こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。レストランでの注文時、簡潔に「以上です」と言う瞬間は、英語でも大切な表現です。今回は、その表現とその使い方について詳しく解説していきます。それではまいりましょう。
目次
That’s it.の意味と使い方
まずは二人の会話を見てみましょう。
レストランで…
あとビール1本をお願いします。以上です。
「以上です。」と英語で伝えたいときは”That’s it.” と言います。レストランで注文を終えた後に使える便利な旅行英会話フレーズです。また何かを説明し終えた後(例:業務報告)や物語を伝えた終わった後などに、これ以上伝えることがないというときにも使われます。僕の場合はレストランの注文後や業務報告を説明するときに一番使います。
やっと見つかったとき
思い出そうとしていたことを誰かの助けで思い出したときや、探していた物を誰かに見つけてもらったときに、“That’s it!”「そう、それ!」という意味で使うこともできますよ。二人の会話を見てみましょう。
無くしたイヤリングを探していて…
これって君が探しているもの?
うん、そう、それ!ありがとう!どこで見つけたの?
同じ意味のフレーズ
“That’s it.”以外に同じ意味でよく使われるフレーズを紹介しておきます。
That’s all.
使い方: 注文が終わったことを伝える時に利用されます。
- 例:”I’ll have the spaghetti with meatballs, a side salad, and a glass of red wine. That’s all.”
- 「スパゲッティ・ミートボールとサイドサラダ、赤ワインをお願いします。以上です。」
That will be all.
使い方: スマートでフォーマルな場面で使用し、注文の締めくくりに適しています。
- 例:”For dessert, I’d like the chocolate cake, please. That will be all.“
- 「デザートはチョコレートケーキをお願いします。以上です。」
That’s about it.
使い方:この表現は、軽いニュアンスを持ちながらも、注文が終わったことを伝えるのに適しています。
- 例:”I’ll have the grilled chicken salad and a glass of water. Oh, and a side of garlic bread too. That’s about it.“
- 「グリルチキンサラダと水をお願いします。あ、それとガーリックブレッドもサイドで。以上です。」
That’s everything.
使い方: 友達やカジュアルな状況での注文で適しています。
- 例:”Can I get a burger with fries and a cola? That’s everything.“
- 「バーガーにフライとコーラをお願いします。以上です。」
「とりあえず以上です」の言い回し
注文する際に…
ご注文をお伺いしてよろしいですか?
初めに、ビールや飲み物だけ頼みたいときありますよね。そういう時に使えるのが、“for now”「とりあえず」です。これをおしりにつけて、“That’s it for now.”と言いましょう。またもう少しフォーマルに言いたいなら、”at the moment”を使いましょう。意味は「今は」です。
飲み物だけ頼んで…
今のところ以上です。
「とりあえず以上」の後に使えるフレーズ3選
“That’s it for now.”と言った後に、僕も含めよく使われるフレーズを紹介します。必要に応じて使うようにしましょう。
後で注文するかもしれないので…
メニューを持っていてもいいですか?
他に注文したいものはないか聞かれて…
他に注文する必要があれば、呼びますね。
注文したいか聞かれて…
もう少し考える時間をください。
あまり注文しない友人に「それだけ?」
注文し終わると、必ず相手に聞きたくなるのが、もう注文したいものがないかですよね。そういうときは今回のフレーズを疑問形または語尾に「?」をそのままつけて、“Is that it?/That’s it?”と言いましょう。あまり注文しない友人に聞いたり、店員さんにも「以上ですか?」という意味で聞かれることは頻繁にあります。
二人の会話を見てみましょう。
彼女とレストランへ行き…
練習問題
以下のシチュエーションを想像して、それぞれに適した英語表現を使ってみましょう。練習問題の後に、模範解答を示しますが、まずは自分で考えてみてください。
- レストランで食事を注文した後、メニューを閉じてウェイターに伝える言葉。
- グループで食事をしていて、自分は注文を終えたけれど、他の人がまだ注文中の場合に使う言葉。
- デザートメニューを見ているが、まだ何を注文するか決めかねている時に使う言葉。
- 何か飲み物を追加で注文した後、それで注文を終えることを伝える言葉。
- “That’s all, thank you.”
- 和訳:「以上です、ありがとうございます。」
- “That’s all for me, thank you. They’re still deciding.”
- 和訳:「私はこれで以上です、ありがとうございます。他の人はまだ決めています。」
- “That’s it for now, thanks. I’m still looking at the dessert menu.”
