こんにちは!RYO英会話ジムのリョウです。
今日は「recommend(おすすめする)」の正しい4つの使い方をご紹介します。
あわせて、3つ目の使い方を除けば、「suggest(提案する)」も同じように使えるので、ぜひ一緒に覚えておきましょう!
この記事を読めば、英語の感覚がさらにレベルアップしますよ。
それでは、さっそく見ていきましょう!
【やってしまいがち!】recommendで不定詞を使って通じなかった失敗談
英語学習を始めたばかりの頃、私自身 recommend の後に「不定詞」をつけてしまって、相手に伝わらなかった ことがありました。
例えば、友人に「この本を読むことをおすすめするよ!」と言いたくて、
I recommend to read this book.
と言ったんです。
そのとき、ネイティブの友達に 「ん?なんか変だよ」 と言われて初めて、「recommend は to 不定詞ではなく 動名詞 (〜ing) や that節、もしくは人+to 不定詞で使うんだ!」 ということを知りました。
それまでずっと、「advise, ask, tell みたいに to 不定詞で続ければいい」と思い込んでいたので、recommend にも同じルールを無意識に当てはめてしまっていた んです。
この経験から学んだのは、「動詞ごとにちゃんと 後ろに何が続くのか を意識しないと、伝わらない英語になる」ということ。そして、一度間違えた表現は、逆に忘れなくなる! ということでした。
1. recommend + もの + to 人
まず1つ目の使い方は、
「ものを人にすすめる」という形です。
英語では、
recommend + [something] + to [someone]
という形で使います。
たとえば、商品・サービス・行動・選択肢など、
あらゆる「おすすめ」に使える便利な表現です。
✅ ポイント解説
- 「recommend」は「推薦する」「勧める」という意味の動詞。
- to 人 の形で「誰におすすめするのか」をはっきりさせます。
- 命令ではなく、ソフトな提案として使われるのが特徴です。
例文:
I recommend this book to beginners.
(この本を初心者におすすめします)
音声を聞く
旅行先で…
2. recommend + ing形(動名詞)
2つ目は、
「〜することをおすすめする」という形です。
「recommend」のあとに動名詞(〜ing)を続けることで、
ある行動やアクティビティ自体をおすすめする表現になります。
✅ ポイント解説
- recommendのあとに「〜ing」を使うと、「行動」に焦点が当たります。
- 命令ではなく、やさしく提案するニュアンスがあります。
- 読書・運動・旅行など、日常のさまざまな場面で使える便利な表現です。
例文:
I recommend reading this article.
(この記事を読むことをおすすめします)
I recommend exercising three times a week.
(週に3回の運動をおすすめします)
音声を聞く
トレーナーさんから…
1日に3食食べるのをおすすめしますよ。
英語表現を「知っている」だけで満足していませんか?
「recommend」や「suggest」の使い方を学んで、
「なるほど!」「こういう時に使えるのか!」と思っても、
実際に口に出して使ってみないと、使える英語にはなりません。
英語はスポーツと同じで、練習(=アウトプット)しないと身につかないもの。
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3. I would recommend…
3つ目は、
「I would recommend 〜(〜をおすすめします)」という丁寧な表現です。
このフレーズは、相手の意思を尊重しながら提案したいときにぴったり。
「recommend」単体よりもソフトで控えめな印象を与えます。
✅ ポイント解説
- 「I would」=「私は〜したいと思う」という意味で、
強く言い切るよりも、やわらかい表現になります。 - 相手にプレッシャーをかけず、選択肢の一つとして提案したいときに便利です。
- アドバイスや意見を伝えるときにもよく使われます。
例文:
I would recommend taking the train instead of driving due to the traffic.
(交通の混雑を考慮して、運転よりも電車の利用をおすすめします)
🔍 この文では、電車のほうが便利だと思う理由を伝えながらも、
最終的な判断は相手に委ねている丁寧な提案になっています。
このように「I would recommend」は、やさしいアドバイスを伝えたいときの定番フレーズです!
4. recommend that + 主語+動詞の原形
4つ目は、
「recommend that〜」の文型です。
これは、「〜することをおすすめします」と、
具体的な行動を提案したいときに使います。
✅ ポイント解説
- 「recommend that + 主語+動詞の原形」が基本形です。
- このとき、「should」は省略されるのが一般的です(=仮定法の一種)。
例:recommend that he go(=should go) - ややフォーマルな印象があるため、ビジネスや書き言葉でもよく使われます。
ただし、カジュアルな場面でも使えます。
例文①:
I recommend that you take a day off to rest.
(休息のために1日休むことをおすすめします)
🔍 相手に休むことをやさしく提案している表現です。
例文②:
The committee recommends that the policy be revised.
(委員会はその方針を見直すことを推薦しています)
🔍 フォーマルな文脈でもしっかり使える構文です!
