こんにちは、RYO英会話ジムです。
“make ends meet” は、「収入の範囲内で何とか生活する」「やりくりして生計を立てる」という意味の英語表現です。 特に、生活費や支払いが厳しい中で、なんとか収支を合わせている状況でよく使われます。
I have to work two jobs to make ends meet.
生活していくために、仕事を2つしなければなりません。
It’s getting harder to make ends meet these days.
最近は、生活をやりくりするのがますます大変になっています。
“make ends meet” は、お金や生活費の話をするときに自然に使える表現で、単に「生活する」よりも、金銭的にやりくりしているニュアンスがあります。
それでは、“make ends meet” の意味や使い方、似た表現との違いをさらに詳しく見ていきましょう。
関連記事
“make ends meet” のように、お金や時間の使い方を表す英語は、セットで覚えると会話の幅が広がります。
- 1 僕の失敗談|3語とも動詞に見えて、完全に思考停止した
- 2 “make ends meet” の意味と使い方
- 3 関連表現の簡易比較
- 4 シーン別英会話|“make ends meet” は実際の会話でこう使う
- 5 音読しよう
- 6 ロールプレイ
- 7 よくある間違い|“make ends meet” はひとかたまりで覚えよう
- 8 英語は「間違えないこと」より、間違ったあとが大切
- 9 自分では「自然だ」と思っている英語ほど気づきにくい
- 10 TOEIC905点でも「話す」となると別だった|ユイさんの事例
- 11 「知っているのに出てこない」を減らすために
- 12 「なんとなく話せる」で終わるのは、もったいない
- 13 似た英語表現・関連語彙
- 14 練習用クイズ|“make ends meet” と関連表現を使い分けよう
- 15 よくある質問(FAQ)
- 15.1 Q. “make ends meet”とはどういう意味ですか?
- 15.2 Q. “make ends meet”の“ends”はどういう意味ですか?
- 15.3 Q. “make ends meet”の“ends”にsは必要ですか?
- 15.4 Q. “make ends meet”の間に“to”は必要ですか?
- 15.5 Q. “make ends meet”はお金がない人だけが使う表現ですか?
- 15.6 Q. “make ends meet”と“get by”の違いは何ですか?
- 15.7 Q. “make ends meet”と“live within your means”の違いは何ですか?
- 15.8 Q. “make ends meet”はビジネス英語でも使えますか?
- 15.9 Q. “make ends meet”を自然に使うには、どんな形を覚えればいいですか?
- 15.10 Q. “make ends meet”のような表現を、知っているだけでなく実際に話せるようになるには?
- 16 まとめ
僕の失敗談|3語とも動詞に見えて、完全に思考停止した
僕自身、“make ends meet” を初めて見たときは、かなり意味が取りづらい表現でした。
というのも、
- make=作る
- end=終わる
- meet=会う
というように、3語とも動詞っぽく理解していたからです。
そのため、文を見ても、
「作る? 終わる? 会う?」
となってしまい、意味がまったくつながりませんでした。
そして正直、「またイディオムか…」という感じで、一度思考停止してしまったんですよね。
英語を勉強していると、単語一つひとつの意味は知っているのに、まとまった瞬間に意味がわからなくなる表現があります。
“make ends meet” はまさにそのタイプでした。
特に “end” を「終わる」という動詞だけで覚えていると、“ends” が「端・両端」という名詞になっていることに気づきにくいです。
これは日本人学習者にとって、かなり引っかかりやすいポイントだと思います。僕も同じでした。
克服のコツ
こういう表現は、単語を1つずつ日本語に直そうとするより、“make ends meet” をひとかたまりで「やりくりして生活する」と覚えるほうがラクです。
さらに、
It’s hard to make ends meet.
生活をやりくりするのは大変です。
I’m struggling to make ends meet.
