こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
「オーストラリアに1年間ワーホリへ行けば、英語は自然にペラペラになる」。僕も出発前はかなり本気でそう思っていました。でも、実際にゴールドコーストで1年間生活して分かったのは、海外に住むだけでは英語は思ったほど伸びないということです。
僕自身、最初の数か月は日本人経営のクリーニング店や日本食レストランで働き、農場の仕事も経験しました。しかし、生活している場所はオーストラリアなのに、英語を使う量は想像していたほど増えませんでした。
そこで途中から「このままでは英語が伸びないまま日本へ帰る」と危機感を持ち、約50件のローカル店舗へ履歴書を直接配りました。最終的にはオーストラリア人経営の服屋で働くことができ、さらに外国人とのシェアハウス、毎日のリスニング・シャドーイングなど、生活そのものを英語中心へ変えていきました。
帰国する頃には、完璧ではないものの、オーストラリア人とも間違いを恐れずにかなりスムーズに会話できる状態まで来ていました。
この記事では、そんな僕自身の失敗と成功をもとに、
- オーストラリアのワーホリで英語は本当に伸びるのか
- 1年いても英語が話せない人がいる理由
- ワーホリ中に日本人とばかり過ごすとどうなるのか
- ローカルジョブを取るにはどのくらい英語力が必要なのか
- 英語が話せない状態でも仕事は見つかるのか
- 出発前に何を勉強しておくべきか
- 1年間を「海外にいただけ」で終わらせない方法
まで詳しくお話しします。
- 1 結論|ワーホリへ行くだけでは英語は上達しない。でも環境を作れば大きく伸ばせる
- 2 僕も「1年いればペラペラになる」と思ってオーストラリアへ行った
- 3 オーストラリアでは日本語だけでも意外と生活できる
- 4 最初の3か月、僕もほとんど英語が伸びなかった
- 5 ワーホリの仕事をすれば英語は伸びる?仕事によってかなり違う
- 6 「このままでは英語が伸びない」と気づいてローカルジョブを探した
- 7 ローカルジョブを取るため、約50件の店へ履歴書を配った
- 8 ローカルの服屋で働いたら、想像以上に英語が難しかった
- 9 ワーホリで英語を伸ばしたいなら「少しキツい環境」に入る
- 10 ローカルジョブに必要な英語力はどのくらい?
- 11 英語が話せない状態でもオーストラリアで仕事は見つかる?
- 12 現在のオーストラリアの最低賃金は当時とは大きく違う
- 13 「アジア系雇用主は最低賃金を守らない」は削除した方がいい
- 14 ワーホリビザではどんな仕事ができる?
- 15 英語力を上げるため、住む環境も自分で変えた
- 16 毎日10分程度でもリスニングとシャドーイングを続けた
- 17 英語でギターを1年間習ったのも大きかった
- 18 ワーホリで英語が伸びる人と伸びない人の違い
- 19 でも「日本人と関わらない」は極端すぎる
- 20 ワーホリ前に英語力を上げておいた方がいい最大の理由
- 21 僕は留学経験があっても「実践力不足」で苦労した
- 22 出発前にやっておきたい英語学習5つ
- 23 AIもワーホリ前の英会話練習に使える
- 24 ワーホリ中も「話しただけ」で終わらせず振り返る
- 25 「セルフイメージ」より今なら「1年後にどうなっていたいか」を具体化する
- 26 ワーホリの価値は英語力だけではなかった
- 27 英語が話せるほど、ワーホリで選べる人生経験が増える
- 28 オーストラリアワーホリと英語についてよくある質問
- 29 まとめ|ワーホリは英語を伸ばす場所ではなく「英語を使うチャンスが大量にある場所」
- 30 ワーホリ・海外生活に関連する記事
結論|ワーホリへ行くだけでは英語は上達しない。でも環境を作れば大きく伸ばせる
最初に結論を言うと、「ワーホリに行く=英語が話せるようになる」ではありません。ただし、オーストラリアという環境を意識的に使えば、日本にいるときよりはるかに多くの実践経験を積めます。
つまり重要なのは、
どこに住んでいるかではなく、毎日誰と、どのくらい、どんな英語を使っているか
です。
