こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
「フィリピンで現地採用として働きたいけど、英語はどのくらい話せればいい?」
「TOEIC600点くらいあれば就職できる?」
「英語があまり話せなくても、日本人向けの仕事なら大丈夫?」
フィリピン就職を考えている方なら、このあたりはかなり気になると思います。
結論からいうと、フィリピン現地採用に必要な英語力は、職種によってかなり違います。
日本人顧客だけを担当する仕事であれば、英語力がそれほど高くなくても応募できる求人があります。
一方で、
- フィリピン人スタッフをマネジメントする
- 現地企業へ営業する
- 海外クライアントを担当する
- 会議やプレゼンを英語で行う
- 管理職・事業責任者として働く
といった仕事になると、日常英会話ではなくビジネスで使える英語力が必要になります。
僕自身、フィリピン・マニラの日系企業で合計7年弱働きました。
現地では、日本人スタッフだけでなく多くのフィリピン人スタッフと一緒に働き、採用にも関わった経験があります。
その経験から感じるのは、
フィリピン就職ではTOEICの点数以上に「英語を使って仕事を進められるか」が重要
ということです。
この記事では、
- フィリピン現地採用に必要な英語力
- TOEICなら何点くらいが目安か
- 英語が話せなくても就職できるのか
- 職種別に必要になる英語レベル
- フィリピン人スタッフとの仕事で必要な英語
- 就職前にどんな英語を勉強すればいいのか
を、実際にフィリピンで働いた経験をもとに解説します。
- 1 結論|TOEIC600点前後が一つの目安。でも「話せるか」の方が重要
- 2 英語が話せなくてもフィリピンで就職できる?
- 3 フィリピン現地採用でTOEICは何点必要?
- 4 職種によって必要な英語力はかなり違う
- 5 なぜフィリピンでは英語力が重要なのか?
- 6 僕がフィリピンで働いて感じた「本当に必要な英語力」
- 7 フィリピン人の英語力は全員同じではない
- 8 フィリピン就職前に伸ばすべき英語はこの5つ
- 9 フィリピン就職では「完璧な英語」より積極性が重要
- 10 タガログ語は必要?英語だけでも働ける
- 11 フィリピンで仕事を探す方法
- 12 フィリピン現地採用の英語力についてよくある質問
- 13 まとめ|フィリピン現地採用ではTOEICより「仕事を進められる英語力」を
結論|TOEIC600点前後が一つの目安。でも「話せるか」の方が重要
まず結論からいうと、フィリピン現地採用を目指すなら、
TOEIC600点前後の英語知識+簡単な仕事のやり取りができるスピーキング力
が一つのスタートラインになります。
ただし、これは「TOEIC600点以上なければ就職できない」という意味ではありません。
現在のフィリピン向け日本人求人を見ると、
- 語学力不問
- 日常英会話レベル
- 英語力を活かせる仕事
- ビジネス英語が必要な仕事
までかなり幅があります。
そのため、
「フィリピンで働くにはTOEIC○点必要」と一律に決めることはできません。
ただ、現地で働き始めてから困らないことを考えるなら、僕なら最低でもCEFR A2〜B1程度、できればB1以上を目指します。
つまり、
「英語で簡単な会話ができる」
だけでなく、
仕事の状況を説明したり、自分の意見を伝えたり、分からないことを質問できるレベル
です。
英語が話せなくてもフィリピンで就職できる?
できます。
実際、日本人向けの求人の中には、英語力をそれほど重視しない仕事もあります。
例えば、
- 日本人顧客へのカスタマーサポート
- 日本市場向け営業
- 日本企業との窓口業務
- 日本語を使うBPO業務
- 日本人向け飲食・サービス関連
などです。
日本語ネイティブであること自体に価値があるため、英語が完璧でなくても採用される可能性があります。
ただし、
「採用されること」と「現地で仕事をスムーズにできること」は別です。
会社に入れば、同僚、人事、経理、ドライバー、IT担当者など、フィリピン人スタッフと英語で話す場面が出てきます。
仕事以外でも、
- コンドミニアム
- 銀行
- 病院
- 役所
- 携帯電話会社
などで英語を使います。
そのため、たとえ「語学力不問」の求人に入ったとしても、英語はできた方が圧倒的に生活しやすいです。
フィリピン現地採用でTOEICは何点必要?