なんとか生活をやりくりしています。
のように、実際に使う文ごと声に出して覚えると、単なるイディオム暗記で終わりにくくなります。
「単語の意味は全部知っているのに、全体では意味が取れない」というときほど、無理に直訳せず、フレーズ単位で使ってみるのがおすすめです。
“make ends meet” の意味と使い方
“make ends meet” は、「収入の範囲内でなんとか生活する」「やりくりして生計を立てる」という意味のイディオムです。
特に、お金に余裕があるというより、限られた収入の中で生活費や支払いをなんとかまかなっているニュアンスがあります。
基本の意味|「なんとか生活を成り立たせる」
たとえば、
It’s hard to make ends meet these days.
最近は、生活をやりくりするのが大変です。
と言うと、単に「生活しています」という意味ではありません。
家賃・食費・光熱費などを払いながら、なんとか収支を合わせているようなイメージです。
そのため、“make ends meet” には、少し経済的な厳しさや努力がにじむことが多いです。
“ends” はここでは動詞ではなく名詞
僕自身もここでつまずきましたが、“make ends meet” の ends は「終わる」という動詞ではありません。
ここでは複数形の名詞で、直訳的には「両端」のようなイメージです。
そのため、単語をバラバラに、
- make=作る
- end=終わる
- meet=会う
と考えると、意味がかなり取りにくくなります。
この表現は、“make ends meet” でひとかたまりとして覚えるのがおすすめです。
よく使う形① “It’s hard to make ends meet.”
とてもよく使われるのが、
It’s hard to make ends meet.
生活をやりくりするのは大変です。
という形です。
生活費の上昇や収入の少なさなどについて話すときに自然に使えます。
よく使う形② “struggle to make ends meet”
さらに、少し強めに「かなり苦労している」と伝えたいときは、
struggle to make ends meet
もよく使われます。
Many families are struggling to make ends meet.
多くの家庭が、生活費をやりくりするのに苦労しています。
“hard” よりも、実際にかなり厳しい状況にある感じが出やすいです。
よく使う形③ “have trouble making ends meet”
have trouble making ends meet も自然な表現です。
They’re having trouble making ends meet.
彼らは生活をやりくりするのに苦労しています。
“have trouble + ing” で「〜するのに苦労する」という形なので、会話でも使いやすいです。
カジュアルでもビジネスでも使える?
“make ends meet” は日常会話でよく使いますが、ニュースやビジネス寄りの話題でも自然に使えます。
たとえば、
- 家計
- 物価上昇
- 給料
- 生活費
- 景気
- 従業員の生活負担
など、お金と生活の話題で幅広く使えます。
ただし、会社の会計そのものについて「収支を合わせる」という意味で使うというより、人や家庭の生活について使うことが多い表現です。
「節約する」とは少し違う
“make ends meet” は「節約する」と完全に同じではありません。
節約は、
spend less money
お金をあまり使わない
という行動そのものを表します。
一方、“make ends meet” は、収入と支出をなんとか合わせて生活を維持する結果・状態に注目した表現です。
節約した結果、なんとか “make ends meet” できる、という関係ですね。
関連表現の簡易比較
| 表現 | 主な意味 | ニュアンス・使い分け |
|---|---|---|
| make ends meet | やりくりして生活する | 限られた収入でなんとか生活費をまかなう |
| live within one’s means | 収入の範囲内で生活する | 無理な支出をせず、身の丈に合った生活をする |
| struggle financially | 経済的に苦労する | お金の面で厳しい状態全般を表す |
| get by | なんとかやっていく | お金に限らず、最低限なんとかやっている感覚 |
| stretch one’s budget | 予算を最大限に使う | 限られた予算を工夫して有効活用する |
“make ends meet” は、「お金が厳しい中でも、なんとか生活を成り立たせる」という感覚をつかむと使いやすくなります。
シーン別英会話|“make ends meet” は実際の会話でこう使う
シーン1|友人と生活費の話をしていて
Rent has gone up again. How are you doing these days?
また家賃が上がったね。最近どう?
Honestly, it’s getting harder to make ends meet.
正直、生活をやりくりするのがだんだん大変になってるよ。
Yeah, groceries are getting expensive too.
