こんにちは、RYO英会話ジムです。
itsは「それの」という所有を表し、it’sはit isまたはit hasの短縮形です。 迷ったら、it is・it hasに戻せるか確認してみましょう。
The dog wagged its tail.
犬が自分のしっぽを振りました。
It’s been a while.
久しぶりですね。※It has been a while.の短縮形です。
アポストロフィーがあるかどうかで、役割が変わります。それでは、意味と見分け方を、会話や音声で確認していきましょう。
- 1 関連記事
- 2 僕のつまずき|it’sはit isだけだと思っていた
- 3 itsとit’sの意味・使い方
- 4 シーン別英会話
- 5 よくある間違い|「所有なら ’s」に引っ張られない
- 6 音読コーナー|5つの音声で使い分けを確認
- 7 「見ればわかる」を、自分の文でも使えるように
- 8 似た表現・関連表現
- 9 練習クイズ
- 10 よくある質問(FAQ)
- 10.1 Q. itsとit’sの違いは何ですか?
- 10.2 Q. itsとit’sを簡単に見分ける方法はありますか?
- 10.3 Q. なぜ所有のitsにはアポストロフィーがないのですか?
- 10.4 Q. it’sがit hasになるのはどんなときですか?
- 10.5 Q. it’sはit wasの短縮形ですか?
- 10.6 Q. itsとit’sの発音は違いますか?
- 10.7 Q. it’sはビジネスメールで使ってもいいですか?
- 10.8 Q. itsだけで「それのもの」と言えますか?
- 10.9 Q. It’s finished.のit’sはit isですか、it hasですか?
- 10.10 Q. itsとit’sを自分でも使えるようにするには?
- 11 まとめ
関連記事
僕のつまずき|it’sはit isだけだと思っていた
僕は、it’sはit isの短縮形だと思っていて、it hasの短縮形にもなることを知りませんでした。 そのため、It’s been…のような表現で戸惑ったんです。
it isと覚えていると、そのまま当てはめたくなりますよね。でも、It’s been a while.のit’sはit has。同じ見た目でも、後ろの言葉を見る必要があります。
練習のコツ|短縮形をいったん元に戻す
まずは、次の2組を声に出してみてください。
- It’s nice. → It is nice.(いいですね)
- It’s been nice. → It has been nice.(ここまでよい時間でした)
そのあと、its name(その名前)も一緒に書きます。こちらはit is nameにもit has nameにも戻せません。
「音読する→元の形を書く→もう一度短く言う」と、見た目だけで選ぶのを防ぐ練習になります。
itsとit’sの意味・使い方
1. itsは「それの」|名詞の前で使う
its+名詞で、「そのものの〜」「その動物の〜」を表します。
The company changed its name.
その会社は社名を変更しました。
its nameは「その会社の名前」です。物の所有だけでなく、名前・特徴・一部分など、そのものに関係することにも使えます。
Please put it back in its place.
それを元の場所に戻してください。
この文のitは「それを」、itsは「それの」。itが物自体を指し、itsが後ろのplaceと結びついているという違いです。
動物にもitsを使えますが、身近なペットなどにはhe・sheやhis・herを使うこともあります。「動物なら必ずit」と決めつける必要はありません。
2. it’sはit isの短縮形
It’s cold today.
今日は寒いですね。
これはIt is cold today.を短くした形です。it isをひとまとまりにしたのがit’s、と考えましょう。
It’s raining outside.
外は雨が降っています。
こちらはIt is raining outside.です。isの後ろは、形容詞だけでなく、a good ideaのような名詞のまとまりや、rainingのような形も続きます。
It’s a good idea.
それはいい考えですね。
そのため、「後ろに名詞があるからits」とだけ覚えると間違えます。 its nameなのか、It’s a good idea.なのか、文全体で確認しましょう。
3. it’sはit hasの短縮形にもなる
It’s been a busy week.
今週は忙しい一週間でした。
元の形はIt has been a busy week.です。ここでは、過去から今までを振り返る現在完了のhasが短くなっています。
It’s already started.
もう始まっています。
イベントなどを指して、It has already started.を短くしています。hasの後ろに来るbeen・startedなどは「過去分詞」と呼ばれる形です。
ただし、hasがあれば何でもit’sにできるわけではありません。
It has a long tail.
それは長いしっぽを持っています。
この「持っている」のhasを、It’s a long tail.にすると「それは長いしっぽです」という別の文になります。まずはIt’s been…=It has been…をひとまとまりで押さえると、整理しやすいですよ。
4. it’sはit wasの短縮形ではない
It’s nice talking to you.
