こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
「なかなか~できない」を英語で言うなら、次の3つが定番です。
- can’t easily ~(簡単には~できない)
例:I can’t easily wake up early.
(私はなかなか早起きできない) - have a hard time ~ing(~するのに苦労する)
例:She has a hard time learning new words.
(彼女は新しい単語を覚えるのに苦労している) - struggle to ~(~するのに悪戦苦闘する)
例:We struggle to meet the deadline.
(私たちは締め切りに間に合わせるのになかなか苦労する)
この3つを覚えておけば、日常会話でもビジネスでも困りません。
それでは、さらに詳しく見ていきましょう。
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英語でよく使われる “I’m having a hard time ~” の意味や使い方について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。日常会話やビジネスで「苦労している」ニュアンスを自然に伝えるためのヒントが詰まっています。
👉 I’m having a hard time ~ の意味とその使い方
- 1 僕の失敗エピソード:「I cannot do it...」ばかり使っていた頃
- 2 「なかなか~できない」を表す3つの英語表現
- 3 まとめ:表現をどう使い分けるか?
- 4 音声を聞いて練習しよう
- 5 シーン別英会話
- 6 アウトプットと改善を繰り返すことで本当の成長が生まれる
- 7 よくあるNG表現パターン
- 8 まとめ
- 9 似た英語表現と関連語彙
- 10 まとめ
- 11 練習用クイズ
- 12 よくある質問(FAQ)
- 12.1 Q. 「なかなか〜できない」を英語でどう言えばいいですか?
- 12.2 Q. “can’t easily” の意味と使い方は?
- 12.3 Q. “have a hard time ~ing” はどんな時に使うの?
- 12.4 Q. “struggle to” と “have a hard time ~ing” の違いは?
- 12.5 Q. “It’s difficult to ~” はいつ使うの?
- 12.6 Q. “challenging” と “difficult” の違いは?
- 12.7 Q. 「時間がかかる」を自然に言いたい時は?
- 12.8 Q. “trouble” を使うときの注意点は?
- 12.9 Q. 「全然できない」と「なかなかできない」の違いを英語で表すには?
- 12.10 Q. 効果的に英語表現を身につけるコツは?
- 13 まとめ
僕の失敗エピソード:「I cannot do it…」ばかり使っていた頃
いつも「I cannot do it…」で終わっていた
英語を学び始めた頃、僕は何かをうまくできないときに、いつも “I cannot do it…”(できません) と言っていました。
確かに意味は通じるのですが、実際の会話では相手に「すぐに諦める人」という印象を与えてしまったり、ニュアンスが少し強すぎてしまったりしたんです。
その結果、「本当は少しできるけど難しい」という自分の気持ちがうまく伝わらず、会話がぎこちなくなってしまうことが何度もありました。
共感ポイント
きっと多くの人も同じ経験があると思います。
「知っているシンプルな表現ばかり繰り返す」→「自分の気持ちやニュアンスがうまく伝わらない」
これって英語学習者あるあるですよね。
克服のコツ(Tips)
僕の場合、この壁を乗り越えられたのは、「なかなか〜できない」という表現のバリエーションを覚えてからでした。
- “I can’t easily do it.” → 「簡単にはできない」
- “I have a hard time doing it.” → 「するのに苦労する」
- “I struggle to do it.” → 「悪戦苦闘している」
これらを使い分けることで、「諦めている」のではなく「頑張っているけど難しいんだ」という本当の気持ちを表現できるようになったんです。
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「なかなか~できない」を表す3つの英語表現
1. can’t easily ~
意味:直訳すると「簡単には~できない」。
「できるけどスムーズにはいかない」「思ったより難しい」というニュアンスをシンプルに伝えられます。
使い方:
- “I can’t easily wake up early.”
(私はなかなか早起きできない) - “She can’t easily adapt to new environments.”
(彼女は新しい環境に簡単には慣れない)
👉 ポイント:否定的に言い切るのではなく「完全には無理じゃないけど、難しい」という柔らかいニュアンスになります。
2. have a hard time ~ing
意味:「~するのに苦労する」。
日常会話でもっともよく使われる言い回しのひとつで、心理的・身体的に大変さを感じているときに便利です。
使い方:
- “He has a hard time remembering names.”
(彼は名前を覚えるのに苦労する) - “We had a hard time finishing the project on time.”