うん、食料品も高くなってるよね。
自然に使うコツ
“make ends meet” は、家賃・食費・光熱費など、生活費の負担について話す場面と相性がいい表現です。
“hard to make ends meet” の形にすると、「なんとか生活しているけれど余裕がない」という感じが自然に伝わります。
シーン2|仕事を掛け持ちしている理由を話していて
You’ve been working a lot lately.
最近かなり働いてるね。
Yeah. I took a second job just to make ends meet.
うん。生活をなんとか成り立たせるために、仕事をもう1つ始めたんだ。
That sounds exhausting.
それは大変そうだね。
自然に使うコツ
just to make ends meet とすると、「他に余裕を作るためではなく、生活費をまかなうために」というニュアンスが出ます。
副業や仕事の掛け持ちなど、経済的な理由を説明するときにも自然です。
シーン3|景気や物価について職場で話していて
A lot of people seem worried about the rising cost of living.
生活費の上昇を心配している人が多いみたいだね。
Definitely. Some families are struggling to make ends meet.
そうだね。生活をやりくりするのに苦労している家庭もあるよ。
I hope things improve soon.
早く状況が良くなるといいね。
自然に使うコツ
ニュースや仕事の会話では、struggle to make ends meet がよく合います。
個人の家計だけでなく、物価上昇や景気など、社会全体のお金の話題でも使える表現です。
音読しよう
家族について話していて…
友人がアルバイトを2つ掛け持ちしていて…
友人の夫が解雇されてしまったことを他の友人から聞き…
彼らは生活をキープするの大変なのかな?
下積み時代の話をしていて…
ロールプレイ
英文シナリオ
Bob: Hey Sarah, do you want to go out for dinner tonight?
Sarah: I’d love to, Bob, but I’m really trying to make ends meet this month. I had some unexpected expenses come up.
Bob: I understand, Sarah. It’s been a tough month for me as well. How about I cook dinner at my place instead? We can still enjoy a nice evening without spending too much.
Sarah: That sounds like a wonderful idea, Bob! Thank you for being so understanding. It’s important to find ways to enjoy life while still being mindful of our budget.
Bob: Absolutely, Sarah. It’s all about finding that balance. I’m looking forward to it!
和訳
ボブ: ねえ、サラ。今晩、外食しに行かない?
サラ: 行きたいわ、ボブ。でも、今月は本当にやりくりして生活してるの。予期せぬ出費があってね。
ボブ: 分かるよ、サラ。僕にとっても厳しい月だったんだ。それじゃ、僕の家で夕食を作るのはどう?あまりお金をかけずに楽しい夜を過ごせるよ。
サラ: それは素敵なアイデアね、ボブ!理解してくれてありがとう。予算を考えながらも、人生を楽しむ方法を見つけることが大切ね。
ボブ: まったくその通りだよ、サラ。バランスを見つけることが大事なんだ。楽しみにしてるよ!
音声
よくある間違い|“make ends meet” はひとかたまりで覚えよう
“make ends meet” は、単語自体は難しくありません。
でもRYO英会話ジムで日本人学習者の英語を見ていると、こうしたイディオムは、単語を一つずつ日本語に置き換えようとして形を崩してしまうことがあります。
特に気をつけたいポイントを見てみましょう。
NG① “end” を単数にしてしまう
❌ make end meet
⭕ make ends meet
やりくりして生活する
この表現では、ends は必ず複数形です。
僕自身も最初は “end” を「終わる」という動詞として見ていたので、そもそも “ends” が名詞だと捉えられていませんでした。
“make / ends / meet” と一語ずつ理解しようとするより、“make ends meet” という1セットの表現として覚えたほうが使いやすいです。
NG② “to” を入れてしまう
❌ I work two jobs to make ends to meet.
⭕ I work two jobs to make ends meet.
生活をやりくりするために、仕事を2つしています。
日本語から意味を組み立てようとすると、途中に前置詞などを足したくなることがあります。
ただ、make ends meet で完成した形なので、“ends” と “meet” の間に “to” は必要ありません。
NG③ “meet the ends” のように語順を変えてしまう
❌ It’s hard to meet the ends.