お話しできて嬉しいです。
このit’sはit isです。別れ際に使っても、it wasが短くなったわけではありません。
会話が終わったことを過去形で振り返りたいなら、次のように言えます。
It was nice talking to you.
お話しできてよかったです。
日本語訳の「よかった」だけを見て、it’sをit wasと判断しないようにしましょう。
似た形の簡単な比較
| 表現 | 主な意味・役割 | 見分けるポイント |
|---|---|---|
| its | それの・そのものの | its nameなど、名詞につながる |
| it’s | it is/it hasの短縮形 | 元の2語に戻して文が成り立つか確認 |
| the dog’s | その犬の | 名詞の所有にはアポストロフィーを使う |
| its own | それ自身の・独自の | 所有の意味を強める。アポストロフィーなし |
| it has | それは持っている/現在完了の形 | 意味と後ろの形によって、短縮できるかが変わる |
シーン別英会話
1. 職場で|会社の変更点を伝える
会社紹介の資料を確認している場面です。
これが会社の新しいロゴですか。
はい。その会社は先月、自社のロゴを変更しました。
今はずっとシンプルですね。
自然に使うコツ: 会社を繰り返し書きたくないときは、the company’s logoをits logoにできます。一方、ロゴの印象を述べるIt’s much simpler.はIt is…に戻せます。
2. 友人との再会で|久しぶりだと伝える
しばらく会っていなかった友人との会話です。
やあ、アイヴァン! 久しぶりだね。
本当だね! 元気にしてた。
元気だよ。また会えて嬉しいよ。
自然に使うコツ: 最初のIt’sはIt has、最後のIt’sはIt isです。同じ会話でも両方出てきます。返答のIt has!は「本当に時間がたったね」と、前の内容を受けています。
3. 自宅で|ペットの様子を話す
友人の犬を見ながら話している場面です。
どうして犬はあのボウルのそばにいるの。
お腹がすいているんだ。その犬のごはんはキッチンにあるよ。
持ってくるね。
自然に使うコツ: It’s hungry.は状態の説明、its foodは「誰のごはんか」の説明です。声に出すだけでなく、2文を書いてみるとつづりの違いも確認できます。
よくある間違い|「所有なら ’s」に引っ張られない
NG① 「その会社の」をit’sで書く
NG:The company changed it’s name.
自然な形:The company changed its name.
その会社は社名を変更しました。
the company’s nameは正しくても、itに言い換えた所有の形はitsです。hisやherと同じように、所有を表す形として覚えましょう。
NG② It’s been…をIt is been…に戻す
NG:It is been a while.
自然な形:It has been a while. / It’s been a while.
久しぶりですね。
この文では、beenと組み合わせるのはhasです。it’s=it isだけという覚え方から、一歩広げるポイントですね。
NG③ 「持っている」のhasを、そのまま ’sにする
言いたい意味とずれる形:It’s a long tail.
「長いしっぽを持っている」なら:It has a long tail.
それは長いしっぽを持っています。
It’s a long tail.自体は、「それは長いしっぽです」という意味なら正しい文です。間違いかどうかだけでなく、自分が伝えたい内容になっているかも確認しましょう。
NG④ 所有のitsを、名詞なしで単独で使う
NG:That bowl is its.
自然な形:That’s its bowl.
あれが、その犬のボウルです。
「私のもの」のmineと同じ感覚で、itsを単独では使いません。its bowlのように名詞と組み合わせるか、That bowl belongs to the dog.(あのボウルはその犬のものです)と説明します。
音読コーナー|5つの音声で使い分けを確認
まず音声を聞き、英文を声に出してみましょう。そのあと、itsなら「何の〜か」、it’sなら「it isとit hasのどちらか」を確認します。音だけではitsとit’sのつづりを区別できないので、一度書いてみるのもおすすめです。
1. its place:「それの場所」
Please put it back in its place.
それを元の場所に戻してください。
itsはplaceにつながり、「それの場所」を表しています。it is placeやit has placeに戻す文ではありません。
2. 名詞の所有とitsを比べる
This is the dog’s food.
これはその犬のごはんです。
練習用英文では、元の掲載文「This is dog’s food.」にtheを補っています。その犬のものと特定する文ならthe dog’s food、犬用の食べ物ならdog foodです。
同じ犬をitで受けるなら、This is its food.(これはその犬のごはんです)。こちらのitsにはアポストロフィーを付けません。
3. it’s=it is
It’s a great day, isn’t it?
今日はいい日ですね。
It is a great day.に戻せます。天気や、その日がよい日だという感想を伝える表現です。
4. it’s=it has
It’s been a while.