これは僕がオーストラリアで一番強く実感したことでした。英語圏へ行けば自動的に英語環境になると思っていましたが、実際には自分から英語を使う生活を選ばなければ、日本語中心でもかなり生活できてしまいます。
僕も「1年いればペラペラになる」と思ってオーストラリアへ行った
ワーホリへ行く前の僕には、かなり単純なイメージがありました。1年間オーストラリアに住めば、毎日外国人と英語で話すことになり、帰国する頃には自然にペラペラになっているだろうと思っていたんです。
しかも僕の場合、ワーホリ前にも約1年間の留学経験がありました。そのため英語の知識がまったくない状態ではなく、ある程度勉強もしていました。
ところが、実際に生活を始めてみると、「英語を勉強した経験」と「現地で英語を使って生活する力」はかなり違うことに気づきました。
オーストラリアでは日本語だけでも意外と生活できる
僕が滞在していたのはゴールドコーストです。当時から日本人観光客、留学生、ワーホリ、日本人スタッフ、日本食レストランなどが多く、街中で日本人を見かけるのも珍しくありませんでした。
この状況は、単なる昔話というわけでもありません。外務省によると、2025年10月時点でオーストラリアには10万5,566人の日本人が在留しており、海外在留邦人数ではアメリカに次いで世界2位です。
もちろん全員がワーホリではありませんが、日本人コミュニティがかなり大きい国であることは分かります。
そのため、住む場所や仕事、友人関係を選べば、
- 日本人と住む
- 日本人と遊ぶ
- 日本食レストランで働く
- 日本語で仕事を教えてもらう
- 困ったときは日本人へ相談する
という生活もできます。
これは安心という意味ではメリットですが、「英語を伸ばすためにワーホリへ行った」という人にとっては落とし穴にもなります。
最初の3か月、僕もほとんど英語が伸びなかった
僕もまさにこのパターンでした。
オーストラリアへ行って最初の約3か月で、日本人経営のクリーニング店と日本食レストランなどを経験しました。海外で働いているので、それだけ聞けば英語をたくさん使っていそうですよね。
ところが実際には、仕事を覚えるために必要な英語は限定的でした。日本食レストランでも、注文を取るための表現を覚えればある程度仕事はできますし、厨房ならさらに英語を使う量は減ります。
農場の仕事も経験しましたが、作業そのものは身体を動かす仕事なので、仕事中ずっと高度な英会話をするわけではありませんでした。
もちろん、ヨーロッパなど他国から来たワーホリの人たちと話す機会はあります。しかし、「外国で働いている=一日中英語で会話している」ではなかったんです。
ワーホリの仕事をすれば英語は伸びる?仕事によってかなり違う
ワーホリ中に英語が伸びるかどうかは、仕事をしているかより、その仕事でどのくらい英語によるコミュニケーションが発生するかで考えた方がいいです。
例えば同じレストランでも、厨房で黙々と作業する仕事と、ローカル客への接客では使う英語量が違います。
僕自身、日本人経営の職場で働いていた時期より、後にオーストラリア人経営の服屋で働いた時期の方が圧倒的に英語を使いました。
「このままでは英語が伸びない」と気づいてローカルジョブを探した
オーストラリアへ来て数か月した頃、僕はかなり焦りました。
「このまま1年間過ごしたら、海外に住んだだけで終わるんじゃないか」
と思ったんです。
僕が日本を出る前に思い描いていたのは、
「英語をペラペラ話せるようになって帰る自分」
でした。
ところが現実は、
- 日本語でも生活できる
- 日本人向けの仕事がある
- 働いても英語をほとんど使わない仕事がある
- 英語が十分でないためローカルの仕事には入りにくい
という状態でした。
そこで僕は、ローカルの職場で働くことを一つの目標にしました。
ローカルジョブを取るため、約50件の店へ履歴書を配った
当時の僕の英語は、外国人へ話しかける抵抗はそれほどなくなっていましたが、決してきれいな英語ではありませんでした。今振り返れば、かなりブロークンだったと思います。
それでも、履歴書を持ってローカルの店を一軒ずつ回りました。
正確な件数を記録していたわけではありませんが、僕の記憶では50件前後は配ったと思います。
