英語の発音を改善する方法|初心者が今日からできる練習法
「単語や文法は合っているはずなのに、なぜか英語が伝わらない…」
そんな経験があるなら、原因のひとつは発音かもしれません。
とはいえ、最初からネイティブのように話す必要はありません。大切なのは、英語特有の音やリズムの基本を知り、少しずつ声に出して練習することです。
僕自身、英語学習を始めたころは、かなりカタカナ英語でした。
しかし、発音の基本を学び、音読を繰り返し、自分の声を録音して確認する習慣を続けたことで、発音は飛躍的に改善しました。
特に効果を感じたのは、ただ音読するだけではなく、録音した自分の英語を聞き、見本の音声との違いを確認することです。自分では正しく発音しているつもりでも、録音を聞くと、音の違いや不自然なリズムに気づけます。
この記事では、初心者でも取り組みやすい発音の基本から、日常で使えるフレーズ、R・L・thの練習法、音読・録音を使ったトレーニングまで、わかりやすく紹介します。
1. 英語の発音が大切な理由
英語を話すときに大切なのは、完璧な発音ではなく、相手が聞き取りやすい発音です。
英語には、日本語にはない音やリズムがあります。そのため、単語や文法が正しくても、発音の違いによって意味が伝わりにくくなることがあります。
- riceとliceは、RとLの違いで意味が変わります。
- thinkとsinkも、最初の音が違う別の単語です。
発音を少し意識するだけでも、会話中に聞き返される回数を減らせます。
発音が改善すると会話に自信がつく
伝わる発音が身につくと、次のような場面で英語を使いやすくなります。
- 仕事:クライアントや同僚に、自分の考えを伝えやすくなる
- 海外旅行:道を尋ねたり、レストランで注文したりしやすくなる
- 日常会話:聞き返されることが減り、会話のテンポがよくなる
発音を学ぶ目的は、ネイティブのように話すことではありません。まずは、相手に負担をかけずに伝えられる英語を目指しましょう。
2. 初心者が押さえたい発音の基本
発音を改善するには、最初に母音・子音・アクセント・リズムの基本を押さえることが大切です。
母音の長さと音の違いを意識する
日本語の母音は「あ・い・う・え・お」が基本ですが、英語にはそれより多くの母音があります。似た音でも、長さや口の開き方によって意味が変わります。
- see(見る):母音を長めに発音する
- sit(座る):母音を短く発音する
カタカナで覚えるだけでは、この違いを正確に表しにくいことがあります。必ず音声を聞き、口の形をまねしながら練習しましょう。
日本語にない子音を練習する
日本人が特に苦手としやすいのが、th・R・Lなどの音です。
- th:舌先を上下の歯の間に軽く出し、息を通す例:think / sink
- R:舌先を口の中のどこにも触れさせず、少し後ろへ引く例:rice / lice
鏡を見ながら、舌や唇の位置を確認すると練習しやすくなります。
単語のアクセントを意識する
英語では、単語の中に強く発音する部分があります。アクセントの位置が変わると、品詞や意味が変わる場合もあります。
- record(名詞):前半を強く発音
- record(動詞):後半を強く発音
単語を覚えるときは、スペルと意味だけでなく、どこを強く読むのかも一緒に確認しましょう。
英文全体のリズムを意識する
英語は、すべての単語を同じ強さで読む言語ではありません。大切な単語を強く、文法的な役割を持つ短い単語を弱く発音します。
I’d like to have some coffee.
- 強く読む:like / have / coffee
- 弱く読む:I’d / to / some
英語らしい発音に近づくには、一つひとつの音だけでなく、文全体の強弱も意識することが大切です。
3. 日常で使える発音練習フレーズ
発音は、実際に使うフレーズで練習すると身につきやすくなります。ここでは、日常会話で使いやすい表現を紹介します。
自己紹介:My name is …
Myをやや強く、name isをなめらかにつなげると自然に聞こえます。
- My name is John.
- I’m from Japan.
すべての単語を同じ強さで区切らず、ひとまとまりとして発音してみましょう。
旅行・ホテル:Could you …?
Could youは、会話の中で「クッジュ」のようにつながって聞こえることがあります。
- Could you tell me the way to the station?
駅までの道を教えていただけますか?
- Could you bring me a towel, please?
タオルを持ってきてもらえますか?
カフェ・レストラン:I’d like to …
I’d like toを単語ごとに区切らず、なめらかにつなげて発音します。
- I’d like to have a coffee, please.
コーヒーをお願いします。
- I’d like to order the pasta.
