- 1 はじめに|21歳でセブへ。英語以上に得たものがあった
- 2 なぜ大学を休学してセブ留学を選んだのか
- 3 8ヶ月のセブ留学にかかった費用は、当時約70〜80万円
- 4 英語を勉強するだけでは物足りなかった
- 5 セブ留学で驚いたのは、留学生の年齢層の広さだった
- 6 月100万円以上稼いでいた人が、会社を辞めてセブにいた
- 7 60代・70代の経営者と普通に話せたことも大きな財産だった
- 8 エレベーターで教わった「相手を先に通す」ということ
- 9 セブ留学は英語だけを学ぶ場所ではなかった
- 10 大学生の僕にとって、セブは「小さな社会」だった
- 11 8ヶ月のセブ留学で僕が得た5つのもの
- 12 セブ留学は「人生を変える」のか?
- 13 よくある質問
- 14 まとめ|英語を学びに行ったセブで、人生の選択肢を学んだ
はじめに|21歳でセブへ。英語以上に得たものがあった
21歳のとき、僕は大学を休学して、8ヶ月間のセブ留学に挑戦しました。
もちろん、一番の目的は英語でした。
「もっと英語を話せるようになりたい」
その気持ちが強く、マンツーマンレッスンをたくさん受けられるセブを選びました。
でも、今振り返ってみると、この留学で得たものは英語力だけではありません。
むしろ僕の人生に長く影響しているのは、セブで出会ったさまざまな人たちから受けた刺激かもしれません。
会社を辞めて新しい人生を模索している30代。
仕事で成功した経営者。
リタイア後に海外留学を楽しんでいる60代、70代。
当時まだ大学生だった僕にとって、それまでほとんど接点のなかった人たちばかりでした。
その人たちと食事をしたり、話を聞いたり、質問したりする中で、
「人生にはこんな生き方もあるんだ」
と、それまで自分が持っていた価値観が少しずつ崩れていきました。
この記事では、21歳だった僕が8ヶ月のセブ留学を通して経験した、英語学習だけではない「人生の学び」についてお話しします。
なぜ大学を休学してセブ留学を選んだのか
当時、僕は大学生でした。
大学を休学して海外へ行くというのは、自分にとってかなり大きな決断でした。
そして、この留学を実現できた大きな理由の一つが母のサポートです。
母自身も英語の先生だったこともあり、以前から、
「一度は英語圏へ行ってほしい」
という思いを持っていました。
母としては、アメリカなどの英語圏への留学をイメージしていたと思います。
ただ、僕自身が選んだのはフィリピンのセブ島でした。
理由はかなりシンプルです。
マンツーマンレッスンをたくさん受けられることと、当時は欧米留学と比べて費用を抑えやすかったこと。
アメリカなどではグループレッスンが中心になることが多い。
それなら、
「同じ予算を使うなら、できるだけ自分が英語を話す時間を増やしたい」
と考えました。
当時の僕は、セブで徹底的に英語を話せば、英語力を大きく伸ばせるはずだと思っていました。
結果として、この選択は英語力だけでなく、その後の人生にもかなり大きな影響を与えることになります。
8ヶ月のセブ留学にかかった費用は、当時約70〜80万円
僕の場合、留学そのものにかかった費用は当時約70〜80万円でした。
母が留学費用をサポートしてくれ、現地での生活費については自分で貯めたアルバイト代を使いました。
本当は1年間くらい滞在したい気持ちもありました。
ただ、予算には限りがあります。
そこで、できる範囲で長く滞在することを考え、結果的に8ヶ月ほどセブで過ごしました。
この金額はあくまで僕が21歳当時に実際に経験したケースです。
現在の学費や物価、為替とは条件が違うので、そのまま現在のセブ留学費用の目安として考えることはできません。
それでも僕にとって、この留学に使ったお金は単なる「英語学習費」ではありませんでした。
今になって思えば、
英語、人との出会い、海外生活、価値観の変化まで含めた経験への投資
だったと思っています。
英語を勉強するだけでは物足りなかった
せっかく長期間セブに住むなら、
語学学校に通って英語を勉強するだけではもったいない。
当時の僕はそう考えていました。
そこで、語学学校とは別にボランティア活動にも参加することにしました。
週3回ほど、日本人とのハーフの子どもたちに日本語を教えていました。
僕にとってこれが非常に面白い経験になりました。
学校では、先生と生徒という関係で英語を話します。
でもボランティアになると、英語は「勉強する対象」ではなく、何かをするために必要な実際のコミュニケーション手段になります。
自分が伝えなければいけない。
相手の言っていることを理解しなければいけない。
目的を達成するために英語を使う。
この経験を通して、僕の中で少しずつ、
「英語を勉強する」から「英語を使って何かをする」
という感覚に変わっていきました。
今振り返ると、これはかなり大きな変化だったと思います。
セブ留学で驚いたのは、留学生の年齢層の広さだった
セブへ行って驚いたことの一つが、いろいろな年代の人が留学していたことです。
僕が通っていた学校には日本人も多く、
20代だけでなく、30代、40代、さらに60代、70代の人までいました。
21歳だった僕にとって、これは新鮮でした。
大学にいれば、周りは基本的に同年代です。
似たようなタイミングで就職活動をして、卒業して、会社に入る。
僕自身も、それがある意味「普通の人生」だと思っていました。
ところがセブへ来ると、
会社を辞めて海外へ来た人。
仕事で十分な成功を収めたあと、新しいことを学びに来た人。
リタイア後に英語を学びながら海外生活を楽しんでいる人。
本当にいろいろな人がいました。
「人生って、こんなにいろいろな選び方があるんだ」
ということを、初めてリアルに感じた場所だったと思います。
月100万円以上稼いでいた人が、会社を辞めてセブにいた