何軒行っても連絡が来ないので、途中ではかなり心が折れそうになりました。
それでも続けていると、ついに1件から連絡が来ました。
オーストラリア人経営の服屋でした。
採用が決まったときは、本当に泣きそうなくらいうれしかったのを覚えています。
ローカルの服屋で働いたら、想像以上に英語が難しかった
念願のローカルジョブでしたが、実際に働いてみると簡単ではありませんでした。
同僚同士の会話、お客さんへの接客、突然の質問、電話、雑談など、教科書のように相手が待ってくれるわけではありません。
しかも、現地の人同士が自然なスピードで話している英語は、それまで学習教材で聞いていた英語とはかなり違って感じました。
でも、まさにこの「逃げられない実践環境」が僕にとって大きな転機になりました。
ワーホリで英語を伸ばしたいなら「少しキツい環境」に入る
僕の経験では、英語力が大きく変わったのは、快適な環境にいたときではありません。
「英語を使わないとどうにもならない環境」に入ったときでした。
ただし、これは「英語力ゼロで無理やりローカルジョブへ行けばいい」という意味ではありません。まったく理解できなければ、仕事そのものが成立しない可能性もあります。
理想は、
少し難しい。でも何とかコミュニケーションできる。
くらいの環境です。
ローカルジョブに必要な英語力はどのくらい?
僕は昔の記事で「会話の80%程度が分かり、中学英語をスラスラ話せれば大丈夫」と書いていましたが、今はそこまで数字で線引きする必要はないと思っています。
仕事内容によって必要な英語力が大きく違うからです。
例えば接客なら、
- 相手の質問を理解する
- 分からないときに聞き返す
- 商品やサービスを説明する
- トラブル時に状況を説明する
- 同僚から指示を受ける
- 簡単な雑談をする
といった力が必要です。
重要なのはTOEICの点数そのものより、「その職場で起こる会話を英語で処理できるか」です。
英語が話せない状態でもオーストラリアで仕事は見つかる?
仕事そのものは見つかる可能性があります。ただし、英語力が低いほど選択肢が狭くなりやすいのは僕自身も経験しました。
英語をほとんど使わない仕事なら入りやすくても、
接客。
営業。
受付。
ローカル客中心のサービス業。
などへ行こうとすると、当然コミュニケーション力が求められます。
だからこそ僕は、「オーストラリアへ行ってから英語を勉強すればいい」ではなく、出国前にできるだけ会話力を上げておくことをおすすめします。
現在のオーストラリアの最低賃金は当時とは大きく違う
旧記事では最低賃金を「17豪ドル」と紹介していましたが、これは現在では完全に古い数字です。
2026年7月1日から、オーストラリアのNational Minimum Wageは時給26.44豪ドル、週38時間の場合は週1,004.90豪ドルです。National Minimum Wageが適用されるcasual workerには25%のcasual loadingが加わり、最低33.05豪ドル/時となります。実際には多くの仕事がAwardの対象で、職種・雇用形態・曜日・時間帯などにより適用額が異なります。
また、雇用主と本人が合意していても、適用される最低賃金を下回って支払うことは認められていません。
僕がワーホリをしていた当時にも、最低賃金を下回るような条件の職場を耳にすることがありました。だからこそ、現在ワーホリへ行く人は「日本人経営だから安心」「知り合いの紹介だから大丈夫」と思い込まず、Fair Work OmbudsmanのPay Calculatorなどで自分の条件を確認することをおすすめします。
「アジア系雇用主は最低賃金を守らない」は削除した方がいい
旧記事では僕自身の周囲で見聞きした経験から、アジア系雇用主についてかなり大きく一般化した書き方をしていました。
今振り返ると、これは適切ではありません。
問題なのは経営者の国籍ではなく、
その雇用主がオーストラリアの労働法に従っているかどうか
です。
ワーホリだから。
外国人だから。
英語が苦手だから。
という理由で、正当な賃金や権利を諦める必要はありません。
ワーホリビザではどんな仕事ができる?