(私たちはプロジェクトを期限内に終わらせるのに苦労した)
👉 ポイント:後ろは 動名詞(~ing形) がくるので注意。省略されている “in” をイメージすると覚えやすいです。
3. struggle to ~
意味:「~するのに悪戦苦闘する」「必死に挑戦している」。
「have a hard time ~ing」よりも、もっと強い困難や努力 を表現できます。
使い方:
- “I struggle to express myself in English.”
(私は英語で自分の気持ちを表現するのに苦労する) - “They struggle to keep their business alive.”
(彼らはビジネスを存続させるのに苦闘している)
👉 ポイント:後ろは 動詞の原形 が続きます。より強い挑戦・困難を強調したいときに使いましょう。
まとめ:表現をどう使い分けるか?
- can’t easily ~ → シンプルで柔らかい言い方(「簡単には~できない」)
- have a hard time ~ing → 苦労している過程を伝えるときに使う
- struggle to ~ → 強い困難や必死さを表したいときに使う
場面に合わせてこの3つを使い分ければ、「なかなか~できない」という微妙なニュアンスを自然に伝えられるようになります。
音声を聞いて練習しよう
私はなかなか朝早く起きることができない。
彼は新しい言語を学ぶのになかなか苦労する。
私たちは締め切りに間に合わせるのになかなか苦労する。
シーン別英会話
1. 朝の習慣(can’t easily ~)
A: Do you wake up early every day?
(毎日早起きしてるの?)
B: Not really. I can’t easily get up before 7 a.m.
(あんまりね。朝7時前にはなかなか起きられないんだ)
👉 コツ:can’t easily は「できなくはないけど簡単じゃない」という柔らかい言い方。日常のちょっとした「苦手」にぴったりです。
2. 仕事の場面(have a hard time ~ing)
A: How’s the new project going?
(新しいプロジェクトはどう?)
B: Honestly, we’re having a hard time keeping up with the schedule.
(正直、スケジュールに合わせるのに苦労してるよ)
👉 コツ:have a hard time ~ing は、努力しているけど大変というニュアンス。仕事や学習などの「過程の難しさ」を表すときに自然。
3. 感情表現(struggle to ~)
A: You seem quiet today. Is everything okay?
(今日は静かだね。大丈夫?)
B: Yeah, but I struggle to put my feelings into words.
(うん、大丈夫。でも気持ちを言葉にするのがなかなか難しいんだ)
👉 コツ:struggle to は、強い努力や葛藤を表す。感情や大きな課題に立ち向かう場面で使うと「必死さ」が伝わります。
まとめのポイント
- can’t easily ~ → 日常の「簡単じゃない」ことに
- have a hard time ~ing → 苦労のプロセスを伝えたいときに
- struggle to ~ → 感情的・大きな挑戦に向き合うときに
アウトプットと改善を繰り返すことで本当の成長が生まれる
英語を学ぶ中で多くの人がつまずくのは、「知っているのに使えない」 という壁です。単語や文法を覚えることも大切ですが、実際に口に出してみないと、自分がどこで詰まるのか、どんな間違いを繰り返してしまうのかに気づけません。
RYO英会話ジムでは、アウトプットした内容がその場で見える化され、間違いや弱点がすぐに分かる仕組みを取り入れています。そして、その場で改善ポイントを理解し、次の会話ですぐ試す。このサイクルを繰り返すことで、自然と「使える英語」が身についていきます。
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よくあるNG表現パターン
1. I cannot do it… の多用
日本語の「できない」に引きずられて、何でも “I cannot do it” と言ってしまうケース。
これは意味が通じるものの、「完全にできない/不可能」 という強い響きがあり、本来伝えたい「なかなか難しい」ニュアンスが消えてしまいます。
NG例:
- I cannot do it in the morning.
(→ 全くできない、という印象)
改善例:
- I can’t easily do it in the morning.
- I have a hard time doing it in the morning.
2. difficult をそのまま多用する
「難しい=difficult」と覚えているために、どんな場面でも “It’s difficult” を多用するケース。
不自然ではないものの、表現の幅が狭く、ニュアンスも単調 になります。
NG例:
- It’s difficult for me to wake up early.
改善例:
- I struggle to wake up early.
- I have a hard time waking up early.