- 和訳:「とりあえずこれだけです、ありがとう。デザートメニューをまだ見ています。」
- “I’ll have a coffee, and that will be all.”
- 和訳:「コーヒーを一つ、それで以上です。」
練習のヒント
これらの練習問題を通じて、レストランでの注文が終わった際に使う便利な英語表現を身につけることができます。さらに実践的な練習として、実際のレストランやカフェでこれらの表現を使ってみる、あるいは友人とのロールプレイを行うなどして、日常会話での使用に慣れることが大切です。表現を自然に使えるようになることで、英語での食事体験がよりスムーズで楽しいものになるでしょう。
似たような表現
「I’m done.」
「I’m done.」は、何かを終えた際に使用する非常に汎用性の高い表現です。食事が終わった時や、あるタスクや活動が完了した時に使われます。レストランの文脈では、食べ終わったことをウェイターに伝える際や、注文を終えてこれ以上何も追加しないことを示す際に便利です。
例文
- 食事終了時: “I’m done, thank you. Could you please bring the check?”
- 和訳:「終わりました、ありがとうございます。お会計をお願いできますか?」
- 注文終了時: “I’m done ordering. That will be all for us.”
- 和訳:「注文はこれで終わりです。それで全部です。」
「I’ll stop there.」
「I’ll stop there.」は、何かのプロセスや一連の行動を終える決意を示す時に使います。レストランで注文している際に、これ以上何も注文しないことや、提供された選択肢から十分満足していることを伝えるのに役立ちます。この表現は、自分のニーズが満たされ、それ以上何も必要ないことを礼儀正しく伝える手段として使用されます。
例文
- 注文時: “I’ll have the steak and a glass of red wine, and I’ll stop there.”
- 和訳:「ステーキと赤ワインをいただきます、それで終わりにします。」
- 追加注文を断る時: “Would you like any dessert?” “No, thank you. I’ll stop there.”
- 和訳:「デザートはいかがですか?」 「いいえ、結構です。そこで止めておきます。」
これらの表現は、レストランでの食事時だけでなく、日常生活のさまざまな場面で役立ちます。特に、「I’m done.」はタスクの完了を示すのに、「I’ll stop there.」は選択や行動の終了を礼儀正しく表現するのに適しています。これらのフレーズを適切に使い分けることで、自分の意図を明確に伝えることができます。
関連する語彙とその例文
「Check, please.」
「Check, please.」はレストランで食事を終えた後、お会計を求める際に使用する一般的な表現です。このフレーズは非常に直接的であり、ウェイターやウェイトレスに対して、自分が支払いの準備ができていることを礼儀正しく伝えます。多くの英語圏の国では、この短いフレーズを使ってスムーズに会計を進めることができます。
例文
- レストランで食後にウェイターを呼び止める場合: “Excuse me, check, please.”
- 和訳:「すみません、お勘定をお願いします。」
「To go」
「To go」という表現は、レストランやカフェで注文した食品や飲み物を持ち帰りたい場合に使います。このフレーズは、注文時に自分の意図が「持ち帰り用であること」を明確に伝えるのに役立ちます。また、すでに食事をしていて、残った食べ物を持ち帰りたい場合にも使用されます。
例文
- 注文時に持ち帰りを希望する場合: “I’d like a coffee to go, please.”
- 和訳:「コーヒーを持ち帰りでお願いします。」
- 食事中に残った食べ物を持ち帰りたい場合: “Can I get this to go, please?”
- 和訳:「これを持ち帰りできますか?」
これらの表現は、レストランやカフェなどでの食事の際に非常に役立ちます。「Check, please.」は、サービスを受けた後の会計をスムーズに進めたい時に便利です。一方、「To go」は、外出先で食事を楽しんだ後、残りを家に持ち帰りたい時や、最初から食品を持ち帰りたい時に適しています。これらのフレーズを適切に使い分けることで、より効率的で快適な食事体験を楽しむことができるでしょう。
押さえておきたいポイント
- 注文時には、はっきりとした表現で終わりを伝えましょう。
- 使う場面によって、フォーマルかカジュアルかを意識して選びましょう。
「以上です」に関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございます。「以上です」の英語表現は、シンプルかつ役立つ表現です。レストランでの注文時にこれらの表現を使って、スムーズなコミュニケーションを心掛けましょう。海外旅行に行ったときには是非使ってみてくださいね。それではまた会いましょう。
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