TOEICについても、明確な基準はありません。
僕なら次のように考えます。
| TOEICの目安 | フィリピン就職でのイメージ |
|---|---|
| 〜500点 | 日本語中心の仕事なら可能性あり。ただし現地スタッフとの会話で苦労しやすい |
| 500〜600点 | 基本的な英語の土台あり。簡単な日常会話を練習しておきたい |
| 600〜700点 | 現地採用を目指す一つの目安。実践会話力があれば仕事の幅が広がる |
| 700〜800点 | 英語を使う営業・管理・調整業務にも挑戦しやすくなる |
| 800点以上 | 知識面ではかなり有利。あとは会議・交渉・プレゼンなど実践力が重要 |
ただし、繰り返しになりますが、
TOEIC700点だから仕事で英語が使える、とは限りません。
TOEIC L&Rでは、スピーキングそのものは測りません。
僕自身、英語コーチとして多くの日本人を見てきましたが、TOEIC800〜900点台でも、とっさに英語が出てこない人は珍しくありません。
逆にTOEICをほとんど勉強していなくても、海外で毎日英語を使っている人の方が仕事ではスムーズに話せることがあります。
フィリピン就職では、
TOEICは「英語の基礎力」、スピーキングは「仕事で使えるか」
と分けて考えると分かりやすいです。
職種によって必要な英語力はかなり違う
フィリピンで必要になる英語力は、仕事内容によって大きく変わります。
日本人顧客中心の仕事|初級〜日常英会話レベル
日本人向けのカスタマーサポートや営業などでは、仕事そのものは日本語中心になる場合があります。
この場合、英語は、
- 社内の簡単な連絡
- 同僚との日常会話
- 人事・総務とのやり取り
ができれば対応できるケースもあります。
英語初心者が海外勤務へ挑戦する入口としては比較的入りやすい仕事です。
日系企業の営業|日常英会話〜中級
日系企業向けの営業でも、社内ではフィリピン人スタッフと英語を使います。
例えば、
“Could you prepare the quotation?”
“The client would like to change the delivery date.”
“Can you follow up with them?”
といった指示・確認が日常的に発生します。
そのため、仕事上の簡単な依頼・報告・相談が英語でできることが必要になります。
ローカルスタッフのマネジメント|中級以上
フィリピン人スタッフを部下として持つ場合、英語力の重要度は一気に上がります。
ただ指示するだけではありません。
- 仕事を説明する
- ミスの原因を確認する
- 改善点を伝える
- フィードバックする
- モチベーションを管理する
- トラブルを解決する
必要があります。
このレベルになると、
「英語で話せる」ではなく「英語で人を動かせる」
ことが求められます。
外資系・海外顧客対応|中上級〜ビジネスレベル
海外顧客や外資系企業を相手にする場合は、
- 英語会議
- プレゼン
- 交渉
- メール
- レポート
- 問題解決
まで英語で行う可能性があります。
このレベルになると、TOEICの点数より、
ビジネスの内容を英語で正確に説明できること
が重要です。
なぜフィリピンでは英語力が重要なのか?
フィリピンでは、フィリピノ語と英語が公用語として使われています。
ビジネスの現場では英語が非常に広く使われています。
特にマニラやマカティ、BGC、セブなどのオフィスでは、英語を使って働くフィリピン人は珍しくありません。
2025年版のEF English Proficiency Indexでも、フィリピンは世界的に見て英語力が高い国のグループに入っています。
そのため、フィリピンで働く日本人の場合、
「相手が自分の英語に合わせてくれる環境」とは限りません。
むしろ会議では、フィリピン人同士がかなり速い英語で話すこともあります。
ここは、日本でオンライン英会話をしているときとの大きな違いです。
僕がフィリピンで働いて感じた「本当に必要な英語力」
僕はマニラの日系企業で合計7年弱働きました。
そこで感じたのは、
文法を間違えないことより「仕事を止めない英語力」の方が重要
ということです。
例えば相手の話が分からなかったら、
“Sorry, what do you mean by that?”