⭕ It’s hard to make ends meet.
生活をやりくりするのは大変です。
“meet” を「合わせる」と考えて、自分で英文を組み立て直してしまうと、このような形になりやすいです。
イディオムは普通の英文と違って、単語や語順を自由に入れ替えられないものが多いです。
だからこそ、“make ends meet” はそのまま口から出せる状態にしておくのがおすすめです。
英語は「間違えないこと」より、間違ったあとが大切
僕自身、英語を話し始めたころは何度も間違えてきました。
今回の “make ends meet” も、最初は単語を全部動詞のように見てしまい、
「make、end、meet……何これ?」
という状態でした。
でも英語は、すべて理解してから完璧に話そうとすると、なかなか口から出てきません。
僕自身が繰り返してきたのは、
話す → 間違える → 修正する → もう一度使う
という流れです。
間違えた表現ほど、実際に直してもう一度使うことで記憶に残りやすくなります。
間違えること自体が問題なのではなく、その間違いを次のアウトプットにつなげられるかどうかが大切です。
自分では「自然だ」と思っている英語ほど気づきにくい
独学の難しいところは、自分の英語を自分だけでチェックするのが意外と難しいことです。
文法書を読めば “make ends meet” の意味は理解できます。
でも実際の会話になると、
「ends に s をつけ忘れた」
「余計な前置詞を入れてしまった」
「そもそもフレーズが出てこなかった」
ということは普通に起こります。
特に、ある程度英語を話せるようになると、会話そのものは成立するため、長年使っている細かなクセや不自然な表現がそのまま残りやすくなります。
だからこそ、自分が実際に話した英語を第三者に見てもらい、
「ここは自然」「ここはこう直したほうがいい」
と、その場で修正していくことが重要です。
TOEIC905点でも「話す」となると別だった|ユイさんの事例
ここで紹介したいのが、RYO英会話ジムを受講されたユイさんの事例です。
ユイさんは受講前の時点で、TOEIC905点を取得されていました。
英語の知識そのものは、かなり高いレベルです。
一方で、英会話の実践経験はまだ少なく、過去のオンライン英会話も3ヶ月で終了。外資系企業でメールや資料では英語を使っていましたが、インド人の上司との会話では相手の配慮に頼る部分があり、実際に英語を話す時間も1日10〜15分程度でした。
また、過去に効果を感じた経験から、自分が話した英語を添削してほしいという希望もありました。
つまり、
「英語を知らない」のではなく、「持っている知識を会話で使う経験が足りない」
という状態だったわけです。
実際に取り組んだのは「話した英語をそのままにしない」こと
3ヶ月の短期集中プランでは、
- 短期集中型のアウトプット
- レッスン後の発言内容の可視化・改善
- 実際の業務を想定したロールプレイ
- 進捗に応じたフィードバック
などに取り組みました。
特に大きいのが、実際に自分が発言した英語を見える形にして、そこから改善することです。
ただオンライン英会話で話して終わるのではなく、
話した内容を見る
↓
改善点を知る
↓
修正する
↓
次の会話でもう一度使う
というサイクルを回しています。
その結果、掲載されている評価では、Stage 4からStage 8へ変化。会話への抵抗感が減り、上司や同僚との英語コミュニケーションも自然に増えていったと紹介されています。
ユイさん自身も、3ヶ月後には上司との英語コミュニケーションが目に見えて増えたことで成長を実感したと振り返っています。
▶︎ その他の受講生の声を見る
「知っているのに出てこない」を減らすために
ユイさんのように英語の知識が十分にあっても、知っていることと、会話の中ですぐ使えることは別です。
これは “make ends meet” のようなイディオムでも同じです。
意味を一度読んで、
「なるほど、やりくりして生活するって意味ね」
と理解するだけなら、それほど難しくありません。
難しいのは、実際のお金の話になったときに、
It’s getting harder to make ends meet.
