こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
英語を読んでいて、
「接続詞もないのに、急に主語+動詞が続いている」
と感じたことはありませんか?
今回、生徒さんからこんな質問をいただきました。
He’s applying for a driver’s license, and he’s upset about all the things he has to do.
この中の、
all the things he has to do
がどういう構造なのか分からない、というご相談です。
たしかに一見すると、
things のあとにいきなり he has to do が続いていて、接続詞がないように見えます。
でも実はここでは、
目的格の関係代名詞 that / which が省略されています。
つまり、
all the things (that) he has to do
彼がしなければならないすべてのこと
という意味です。
この記事では、
- なぜ接続詞なしで he has to do が続くのか
- 関係代名詞 that / which が省略できる条件
- have to do の意味
- 5文型でどう考えるか
- 目的格と主格の関係代名詞の違い
まで、できるだけシンプルに整理します。
- 1 まず結論|thingsのあとにはthat / whichが省略されている
- 2 文を2つに分けると一気に分かりやすい
- 3 関係代名詞that / whichはなぜ省略できる?
- 4 関係代名詞を省略できない場合もある
- 5 関係代名詞の省略は「後ろがSVならOK」だけで覚えない方がいい
- 6 have to doの意味|to doは単独で「すること」ではない
- 7 5文型で見るとどうなる?
- 8 「接続詞がないのにSVが続く」と感じたら関係代名詞を疑う
- 9 目的格の関係代名詞を見抜く簡単な方法
- 10 関係代名詞that・which・whoはどう使い分ける?
- 11 英語を読むときに5文型だけで考えすぎない方がいい理由
- 12 まとめ|things he has to doは「関係代名詞の省略」
- 13 allに関連する記事
まず結論|thingsのあとにはthat / whichが省略されている
問題の文はこちらです。
He’s applying for a driver’s license, and he’s upset about all the things he has to do.
注目するのは、
all the things he has to do
です。
この部分は、実際には、
all the things that he has to do
または、
all the things which he has to do
と考えられます。
意味は、
「彼がしなければならないすべてのこと」
です。
つまり、
接続詞がないのではなく、関係代名詞が省略されている
ということです。
文を2つに分けると一気に分かりやすい
関係代名詞が分かりにくいときは、いったん文を2つに戻して考えるとかなり分かりやすいです。
例えば、
He has to do all the things.
彼はすべてのことをしなければならない。
という文があります。
ここで、
all the things
を前に出して説明すると、
all the things that he has to do
になります。
つまり、
the things
を、
he has to do
が後ろから説明している形です。
日本語では、
「彼がしなければならない」+「こと」
という順番なので比較的自然ですが、
英語では、
things + 関係代名詞節
という並びになるため、慣れていないと途中で迷いやすいです。
関係代名詞that / whichはなぜ省略できる?
ポイントは、
that / which が目的語になっているから
です。
もとの文をもう一度見ると、
He has to do all the things.
ですね。
この中で、
all the things
は do の目的語です。
つまり、
do what?
何をするの?
に対する答えが、
all the things
です。
関係代名詞にすると、
all the things that he has to do
となり、この that がもともとの目的語の位置を担当しています。
このように、
関係代名詞が目的語になっている場合は、省略できることがあります。
だから、
all the things he has to do
でも問題ありません。
関係代名詞を省略できない場合もある
一方で、関係代名詞が主語になっている場合は省略できません。
例えば、
That is a word which is often used in daily conversation.
それは日常会話でよく使われる単語です。
この文では、
which is often used…
の which が主語です。
つまり、
which is used
で、
「その単語が使われる」
という構造です。
ここで which を消して、
× That is a word is often used in daily conversation.
とはできません。
なぜなら、
is often used の主語がなくなってしまう
からです。
関係代名詞の省略は「後ろがSVならOK」だけで覚えない方がいい
関係代名詞の省略について、
「後ろに主語+動詞が来たら省略できる」
と説明されることがあります。
これは学習上の目安としては便利です。
たしかに、
the things (that) he has to do
では、
that の後ろに、
he + has
という主語+動詞が来ています。
でも本質的には、
その関係代名詞が目的格かどうか
を見る方が理解しやすいです。
例えば、
The book (that) I bought was expensive.
私が買った本は高かった。
も同じです。
もとの文は、
I bought the book.
で、the book は bought の目的語です。
だから、
the book that I bought
の that は省略できます。
have to doの意味|to doは単独で「すること」ではない
次に、
he has to do
について整理します。
ここで注意したいのは、
to doだけを切り離して「すること」と考えない方がいい
ということです。
この文では、
have to + 動詞の原形
で、
「〜しなければならない」
というまとまりです。
例えば、
I have to work tomorrow.
