こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
日本のパスポートは「世界最強クラス」とよく言われます。
でも、
「そもそも何が強いの?」
「2026年現在、日本は世界何位?」
「ビザなしで行ける国が多いと、何がすごいの?」
と思ったことはないでしょうか。
僕自身、日本に住んでいた頃はパスポートの「強さ」なんて考えたこともありませんでした。
それが海外で長く生活し、オーストラリアやフィリピンなどでさまざまな国籍の人と接するようになって、考え方がかなり変わりました。
特に印象に残っているのが、フィリピン人の同僚から、
「日本人はいいよね。いろいろな国へ簡単に行けるから」
と言われたことです。
日本人にとって「パスポートを持って飛行機に乗れば海外へ行ける」という感覚は普通かもしれません。
でも、国籍が変わると、同じ国へ旅行するだけでもビザ申請、書類、費用、審査が必要になることがあります。
この記事では2026年現在の最新情報をもとに、
- 日本のパスポートは世界何位なのか
- 「188の渡航先へ行ける」の意味
- ビザとは何なのか
- ビザ免除・到着時ビザ・ETA・eVisaの違い
- なぜ日本のパスポートは強いのか
- 海外生活で僕が実感した「パスポート格差」
- 日本人のパスポート保有率
まで分かりやすく解説します。
- 1 2026年、日本のパスポートは世界2位
- 2 「188カ国ビザなし」は正確には少し違う
- 3 そもそもビザとは?パスポートとの違い
- 4 ビザ不要・ETA・ESTA・eVisaは何が違う?
- 5 なぜ日本のパスポートは「強い」のか?
- 6 2018年は世界1位だった|順位は毎年変わる
- 7 海外へ出るまで、僕は日本のパスポートの価値を知らなかった
- 8 オーストラリアでパスポートを盗まれた経験
- 9 フィリピンで感じた「パスポートによる移動格差」
- 10 日本とフィリピンのパスポートではどれくらい違う?
- 11 「日本人に生まれただけで有利」と感じた瞬間
- 12 日本人のパスポート保有率は現在どれくらい?
- 13 2025年から日本のパスポートも変わった
- 14 日本のパスポートなら、海外旅行は何も調べなくていい?
- 15 海外旅行初心者ほど知ってほしい「パスポートの強さ」
- 16 英語ができると「強いパスポート」をさらに活かせる
- 17 まとめ|日本のパスポートは2026年も世界トップクラス
- 18 ビザに関連する記事
2026年、日本のパスポートは世界2位
2026年10月現在、Henley Passport Indexで日本のパスポートは世界2位です。
日本のパスポートで、事前に通常のビザを取得せずアクセスできる渡航先は188あります。
現在の1位はシンガポールで、日本は韓国、UAEと並んで2位グループに入っています。
つまり日本のパスポートは、
現在も世界トップクラスの移動自由度を持つパスポート
ということになります。
「188カ国ビザなし」は正確には少し違う
ここは、昔の僕の記事でも少し大雑把に書いていたところです。
Henley Passport Indexの「188」という数字は、
188カ国すべてへ、何の手続きもせず入国できる
という意味ではありません。
このランキングでは、
- ビザ不要
- 到着時ビザ(Visa on Arrival)
- Visitor Permit
- ETAなどの電子渡航認証
で渡航できる場合も「事前ビザ不要」のアクセスとしてカウントされます。
逆に、出発前にeVisaなどの政府承認を取得する必要がある場合は、Henleyのスコアでは通常の「visa-free access」には含まれません。
そのため、
「日本のパスポートなら188の渡航先へ事前ビザなしでアクセスできる」
と理解するのが一番正確です。
そもそもビザとは?パスポートとの違い
海外旅行初心者だと、
「パスポートとビザって何が違うの?」
と思うことがあります。
昔の僕も最初に「Visa」と聞いたとき、クレジットカードのVISAを思い浮かべました(笑)。
簡単に整理すると、
パスポート=自分の国が発行する、国籍・身分を証明する渡航文書
です。
一方ビザは、渡航先の国が、
「この条件で入国を申請することができます」
という形で発給する査証です。
ここで重要なのは、
ビザを持っている=必ず入国できる、ではない
ということです。
最終的に入国できるかどうかは、空港や港などで行われる入国審査で決まります。
ビザ不要・ETA・ESTA・eVisaは何が違う?
海外旅行を調べていると、
「ビザはいらないけどESTAが必要」
「ETAを取ってください」
「eVisaが必要」
など、似たような言葉が出てきます。
大まかには次のように考えると分かりやすいです。
- ビザ免除:一定条件・期間なら通常のビザ申請が不要
- ETA・ESTA:渡航前にオンラインで行う電子渡航認証
- Visa on Arrival:到着後に空港などで取得するビザ
- eVisa:出発前にオンラインで申請・取得する電子ビザ
つまり、
「ビザなし」と書いてあるから、何の手続きも必要ないとは限りません。
航空券を購入する前に、渡航先政府や外務省などの最新情報を確認することが重要です。
なぜ日本のパスポートは「強い」のか?