と自然に口から出すことです。
そのためRYO英会話ジムでは、特にアウトプット量と、発言内容の可視化・添削を大切にしています。
たくさん話すことで、「知っているけど出てこない表現」が見えてくる。
そして実際に話した英文を可視化することで、自分では気づかなかった文法・語順・表現のクセも確認できます。
さらに、直された英文を復習して再び使うことで、単なる知識で終わらせず、次の会話につなげていきます。
「なんとなく話せる」で終わるのは、もったいない
ある程度英語を勉強している人ほど、
「意味はわかる」
「読めば理解できる」
という表現は増えていきます。
でも、それがすべて会話で使えるとは限りません。
だからこそ、
実際に話す
→ 間違える
→ 改善する
→ もう一度話す
ところまでやってみてください。
“make ends meet” のようなイディオムも、意味を暗記するだけではなく、自分のお金や生活について1文作って口に出してみるだけで、学び方が変わってきます。
間違えるのは問題ありません。
その間違いを発見して、直して、また使える環境があるかどうかが大切です。
もし本気で英語を変えたい方は、まず無料体験から。
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自分の英語を実際にアウトプットして、「知っている」と「使える」の間にどんな課題があるのか確認してみてください。
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似た英語表現・関連語彙
1. “live within one’s means”|収入の範囲内で生活する
“live within one’s means” は、自分の収入を超えない範囲で生活するという意味です。
“make ends meet” が「なんとか生活費をやりくりする」という、やや厳しい状況を表しやすいのに対して、“live within one’s means” は、無理な支出をせず、身の丈に合った生活をするというニュアンスがあります。
そのため、家計管理やお金の使い方についてアドバイスするときにも自然です。
自然に使うコツ
“means” はここでは「手段」ではなく、収入・経済力という意味です。
特に、
try to live within your means
収入の範囲内で生活するようにする
の形で覚えておくと使いやすいです。
I’m thinking about buying a new car, but it’s pretty expensive.
新しい車を買おうと思ってるんだけど、けっこう高いんだよね。
Maybe you should live within your means and get a used one instead.
無理せず、収入の範囲内で生活して、代わりに中古車にしたほうがいいかもね。
2. “get by”|なんとかやっていく
“get by” は、最低限なんとかやっていくという意味のカジュアルな表現です。
“make ends meet” は主にお金や生活費に焦点がありますが、“get by” はもっと広く、仕事・生活・能力などについても使えます。
お金の話で使えば、「なんとか生活できている」という意味になります。
自然に使うコツ
“get by on + 金額・収入” の形もよく使います。
get by on a small salary
少ない給料でなんとか生活する
のように使えます。
“make ends meet” よりも、少し会話的でやわらかい表現として覚えておくと便利です。
How are you managing with your new salary?
新しい給料で生活はどう?
It’s not much, but I can get by for now.
多くはないけど、今のところはなんとかやっていけるよ。
3. “struggle financially”|経済的に苦労する
“struggle financially” は、経済的に苦しい・お金の面で苦労しているという意味です。
“make ends meet” は「なんとか収支を合わせて生活する」という具体的なイメージがありますが、“struggle financially” は、経済的に厳しい状況そのものを広く表します。
そのため、生活費だけでなく、借金や収入減などを含めて話すときにも使えます。
自然に使うコツ
“struggle” は「苦労する」という意味なので、状況の厳しさをやや強く伝えたいときに向いています。
ニュースや少し真面目な会話でも使いやすい表現です。
I heard business has been slow for them lately.
最近、あの人たちの商売があまりうまくいってないって聞いたよ。
Yeah, they’ve been struggling financially for a while.
うん、しばらく経済的に苦労しているみたいだね。
4. “stretch one’s budget”|限られた予算をうまく使う
“stretch one’s budget” は、限られた予算をできるだけ有効に使うという意味です。
“make ends meet” が「生活そのものをなんとか成り立たせる」という表現なのに対して、“stretch one’s budget” は、予算を工夫して長持ちさせる・最大限活用することに焦点があります。
旅行や買い物、家計管理などで使いやすい表現です。
自然に使うコツ
“stretch” は「伸ばす」という意味なので、限られたお金をできるだけ長く使うイメージで覚えるとわかりやすいです。
“tight budget” と一緒に出てくることも多いです。
How do you travel so often without spending too much?