パスタを注文したいです。
最初はゆっくりで構いません。慣れてきたら、音声と同じリズムになるように少しずつスピードを上げましょう。
4. 日本人が苦手なR・L・thの発音
Rの発音
- 舌を少し後ろへ引く
- 舌先を上あごにつけない
- 唇を少し丸める
練習単語:red / rice / right
Lの発音
- 舌先を上の前歯の裏に当てる
- 舌を当てた状態から音を出す
練習単語:light / like / look
road / loadのように、RとLだけが異なる単語を交互に練習すると、舌の位置の違いを体感しやすくなります。
thの発音
- 舌先を上下の歯の間に軽く出す
- 舌と歯の隙間から息を出す
- 声を出さない音と、声を出す音を分けて練習する
無声音:three / think / thank
有声音:this / that / the
最初から完璧に発音できなくても問題ありません。鏡で舌の位置を確認しながら、少しずつ正しい動きを身につけましょう。
5. 僕の発音が飛躍的に改善した「音読+録音」
僕が発音改善に取り組み始めたころは、英語を日本語の音に置き換えて読む、いわゆるカタカナ英語でした。
英語を話しているつもりでも、音のつながりや強弱がなく、一つひとつの単語をカタカナのように区切って発音していました。
そこから改善するきっかけになったのが、次の3つです。
- 発音の基本を学ぶ
- 見本の音声をまねて音読する
- 自分の声を録音して聞き直す
中でも、最も効果を感じたのが録音です。
自分の声は、話しているときに聞こえる音と、録音で聞く音が違います。
録音を聞くことで、RやLなどの個別の音だけでなく、音のつながり、アクセント、話すスピード、リズムの不自然さにも気づけました。
音読と録音の具体的なやり方
- 10〜20秒程度の短い音声を選ぶ
- 音声を数回聞き、意味とリズムを確認する
- 一文ずつ、見本をまねして音読する
- 自分の音読をスマートフォンで録音する
- 見本と自分の音声を交互に聞く
- 違いを1〜2個に絞って、もう一度録音する
一度にすべて直そうとすると続きません。今日はRとL、明日はアクセントというように、改善するポイントを絞るのがおすすめです。
録音するときに確認したいポイント
- 一つひとつの単語を区切りすぎていないか
- 強く読む単語と弱く読む単語を分けられているか
- 語尾が小さくなりすぎていないか
- 見本と比べて、母音を余計に足していないか
- 自分が苦手な音を正しい舌の位置で発音できているか
毎日長時間練習する必要はありません。1日5〜10分でも、音読して録音し、聞き直す。この小さなサイクルを繰り返すことで、自分の変化を実感しやすくなります。
6. 発音練習を無理なく続けるコツ
短いフレーズから始める
最初から長い英文を完璧に読もうとすると、挫折しやすくなります。まずは短く、日常で使いやすい表現から始めましょう。
- I’m Ryo.
- Water, please.
- Where is the station?
一つのフレーズを自然に言えるようになったら、次の表現へ進みます。小さな成功を積み重ねることが、継続のコツです。
英語が伝わる場面を想像する
発音練習の目的は、音をきれいにすることだけではありません。
- 海外旅行でスムーズに注文できる
- 仕事で自信を持って説明できる
- 英語で話した相手に一度で理解してもらえる
こうした具体的な場面をイメージすると、日々の練習にも意味を感じやすくなります。
7. シャドーイングやアプリも活用しよう
シャドーイング
シャドーイングとは、英語音声を聞きながら、少し遅れて同じように発音する練習法です。発音だけでなく、英語のリズムやイントネーションも練習できます。
- 短くて内容を理解できる音声を選ぶ
- 最初は音声だけを何度か聞く
- スクリプトを見ながら音読する
- 音声を流し、少し遅れて声に出す
- 最後に録音して確認する
映画やドラマを使う場合も、いきなり長い場面を選ばず、短いセリフから始めるのがおすすめです。
発音学習に使えるサービス
- ELSA Speak:AIを使って、自分の発音をチェックできる
- BBC Learning English:英語の音声や会話表現を無料で学べる
- YouGlish:単語やフレーズが実際に使われている動画を確認できる
アプリは便利ですが、使うだけで発音が改善するわけではありません。聞いた音を実際に声に出し、録音して確認するところまで行いましょう。
8. まとめ:発音は「音読して録音する」と変わり始める
英語の発音は、一日で完璧になるものではありません。しかし、正しい方法で練習を続ければ、少しずつ確実に変わります。
今日から始めるなら、次の流れがおすすめです。
- 英語の母音・子音・アクセントの基本を学ぶ
- 短いフレーズを見本に合わせて音読する
- 自分の声を録音する
- 見本との違いを一つ見つける
- 修正して、もう一度録音する
僕も最初はカタカナ英語でした。それでも、基本を学び、音読と録音を繰り返すことで、発音を大きく改善できました。
まずは今日、短いフレーズを一つ選んで録音してみてください。自分の現在地がわかれば、次に直すべきポイントも見えてきます。
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