特に印象に残っている人がいます。
大手企業で働き、当時月100万円以上の収入があったと話していた方です。
それだけ聞くと、大学生だった僕からすれば、
「もう成功しているじゃん」
という感覚でした。
でも、その人は会社を辞めてセブへ来ていました。
正直なところ、なぜ退職したのか、その具体的な理由までは今では覚えていません。
それでも、その人との出会いを通じて感じたことは今でも残っています。
それが、
「お金だけで人生の豊かさは決まらない」
ということです。
当時の僕はまだ学生です。
社会に出て働いた経験もほとんどありません。
「良い会社に入って、たくさん稼ぐ」
というのは、成功を測る分かりやすい物差しの一つでした。
でも、実際に十分な収入を得ていた人がそれを手放し、海外に来ている。
その姿を目の前で見ると、
「じゃあ、人生で本当に大事なものって何なんだろう?」
と考えさせられます。
時間なのか。
自由なのか。
やりたいことなのか。
もちろん、今でもお金は大切だと思っています。
ただ、21歳の僕にとって、収入だけでは測れない人生の価値があると知ったことは大きな出来事でした。
60代・70代の経営者と普通に話せたことも大きな財産だった
さらに刺激になったのが、すでにビジネスで成功していた年上の人たちとの出会いです。
美容院を複数経営している方。
200人規模の会社の会長を務めていた方。
普段大学生活を送っていたら、僕がそんな人たちと毎日のように話す機会はまずありません。
だからこそ、僕はとにかく質問しました。
「どうやって成功したんですか?」
「仕事では何を大切にしているんですか?」
「どういう考え方で会社を経営してきたんですか?」
今考えると、かなりストレートに聞いていたと思います。
でも21歳だった僕にとっては、それくらい興味があったんです。
英語を学びにセブへ来たはずなのに、気づけば僕は、人生や仕事についての話を聞くことにも夢中になっていました。
エレベーターで教わった「相手を先に通す」ということ
その中でも、今でも覚えている出来事があります。
ある日、経営者の方とエレベーターに乗ったときのことです。
そこで教えられたのが、
「相手を先に通すこと」
でした。
一見すると、本当に小さなことです。
ドアを開ける。
相手を先に通す。
自分より相手を優先する。
言葉だけを聞けば、
「それくらい知っている」
と思うかもしれません。
でも、その人はそれを単なるマナーとしてではなく、人との接し方そのものとして自然に実践していました。
そして僕は、
成功している人だから特別なテクニックを持っているというより、こういう小さな部分で常に相手のことを考えているんだ
と感じました。
その後、自分でビジネスをするようになってから、この経験を思い出すことがあります。
商品やサービスを提供する場合でも、
「自分が何を売りたいか」
ではなく、
「相手にとって何が必要なのか」
を先に考える。
形は違いますが、あのときエレベーターで教わったことと、本質的にはつながっているように感じます。
セブ留学は英語だけを学ぶ場所ではなかった
留学前の僕は、
セブ留学=英語力を伸ばす場所
だと考えていました。
もちろん、それは間違っていません。
実際、僕自身も8ヶ月間で英語力を大きく伸ばすことができました。
でも実際に長期間生活してみると、学べることは英語だけではありませんでした。
海外で生活する。
違う国籍の人と友達になる。
自分とはまったく違う人生を歩んできた人と話す。
仕事を辞めた人の話を聞く。
成功した経営者の価値観に触れる。
ボランティアをして、誰かのために英語を使う。
こうした経験すべてが、僕にとっての「留学」でした。
だから今振り返ると、長期留学の大きな価値の一つは、
普段の生活では出会わなかった人や価値観に触れられること
だと思っています。
大学生の僕にとって、セブは「小さな社会」だった
大学生だった僕には、まだ社会人経験がほとんどありませんでした。
だからこそ、セブの語学学校で出会った人たちとの会話は、ある意味で社会に出る前の社会勉強になりました。
会社員。
経営者。
退職した人。
リタイアした人。
外国人。
ボランティア先で出会う人。
それぞれが違う人生を生きていました。
日本にいて大学とアルバイトを往復していただけでは、おそらく出会えなかった人たちです。
この経験から、
人生には一つの正解があるわけではない
という感覚を持つようになりました。
大学を卒業したら会社員になる。
ずっと同じ会社で働く。
たくさん稼ぐことを目指す。
それも一つの生き方です。
でも、それ以外にもたくさんの道がある。
21歳のときにそれを知れたことは、その後の自分の選択にも少なからず影響したと思います。
8ヶ月のセブ留学で僕が得た5つのもの
改めて振り返ると、僕がセブ留学で得たものは大きく5つあります。
1. 英語を「使う」という感覚
語学学校だけでなく、友人との交流やボランティアを通して、英語が勉強科目ではなくコミュニケーションの道具になりました。
2. 自分と違う価値観を受け入れる視点
年代も国籍も職業も違う人と出会ったことで、「こう生きるべき」という思い込みがかなり薄くなりました。
3. お金だけでは測れない人生の豊かさ
高収入の仕事を辞めて新しい道を選んだ人との出会いから、お金・時間・自由・やりたいことのバランスについて考えるようになりました。
4. 相手を優先する姿勢
経営者との何気ないやり取りから、人との関係やビジネスでは、小さな気遣いの積み重ねが大切だと学びました。
5. 自分で人生を選んでもいいという感覚
さまざまな生き方をしている人を実際に見たことで、人生には決められたコースしかないわけではないと感じられるようになりました。
セブ留学は「人生を変える」のか?
