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9年の海外生活から日本へ帰国して気づいたこと|逆カルチャーショックと変わった自分

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RYO英会話ジム代表: 横田涼

セブ&オーストラリア留学後、海外で7年間勤務。2019年にRYO英会話ジムを創業。
KLab株式会社で翻訳・通訳を担当後、hanaso(Unhoop株式会社)でメソッド開発・講師を歴任。
その後、株式会社Alueにて三菱UFJ・UNIQLOなど大手企業向けに短期集中ビジネス英語研修を提供。

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こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。

僕は20代の多くを海外で過ごし、フィリピンを中心に約9年間、日本の外で生活してきました。

その後、結婚をきっかけに妻のアイヴァンと日本へ戻ることになりました。

一時帰国なら毎年のようにしていましたが、今回は違います。

「日本へ遊びに帰る」のではなく、もう一度ここで生活を作るための帰国でした。

実際に戻ってみると、意外だったのは、日本が懐かしく感じるというより、

20年以上住んでいたはずの地元が、まるで初めて見る場所のように新鮮に感じたこと

です。

さらに、海外で一人暮らしをし、働き、結婚してから実家へ戻ったことで、19歳まで親と暮らしていた頃には見えていなかったものもかなり見えるようになりました。

この記事では、

  • 長期海外生活から日本へ帰国して感じたこと
  • いわゆる「逆カルチャーショック」に近い感覚
  • 実家暮らしに戻って気づいた自分自身の変化
  • 外国人の妻が日本で生活を始めたときに意識したこと
  • 子どもの頃から続いているホームステイ経験
  • 英語を学ぶことで人生の選択肢がどう広がったか

を、当時の写真と一緒に振り返ります。

9年の海外生活から日本へ帰国|一時帰国とはまったく違った

日本へ戻って約2週間。

それまでにも年に1回ほど、1週間程度の一時帰国はしていました。

でも、一時帰国と「日本へ生活拠点を戻す」のは、感覚がまったく違います。

一時帰国なら、

「久しぶりに日本食を食べよう」

「友達に会おう」

「買い物をしよう」

という、ある意味では旅行に近い感覚があります。

でも今回は、

妻と一緒に、この場所で新しい生活を作る

という気持ちで帰ってきました。

当時はオンラインを中心に仕事をしていたこともあり、僕の中では、

「日本に住むか、海外に住むか」

よりも、

「どこにいても、自分たちがやりたいことを形にできるか」

の方が重要になり始めていました。

海外から実家へ戻って、まずやったのは「生活を作り直すこと」

日本へ戻って最初にしたことの一つが、実家の自分の部屋の片付けです。

長く海外にいたため、昔の本、教科書、服など、もう必要のないものがかなり残っていました。

そこで思い切って断捨離をしました。

海外生活から日本へ帰国し実家の部屋を片付けた様子

目的は単に部屋をきれいにすることではありません。

「昔の自分の部屋」を、「僕と妻がこれから生活する部屋」に変える

という意味もありました。

さらに、それまでほとんどやってこなかった庭の掃除や家庭菜園も始めました。

日本帰国後に実家の庭でトマトを植えた写真

親友にも手伝ってもらい、庭にトマトを植えました

両親と一緒に暮らしていたので、週に2〜3回は僕とアイヴァンで夕食を作るようにもしました。

日本帰国後に妻と実家で夕食を作った様子

友人とバーベキューを企画したこともあります。

日本帰国後に実家の庭で友人とバーベキューをした写真

親友たちと久しぶりに庭でバーベキュー
実家の庭でバーベキューを楽しむ様子
緑の多い実家の庭でバーベキューをした写真

庭の緑がかなり生い茂っていました(笑)