明日は仕事をしなければならない。
She has to leave early.
彼女は早く帰らなければならない。
です。
なので、
he has to do
は、
「彼はしなければならない」
という意味になります。
ただし、
何をしなければならないのか
という目的語が必要です。
その目的語が、
all the things
です。
5文型で見るとどうなる?
今回の質問では、
「SVOやSVCなどの5文型に当てはめてもよく分からない」
という点もありました。
これはかなり自然な疑問です。
関係代名詞が入ると、もとの語順が変わるので、文型だけで見ようとすると急に難しく感じます。
まず、もとの文を考えます。
He has to do all the things.
ざっくり見ると、
- He = S
- has to do = V
- all the things = O
という形で考えると分かりやすいです。
つまり、
SVO
です。
ところが関係代名詞を使うと、
all the things (that) he has to do
のように目的語が前に出ます。
そのため、
he has to do
だけを見ると、
「doの目的語がない」
ように見えます。
でも実際には、
前にある all the things が、その目的語の役割
をしています。
「接続詞がないのにSVが続く」と感じたら関係代名詞を疑う
英語を読んでいて、
「名詞のあとに、急に主語+動詞が続いた」
と感じたら、関係代名詞が省略されている可能性があります。
例えば、
The movie I watched yesterday was great.
では、
The movie (that) I watched yesterday
です。
意味は、
昨日私が見た映画
です。
また、
The person I met was very kind.
は、
The person (who/that) I met
です。
意味は、
私が会った人
です。
このように、
名詞+主語+動詞
という並びが出てきたら、
「関係代名詞が省略されているかも」
と考えると読みやすくなります。
目的格の関係代名詞を見抜く簡単な方法
僕なら、次の順番で考えます。
まず、
後ろの文だけで意味が完成しているか
を見ます。
例えば、
he has to do
だけだと、
「何をdoするの?」
となります。
つまり目的語が足りません。
その足りないものが、
前の all the things
です。
同じように、
I bought
だけだと、
「何を買ったの?」
となります。
そこで、
the book (that) I bought
なら、
the book が目的語だと分かります。
この感覚がつくと、
関係代名詞を文法用語だけで覚えるより、かなり読みやすくなります。
関係代名詞that・which・whoはどう使い分ける?
ここも検索でよく混乱しやすいところなので、簡単に整理します。
基本的には、
- who:人
- which:物・こと
- that:人・物のどちらにも使えることがある
と考えると分かりやすいです。
例えば、
The person who I met…
The book which I bought…
The book that I bought…
のように使えます。
ただし、実際の会話では目的格の関係代名詞はかなり省略されます。
なので、
The person I met…
The book I bought…
のような形をよく見かけます。
英語を読むときに5文型だけで考えすぎない方がいい理由
5文型は、英文の基本構造を理解するのにかなり便利です。
ただ、
すべての英文をそのまま5文型に当てはめようとすると、逆に分かりにくくなることがあります。
特に、
- 関係代名詞
- 分詞
- 不定詞
- 接触節
などが入ると、語順が少し複雑になります。
そんなときは、
まず元のシンプルな文に戻す
のがおすすめです。
今回なら、
all the things he has to do
を見て、
He has to do all the things.
に戻す。
これだけで構造がかなり見えやすくなります。
まとめ|things he has to doは「関係代名詞の省略」
今回の文、
He’s applying for a driver’s license, and he’s upset about all the things he has to do.
で分かりにくいのは、
all the things he has to do
の部分です。
実際には、
all the things (that/which) he has to do
で、
「彼がしなければならないすべてのこと」
という意味です。
ポイントは、
- that / which が省略されている
- 省略されている関係代名詞は目的語
- he has to do の目的語は all the things
- have to + 動詞で「〜しなければならない」
- 主格の関係代名詞は基本的に省略できない
ということです。
また、
名詞のあとにいきなり主語+動詞が続いたら、関係代名詞の省略を疑う
と覚えておくと、長い英文がかなり読みやすくなります。
僕自身も英語を勉強していた頃は、文型だけで全部理解しようとして途中で混乱することがありました。
でも、
「元の簡単な文に戻す」
ようにすると、関係代名詞はかなり理解しやすくなります。
allに関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございました。
英文を読んでいて「接続詞がないのに、なぜここに主語+動詞が来るの?」と感じたら、まず関係代名詞の省略をチェックしてみてください。
それでは、See you around!































コメントを残す