「海外留学をすれば人生が変わる」
という言葉を見かけることがあります。
僕自身の経験から言えば、海外に行くだけで突然人生が変わるわけではないと思っています。
ただし、普段とは違う環境に身を置くことで、
今まで会ったことのない人に会う。
知らなかった生き方を知る。
自分の当たり前を疑う。
何かに挑戦する。
そうした出来事が増えます。
そして、その一つひとつが、あとになって自分の選択に影響することがあります。
僕の場合も、21歳のセブ留学ですべてが一夜にして変わったわけではありません。
でも、そこで触れた価値観や人との出会いは、その後海外で働いたり、自分で事業を始めたりするときの考え方につながっていきました。
だから僕にとってセブ留学は、
人生そのものを変えてくれた魔法のような出来事ではなく、自分の人生の選択肢を大きく広げてくれた経験
だったと思っています。
よくある質問
Q. セブ留学では英語以外にも得られるものがありますか?
あります。
僕自身、英語力だけでなく、異文化への理解、人との出会い、仕事や人生に対する価値観など多くのものを得ました。
特に長期留学では現地で生活する時間が長いため、学校の外で経験できることも増えていきます。
Q. 大学生がセブへ長期留学するメリットは?
僕が特に大きいと感じたのは、社会に出る前にさまざまな生き方をしている大人と出会えたことです。
大学の中だけでは出会いにくい職業や年代の人と話すことで、自分の将来を考えるきっかけになりました。
もちろん、英語を集中的に使えることも大きなメリットです。
Q. セブ留学ではボランティアもできますか?
僕自身は、留学中に週3回ほど、日本人とのハーフの子どもたちに日本語を教えるボランティアを経験しました。
学校以外で英語を使う機会になり、「英語を勉強する」から「英語を使って何かをする」へ意識が変わった経験でもあります。
活動内容や参加条件は時期や団体によって異なるため、現在参加できるボランティアについては渡航前に確認することをおすすめします。
Q. セブ留学で人生観は変わりますか?
人によります。
ただ、海外で生活すると、それまで自分が接してこなかった国籍・年代・職業・価値観の人と出会う機会があります。
僕の場合は、「人生にはいろいろな選択肢がある」と実感できたことが、その後の人生観に大きく影響しました。
Q. 長期のセブ留学は英語学習だけを目的にしたほうがいいですか?
僕はそうは思いません。
もちろん英語学習は大切ですが、長期滞在だからこそ、友人との交流、現地での活動、ボランティアなど、学校の外で英語を使う経験も大切にしてほしいと思います。
僕自身、そうした経験から得たものが今でも強く残っています。
まとめ|英語を学びに行ったセブで、人生の選択肢を学んだ
21歳だった僕は、英語を話せるようになりたくてセブへ行きました。
でも8ヶ月後に持ち帰ったものは、英語力だけではありませんでした。
高収入の仕事を手放して新しい道へ進んだ人。
リタイア後も新しいことを学び続けている人。
ビジネスで成功しながら、目の前の人への小さな気遣いを大切にしている経営者。
ボランティア先で出会った人たち。
そんな人たちとの出会いを通して、
「人生には、自分が思っている以上にいろいろな選択肢がある」
ということを知りました。
そしてこれは、21歳の僕にとってかなり大きな発見でした。
留学というと、どうしても「どれくらい英語が伸びるのか」に目が向きます。
もちろん、それも大切です。
でも、もしこれからセブ留学をするなら、ぜひ学校の外にも目を向けてみてください。
いろいろな人に会う。
話を聞く。
質問する。
何か新しいことをやってみる。
そこで出会った誰かの何気ない一言が、数年後の自分の生き方につながることもあります。
僕にとって8ヶ月のセブ留学は、まさにそんな経験でした。







































