こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。「うんうん」や「そっか」、「なるほど」といった表現は、日常会話やビジネスコミュニケーションで非常に重要です。これらの表現を使うことで、相手の話に共感や理解を示し、円滑なコミュニケーションを築くことができます。この記事では、英語での「うんうん」や「そっか」に関する表現とその使い方について詳しく解説します。
目次
相槌をする際の注意点
英語で相槌を打つ際には、いくつかの注意点があります。これらのポイントを心に留めておくと、自然で礼儀正しいコミュニケーションが可能になります。
1. 相槌の選択
- 文化的背景: 地域や文化によって、相槌の使い方や受け取られ方が異なります。例えば、ある文化では頻繁な相槌が好まれる一方で、他の文化では過度な相槌が不快と感じられることがあります。
- 場の雰囲気: フォーマルな設定では「Certainly,」や「I understand,」のような表現を使うことが望ましいかもしれません。カジュアルな状況では「Yeah,」や「Got it,」が適しています。
2. 相槌のタイミング
- 話し手の邪魔をしない: 相槌は相手が話している最中に適切なタイミングで行うことが重要です。相手の話を遮ることなく、自然に会話の流れに沿って相槌を打つようにしましょう。
- リズムを感じる: 会話にリズムがあることを理解し、そのリズムに合わせて相槌を入れることがコミュニケーションをスムーズにします。
3. 話し手への敬意
- 興味を示す: 相槌はただの反応でなく、話し手への興味や理解を示す手段です。適切な相槌は、相手への敬意を表し、会話に価値を加えます。
- 眼差しとボディランゲージ: 言葉だけでなく、眼差しやうなずきなどのボディランゲージも相槌として機能します。これらは、聞き手が話し手の言葉に注意を払っていることを物理的に示します。
4. 過度な使用を避ける
- 相槌を過度に使用すると、逆に話し手を煩わせることがあります。特に重要な話や複雑な説明の際は、相槌よりも注意深く聞くことを優先しましょう。
英語でのコミュニケーションでは、これらの注意点を踏まえることで、より自然で相互理解に富んだ会話を実現できます。
英語表現
「うんうん」、「そっか」、「なるほど」のような日本語の表現は、英語ではさまざまな方法で伝えることができます。これらは、話を聞いていることを示したり、理解していることを相手に伝えるのに使われるフレーズです。ここにそれぞれの表現に対する英語での一般的な対応を示します。
- 「うんうん」は、相手の言っていることに同意しているか、話を聞いていることを示す際に使います。英語での表現としては、”Uh-huh,” “Yeah,” “Right,” などが相当します。
- 「そっか」は、相手の言ったことを理解した時や、何かに気づいた時に使われます。英語では “I see,” “Oh, okay,” “Got it,” などがこれにあたります。
- 「なるほど」は、新しい情報を学んだ時や、何かが理解できた時に使う表現です。英語では “I see,” “Ah, I understand,” “Makes sense,” “That’s interesting,” などが相応しいです。
これらの表現は、会話の流れや文脈に応じて柔軟に使われることが多いです。また、相手との関係性や会話の状況によって、もっとカジュアルな表現や、逆にもっとフォーマルな表現を選ぶことがあります。
例文
Uh-huh
友人との会話で…
うんうん。
外国人と英語を話していると頻繁聞くあいづち表現で、相手に「うんうん。」とあいづちを打ちたいときは英語で”Uh-huh.“と言います。相手の話をしっかり聞いていることを伝えたいときに使える便利なあいづち表現です。ちなみに発音は「アァハァ」のように言います。では、もう一つのフレーズ”I see.”も会話でご紹介します。
I see.
彼氏との会話で…
昨日の晩に食べた料理気に入らなかったわ。
そっか。俺は大丈夫だったけどね。
また「そっか。」という意味で、”I see.”を使うこともできます。相手の意見に納得するときに使う”I see.”「なるほど。」(文脈によって「なるほど」という意味でも使用できます)ではなく、話を聞いてますよというサインを送る”I see.”です。
Yeah
相手の意見に同意する意を込めて…
そうだね。
“yeah”は”yes”のカジュアルな言い方になりますが、このように会話では頻繁に使われます。ご紹介した”I see.”と似ていますが、単純に相手の質問に対して「はい」と答えるときだけに使われるわけではなく、実は相手の話を聞いてますよ、という相槌にも使うことができます。
Yep
- 意味: 「はい」、「そうです」。非公式な場面での同意や肯定を示す。
- 例文: “Are you coming to the party tonight?” – “Yep, I’ll be there.”
- 和訳: 「今夜のパーティーに来るの?」 – 「うん、行くよ。」
- 解説: 「Yep」は「Yes」のよりカジュアルな形で、友人や家族との会話など、リラックスした状況でよく使われます。公式な文脈では使用を避けるべきです。
Mm-hmm
- 意味: 「うん」、「そうね」。聞き手が注意深く聞いていて、話を理解していることを示す。
- 例文: “I’ll need your report by Friday, okay?” – “Mm-hmm, I’ll have it ready.”