このように、「recommend that」は、
具体的な行動を提案したいときや、正式なアドバイスをしたいときにピッタリの表現です。
音声を聞く
帰宅して妻に…
僕の先生はこの本を読むように勧めてくれたんだ。
4. recommend + 人 + to不定詞
4つ目の使い方は、
「誰かに〜するようすすめる」という表現です。
構文は、
recommend + 人 + to + 動詞の原形(不定詞)。
たとえば、
I recommended my friend to apply for the job.
(友達にその仕事に応募するようすすめました)
✅ 注意ポイント
実はこの表現、ネイティブの間でも意見が分かれる使い方です。
- 文法的には間違いではないのですが、
現代の英語ではあまり一般的ではない表現とされています。 - 代わりに、よく使われる自然な形は以下の2つ:
- ✅ recommend + something + to + someone
- ✅ advise + someone + to + 動詞の原形
📚 裏付けポイント
- オックスフォード英英辞典などの信頼性ある辞書にも用例あり。
- Google Ngram Viewer(英語文献の使用頻度を調べるツール)によると、
過去にはよく使われていた表現でもあります。
✅ 結論(まとめ)
「recommend + 人 + to不定詞」は
正しいがやや古い言い回し。
今はより自然な表現として、
- I recommend that he consider the offer.
- I recommend this plan to my team.
- I advise her to start early.
といった形のほうが、伝わりやすくスムーズです。
音声を聞く
出張の話になり…
彼は俺に早めに飛行機を予約するように勧めたよ。
分析


🔗「他の頻出動詞の使い方もチェック →
これで迷わない!「advice」と「advise」の簡単な見分け方と活用法
会話例
① recommend + 動名詞 (〜ing)
A: I’m looking for a good Netflix show. Any recommendations?
(いいNetflixの番組を探してるんだけど、何かおすすめある?)
B: I recommend watching “Breaking Bad.” It’s so good!
(「ブレイキング・バッド」見るのがおすすめだよ。めちゃくちゃ面白いよ!)
② recommend + that + 主語 + 動詞の原形
A: I’m not sure if I should take a break from work.
(仕事を休むべきか悩んでるんだ。)
B: I recommend that you take a few days off. You’ve been working too hard.
(何日か休みを取るのをおすすめするよ。働きすぎだよ。)
③ recommend + 名詞
A: Do you know any good sushi places around here?
(このあたりでおすすめの寿司屋知ってる?)
B: Yeah! I recommend Sushi Zanmai. Their tuna is amazing.
(「すしざんまい」がおすすめだよ。マグロが最高。)
④ recommend + 人 + to 不定詞
※文法的にはOKですが、会話ではあまり使われないフォーマルな形
A: I want to improve my English quickly. Any advice?
(英語を早く上達させたいんだけど、何かアドバイスある?)
B: I recommend you to join an online speaking class. It really helps.
(オンラインのスピーキングクラスに参加するのをおすすめするよ。本当に役立つから。)
★ワンポイント: ④の recommend 人 to do は、学校では習うかもしれませんが、日常会話ではほぼ使われず、不自然に聞こえることが多い ので、①か②のパターンが圧倒的に使われます。
✅ 言い換え可能な表現
「recommend(おすすめする)」と似た意味で使える英単語をご紹介します。
● suggest(提案する)
I suggest trying the new coffee blend.
(新しいコーヒーブレンドを試してみることを提案します)
→ やや控えめな提案をしたいときに便利な表現です。
● advise(助言する)
The manager advised arriving at the meeting on time.
(マネージャーはミーティングに時間通りに到着するよう助言しました)
→ 知識や立場に基づいたアドバイスをする場面にぴったり。
● urge(強くすすめる)
I urge you to visit the art exhibition; it’s fantastic.
(アート展覧会を訪れることを強くおすすめします。素晴らしいですよ)
→ 相手に強く行動を促したいときに使います。
✅ 関連する語彙(ニュアンスは少し違うが覚えておきたい)
● endorse(支持する)
The celebrity endorsed the new fashion line.
(そのセレブは新しいファッションラインを支持しました)
→ 公的に推薦・支持するニュアンスがあります。
● commend(賞賛する)
The teacher commended the students for their hard work.
(先生は生徒たちの努力を賞賛しました)
→ 人の行動や成果を褒める・たたえるときに使います。
● propose(提案する)
The committee proposed a new policy for recycling.
(委員会はリサイクルのための新しい方針を提案しました)
→ フォーマルな提案や計画の提示に使われることが多いです。
✅ 押さえておきたいポイントまとめ
- 「recommend」は、相手に何かをおすすめする際に幅広く使える便利な表現。
- 文の構造やパターン(recommend+名詞/動名詞/that節など)をしっかり理解して、場面に応じて使い分けよう。
- 「suggest」「advise」「urge」などの類似表現もあわせて覚えると、表現の幅が広がり、英語力がぐっとアップ!
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