こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
英語の発音って、ネイティブにとっては自然なものですが、学習者にとっては意外とハードルが高いですよね。特に、「単語と単語がつながって聞こえる」いわゆるリエゾン(音のつながり)は、英語をスムーズに話せるようになるための大事なポイントです。
たとえば、「at the」や「at that」といったフレーズ。これらは日常会話やビジネスシーンでよく使われる表現ですが、ネイティブの発音をしっかり身につけることで、リスニング力とスピーキング力がグンとアップします。
それでは、さっそく一緒に見ていきましょう!
実は私も失敗しました…「at the」が通じなかった話
英語を学び始めたばかりの頃、ネイティブの同僚に
「I’ll meet you at the station(駅で会おう)」
と言ったつもりだったんです。
でも、相手の反応は「…Where?(どこで?)」ときょとん顔。
あとで気づいたのは、「at the」が完全に「アット・ザ」って感じで不自然に区切られていて、しかも「the」の発音も「ザ」じゃなくて「ジ」になってたということ。結果、まったく通じなかったんです。
ネイティブにとっては、「アッザ」っていう自然な流れじゃないと、意外とピンとこないこともあるんだと実感しました。
それ以来、リエゾンの大切さを痛感し、
「at the」は必ず“アッザ”って口で言えるように意識して練習しています(笑)
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ネイティブがよく使うリエゾン表現を詳しく解説しています。
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「at the」と「at that」のネイティブ発音とそのコツ
ネイティブの発音では、「at the」や「at that」の 「t」の音がポイントになります。この「t」は、ただはっきり言うのではなく、次の単語につながるように自然に発音されるんです。
たとえば、
- 「at the」は「アット・ザ」というより、「アッ・ザ」と聞こえます。
→ 「t」のあとに軽く止まる感じがあり、そのまま「th」の音につながっていきます。 - 「at that」は、まるで「アッザット」のように、一つの単語のようにスムーズに聞こえることもあります。
→ ここでも「t」と「th」の音が溶け合うような感覚です。
このように自然に発音するコツは、単語ごとに区切らず、フレーズ全体をひとつの音の流れとしてとらえることです。
聞き取るときのポイント
ネイティブが話すスピードだと、「at the」や「at that」はかなり短く・曖昧に発音されることが多いです。
- 特に「t」の音がはっきり聞こえず、ストップ音(喉で止めるような音)になることもあります。
- そのため、音だけに頼らず、文脈から意味をつかむ力も大切です。
また、発音を練習する際は、
- ゆっくり・正確に発音する
- 徐々にスピードを上げていく
というステップで練習すると、自然な発音に近づけますよ。
音声を聴いてみよう
マイクとリョウの会話を見てみましょう。
- at the
海辺で…
あの星(たち)を見て!あんなの見たことないよ。
- at that
朝10時ごろ何をしていたのか聞かれて…
そのときバスを待っていました。
- at this
売ってくれるのか聞くと…
「アッザ」「アッダ」「アッディス」って、聞き取れましたか?
いかがでしたか?
思っていた通りに聞き取れましたか?
実はこの3つ、リズミカルに・ラップっぽく繰り返すと、けっこう覚えやすいんです(笑)
ちょっと一緒に言ってみましょう!
👉「アッザ」「アッダ」「アッディス」
👉もう一回!「アッザ」「アッダ」「アッディス」
どうでしょう?だんだん耳と口が慣れてきませんか?
すでに気づいた方もいると思いますが、この3つはそれぞれ:
- “at the” → アッザ
- “at that” → アッダ
- “at this” → アッディス
の発音です。ポイントは、“at”の「t」の音が抜け落ちているというところ!
なぜかというと、“t”の後に「th」や「thに近い音」が来ると、発音が自然にスムーズになるように、「t」が発音されなくなることがあるんです。これがネイティブの話し方なんですね。
「at」の「a」の音にも注目!