- 和訳: 「金曜日までにあなたのレポートが必要だよ、いいね?」 – 「うん、準備しておくよ。」
- 解説: 「Mm-hmm」は肯定的な返答を示しつつも、会話を続ける意志があることを示します。多くの場合、聞き手が話し手の言っていることに同意しているか、または少なくとも理解していることを表します。
Right
確かに。
また”Right.”は「正しい」という意味から派生して相手に同意する意味で「そうだね。」となります。
You are right
- 意味: 「あなたの言う通りだ」、「正しい」。相手の意見や発言に同意することを示す。
- 例文: “I think we should wait for more information before making a decision.” – “You are right, let’s wait.”
- 和訳: 「もっと情報が得られるまで決定を待つべきだと思う。」 – 「その通りだね、待とう。」
- 解説: 「You are right」は相手が正しいと認め、その意見に完全に同意するときに使います。このフレーズは友人との会話からビジネスの会議まで、あらゆる状況で使用できます。
That’s right
- 意味: 「その通り」、「正解」。相手の言ったことが正しいことを認める。
- 例文: “So, the meeting is scheduled for 3 PM, right?” – “That’s right, at 3 PM.”
- 和訳: 「会議は午後3時に予定されているんだよね?」 – 「その通り、午後3時だよ。」
- 解説: 「That’s right」は相手の言っていることが正しいと認める際に用います。このフレーズは、情報の確認や同意を示すために使われ、カジュアルからフォーマルな状況まで幅広く使用できます。
I understand.
“I understand.”は、相手の話を理解したことを示す一般的な表現です。これは、相手の話に同意するわけではなく、単に相手のメッセージを受け入れたことを示すために使われます。相手の感情や意見を尊重し、共感を示す場面で頻繁に使用されます。
Got it.
前四半期の売上数字のレポートを用意してほしい。
了解しました。すぐにレポートの作業を開始します。
「Got it.」は、相手の話を理解したことを示すフレーズです。特にビジネス環境で頻繁に使用されます。この表現は、相手が何か指示や情報を提供した際に、その内容を確認し理解したことを伝えるのに適しています。このフレーズは通常、簡潔で明確な応答を提供する際に使用されます。相手に対して自信を持って理解したことを示すことができます。
また“I get it.”も、相手の話を理解したことを示す表現で、「理解した」という意味です。この表現は、よりカジュアルなコンテキストでよく使われます。
参照:ネイティブはこう使う!I get itとI got itの違いとその使い分け
That makes sense.
効率を上げるためにプロジェクトチームを再編成すべきだと思います。
なるほど。それはより良い結果につながるかもしれませんね。
「That makes sense.」は、相手が説明や提案を行ったときに、その内容が論理的で理にかなっていると感じたときに使います。これにより、相手のアイデアや意見に賛成していることを示すことができます。
相槌のし過ぎには注意!
相手の発言に同意したくて…
はい、はい、はい。
と繰り返し使ってしまうことはありませんか?日本語英語を貫くのであればまったく問題ありませんが、英語圏の人からみると不自然な返しに見えることは間違いありません。そのあたりを理解しながら、相槌表現を使っていきましょう。
私たち日本人は、あいづちを頻繁にする文化があるのであいづちをしていないと話を聞いていないような印象を相手に与えることさえありますよね。そういった背景もあり英語を話すようになってから日本人がどれだけあいづちをよくするのがわかります。
それも英語圏では日本のように頻繁にあいづちをする習慣がないからです。なので適度に必要なときだけ相槌をするように心がけましょう。例えば、「そうだよね、そうだね。」や「はい、はい、はい」と日本語だと強調して会話の中で繰り返し使うことがありますね。そして英語でも下記例文のようになりがちです。
関連するフレーズ
Certainly.
このプレゼンテーションを手伝っていただけますか?
もちろんです。喜んでお手伝いします。
この例では、同僚のお願いに対して肯定的な返答を示すために「Certainly.」を使用しています。“Certainly.”は、相手の要望に対して肯定的な返答を示す表現です。これは、相手からのリクエストやお願いに対して、喜んで受け入れることを示す際に使われます。相手の要求に対して前向きな返答を示し、協力的で礼儀正しい態度を表現します。
That’s interesting.
最新のテクノロジーのトレンドについての記事を読んだんだ。
それは面白いね。もっと教えて。
“That’s interesting.”は、相手の話に対して興味を示す表現です。相手の話題が新鮮で興味深い場合に使用されます。
参照:ネイティブ発音のinterestingが聞き取れないのはなぜ?
まとめ
日本人はあいづちが得意ですが、それをそのまま英語に持ってきてしまうと不自然になります。その辺りしっかり認識してアウトプットをするようにしましょう。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。「うんうん」や「そっか」といった英語表現は、コミュニケーションを円滑に進めるために役立つ重要なツールです。ビジネスや日常生活で使う機会が多いため、これらの表現を覚えて上手に使えるようになると、会話がより効果的になります。相手の話に共感や理解を示すことで、良好な対話を築くことができます。是非、これらの表現を実際の会話で試してみてください。
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