よく、
「日本のパスポートが強いのは、日本が世界から信用されているから」
と言われます。
方向性としては間違いではありませんが、実際にはもう少し複雑です。
各国がビザ免除を認めるかどうかには、
- 二国間の外交関係
- 不法滞在・不法就労などのリスク
- 治安・安全保障
- 経済関係
- 観光・人的交流
- 相互主義
など、さまざまな要素が関係します。
なので、
「ビザなしの国が多い=その国の人間が信用されている」
と単純化するのは避けた方がいいと思います。
ただ、日本国籍の人が非常に多くの地域へ事前ビザなしで渡航できること自体は、外交・経済・人的交流を長年積み重ねてきた結果の一つと言えます。
2018年は世界1位だった|順位は毎年変わる
この記事を最初に書いた2018年頃、日本のパスポートはHenley Passport Indexで世界トップクラスとなり、その後しばらく1位になった時期がありました。
だから以前の記事では、
「日本のパスポートは世界ナンバー1」
と紹介していました。
でもパスポートランキングは固定ではありません。
ビザ免除協定や各国の入国制度が変われば、アクセスできる渡航先も変わります。
現在の2026年版では、日本は1位ではなく2位です。
ただし、それでも世界最高水準であることには変わりありません。
海外へ出るまで、僕は日本のパスポートの価値を知らなかった
僕が日本のパスポートについて本気で考えるようになったのは、日本にいたときではありません。
海外へ出てからです。
日本で暮らしていた頃は、
「海外旅行へ行きたければパスポートを取ればいい」
くらいにしか思っていませんでした。
でも、いろいろな国籍の人と生活するようになると、それがすべての人にとって当たり前ではないと知りました。
オーストラリアでパスポートを盗まれた経験
オーストラリアに住んでいた頃、僕は複数人に襲われ、財布や携帯電話などと一緒にパスポートも盗まれたことがあります。
幸い、ケガは大きなものではありませんでした。
当時の僕は、
「財布やスマホは分かるけど、どうしてパスポートまで?」
と思いました。
周囲の人から、
「日本のパスポートはたくさんの国へ行けるから価値がある」
という話を聞き、そこで初めて日本のパスポートの強さを意識しました。
もちろん、僕のパスポートが日本のものだったから盗まれたのかは分かりません。
ただ、この経験をきっかけに、
パスポートは単なる旅行用の冊子ではなく、自分の国籍と国境を越える権利に直結する重要な身分証明書
だと強く感じるようになりました。
フィリピンで感じた「パスポートによる移動格差」
さらに強く実感したのが、フィリピンで働いていたときです。
僕にはたくさんのフィリピン人の同僚や友人がいました。
旅行の話になると、
「日本人はいいよね」
「ビザを取らなくても行ける国が多いから羨ましい」
と言われることがありました。
僕自身はそれまで、
「行きたい国があれば航空券を買う」
という感覚でした。
でも友人によっては、
- ビザ申請をする
- 銀行残高を証明する
- 雇用関係を証明する
- 旅行日程を提出する
- 申請料を払う
- 審査結果を待つ
といった手続きが必要になることがあります。
同じ場所へ旅行するだけなのに、
持っているパスポートによって、出発前のハードルが全然違う。
これは国際社会の中で暮らしてみて、初めて実感したことでした。
日本とフィリピンのパスポートではどれくらい違う?
2026年現在のHenley Passport Indexでは、日本は世界2位で、事前ビザなしでアクセスできる渡航先は188です。
一方、フィリピンのパスポートは日本よりアクセスできる地域が少なくなっています。
僕は国際結婚をしているので、この差はただのランキングではありません。
夫婦で同じ場所へ旅行したくても、
僕は簡単に行けるのに、妻には事前の手続きが必要
ということが起こり得ます。
「夫婦なのだから同じように旅行できる」
とは限らないんです。
国際結婚をしてから、パスポートランキングを単なる雑学として見なくなりました。
「日本人に生まれただけで有利」と感じた瞬間
昔の記事でも書きましたが、ここは今でも考え方が大きく変わっていません。
僕が何か努力して日本のパスポートを手に入れたわけではありません。
たまたま日本に生まれただけです。
それだけで、多くの国へ比較的簡単に旅行できる。
一方で、別の国に生まれた友人は、同じ旅行をするために書類を集め、審査を受け、お金を払う。
海外で生活するようになって、
国籍によって「世界への行きやすさ」に大きな差がある
ことを初めて現実として感じました。
だから、日本のパスポートが世界2位だから「日本すごい」で終わるのではなく、
自分がかなり移動しやすい立場にいる
ことを知っておくのは大切だと思っています。
日本人のパスポート保有率は現在どれくらい?