と聞く。
認識が合っているか不安なら、
“So, just to confirm, you mean …?”
と確認する。
問題が起きたら、
“Here’s what happened.”
と状況を説明する。
そして、
“What do you suggest we do?”
と解決策を相談する。
こうしたことができれば、多少文法が間違っていても仕事は進みます。
逆に、TOEICで高得点を持っていても、
分からないときに黙ってしまう
と、海外では仕事が止まってしまいます。
フィリピン人の英語力は全員同じではない
「フィリピン人はみんな英語がペラペラ」
というイメージを持っている人もいます。
しかし実際には、英語力には個人差があります。
フィリピンには多くの地域言語があり、家庭ではタガログ語やセブアノ語などを話し、学校や仕事では英語を使う人もいます。
一方で、外資系企業、IT、BPO、コンサルティング、管理職などでは、非常に高い英語力を持つ人も多くいます。
僕が英語関連の会社で働いていたときにも、
日本人からするとほぼネイティブに感じるレベルの英語を話すフィリピン人
は珍しくありませんでした。
だからこそ、日本人側も、
「相手はフィリピン人だから簡単な英語で大丈夫」
と考えるのではなく、
自分も仕事で通用する英語を身につける
という意識を持った方が、長期的にはキャリアの幅が広がります。
フィリピン就職前に伸ばすべき英語はこの5つ
これからフィリピンで働きたいなら、僕ならTOEICの単語帳だけを勉強するより、次の5つを優先します。
1. 報告する英語
仕事では、
「今どうなっているのか」
を説明する場面が非常に多いです。
例えば、
“The client hasn’t replied yet.”
“We’re still waiting for approval.”
“The project is slightly behind schedule.”
などです。
2. 質問・確認する英語
海外勤務で特に重要なのが確認力です。
“Could you clarify that?”
“Do you mean …?”
“Just to confirm, …”
などが自然に使えるだけでも、ミスコミュニケーションをかなり防げます。
3. 依頼する英語
ローカルスタッフと働くなら、
“Could you send this by Friday?”
“Can you check this with the accounting team?”
といった依頼表現は毎日のように使います。
4. 意見を伝える英語
海外では日本以上に、自分の意見を求められることがあります。
“I think we should …”
“My concern is …”
“From my perspective, …”
など、自分の考えを簡潔に伝える練習をしておくとかなり役立ちます。
5. トラブルを説明する英語
仕事では必ず問題が起きます。
そのとき、
何が起きた → 原因は何か → 影響は何か → どう対応するか
を英語で説明できると非常に強いです。
フィリピン就職では「完璧な英語」より積極性が重要
フィリピン勤務を考えている人に一番伝えたいのは、
英語が完璧になるまで海外就職を待つ必要はない
ということです。
僕自身も海外で働きながら英語力を伸ばしてきました。
実際の職場では、
- 聞き取れなかった
- うまく説明できなかった
- 相手に誤解された
という経験を繰り返しながら上達していきます。
重要なのは、
分からなくてもコミュニケーションを止めないこと
です。
英語力が多少低くても、
“Could you say that again?”
と聞ける人の方が仕事では強いです。
タガログ語は必要?英語だけでも働ける
フィリピンで働くために、タガログ語は必須ではありません。
僕自身、7年近くフィリピンで働きましたが、仕事ではほぼ英語を使っていました。
ただ、今振り返ると、
簡単なタガログ語はもう少し勉強しておけばよかった
と思います。
例えば、
“Salamat.”(ありがとう)
“Kamusta?”(元気?)
