こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
昔、「put it on」を聞いたとき、僕には「プリロン」みたいに聞こえて、まったく理解できなかったことがあります。
文字で見れば、
put it on
なんて、全部知っている単語です。
でも当時の僕の頭の中には、
put it on =「プット・イット・オン」
という音しかありませんでした。
だから実際の会話で、
「プリロン」
のような音が聞こえてきても、
「え?今なんて言った?」
という感じだったんです。
一度聞き返して、
もう一度言ってもらっても分からなかったこともあります。
今振り返ると、
単語を知らなかったのではなく、put it onがつながったときにどう聞こえるのかを知らなかった
だけでした。
この記事では、
- put it onがなぜ「プリロン」のように聞こえるのか
- tの音がどう変化するのか
- なぜ知っている単語なのに聞き取れなかったのか
- cut it out・put it offなど似た音変化
- 実際の音声を使った聞き取り練習
を、僕自身の失敗談も交えながら分かりやすく解説します。
put it onはなぜ「プリロン」のように聞こえる?
まず結論から言うと、
自然な会話では、put・it・onを一語ずつ「プット・イット・オン」と区切って発音しないことがあるからです。
特にアメリカ英語では、
tが母音にはさまれると、
日本語の「ト」のようにはっきり発音されず、
舌先を一瞬だけ上あごに当てる、とても短い音
になることがあります。
この音は、
flap T(フラップT)
と呼ばれます。
日本人の耳には、
この音が、
「ラ」「リ」に近い音
として聞こえることがあります。
put it onでは、
putの最後のt
と、
itの最初の母音
が続きます。
さらに、
itとonも止まらず続いて発音されるため、
フレーズ全体がかなり滑らかになります。
その結果、
日本人の耳には、
「プリロン」
のように聞こえることがあるんです。
ただし、
put it on = 必ず「プリロン」
という意味ではありません。
話者やアクセント、
話すスピード、
強調のしかたによって、
tがもっとはっきり聞こえることもあります。
「プリロン」は、
実際の英語がそう聞こえることがある、と理解するための目安
くらいに考えてください。
僕は「プット・イット・オン」で覚えていたから聞き取れなかった
当時の僕は、
putも知っていました。
itも知っていました。
onも知っていました。
もちろん、
put it onというフレーズを文字で見れば理解できます。
でも、
音として知っていたのは「プット・イット・オン」だけ
でした。
そこに、
「プリロン」
のような音が入ってくる。
これでは、
put it onだと気づけなくても不思議ではありません。
実際、
僕は相手に聞き返したこともあります。
そして、
もう一度言ってもらっても、
やっぱり分からなかった。
そのときは、
「こんな簡単な英語すら聞けないのか」
と少し恥ずかしく感じました。
でも今なら、
原因はかなりシンプルだったと思います。
文字と意味は知っていた。でも、実際の音を知らなかった。
それだけだったんです。
こういう経験から、
僕は、
英語は単語の発音だけではなく、前後につながったときの音まで知っておくことが大事
だと感じるようになりました。
音声で確認|put it onは実際にどう聞こえる?
それでは、
実際の音声を聞いてみましょう。
友人の家で、
このドレスすごくかわいいね。気に入ったわ。
もしよかったら、着てみて。
一度目は、
何も考えずに聞いてみてください。
二度目は、
putのtからit、そしてonまで、音がどこでつながっているか
を意識して聞いてみましょう。
「put」
「it」
「on」
という3つの単語を探すより、
put it on全体を一つの音のまとまり
として聞くのがポイントです。
「tがラ行になる」と覚えればいい?
日本人向けの説明では、
よく、
「tがラ行っぽくなる」
と説明されます。
僕自身も、
最初はこの考え方で理解しました。
確かに、
日本人の耳には、
「ラ」「リ」のように聞こえることがあるので、
聞き取りの入り口としては分かりやすい
と思います。
ただし、
実際の英語の音が、
日本語の「ラ」や「リ」そのものに変わっているわけではありません。
フラップTは、
舌を一瞬だけ当てる非常に短いtの音
です。
なので、
「tを全部ラ行に変えればいい」
とは考えないほうがいいです。
まずは、
「こう聞こえることがある」
と知っておけば十分です。
put it onと似た音変化|cut it out・put it off
put it onの音が分かるようになると、
同じようなパターンの英語も聞き取りやすくなります。
特に、
tのあとに母音が続くフレーズ
は要注意です。
cut it out
例えば、
Cut it out.