2026年現在、日本国籍者は条件を満たせばWorking Holiday visa(subclass 417)を利用でき、日本人の申請年齢は18〜30歳です。最初のビザでは入国から最大12か月滞在でき、基本的に業種を問わず働くことができます。
一般的には同一雇用主のもとで働ける期間は6か月までですが、農業、観光・ホスピタリティ、医療・介護・保育など、一定の仕事には現在例外があります。制度は変更される可能性があるため、渡航時には必ずオーストラリア政府の最新条件を確認してください。
英語力を上げるため、住む環境も自分で変えた
ローカルの仕事だけではなく、僕は住む環境も変えました。
当時、自分でシェアハウスを契約し、外国人の同居人を入れるようにしました。家へ帰っても英語を使う状況を作りたかったからです。
これによって、
仕事では英語。
家でも英語。
友達との会話も英語。
という時間が増えていきました。
ここまで来ると、ようやく僕が出発前にイメージしていた「海外で生活しながら英語を身につける状態」に近づいていきました。
毎日10分程度でもリスニングとシャドーイングを続けた
現地にいるだけで英語が伸びると思っていた僕ですが、最終的には自習も続けました。
長時間ではありません。
ほぼ毎日10分程度、リスニングやシャドーイングをしていました。
これが良かったのは、日中に実際の英語を大量に聞いているので、
「あ、この言い方今日聞いたな」
「この音、職場でも聞こえてくる」
という形で、学習と実生活がつながっていたことです。
海外にいるから勉強しなくていいのではなく、
海外にいるからこそ、少し勉強するとすぐ実践できる
という感覚でした。
英語でギターを1年間習ったのも大きかった
もう一つ僕がやっていたのが、英語でギターを習うことでした。
英語学習だけを目的にすると疲れることがあります。でも、
自分が好きなことを英語で学ぶ
と、英語を使う理由そのものができます。
ギターについて質問する。
先生の説明を聞く。
分からなければ聞き返す。
自分の感想を伝える。
これも立派な英会話です。
今振り返ると、僕のワーホリ後半は、
「英語を勉強する」のではなく「英語で生活する」時間を増やしていた
のだと思います。
ワーホリで英語が伸びる人と伸びない人の違い
僕自身の経験から見ると、大きな違いは「海外に何か月いたか」ではありません。
例えば、
- 誰と住んでいるか
- 誰と働いているか
- 休日に誰と遊ぶか
- 分からない英語を放置していないか
- 自分から話しかけているか
- 仕事で英語を使っているか
- 間違えても話し続けているか
といった毎日の行動です。
同じゴールドコーストに1年間いても、
日本人と暮らし、日本語中心の仕事をして、日本人の友達と休日を過ごす1年。
外国人と暮らし、ローカル環境で働き、外国人の友達と遊ぶ1年。
では、英語を使う総量が大きく変わります。
でも「日本人と関わらない」は極端すぎる
ここも誤解しないでほしいところです。
ワーホリで英語を伸ばしたいからといって、
「日本人とは絶対に話してはいけない」
と考える必要はありません。
僕も日本人の友人はいましたし、困ったときに日本語で相談できる相手がいることは大きな安心になります。
問題なのは日本人と関わることではなく、
気づいたら生活のほぼ100%が日本語になっていること
です。
日本人の友達も作る。でも外国人とも暮らす。
日本食も食べる。でもローカルのコミュニティにも入る。
そのくらいで十分だと思います。
ワーホリ前に英語力を上げておいた方がいい最大の理由
僕が今ワーホリへ行く人に一つだけアドバイスするとしたら、
「英語は現地へ行ってから」ではなく、出国前にできる限り話せる状態にしておく
ことです。
理由は、英語力そのものが目的だからではありません。
英語が話せるほど、
- 応募できる仕事が増える
- 住めるシェアハウスの選択肢が増える
- 外国人の友達を作りやすい
- 職場で雑談できる
- 困ったときに交渉できる
- 現地の情報を直接取れる
からです。
つまり、出発時点の英語力によって、現地で選べる経験の幅そのものが変わります。
僕は留学経験があっても「実践力不足」で苦労した
僕の場合、オーストラリアへ行く前に約1年間留学をしていたので、文法や単語などの基礎はある程度ありました。
それでも現地では戸惑いました。
理由は、
知識として知っている英語と、その場で使える英語が別だったから
です。
教科書なら分かる。
聞けば意味も分かる。
でも突然質問されると答えが出ない。
ネイティブ同士の会話に入れない。
言いたいことはあるのに文章にならない。
こうした壁に何度もぶつかりました。
出発前にやっておきたい英語学習5つ
1. 自己紹介を2〜3分できるようにする
海外へ行くと、自分について話す機会が本当に多いです。
出身地、仕事、なぜオーストラリアへ来たのか、趣味、今後やりたいこと。このあたりは出発前に英語で話せるようにしておくとかなり楽になります。
2. 仕事で使う英語を先に練習する
レストランなら注文、接客、確認、謝罪。ショップなら商品説明、サイズ、在庫、支払い。仕事によって必要な英語はかなり予測できます。
「英語全体を完璧にしてから働く」のではなく、自分が狙う仕事の英語を先に練習する方が効率的です。
3. 聞き返す英語を覚える
現地で全部聞き取れるようになってから行く必要はありません。
むしろ、
Sorry, could you say that again?