など、簡単な言葉を使うだけでもフィリピン人との距離が縮まります。
仕事は英語。
人間関係をさらに深めるためにタガログ語。
このくらいの感覚で十分だと思います。
フィリピンで仕事を探す方法
現在は、以前よりオンラインで日本人向け求人を探しやすくなっています。
例えば、
- 現地の人材紹介会社
- JobStreet
- 日系企業の採用ページ
- 海外転職エージェント
などがあります。
フィリピン現地採用に強い人材紹介会社としては、RCX Recruitmentなどが現在も日本人向け求人を多数掲載しています。
僕自身もフィリピン勤務時代に人材紹介会社を利用しました。
人材紹介会社を利用するメリットは、求人を紹介してもらうだけではありません。
- 現在の給与相場
- 自分の経験で応募できる職種
- 企業が求める英語力
- 就労ビザの有無
- 福利厚生
などを相談できます。
特に初めて海外転職する場合は、いきなり一社へ応募するより、まず自分の市場価値を聞いてみるのも一つの方法です。
フィリピン現地採用の英語力についてよくある質問
フィリピンで働くにはTOEIC何点必要ですか?
明確な基準はありません。
求人によっては語学力不問もありますが、現地で働くことを考えると、TOEIC600点前後の知識が一つの目安になります。
ただし、点数以上に実際に英語を話せるかが重要です。
英語が話せなくてもフィリピンで仕事はありますか?
あります。
日本人顧客向け業務など、英語力をあまり求めない求人もあります。
ただし社内や日常生活では英語を使うため、渡航後も英語学習は続けた方がいいでしょう。
フィリピン現地採用の面接は英語ですか?
企業によります。
日系企業でも、日本人面接官との日本語面接に加えて、フィリピン人HRとの英語面接が行われる場合があります。
そのため、自己紹介・職歴・転職理由・志望理由くらいは英語でも説明できるように準備しておくと安心です。
フィリピン勤務ではビジネス英語が必要ですか?
仕事内容によります。
日本人顧客中心なら日常英会話でも働けることがありますが、ローカルスタッフの管理、営業、会議、海外顧客対応などではビジネス英語が必要になります。
フィリピンで働けば英語は伸びますか?
英語を使う仕事を選べば、かなり伸ばしやすい環境です。
ただし、日本人だけで固まって生活すると英語を使う機会は減ります。
現地スタッフと積極的に話すことが重要です。
タガログ語は必要ですか?
仕事では基本的に英語で対応できます。
タガログ語は必須ではありませんが、簡単な表現を覚えると現地の人との関係づくりにはかなり役立ちます。
まとめ|フィリピン現地採用ではTOEICより「仕事を進められる英語力」を
フィリピンの現地採用に必要な英語力は、求人によって大きく異なります。
日本語中心の仕事であれば英語初心者でも応募できる可能性があります。
一方で、ローカルスタッフのマネジメント、営業、海外顧客対応、管理職などを目指すなら、英語力が高いほど選択肢は広がります。
一つの目安としては、
TOEIC600点前後+日常的な仕事のやり取りを英語でできるレベル
を目指すといいでしょう。
ただ、僕がフィリピンで約7年間働いて一番感じたのは、
TOEICの点数より「分からなくても英語でコミュニケーションを続けられる力」の方が重要
ということです。
完璧な文法は必要ありません。
聞き返す。
確認する。
質問する。
自分の考えを伝える。
問題を説明する。
この力があれば、フィリピンで働きながら英語力をさらに伸ばしていくこともできます。
海外就職に興味があるなら、
「もっと英語が上手になってから」と待つだけではなく、自分の今の英語力で応募できる求人を一度見てみる
ところから始めてみてもいいでしょう。
実際の求人を見ることで、
「自分には何が足りないのか」
がかなり具体的に見えてきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、See you around!































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