こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
「want」と「won’t」、英語で聞くと一瞬どっちか分からなくなることはありませんか?
例えば、
I want to be there.
そこにいたい。
と、
I won’t be there.
そこには行かない・いないでしょう。
では、意味がほぼ反対になります。
それなのに、会話ではどちらも「ウォン…」のように聞こえて、
「今wantって言った? won’t?」
となりやすいんですよね。
僕自身も、英語を実際に使い始めた頃は、こうしたスペルでは簡単なのに、音になると聞き分けにくい単語によく引っかかりました。
ただ、wantとwon’tは実際には同じ発音ではありません。
一番大きな違いは母音です。
- want:アメリカ英語では /wɑnt/ に近い音
- won’t:/woʊnt/ のように「オウ」と動く音
さらに実際の会話では、
音だけでなく、その後ろに何が続くか
を見るとかなり判断しやすくなります。
この記事では、wantとwon’tの発音の違いから、会話での聞き分け方、want to → wannaまで、実際の音声を使いながら解説します。
- 1 まずwantとwon'tを聞き分けてみよう
- 2 wantとwon'tの発音の違いは「母音」にある
- 3 最後のtは「発音しない」のではなく、弱く聞こえることがある
- 4 wantとwon'tが聞き取れないときは「後ろの形」を見る
- 5 want toがwannaになると、won'tとの違いはむしろ分かりやすい
- 6 「wantとwon'tが聞き分けられない=リスニング力が低い」ではない
- 7 僕がwant / won'tを練習するならこの順番
- 8 音読でwantとwon'tを聞き分けられる耳を作ろう
- 9 wantとwon'tの聞き分け練習
- 10 want / won'tで特に聞き間違えやすい会話パターン
- 11 まとめ|wantとwon'tは「t」より母音と文脈で聞き分ける
- 12 wantに関連する記事
まずwantとwon’tを聞き分けてみよう
まずは説明を読む前に、実際の音を聞いてみてください。
次の2つは、
- I won’t be there.
- I want to be there.
のどちらかです。
どちらがwantで、どちらがwon’tか分かりましたか?
答えは最後でもう一度確認します。
wantとwon’tの発音の違いは「母音」にある
wantとwon’tを聞き分けるとき、まず注目したいのが真ん中の母音です。
日本語ではどちらも「ウォント」のように表記されることがありますが、英語では母音がかなり違います。
wantは「ワント/ウォント」に近い短い母音
アメリカ英語のwantは、一般的に
/wɑnt/
のように発音されます。
日本語で無理に近づけるなら、
「ワント」「ウォント」
あたりに聞こえることがあります。
ただし、カタカナはあくまで聞こえ方の目安です。
大切なのは、
won’tのように「オ→ウ」と母音が動かない
ことです。
なお、イギリス英語ではwantの母音が /wɒnt/ に近くなるなど、アクセントによる違いもあります。
そのため、
「wantは必ずこのカタカナ」
と覚えるより、実際の音声を何度も聞いて、自分の耳に登録する方がおすすめです。
won’tは「オウ」と母音が動く
一方、won’tはアメリカ英語では一般的に、
/woʊnt/
です。
ポイントは、
/oʊ/ の部分で音が「オ→ウ」のように動くこと。
日本語で近づけるなら、
「ウォウント」
のように聞こえることがあります。
wantと比べると、
- want:母音が比較的まっすぐ
- won’t:「オウ」のように母音が動く
という違いを意識すると聞き分けやすくなります。
最後のtは「発音しない」のではなく、弱く聞こえることがある
旧記事では、
「wantもwon’tもtは発音しない」
と説明していましたが、これは少し修正が必要です。
実際には、wantやwon’tの最後の /t/ は存在します。
ただし自然な会話では、
- はっきり破裂させない
- 弱くなる
- 次の音とつながる
- 話者やアクセントによって聞こえ方が変わる
ことがあります。
そのため日本人の耳には、
「tが消えた」ように感じることがある
という理解の方が正確です。
単語だけでも聞いてみましょう。
want
won’t
リスニングでは、
最後のtだけを頼りにwant / won’tを判断しない
ことがかなり重要です。
wantとwon’tが聞き取れないときは「後ろの形」を見る
実際の会話では、母音だけを毎回分析している余裕はありません。
そこで僕自身も役立ったのが、
音+文の形+意味
で判断することです。
英語のリスニングは、すべての音を100%拾ってから意味を考えているわけではありません。
前後の単語や文法、状況から予測することもかなり重要です。
wantとwon’tなら、その後ろを見ると違いがかなり分かりやすくなります。
won’t + 動詞の原形
won’tはwill notの短縮形なので、その後ろには基本的に動詞の原形が続きます。
友人と喧嘩して……
won’tの直後にtalkという動詞が来ています。
一方、wantにはいくつか形があります。
- want + 名詞:I want coffee.
- want to + 動詞:I want to go.
- want + 人 + to + 動詞:I want you to come.
特に会話でよく出るのが、
want to + 動詞
です。
暇なときに……
映画が見たいな。
なので、
I won’t watch…
見るつもりはない
と、
I want to watch…
見たい
では、音だけでなく後ろの構造も違います。
want toがwannaになると、won’tとの違いはむしろ分かりやすい
want toはカジュアルな会話では、
wanna
のように発音されることがあります。
例えば、
この場合、
- I won’t go…
- I wanna go…
ではリズムもかなり違うので、慣れてくると判断しやすくなります。
ただし、wannaはいつでもwantを置き換えられるわけではありません。
基本的には、
want to + 動詞
が会話で短くなったものです。
例えば、
I want coffee.
を
I wanna coffee.