What do you mean?
Do you mean …?
のような、分からないときに会話を止めない英語を使えることが重要です。
4. オンライン英会話などでリアルタイムに答える練習をする
単語帳や文法書だけでは、突然質問されたときの瞬発力は鍛えにくいです。
出発前から、
質問を聞く。
自分で考える。
英語で返す。
間違いを修正する。
という練習をしておくと、現地へ着いてからの立ち上がりがかなり変わります。
5. 音読・リスニングも少しずつ続ける
実際の会話と並行して、音読やリスニングも役立ちます。
ただし、
勉強だけして人と話さない
状態にはしないことです。
僕自身も、現地で英語を使いながら毎日少しずつリスニングやシャドーイングをすることで、学習した英語と実際の英語がつながっていきました。
AIもワーホリ前の英会話練習に使える
今ワーホリへ行く人は、僕が行った頃より便利です。
AIを使えば、
- オーストラリアのカフェ面接を想定したロールプレイ
- シェアハウスの内見で使う英語
- 履歴書を渡すときの会話
- 仕事初日の会話
- クレームを受けたときの対応
- 同僚との雑談
などを出発前から練習できます。
例えば、
「あなたはオーストラリアのカフェのマネージャーです。ワーホリの応募者として面接してください。僕の英語が不自然だった部分は面接後にまとめて修正してください」
と頼めば、かなり具体的な練習ができます。
ただし、AIだけで完結させず、オンライン英会話などで人間とも話しておく方がおすすめです。実際の人間は予想外の言い方をしますし、聞き返し、話すスピード、雑談、間など、AIだけでは完全に再現できない部分があるからです。
ワーホリ中も「話しただけ」で終わらせず振り返る
もう一つ、今の僕なら強くおすすめしたいことがあります。
場数だけで終わらせないこと
です。
例えば仕事で、
「今日、お客さんにこう言いたかったけど言えなかった」
という場面があったとします。
その日のうちに、
- 言えなかった内容を書き出す
- 自然な英語を調べる・AIや先生に直してもらう
- 数回音読する
- 次の日に実際に使う
という流れを作ります。
これを1年間続けたら、単に外国人と話した回数を増やすより、かなり濃い学習になります。
「セルフイメージ」より今なら「1年後にどうなっていたいか」を具体化する
昔の僕はこれを「セルフイメージ」と呼んでいました。
言いたかったこと自体は今も変わりませんが、もう少し具体的に考えると分かりやすいです。
出発前に、
「1年後、何ができるようになって帰国したいか?」
を決めてください。
例えば、
- ローカル企業で働く
- 外国人の親友を作る
- 英語で面接を受けられるようになる
- 英語だけのシェアハウスで暮らす
- 仕事で英語を使えるレベルになる
- 帰国後、英語を使う仕事へ転職する
などです。
ゴールが決まると、
今の英語力では何が足りないのか。
どんな仕事を探すのか。
誰と住むのか。
休日をどう過ごすのか。
という行動が変わります。
僕自身、「英語を話せるようになって帰る」という目標を捨てなかったからこそ、ローカルジョブへ50件近く応募し、住む環境まで変える行動につながりました。
ワーホリの価値は英語力だけではなかった
ここまで英語の話をしてきましたが、振り返ると僕にとってオーストラリアでの1年間の価値は、英語力だけではありませんでした。
仕事がなかなか見つからない。
英語が聞き取れない。
自分から履歴書を配る。
外国人と一緒に暮らす。
知らない環境で人間関係を作る。
こうした経験を通して、
「知らない環境でも自分で何とかできる」
という感覚が身につきました。
英語は、その経験へ入っていくための道具でした。
英語が話せるほど、ワーホリで選べる人生経験が増える
だから僕は、ワーホリ前の英語学習を「英語のための勉強」だけとは考えていません。
英語が話せれば、
出会える人が変わる。
応募できる仕事が変わる。
住める場所が変わる。
参加できるコミュニティが変わる。
得られる情報が変わる。
そして結果として、ワーホリの1年間そのものが変わります。
僕自身、もし最初の日本人中心の環境だけで1年間を終えていたら、その後の人生もかなり違っていたと思います。
オーストラリアワーホリと英語についてよくある質問
オーストラリアへ1年ワーホリすれば英語はペラペラになりますか?