どうやってそんなに頻繁に旅行してるの?あまりお金も使ってないよね。
I look for cheap flights and try to stretch my budget as much as possible.
安い航空券を探して、できるだけ予算をうまくやりくりしてるよ。
“make ends meet” に近い表現でも、生活をなんとか維持するのか、身の丈に合った生活をするのか、最低限やっていくのか、予算を工夫するのかで使い分けが変わります。
この違いまで押さえておくと、お金や生活についての会話がかなり自然になります。
練習用クイズ|“make ends meet” と関連表現を使い分けよう
第1問
次の会話の( )に最も自然に入る表現はどれ?
A: Rent and food prices have gone up a lot.
B: Yeah, it’s getting harder to( )these days.
A. live within your means
B. make ends meet
C. stretch your budget
D. get by on
正解:B. make ends meet
解説:
家賃や食費が上がり、生活費をなんとかやりくりするのが大変という文脈なので、“make ends meet” が最も自然です。
- A:“live within your means” は「収入の範囲内で生活する」という意味で、家計管理の意識に焦点があります。
- B:正解。「なんとか生活を成り立たせる」という意味です。
- C:“stretch your budget” は「限られた予算をうまく使う」という意味です。
- D:“get by on” は後ろに金額や収入などが必要なので、このままでは文が完成しません。
第2問
“make ends meet” の正しい英文はどれ?
A. I work two jobs to make end meet.
B. I work two jobs to make ends to meet.
C. I work two jobs to make ends meet.
D. I work two jobs to meet the ends.
正解:C. I work two jobs to make ends meet.
解説:
“make ends meet” は語順も含めてひとかたまりのイディオムとして覚えるのがポイントです。
- A:“end” ではなく ends と複数形にします。
- B:“ends” と “meet” の間に “to” は入りません。
- C:正解。「生活をやりくりするために仕事を2つしています」という意味です。
- D:“meet the ends” という形にはしません。
第3問
「無理な買い物をせず、収入の範囲内で生活したほうがいいよ」とアドバイスしたいとき、最も自然なのはどれ?
A. You should live within your means.
B. You should struggle financially.
C. You should make ends meet.
D. You should get by.
正解:A. You should live within your means.
解説:
“live within your means” は「収入の範囲内で生活する」という意味なので、家計管理についてアドバイスするときに自然です。
- A:正解。身の丈に合った生活をする、というニュアンスです。
- B:“struggle financially” は「経済的に苦労する」という意味なので、アドバイスには不自然です。
- C:“make ends meet” は「なんとか生活を成り立たせる」という状態を表します。
- D:“get by” は「なんとかやっていく」という意味ですが、節度ある支出を勧める意味にはなりません。
第4問
「少ない給料だけど、今のところなんとかやっていける」と言いたいとき、最も自然なのはどれ?
A. I can stretch financially for now.
B. I can get by on this salary for now.
C. I can live this budget for now.
D. I can make my budget meet for now.
正解:B. I can get by on this salary for now.
解説:
“get by on + 収入・金額” で「〜でなんとかやっていく」という意味になります。
- A:“stretch financially” という言い方はこの意味では使いません。
- B:正解。「この給料で今のところなんとかやっていける」という意味です。
- C:“live this budget” という形にはしません。
- D:“make my budget meet” は不自然です。“make ends meet” と混同しないようにしましょう。
第5問
旅行費を抑えるために、安い航空券や宿を探して「限られた予算をできるだけ有効に使う」と言いたいとき、最も自然なのはどれ?