さらにもう一つポイント。
“at”の「a」の音にも気をつけてみましょう。
日本語の「ア」とはちょっと違って、口を「エ」の形にしながら「ア」と発音するのがコツです。
たとえば、以下のようなイメージです:
- 「ア」←✕(日本語のアの口)
- 「エ」の口で「ア」←◎
この発音を意識しながら、もう一度、先ほどのフレーズをゆっくり・はっきり音読してみましょう!
発音は「わかる」だけじゃなく「使う」ことで身につく!
リエゾンなどの発音テクニックは、知識として理解するだけでは不十分です。
本当に大事なのは、実際に声に出してアウトプットし、間違えながら学ぶこと。
でも、一人だと「これで合ってるのかな?」「通じてるのかな?」と不安になりますよね。
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🎤 リエゾン練習フレーズ
🟠 at the(アッザ)
- I’ll meet you at the station.
→(駅で会おうね) - Look at the sky!
→(空を見て!) - She’s waiting at the door.
→(彼女はドアのところで待ってるよ)
🔵 at that(アッダ)
- I was surprised at that moment.
→(その瞬間、びっくりした) - Don’t look at that guy.
→(あの人のこと見ないで) - He smiled at that comment.
→(そのコメントに彼は笑った)
🟢 at this(アッディス)
- Look at this picture.
→(この写真見て) - I’m not good at this game.
→(このゲーム、得意じゃないんだ) - She laughed at this joke.
→(このジョークに彼女は笑った)
✅ 練習のポイント
- 最初はゆっくり・ハッキリ言ってみましょう。
- 慣れてきたら、リズムに乗せて自然にスピードアップ!
- 鏡を見ながら、口の動きや舌の位置をチェックするのもおすすめです!
真似してみよう
それでは、”at”の”a”の音と”t”が抜け落ちることを意識して、マイクが紹介する例文を音読してみましょう!
バスケットボールの試合でチームメイトがダンクシュートをして…
愛車を見て欲しくて…
この車を見て。
電話で…
空港まで迎えにくよ。
✅ 合わせて覚えたい!ネイティブっぽく聞こえるリエゾン表現
リエゾンとは、単語と単語がなめらかにつながって発音される現象のこと。
英語を自然に話すうえで、欠かせないポイントです!
ここでは、特に日常会話でよく使われる2つのリエゾン表現を紹介します👇
① For it →「フォリット」
【基本形】
「for it」は本来「フォー・イット」と発音しますが、ネイティブはよく「フォリット」のようにつなげて言います。
【発音のコツ】
- 「for」のrの音をしっかり響かせる
- そのままスムーズに「it」の「i」に移行
- 区切らず、一つの単語のように発音するのがポイント!
👉 例:I’ll do it for it. → アイル・ドゥー・イット・フォリット
② And the →「アンザ」
【基本形】
「and the」は本来「アンド・ザ」ですが、ネイティブはサラッと「アンザ」と発音します。
【発音のコツ】
- 「and」の「d」音をやわらかくして、すぐに「the」の「th」へ
- 舌の位置を素早く「th」に切り替える意識を持つ
- 二つの単語を一つの音の流れとして繋げる感覚が大切!
👉 例:He took the pen and the notebook. → ヒー・トゥック・ザ・ペン・アンザ・ノートブック
🎧 一緒に声に出して練習しよう!
「フォリット」「アンザ」など、実際に声に出してみることで、
口が自然とネイティブのリズムを覚えていきます。
リズムに乗せて、ラップっぽく繰り返すのもオススメですよ(笑)
✅ 今日のまとめ
- 「at the」「at that」「at this」などの発音は、ネイティブの会話では 「アッザ」「アッダ」「アッディス」のように聞こえる。
- これはリエゾン(音のつながり)が起きているためで、「t」の音が抜けたり、次の音に溶け込んだりする。
- 自然な発音を身につけるには、単語を1つずつではなく、フレーズ全体を1つの流れとして発音する意識が大切。
- 発音練習は、ゆっくり・正確に → 少しずつスピードアップが効果的!
- 「アット・ザ」では通じないこともあるので、ネイティブのリズムに近づける意識を持とう!
とても面白く便利だと思います!ありがとう!とてもよかったです。
Thank you very much for saying so! I hope this article helped you well.