1年間滞在しただけで自動的に話せるようになるわけではありません。住む相手、仕事、友人関係、自習などによって英語を使う量が大きく変わります。
英語が話せなくてもオーストラリアへワーホリできますか?
渡航自体は可能ですが、英語力が低いほど仕事・住居・交友関係などの選択肢が狭くなりやすいです。出国前に最低限の自己紹介、日常会話、聞き返し、仕事で使う表現を練習しておくことをおすすめします。
ワーホリで英語が伸びない人はどんな人ですか?
日本人と関わること自体が問題なのではありません。生活のほとんどが日本語になり、仕事でも英語を使わず、言えなかった表現を振り返らない状態が続くと、海外にいても英語を使う量が増えにくくなります。
ローカルジョブは英語がペラペラじゃないと無理ですか?
仕事内容次第です。僕自身、当時はかなりブロークンな英語でもローカルの服屋に採用されました。ただし、応募して約50件のうち連絡が来たのは1件だったので、簡単だったとは言えません。英語力が高いほど選択肢が増えるのは間違いありません。
日本人のいない環境へ行った方がいいですか?
必ずしも日本人を避ける必要はありません。大切なのは英語を使う時間を確保することです。日本人の友達がいても、外国人とのシェアハウスやローカルの仕事などで英語環境を作ることはできます。
ワーホリ前は何を勉強すればいいですか?
自己紹介、仕事・経歴の説明、聞き返し、日常会話、希望する職種で使う英語を優先してください。知識を増やすだけでなく、オンライン英会話やAIロールプレイなどでリアルタイムに答える練習も入れるのがおすすめです。
まとめ|ワーホリは英語を伸ばす場所ではなく「英語を使うチャンスが大量にある場所」
僕がオーストラリアで1年間ワーホリをして一番感じたのは、
海外へ行っただけでは英語は伸びない
ということでした。
最初の数か月、僕も日本人中心の仕事をしながら、
「思っていたのと違う」
と感じました。
そこから、
- 約50件のローカル店舗へ履歴書を配る
- オーストラリア人経営の服屋で働く
- 外国人とシェアハウスで暮らす
- 毎日少しずつリスニング・シャドーイングをする
- 英語でギターを習う
- 日常そのものを英語で行う
という生活へ変えていきました。
結果として、帰国する頃には完璧ではありませんでしたが、オーストラリア人とも間違いを恐れずかなりスムーズに話せるようになっていました。
だから、これからワーホリへ行く人に一番伝えたいのは、
「英語圏へ行けば何とかなる」と思わないこと。
そして同時に、
「今英語が苦手だからワーホリへ行っても意味がない」とも思わないこと。
オーストラリアには、英語を使えるチャンスが大量にあります。
そのチャンスを、
仕事。
住居。
友達。
趣味。
毎日の学習。
へ意識的に組み込む。
そうすれば、ワーホリの1年間は単なる海外滞在ではなく、
英語力だけでなく、自分の働き方や人間関係、その後の人生の選択肢まで広げる経験
になり得ます。




























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