久しぶりですね。
It has been a while.に戻します。beenを手がかりに、hasと結びつけて声に出してみてください。
5. nice talkingのit’sもit is
It’s nice talking to you.
お話しできて嬉しいです。
It is nice talking to you.の短縮形です。会話を振り返って「よかったです」と過去形で言うなら、It was nice talking to you.となります。it’sをit wasの短縮形とは考えません。
「見ればわかる」を、自分の文でも使えるように
itsとit’sは同じ発音なので、会話中にはつづりの迷いが表に出ないこともあります。一方、メールに書こうとすると「どちらだったかな」と止まりやすい組み合わせです。
そんなときは、一文話す→書いてみる→元の形を確認する→修正して使い直すという練習が役立ちます。声に出す練習と、書いて確かめる練習をつなげてみましょう。
受講生の事例|マサヤさんが、細かなミスを見直して発言への自信につなげるまで
マサヤさんは、TOEIC850点を取得していた一方、スピーキングの実力に自信がなく、細かなミスや不自然な表現を直したくても指摘してもらえないことに課題を感じていました。ロンドンで勤務し、仕事では英語のメールや会議に接する環境でした。
受講中は、毎日1時間のレッスン時間を確保し、ロールプレイやフィードバックを通じて、文法の細かなミスや表現を見直しました。
ご本人は、英語を話すことへの抵抗が減り、単語や表現がスムーズに口から出てくるようになったと振り返っています。実際に話す時間を取り、その内容を改善する積み重ねが、自信につながった事例です。
詳しくは、受講生の成果・体験談ページのマサヤさんの事例をご覧ください。
自分では見逃しやすい部分を、見える形にする
RYO英会話ジムでは、発言内容の可視化・添削を通して、「何となく通じた」で終わらせず、自分がどう話したかを確認します。そこから一人ひとりの課題に合わせて練習し、修正した文を再び使うことを大切にしています。
たとえばit’sを見てit isしか思い浮かばないなら、It’s been…を含む自分の一文を作ってみる。所有の形が曖昧なら、its nameやits own…を使って説明する。このように、迷うところを絞って練習できます。
「なんとなく話せる」から、もう一歩進みたいときほど、小さな気づきが練習の入口になります。知識を増やすだけでなく、実際に使って、直して、もう一度使っていきましょう。
もし本気で英語を変えたい方は、まず無料体験から。
似た表現・関連表現
1. the dog’s…|その犬の〜
名詞+’sは、その人・動物などの所有や関係を表します。itsと意味が近くても、名詞を使うか、代わりにitで受けるかで、つづりのルールが違います。
誰のものかを初めて説明するときはthe dog’s bowl、何の話か明確になったあとはits bowlと書けます。
これはその犬のボウルですか。
はい。その犬のボウルをドアのそばに置いてください。
自然に使うコツ: itsは犬以外にも会社・機械などに使えます。ただし、複数の犬ならtheir bowlsのように、何を指しているかに合わせて形を変えます。
2. its own…|それ自身の〜・独自の〜
its own+名詞は、「ほかのもののではなく、そのもの自身の」という意味を強めます。itsだけでも所有を表せますが、ownを足すと、専用・独自であることを伝えやすくなります。
会社独自のルールや、機器専用のアプリなどを説明する場面で便利です。
カメラにこのアプリを使えるの。
ううん。そのカメラには専用のアプリがあるんだ。
自然に使うコツ: ownがあっても所有のitsは変わりません。its own appのまとまりで覚えましょう。
3. it has…|持っている/これまでに〜している
it hasは、it’sを元に戻すときに重要な形です。ただし、hasの役割によって、後ろに続く形が変わります。
It has a timer.なら「タイマーが付いている」という機能の説明。It has stopped.なら「止まってしまった」という現在完了です。後者はIt’s stopped.と短くできます。
このヒーターにはタイマーが付いているの。
うん、タイマーが付いているよ。もう自動で電源が切れたところだ。
自然に使うコツ: 上のIt’s already turned…はIt has already turned…です。機能を説明するIt has a timer.を、そのままIt’s a timer.にしないようにしましょう。後者は「それはタイマーです」という意味になります。
練習クイズ
第1問|会社の名前を説明する
空欄に入るのはどれですか。
The company changed( )name last year.