とは通常言いません。
「wantとwon’tが聞き分けられない=リスニング力が低い」ではない
ここは英語学習者にかなり伝えておきたいところです。
wantとwon’tを聞き分けにくいからといって、
自分はリスニングが苦手だ
と落ち込む必要はありません。
英語の会話では、
- 音が弱くなる
- 単語同士がつながる
- 子音がはっきり聞こえない
- アクセントによって母音が変わる
- 話すスピードによって聞こえ方が変わる
ことが普通にあります。
僕自身も、英語を勉強していた頃、
文字で見れば絶対に分かる単語なのに、音になると分からない
という経験を何度もしました。
そこで分かったのが、
「単語の意味を知っている」と「その単語の実際の音を知っている」は別
だということです。
wantとwon’tも、
文字だけで覚えるのではなく、
音を聞く → 自分でも発音する → 文の中で聞く
を繰り返すと、少しずつ区別しやすくなります。
僕がwant / won’tを練習するならこの順番
昔の僕は、「正しい発音ができれば自動的に聞き取れる」と考えることもありました。
今はもう少しシンプルに、
聞くことと話すことをセットにする
のがおすすめだと思っています。
まず、
want → won’t
を交互に聞いて、母音の違いを確認します。
次に、自分でも、
want / won’t / want / won’t
と何度か発音します。
そのあと文章にします。
I want to go.
行きたい。
I won’t go.
行かない。
最後に文字を見ずに音だけ聞きます。
つまり、
文字を見る → 音を聞く → 自分で真似する → 文で聞く → 文字なしで聞く
という流れです。
僕自身、20代の頃はCD教材を使って、音を聞いて真似したり、音声に重ねたり、自分の声を録音したりする練習をかなりやりました。
こういう「知っているスペル」と「実際の音」をつなぐ練習は、want / won’tだけでなく、英語全体のリスニングにも役立ちます。
音読でwantとwon’tを聞き分けられる耳を作ろう
それでは、実際の文章で練習してみましょう。
最初は母音の違いを意識しつつ、慣れてきたら一文全体のリズムで言ってみてください。
パーティーに参加するか聞かれて……
お腹が減って……
食べたい。
またお皿を割ってしまい……
もうしないよ。
仕事終わりに……
wantとwon’tの聞き分け練習
次の文章を声に出して読んでみましょう。
- I want to go to the beach this weekend.
今週末、ビーチに行きたい。 - She won’t be able to join us tomorrow.
彼女は明日参加できないでしょう。 - They want a new car.
彼らは新しい車が欲しい。 - He won’t accept the offer.
彼はそのオファーを受けないでしょう。 - Do you want some coffee?
コーヒーはいりますか? - We won’t give up.
僕たちは諦めない。 - Does he want to watch a movie?
彼は映画を見たいの? - You won’t regret it.
後悔しないよ。
練習するときは、want / won’tを必要以上にカタカナへ変換するより、
まずモデル音声を聞いて、その音をそのまま真似する
のがおすすめです。
自分の声をスマホで録音し、音声と聞き比べるのもかなり使えます。
want / won’tで特に聞き間違えやすい会話パターン
単語だけよりも、実際には文章の中で迷うことが多いです。
特に比較しておきたいのが、
I want to go.
行きたい。
と、
I won’t go.
行かない。
です。
意味はほぼ反対ですが、実際の会話では、
I want to go. → I wanna go.
のようにwant toが短くなることがあります。
そのため、単語の一音一音ではなく、
- 母音
- 後ろに続く単語
- 文のリズム
- 会話の意味
をまとめて聞くことがポイントです。
また、
Won’t you ~?
では、/t/ と次の /j/ が影響して「ウォウンチュ」のように聞こえることがあります。
例えば、
Won’t you come with us?
一緒に来ませんか?
のような形です。
一方、
Want to come with us?
一緒に来たい?/一緒に来る?
では、want toがかなり弱くなり、
「ワナ」
のように聞こえることがあります。
この2つは同じ音になるわけではありませんが、
知っているスペル通りに音が並ばない
という意味では、英語学習者が混乱しやすいポイントです。
まとめ|wantとwon’tは「t」より母音と文脈で聞き分ける
wantとwon’tは、スペルも音も似ているため、日本人英語学習者には聞き分けにくい単語です。
ただ、同じ発音ではありません。
まず覚えておきたいのは、
- want:/wɑnt/ に近い。母音は比較的まっすぐ
- won’t:/woʊnt/。「オウ」と母音が動く
- 最後のt:消えると決めつけず、弱く・はっきり破裂しないことがある
- won’t:後ろに動詞の原形が続く
- want:want + 名詞、want to + 動詞などで使う
- want to:カジュアルな会話ではwannaになることがある
です。
そして、リスニングでは、
一つの音だけを完璧に聞き取ろうとしないこと。
母音、後ろに続く語、文法、文脈まで使えば、かなり判断しやすくなります。
僕自身も、英語を使い始めた頃は、
「知っている単語なのに聞こえない」
ということが何度もありました。
でも、
文字を見る → 音を聞く → 自分で真似する → 文の中で聞く
を繰り返すと、少しずつ「本当の音」が耳に登録されていきます。
wantとwon’tも、まずは単語だけで完璧にしようとせず、今回の例文を何度か聞いて、そのまま声に出してみてください。
ちなみに冒頭の問題の答えは、
1つ目が I won’t be there.
2つ目が I want to be there.
でした。
wantに関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございました。
wantとwon’tのように、文字で見ると簡単なのに会話になると聞き取れない英語はたくさんあります。
そういうときこそ、「自分の耳が悪い」と考えるのではなく、まだ実際の音が頭の中の英語と結びついていないだけと考えてみてください。
それでは、See you around!

































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