3. trouble の後に原形動詞を置く
「troubleを使えば“苦労する”と言える」と思って、文法を間違えがちです。
正しくは have trouble ~ing で、「~することに苦労する」となります。
NG例:
- I have trouble to wake up early. ❌
改善例:
- I have trouble waking up early. ✅
4. struggle の後に -ing をつけてしまう
“have a hard time ~ing” の影響で、struggle も -ing にしてしまう人が多いです。
struggle の後は必ず 動詞の原形 を置きます。
NG例:
- I struggle waking up early. ❌
改善例:
- I struggle to wake up early. ✅
5. 「never」で強調してしまう
「なかなか〜できない」を「全然できない」と混同してしまい、 never を使ってしまうパターン。
強すぎる否定となり、本当は少しはできるのに“完全にゼロ” という意味になります。
NG例:
- I can never wake up early. ❌
(→「絶対に早起きできない」という極端な表現)
改善例:
- I can’t easily wake up early. ✅
- I have a hard time waking up early. ✅
まとめ
日本人学習者のよくあるミスは、
- シンプルすぎる直訳(I cannot do it…)
- 文法的な誤り(struggle + ing / trouble + to)
- 否定の強調しすぎ(never)
👉 これらを避けて、場面に合わせて “can’t easily / have a hard time / struggle to” を使い分けることが、自然な表現への第一歩です。
似た英語表現と関連語彙
1. It’s difficult to ~
意味:〜するのは難しい
最もストレートで汎用的な表現。ビジネスや日常どちらでも使えます。
自然に使うコツ:
- フォーマルな場面や文章で使いやすい。
- 会話ではシンプルすぎることもあるので、補足を入れると自然に聞こえます。
会話例:
A: Is it easy to find a job in your city?
(あなたの街で仕事を見つけるのは簡単ですか?)
B: It’s difficult to find one, especially without experience.
(特に経験がないと、仕事を見つけるのは難しいですね)
2. I find it challenging to ~
意味:〜するのは挑戦的だと感じる
「難しい」だけでなく「挑戦」というポジティブな響きを持ちます。
自然に使うコツ:
- 単に「できない」と言いたくないときに便利。
- 苦労の中に前向きさを込めたい場面で使いましょう。
会話例:
A: How do you feel about public speaking?
(人前で話すのはどう感じますか?)
B: I find it challenging to speak in front of a large audience.
(大勢の前で話すのは挑戦的だと感じます)
3. It takes me a while to ~
意味:〜するのに時間がかかる
直接「難しい」とは言わず、時間的な大変さをやわらかく表現します。
自然に使うコツ:
- 「苦手」と言うより「時間がかかる」と表現したいときに自然。
- 柔らかい響きなので、カジュアルな会話にぴったり。
会話例:
A: Do you get used to new places quickly?
(新しい場所にすぐ慣れる方ですか?)
B: Not really. It takes me a while to get used to new environments.
(そうでもないですね。新しい環境に慣れるのには時間がかかります)
4. Effort(努力)
意味:何かを達成するために払う精神的・身体的エネルギー。
自然に使うコツ:
- 「努力しているけど簡単じゃない」という状況に合う。
- despite(〜にもかかわらず)と一緒に使うと自然。
会話例:
A: You study English every day, right?
(毎日英語を勉強してるんだよね?)
B: Yes, but despite my effort, I still have a hard time speaking fluently.
(そうなんだけど、努力しているのにまだ流暢に話すのは難しいんだ)
5. Challenge(挑戦)
意味:克服すべき困難な課題や試練。
自然に使うコツ:
- 「大変だけど成長につながる」というポジティブさを込められる。
- 目標や夢と一緒に使うと前向きな印象。
会話例:
A: How’s your driving lesson going?
(運転のレッスンはどう?)
B: Learning to drive is a big challenge for me, but I enjoy it.