昔の記事では、
「日本人のパスポート保有率は24%」
と紹介していました。
現在はこの数字も変わっています。
外務省によると、2025年末時点の有効な日本国旅券は約2,282万冊です。
日本の人口規模と単純比較すると、おおよそ2割弱という水準になります。
もちろん、有効旅券数と「日本国内に住む日本人の人数」を単純に割った数字は厳密な保有率ではありません。海外在住の日本人や、一人あたりの旅券状況などもあるためです。
それでも、
世界トップクラスのパスポートを持てる国でありながら、実際に有効なパスポートを持っている人は日本人全体の一部
という状況は興味深いと思います。
2025年から日本のパスポートも変わった
これからパスポートを取得する人なら、もう一つ知っておきたい変化があります。
2025年3月24日から、偽造・変造対策を強化した「2025年旅券」の発給が始まりました。
顔写真ページがプラスチック製になり、写真や情報をレーザーで印字・印画するなど、以前よりセキュリティ対策が強化されています。
また現在は、新規申請・切替申請ともにマイナポータルからオンライン申請ができるようになっています。
2025年3月24日以降のオンライン申請利用率は約44%まで上がっています。
昔と比べると、パスポートを取得する手続き自体もかなり変わりました。
日本のパスポートなら、海外旅行は何も調べなくていい?
これは絶対に違います。
パスポートランキングが高くても、渡航先によって条件は違います。
例えば、
- パスポートの残存有効期間
- ETAなどの事前登録
- 往復・出国航空券
- 滞在可能日数
- 入国目的
- 乗り継ぎ条件
などが求められることがあります。
また、入国条件は変更されます。
だから、
「日本人だからビザなしでしょ」
と過去の旅行情報だけで判断しないことが大切です。
旅行前には、外務省、渡航先政府、大使館・領事館、航空会社などの最新情報を確認してください。
海外旅行初心者ほど知ってほしい「パスポートの強さ」
僕は英語学習を始めたことで海外へ行くようになりました。
最初は、
「英語を話せるようになりたい」
という気持ちが中心でした。
でも実際に海外へ出てみると、
英語だけではなく、
- 国籍
- パスポート
- ビザ
- 移民制度
- 働く権利
- 住む権利
など、「国境」が人生に与える影響を知るようになりました。
英語が話せると世界が広がります。
でも、
英語が話せる=すべての国境を自由に越えられる
というわけではありません。
だからこそ、日本のパスポートが持つ移動の自由度は、海外へ出るほど実感するものだと思います。
英語ができると「強いパスポート」をさらに活かせる
僕は日本のパスポートの価値を知ったことで、
「海外へ行けるなら、もっと行ってみたい」
と思うようになりました。
そこに英語が加わると、さらに選択肢が広がります。
例えば、
海外旅行だけでなく、
- 現地の人と話す
- 海外で働く
- 留学する
- 海外で友人を作る
- 国際結婚する
- 海外の情報を直接取る
こともできるようになります。
パスポートは国境を越えるためのもの。
英語は、
その国境を越えた先で、人とつながるための道具
だと僕は思っています。
まとめ|日本のパスポートは2026年も世界トップクラス
2026年現在、日本のパスポートはHenley Passport Indexで世界2位です。
事前に通常のビザを取得せずアクセスできる渡航先は188あり、現在も世界最高水準です。
ただ、
「188カ国へ完全に手続きなしで行ける」わけではありません。
ETA、到着時ビザ、入国条件などは渡航先によって違います。
そして、僕が海外生活を通して強く感じたのは、ランキングそのものより、
パスポートによって世界へのアクセスに大きな差がある
ということです。
日本にいた頃の僕は、それを知りませんでした。
オーストラリアでパスポートを盗まれ、フィリピン人の友人や同僚と旅行やビザについて話し、国際結婚も経験したことで、ようやくその意味が分かるようになりました。
日本のパスポートを持っているなら、一度はその自由度を使って海外へ出てみてほしいと思います。
英語を勉強している人ならなおさらです。
英語を学ぶだけでなく、実際に英語を使う場所へ行く。
そこから得られるものは、単語や文法以上に大きいと僕自身は感じています。
ビザに関連する記事
※パスポートランキング、査証免除、ETA、eVisaなどの条件は変更されることがあります。海外へ渡航する際は、必ず外務省、渡航先政府、大使館・総領事館、航空会社などの最新情報をご確認ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、See you around!

































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