です。
こちらも、
cut / it / out
と一語ずつ区切られるとは限りません。
自然なアメリカ英語では、
日本人の耳に、
「カリラウト」
のように聞こえることがあります。
put it off
もう一つは、
put it off
です。
こちらも、
put / it / off
と一語ずつ区切らず、
一続きで発音されます。
日本人の耳には、
「プリロフ」
のように聞こえることがあります。
こうした表現をセットで聞いておくと、
「tがはっきり聞こえない=知らない単語」
と判断しにくくなります。
「プリロン」と無理に言おうとしなくていい
ここは、
発音練習でかなり大事だと思っています。
put it onが、
「プリロン」
のように聞こえると知ると、
今度は、
「よし、プリロンって言えばネイティブっぽくなる」
と思ってしまいがちです。
昔の僕なら、
たぶんそうしていました。
でも、
それでは、
「プット・イット・オン」
というカタカナを、
「プリロン」
という別のカタカナに置き換えているだけです。
大切なのは、
「プリロン」というカタカナを再現することではなく、実際の音声をそのまま真似すること
です。
カタカナは、
あくまで、
「こういう音に聞こえることもある」
と気づくための補助として使ってください。
put it onが聞き取れるようになる3ステップ練習
僕なら、
次の順番で練習します。
STEP 1|文字を見ながら音声を聞く
まず、
You can put it on if you like.
と文字を見ながら音声を聞きます。
このとき、
「この短い音のまとまりがput it onなんだ」
と、文字と音を結びつけます。
STEP 2|文全体を真似する
put。
it。
on。
と一語ずつ練習するのではなく、
You can put it on if you like.
という文全体を真似します。
このとき、
tを「ラ」に変えようとしなくて大丈夫です。
音声の速さ、強弱、音のつながりをそのままコピーする
ことを意識してください。
STEP 3|文字を隠して聞く
最後に英文を見ずに、
音声だけを聞きます。
音を聞いた瞬間に、
put it onというフレーズが浮かぶか
確認してみてください。
最終的には、
「プリロン」
↓
「put it on」
と頭の中で変換しなくても、
そのままフレーズとして認識できる状態
を目指します。
まとめ|put it onは「プット・イット・オン」だけで覚えない
put it onは、
自然なアメリカ英語では、
tが非常に短い音になり、
単語同士もつながるため、
日本人の耳には「プリロン」のように聞こえることがあります。
僕自身、
昔は、
put it on =「プット・イット・オン」
という音しか知りませんでした。
だから、
実際に「プリロン」のような音が来たとき、
まったく聞き取れなかったんです。
しかも、
一度聞き返しても、
まだ分からなかった。
当時は、
「自分のリスニング力が低い」
と思いました。
でも今振り返ると、
自分の中に実際の音のパターンが登録されていなかった
ことが大きかったと思います。
英語では、
知っている単語でも、
前後につながると、
まったく別の音のように聞こえることがあります。
まずはこの記事の音声を使って、
文字を見る → 音を聞く → 文全体を真似する → 文字なしで聞く
の順番で練習してみてください。
put it onの音が分かるようになると、
cut it out。
put it off。
など、
似たtの音変化も少しずつ拾いやすくなってきます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
英語のリスニングでは、
単語を知っているかどうかだけでなく、実際の会話でその単語がどう変化して聞こえるのかを知っていること
も大切です。
「知っているのに聞こえない」
と感じたときは、
自分の英語力だけを疑うのではなく、
「このフレーズ、実際にはどんな音になっているんだろう?」
と一度確認してみてください。
それでは、See you again!































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