こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は似てるけど違う”wake up”と”get up”の違いとその使い方についてお話します。この記事を読めば今日より少し英語力がアップするかと思います。それではまいりましょう。
目次
違い
“Wake up”と”get up”は両方とも朝のルーチンや日常生活における行動を表す英語のフレーズですが、意味合いには大きな違いがあります。
- Wake upは「目を覚ます」ことを意味します。これは睡眠から覚醒する状態を指し、目が覚めて意識が戻ることを表しますが、必ずしもベッドから身体を起こしたり、活動を開始したりすることを意味するわけではありません。
- Get upは「起き上がる」や「ベッドから出る」ことを意味します。これは物理的な行動を伴い、ベッドや寝ていた場所から実際に立ち上がって、日常活動を開始することを指します。
簡単に言えば、「wake up」は精神的または意識的な覚醒の瞬間を、「get up」はその後の身体的な行動、つまり実際に立ち上がって活動を開始することを指します。したがって、一般的には人々は先に「wake up」(目を覚ます)し、その後に「get up」(起き上がる)というプロセスを経ます。
例えば目が覚めたあとに、起き上がらずベットでゴロゴロなんかしていれば、get upとは言わないんです。なぜならまだ起き上がっていない状態だからですね。そんな時は、何時に起きたのか聞かれれば確実に”I woke up at 7.”のように言うべきでしょう。また目覚めたと同時にベットから起き上がった場合は、get upを使うとよいです。
発音ワンポイント
get up atやwake up atの発音については、カタカナ英語だと「ゲットアップアット」と言いますが、英語では普通の速さで「ゲラッパ」のような音になります。またwake up atも「ウェイクアップアット」ではなく「ウェィカッパ」のような音になります。ポイントはtの発音が弱くなることで最終的に音が変化するということになります。
例文
今日は何時に起きたのか聞かれて…
何時にいつも起きるのか聞かれて…
8時に起きるんだけど、6時半には目覚めてるね。
その他使用例
Get Up
英文:I usually get up at 7:00 a.m. to prepare for work.
和訳:私は通常、仕事の準備のために午前7時に起き上がります。
Wake Up
英文:I wake up at 6:30 a.m., but I stay in bed for a few minutes before getting up.
和訳:私は午前6時30分に目を覚ましますが、起き上がる前に数分間ベッドにとどまります。
これらの例文は、「get up」が物理的にベッドから起き上がり、日々の活動を開始する行動を、「wake up」が目覚めて意識が戻る瞬間をそれぞれどのように示しているかを明確にしています。
wake 人 up
意味
“Wake someone up”は「誰かを起こす」または「誰かの眠りを妨げて覚醒させる」という意味です。このフレーズは、ある人が別の人を睡眠状態から意識的な覚醒状態へと移行させる行為を指します。これは、声をかける、体を軽く揺さぶる、アラームを鳴らすなど、さまざまな方法で行われることがあります。この表現は、寝ている人を優しく起こす場合にも、急を要する状況で強制的に覚醒させる場合にも使われます。
例文
やっと赤ちゃんが寝たが、夫が電話で会社の人と大きめの声で話出して…
静かにして、そうしないと赤ちゃん起こしちゃうわよ。
お昼休みに仮眠したくて同僚に…
- 英文:Please don’t wake me up early tomorrow; I need to catch up on some sleep.和訳:明日は早く起こさないでください。睡眠を取り戻す必要があります。
- 英文:The loud noise outside was enough to wake everyone up in the middle of the night.和訳:外の大きな騒音で、夜中にみんな目を覚ましました。
- 英文:I have to wake my kids up at 7:00 a.m. every day to get them ready for school.和訳:毎日午前7時に子供たちを起こして、学校の準備をさせなければなりません。
関連するイディオム
Get up on the wrong side of the bed
このイディオムは、誰かが機嫌が悪いか、一日中ひどい気分でいることを意味します。文字通りには、ベッドの「間違った側」から起き上がることを意味していますが、実際にはその人の気分や態度に関連しています。
- 英文:He’s been grumpy all day; he must have gotten up on the wrong side of the bed.
- 和訳:彼は一日中機嫌が悪い。ベッドの間違った側から起きたに違いない。
Wake up and smell the coffee
現実を直視することや、状況の真実を認識するようにという意味で使われるイディオムです。直訳すると「目を覚ましてコーヒーの香りを嗅げ」となりますが、ここでの「コーヒー」は目の前の現実や真実を象徴しています。
- 英文:You need to wake up and smell the coffee; the project is not going as planned.
- 和訳:現実を直視する必要があるよ; プロジェクトは計画通りに進んでいない。
Wake-up call
文字通りには「目覚ましの呼び出し」を意味しますが、イディオムとしては人生で重要な警告や現実に気づかせる出来事を指します。何かを変える必要があることに気づくきっかけとなる状況や事件を表します。
- 英文:The health scare was a wake-up call for him to start exercising and eating right.
- 和訳:その健康問題は、彼が運動を始め、正しく食事をするための警鐘でした。
関連英単語
「wake up」や「get up」に関連する英単語とその意味をいくつか紹介します。これらの単語は目覚めや起床に関連した活動や状態を表現するのに役立ちます。
- Alarm Clock (アラーム時計) – あらかじめ設定した時刻に音や光で使用者を起こす時計。
- Snooze (スヌーズ機能) – アラーム時計や携帯電話などの目覚まし機能で、アラームを一時的に停止し、数分後に再度鳴るようにする機能。
- Sleepy (眠い) – 眠気を感じている状態。
- Drowsy (眠気がある) – 強い眠気を感じるか、半睡眠状態にあること。
- Nap (昼寝) – 短時間の睡眠、特に日中にとる休息。
- Bedtime (就寝時間) – 寝るためにベッドに行く時間。
- Insomnia (不眠症) – 眠れないこと、または睡眠の質が悪いこと。
- Oversleep (寝過ごす) – 起きる予定の時間よりも長く寝てしまうこと。
- Sleep in (寝坊する) – 通常よりも遅くまで寝ること、特に意図せずに。
- Morning person/Night owl (朝型人間/夜型人間) – 朝早くに活動的になる人を朝型人間、夜遅くまで活動的な人を夜型人間と呼びます。
「起きる」に関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が似てるけど違う”wake up”と”get up”の違いとその使い方でした。それではSee you around!
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