(運転を学ぶのは大きな挑戦だけど、楽しんでいます)
まとめ
- difficult → ストレートな「難しい」
- challenging → ポジティブな「挑戦的」
- takes me a while → 柔らかい「時間がかかる」
- effort / challenge → 状況や感情を広げて表現
👉 これらを組み合わせれば、「なかなか〜できない」の表現をさらに自然に、場面に応じて使い分けられます。
練習用クイズ
クイズ1
次の文を自然な英語にしてください。
「私は新しい人の名前を覚えるのになかなか苦労します。」
解説:
「〜するのに苦労する」は have a hard time ~ing を使うのが自然。
「remembering new people’s names」が動名詞(〜ing)になっている点もポイントです。
クイズ2
次の中で「なかなか〜できない」を表す自然な英文を選びましょう。
A. I cannot do it to wake up early.
B. I can’t easily wake up early.
C. I struggle waking up early.
解説:
- A は文法的に不自然(不定詞の位置が誤り)。
- C は “struggle to” が正しい。
- B が自然で正しい表現。
クイズ3
日本語を英語にしてください。
「彼はプレゼンで自分の気持ちを表現するのに悪戦苦闘している。」
解説:
「悪戦苦闘する」は struggle to + 動詞。
“express his feelings” で「気持ちを表現する」という自然な英語になります。
クイズ4
次の文の誤りを直してください。
「I have trouble to understand this book.」
解説:
“have trouble” の後は to 不定詞ではなく 動名詞(~ing) を置きます。
このミスは日本人学習者に非常に多いので注意!
クイズ5
日本語を英語にしてください。
「新しい技術に慣れるのに時間がかかります。」
解説:
「時間がかかる」を表すフレーズは It takes me a while to ~。
“get used to” で「慣れる」という自然な表現になります。
よくある質問(FAQ)
Q. 「なかなか〜できない」を英語でどう言えばいいですか?
A. 日本語の「なかなか〜できない」は英語で can’t easily ~、have a hard time ~ing、struggle to ~ などで表現できます。状況によって使い分けることで、ニュアンスをより自然に伝えられます。
Q. “can’t easily” の意味と使い方は?
A. can’t easily ~ は「簡単には〜できない」という意味です。できなくはないけど難しい、と柔らかく伝えるときに便利です。例:I can’t easily wake up early.(私はなかなか早起きできない)。
Q. “have a hard time ~ing” はどんな時に使うの?
A. have a hard time ~ing は「〜するのに苦労する」という意味で、努力しているけど大変というニュアンスを含みます。例:He has a hard time remembering names.(彼は名前を覚えるのに苦労している)。
Q. “struggle to” と “have a hard time ~ing” の違いは?
A. どちらも「〜に苦労する」ですが、struggle to ~ はより強い困難や必死さを強調します。一方で have a hard time ~ing は幅広く「大変さ」を表せます。
Q. “It’s difficult to ~” はいつ使うの?
A. It’s difficult to ~ は最もストレートな「〜するのは難しい」という表現です。フォーマルな場面や文章でよく使われます。例:It’s difficult to find a job now.(今は仕事を見つけるのは難しい)。
Q. “challenging” と “difficult” の違いは?
A. difficult は単純に「難しい」、一方 challenging は「大変だけど挑戦的でやりがいがある」という前向きなニュアンスがあります。例:I find it challenging to speak in public.
Q. 「時間がかかる」を自然に言いたい時は?
A. 「〜するのに時間がかかる」は It takes me a while to ~ を使います。例:It takes me a while to get used to new places.(新しい場所に慣れるのに時間がかかる)。
Q. “trouble” を使うときの注意点は?
A. have trouble ~ing が正しい形です。誤って have trouble to ~ と言う人が多いので注意。例:I have trouble understanding this book.(この本を理解するのに苦労する)。
Q. 「全然できない」と「なかなかできない」の違いを英語で表すには?
A. 「全然できない」は never ~ や cannot ~ を使いますが、「なかなかできない」は can’t easily ~ や struggle to ~ が自然です。意味の強さに注意しましょう。
Q. 効果的に英語表現を身につけるコツは?
A. 単語や文法を覚えるだけでは不十分です。実際にアウトプットして、間違いを指摘され、改善することで初めて身につきます。RYO英会話ジムでは、この「アウトプット→改善→再挑戦」のサイクルを徹底サポート。まずは気軽に無料体験レッスンからお試しください。
まとめ
「なかなか〜できない」という日本語は、状況やニュアンスに合わせて can’t easily ~ / have a hard time ~ing / struggle to ~ など複数の英語表現で伝えることができます。さらに It’s difficult to ~ / It takes me a while to ~ / I find it challenging to ~ といった関連表現を押さえることで、会話の幅も広がります。
大切なのは、知識で終わらせず 実際に口に出して練習し、間違えて、改善していくこと。その積み重ねが「自然に使える英語力」につながります。
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