その会社は昨年、社名を変更しました。
A. it’s
B. its
C. it
D. it is
「その会社の名前」なのでits nameです。AとDはit is nameとなり、この文では使えません。Cのitだけでは、nameの前で「それの」という所有を表せません。
第2問|It’s been…を元に戻す
It’s been a busy week.のIt’sを元に戻すと、どれになりますか。
A. It is
B. It was
C. It has
D. Its
It has been a busy week.で「今週は忙しい一週間でした」。AではIt is beenとなり、この文では不適切です。Bのwasをit’sと短縮するわけではありません。Dは所有の形で、短縮を元に戻した形ではありません。
第3問|「持っている」を表す
「その犬は長いしっぽを持っています」を表す文はどれですか。
A. It’s a long tail.
B. Its a long tail.
C. It has a long tail.
D. It is a long tail.
hasで「持っている」と説明します。AとDは「それは長いしっぽです」となり、言いたい意味が違います。Bのitsは所有の形なので、この文の動詞にはなりません。
第4問|専用のアプリについて話す
空欄に入る形はどれですか。
The camera has( )own app.
そのカメラには専用のアプリがあります。
A. it’s
B. it is
C. it has
D. its
its own appで「そのカメラ専用のアプリ」です。A・Bは文の途中にit isが入り、Cはit hasが入るため、この文の形ではつながりません。ownの前にも、所有を表すitsを使います。
よくある質問(FAQ)
Q. itsとit’sの違いは何ですか?
A. itsは「それの」という所有、it’sはit isまたはit hasの短縮形です。 its nameなら「その名前」、It’s cold.なら「寒いですね」。見た目は似ていますが、名詞につながる所有の形なのか、主語と動詞を短くした形なのかが違います。
Q. itsとit’sを簡単に見分ける方法はありますか?
A. it isかit hasに戻して、文が成り立つかを確認しましょう。 It’s raining.はIt is raining.に戻せます。一方、its nameはit is nameにはできません。「それの〜」を表したいならitsです。前後の言葉も含めて判断します。
Q. なぜ所有のitsにはアポストロフィーがないのですか?
A. itsは、hisやherと同じく、所有を表す形として使われるためです。 the dog’s tailは「その犬のしっぽ」ですが、itで受けるとits tailになります。「所有なら全部 ’sを付ける」ではなく、名詞と代名詞で形が違うと整理しましょう。
Q. it’sがit hasになるのはどんなときですか?
A. It’s been…など、hasが現在完了を作るときに使えます。 It’s been a while.はIt has been a while.で「久しぶりですね」。ただし、It has a tail.の「持っている」をIt’s a tail.にすると、別の意味になってしまいます。
Q. it’sはit wasの短縮形ですか?
A. いいえ、通常の英語ではit isまたはit hasの短縮形です。 It’s nice talking to you.は「お話しできて嬉しいです」。過去形で「お話しできてよかったです」と振り返るなら、It was nice talking to you.と表現します。
Q. itsとit’sの発音は違いますか?
A. どちらも同じ/ɪts/という発音です。 音を変えて区別するわけではなく、its nameやIt’s nice.のように、前後の言葉で意味がわかります。会話練習だけではつづりの違いを確認しにくいので、短い文を書いて確かめるのも役立ちます。
Q. it’sはビジネスメールで使ってもいいですか?
A. はい、相手との関係や文面に合っていれば使えます。 It’s ready.は「準備できています」。仕事のメールだから一律に禁止、というわけではありません。改まった文書や文体の指定がある場合は、It is/It hasと省略しない形を選びましょう。
Q. itsだけで「それのもの」と言えますか?
A. 通常は、its bowlのように名詞と組み合わせます。 That’s its bowl.なら「あれがその犬のボウルです」。mineと同じ感覚でThat bowl is its.とはしません。誰のものかを説明するなら、the dog’s bowlのように言い直す方法もあります。
Q. It’s finished.のit’sはit isですか、it hasですか?
A. 文脈によって両方の可能性があります。 It is finished.なら「完成した状態です」、It has finished.なら「それが終わりました」という読み方ができます。finishedだけを見て決めず、何について、どんな状況を述べているかを確認しましょう。
Q. itsとit’sを自分でも使えるようにするには?
A. 一文話して書き、元の形を確認してから使い直す練習がおすすめです。 it is/it hasに戻せるか、所有なら後ろの名詞につながるかを見直します。RYO英会話ジムでも、アウトプットと添削を通して、自分では気づきにくい部分を改善します。
まとめ
- its=「それの」。its name、its own appのように使う。
- it’s=it isまたはit has。it wasの短縮形ではない。
- It’s been…はIt has been…に戻して確認する。
- 「持っている」のhasを、何でもit’sにできるわけではない。
- 音は同じなので、書くときは文全体を見直す。
まずは、身近な物についてitsを使った一文と、It’s been…で始まる一文を作ってみてください。元の形まで確認できれば、見分ける練習になります。































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