A. stretch my budget
B. struggle financially
C. make ends meet
D. live within my means
正解:A. stretch my budget
解説:
“stretch my budget” は「限られた予算をできるだけ有効に使う」という意味です。旅行や買い物など、決まった予算を工夫して使う場面に向いています。
- A:正解。予算を最大限に活用するイメージです。
- B:“struggle financially” は経済的に苦しい状態を表します。
- C:“make ends meet” は生活費をなんとかまかなうという意味です。
- D:“live within my means” は収入以上に使わず生活するという意味で、旅行予算そのものの工夫には焦点がありません。
よくある質問(FAQ)
Q. “make ends meet”とはどういう意味ですか?
A. “make ends meet” は「限られた収入でなんとか生活をやりくりする」という意味です。 家賃や食費などを払いながら、収入と支出をなんとか合わせて生活しているニュアンスがあります。
It’s hard to make ends meet.
(生活をやりくりするのは大変です。)
Q. “make ends meet”の“ends”はどういう意味ですか?
A. “ends” はここでは「終わる」という動詞ではなく、名詞の複数形です。 “make ends meet” 全体で決まったイディオムなので、単語を一つずつ直訳するより「やりくりして生活する」とセットで覚えるのがおすすめです。
Q. “make ends meet”の“ends”にsは必要ですか?
A. はい。正しい形は必ず “make ends meet” で、“end” ではなく “ends” を使います。 イディオムとして形が決まっているため、“make end meet” とは言いません。
I work two jobs to make ends meet.
(生活をやりくりするために仕事を2つしています。)
Q. “make ends meet”の間に“to”は必要ですか?
A. いいえ。“make ends meet” の “ends” と “meet” の間に “to” は入りません。
❌ make ends to meet
⭕ make ends meet
語順も含めて一つのフレーズとして覚えると、会話でも迷いにくくなります。
Q. “make ends meet”はお金がない人だけが使う表現ですか?
A. いいえ。必ずしも「お金がまったくない」という意味ではなく、生活費をまかなうのに余裕がない・工夫が必要な状況で使います。 単に節約しているだけよりも、経済的な厳しさが感じられる表現です。
Q. “make ends meet”と“get by”の違いは何ですか?
A. “make ends meet” は主に生活費のやりくり、“get by” はもっと広く「なんとかやっていく」という意味です。
I can get by on this salary.
(この給料でなんとかやっていけます。)
“get by” はお金以外の状況にも使えます。
Q. “make ends meet”と“live within your means”の違いは何ですか?
A. “make ends meet” は「なんとか生活を成り立たせる」、“live within your means” は「収入を超えない範囲で生活する」という違いがあります。 後者は、無理な支出を避ける家計管理の考え方を表すときにも使えます。
Q. “make ends meet”はビジネス英語でも使えますか?
A. はい。物価、給与、家計、従業員の生活負担などについて話す場面なら、ビジネスやニュースでも自然に使えます。 ただし、会社の会計そのものより、人や家庭の経済状況について使われることが多い表現です。
Q. “make ends meet”を自然に使うには、どんな形を覚えればいいですか?
A. “hard to make ends meet” や “struggle to make ends meet” をセットで覚えると使いやすいです。
Many families are struggling to make ends meet.
(多くの家庭が生活をやりくりするのに苦労しています。)
文ごと声に出すと定着しやすくなります。
Q. “make ends meet”のような表現を、知っているだけでなく実際に話せるようになるには?
A. 実際にアウトプットし、間違いに気づき、修正した表現をもう一度使うことが大切です。 意味を覚えただけでは、会話ですぐ出てこないこともあります。RYO英会話ジムでも、アウトプットと発言の添削を通して、この改善サイクルを重視しています。
まとめ
最後に、今回のポイントを簡単に振り返っておきましょう。
-
- “make ends meet” は「収入の範囲内でなんとか生活をやりくりする」という意味
- “ends” は動詞ではなく名詞の複数形で、表現全体をひとかたまりで覚えるのがコツ
- “hard to make ends meet” や “struggle to make ends meet” の形でよく使われる
- “get by” は「なんとかやっていく」、“live within one’s means” は「収入の範囲内で生活する」という違いがある
- イディオムは単語ごとに直訳するより、実際の文の中で声に出して使うほうが定着しやすい
まずは今日紹介した表現を、実際の会話で1回でも使ってみてください。
知っている表現を「使える英語」に変えていきたい方は、実際にアウトプットするところから始めてみましょう。
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