン」というよりlinking
日本の英語学習では、
単語同士の音がつながる現象を、
まとめて「リエゾン」と呼ぶことがあります。
意味としてはそれでも通じます。
ただ、
今回のtalk aboutやtell usで特に起きているのは、
前の単語の子音と、次の単語の母音がつながるlinking
と考えると分かりやすいです。
例えば、
- talk_about
- tell_us
- told_us
のように、
スペースの位置で音まで完全に切れるわけではない
ということです。
これは英語のリスニングではかなり重要です。
なぜなら、
僕たちは英単語を、
基本的には一語ずつ覚えるからです。
でも、
実際の会話では、
単語は文章の中でつながった状態で耳に入ってきます。
ここに、
「知っている英語なのに聞き取れない」
原因の一つがあります。
英語が速く聞こえるのは「単語の境目」が見えないから
僕自身、
海外で英語を使い始めた頃は、
「英語話者はとにかく話すのが速い」
と思っていました。
もちろん、
本当に速い人もいます。
でも、
長く英語を聞いているうちに、
問題は速さだけではないと気づきました。
例えば、
talk about
を、
「トーク」+「アバウト」
という2つの音で待っている。
ところが実際には、
音がつながった一まとまりで入ってくる。
すると、
単語の境目を見つけられないため、実際以上に速く感じる
んです。
これは、
tell usでも同じです。
「テル」と「アス」が来ると思っているのに、
「テラス」のような一まとまりが入ってくる。
すると、
「知らない単語だ」
と脳が判断してしまうことがあります。
だから、
英語が速くて聞き取れないと感じたときは、速度だけでなく「音のつながり」を疑ってみる
のもおすすめです。
カタカナの「トーカバウ」「テラス」は覚えるための目安
この記事では、
talk aboutを「トーカバウ」、
tell usを「テラス」
のように表現しています。
ただし、
このカタカナ通りに発音すれば正しい、という意味ではありません。
カタカナは、
「自分が思っていた音と、実際に聞こえる音はこれくらい違う」
と気づくための補助です。
実際の発音を身につけるときは、
必ずモデル音声を聞いて、そのまま真似する
ことをおすすめします。
僕自身、
20代の頃はCD教材をかなり使い、
音声を聞く。
真似する。
音声に重ねて話す。
自分の声を録音する。
という練習を繰り返しました。
そこで感じたのは、
スペルから自分で発音を作るより、実際の音を先に耳へ入れた方が自然な音を覚えやすい
ということです。
talk about・tell usを聞き取るための練習方法
僕なら、
次の順番で練習します。
STEP 1|まず文字を見ながら音声を聞く
talk aboutを見ながら、
「kのあとにaboutがそのまま続くんだ」
と確認します。
tell usでも、
Lとusの間に日本語のような区切りを入れず、
音が流れていることを確認します。
STEP 2|音声をそのまま真似する
ここで、
「トーカバウと言わなきゃ」
とカタカナから発音を作る必要はありません。
音声の、
- 速さ
- リズム
- 音の長さ
- 単語のつながり
をそのまま真似します。
STEP 3|文章ごと練習する
talk aboutだけではなく、
Let’s talk about the project.
tell usだけではなく、
Could you tell us about yourself?
という形で練習します。
実際の会話では、
単語単体ではなく文章として聞くからです。
STEP 4|最後に文字を見ずに聞く
何度か練習したら、
英文を隠して音声を聞きます。
そこで、
talk aboutやtell usが、音を聞いた瞬間に意味として入ってくるか
を確認します。
まとめ|talk about・tell usは「単語」ではなく「音のまとまり」で聞く
talk aboutやtell usは、
単語そのものは難しくありません。
でも、
自然な英語では前の単語の子音と、次の単語の母音が滑らかにつながる
ため、
学校で一語ずつ覚えた音とは違って聞こえることがあります。
talk aboutでは、
talkのkからaboutの母音へ音がつながる。
tell usでは、
tellのLからusの母音へ音がつながる。
told usでも、
toldのdからusへ続きます。
僕自身も、
英語を学んできた中で、
知っている単語なのに、つながった瞬間に別の言葉のように聞こえる
という経験を何度もしました。
そこで大切なのは、
一語ずつの意味だけを覚えるのではなく、
実際の会話でどんな音のまとまりになるかまで耳に入れておくこと
です。
まずはこの記事の音声を使って、
文字を見る → 音を聞く → 真似する → 文章で言う → 文字なしで聞く
という順番で練習してみてください。
こうした音のパターンが増えていくと、
今まで「英語が速すぎる」と感じていた会話でも、
少しずつ単語の輪郭が見えるようになってきます。
talk aboutに関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございました。
リスニングでは、
「知らない単語を覚える」だけでなく、「知っている単語が実際にはどうつながって聞こえるか」を増やしていくこと
も大切です。
まずはtalk about、tell us、told usの3つを何度か聞いて、
そのまま音を真似してみてください。
それでは、See you around!
































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