日本へ戻ってから意識していたのは、

「ここに住むなら、自分たちも家族の一員としてできることをする」

ということでした。

19歳の頃とは違った|海外生活で気づいた「親がしてくれていたこと」

僕が最後に両親と一緒に生活していたのは、19歳頃です。

当時を振り返ると、かなりのことを親任せにしていました。

食事。

洗濯。

掃除。

家の管理。

生活費。

その頃は、それが日常だったので、どれだけ手間がかかっているのかを深く考えていませんでした。

そこから海外へ出て、

一人で暮らし、

働き、

自分でお金を稼ぎ、

人間関係で悩み、

最終的には結婚しました。

そして大人になってもう一度実家へ戻ると、

「親が当たり前のようにやってくれていたことは、全然当たり前ではなかった」

と感じるようになりました。

これは海外へ行ったから必ずそうなる、という話ではありません。

ただ僕の場合は、日本の外で生活し、自分自身で生活を回さなければならない環境に長くいたことで、昔とは違う視点で家族を見るようになりました。

海外生活から帰国すると、日本が「初めての場所」のように見えた

帰国後は、妻のアイヴァンと週に3〜4回ほど、1時間程度ジョギングをしていました。

健康のためでもありますが、もう一つ目的がありました。

アイヴァンに、僕の地元である吹田の街を覚えてもらうこと

です。

自分一人でもスーパーや駅、公園などへ行けるようになれば、日本での生活にも少しずつ慣れていけます。

そこで僕自身も不思議な感覚になりました。

20年近く見てきたはずの景色なのに、

どこを歩いても、以前と同じ景色には見えなかった

んです。

建物が大きく変わったわけではありません。

でも自分自身が変わっていました。

海外生活を経て、外国人の妻と一緒に日本を見ることで、

昔は当たり前だったものが、

「日本ってこうなんだ」

と改めて見えるようになりました。

これがいわゆる「逆カルチャーショック」と完全に同じなのかは分かりませんが、長く海外に住んだあと、自国を以前とは違う視点で見る感覚は確かにありました。

海外生活から日本へ帰国すると感じやすい「逆カルチャーショック」とは

海外生活について調べていると、

「逆カルチャーショック」

という言葉を見かけることがあります。

海外へ行ったときに文化の違いへ戸惑うのがカルチャーショックなら、逆カルチャーショックは、長く海外で暮らしたあと自国へ戻り、以前は普通だったものに違和感を覚える感覚です。

僕の場合は、

  • 地元の景色が新鮮に見える
  • 日本の生活習慣を改めて意識する
  • 家族との関係を違う視点で見る
  • 海外と日本を無意識に比較する
  • 「自分のホームはどこなのか」を以前ほど単純に考えなくなる

といった変化がありました。

特に僕は、海外で仕事をして結婚までしたので、

日本へ帰っても、昔の自分に戻るわけではない

という感覚が強かったです。

外国人の妻と日本で暮らして、今度は僕が「案内する側」になった

海外では、僕が外国人でした。

英語が分からない。

文化が分からない。

制度が分からない。

どう行動するのが普通なのか分からない。

そんな経験を何度もしました。

でも日本へ戻ると、今度は妻のアイヴァンが外国人です。

そのため、

僕にとって当たり前のことを、相手にとって分かる形で説明する

必要がありました。

電車の乗り方。

スーパー。

ゴミの分別。

近所の道。

家族との生活。

こういう一つひとつが、アイヴァンにとっては新しい経験です。

海外生活を経験していたからこそ、

「分からなくて当然」

という気持ちで接しやすかった部分もあると思います。

実は僕の実家では、5歳頃から外国人のホームステイを受け入れていた

実家で外国人ホームステイを受け入れていた頃の写真

僕と海外との接点は、大人になってから突然始まったわけではありません。

実は僕の実家では、僕が5歳くらいの頃から外国人のホームステイを受け入れていました。

これまで家に滞在した人を数えると、20人以上になります。

国籍もさまざまで、

フランス、アメリカ、タイなど、いろいろな国の人が家にいました。

小学生の頃には、学校の友達と遊ぶ代わりに、ホームステイしていたフランス人のお兄さんと釣りへ行ったり、一緒に出かけたりすることもありました。

当時の僕にとってはそれが普通でした。

でも今振り返ると、

幼い頃から「外国人が家にいること」が特別ではなかった経験は、その後の人生にかなり影響している

と思います。

英語がほとんど話せなかった時期でも、

「外国人だから怖い」

という感覚はあまりありませんでした。

言葉が通じない悔しさはありましたが、

もっと話したい

という気持ちの方が強かったです。

帰国したタイミングで、今度はフランス人ゲストが10日間滞在

僕とアイヴァンが日本へ戻ったタイミングでも、実家にはフランス人のベロニックさんが約10日間ホームステイしました。

ベロニックさんはフランス出身ですが、仕事の関係でアメリカに長く住んでいて、英語も非常に流暢でした。

日本へ来るのは初めてだったそうです。

以前から日本に興味があり、近所に住む日本人から日本語を少し習っていたそうです。

一緒に過ごしているうちに、単なる「宿泊客」という感覚はなくなり、最後にはかなり家族に近い存在になりました。

帰る日は少し寂しかったのを覚えています。

フランス人ホームステイゲストを大阪の温泉へ案内した写真

近所にある温泉「おゆば」へ一緒に行きました
外国人ホームステイゲストと大阪で過ごした様子 日本でホームステイしたフランス人ゲストとの写真 外国人ホームステイゲストと家族で過ごした写真

滞在の最後には、ベロニックさんがフランス料理を作ってくれました。

フランス人ホームステイゲストが実家で作ってくれたフランス料理

滞在の最後にフランス料理を作ってくれました
ホームステイ中に作ってもらったフランス料理 フランス人ゲストとのホームステイ交流
フランス人ホームステイゲストが作ったエクレア

最後はフランスのデザート、エクレア

ホームステイは「英語を勉強する場所」以上のものだった

ホームステイというと、

「英語を使える」

「外国人と交流できる」

というメリットがよく挙げられます。

もちろん、それもあります。

でも僕自身が子どもの頃から感じてきた一番大きな影響は、

「外国人」という大きな括りではなく、一人ひとりを普通の人として見る感覚

だったと思います。

国籍が違っても、

一緒にご飯を食べる。

笑う。

遊ぶ。

ケンカする。

仲良くなる。

そして別れると寂しい。

そういう経験を何度もすると、

「外国人と話す」

というより、

「目の前の人と話す」

という感覚になります。

英語を学ぶと「海外へ行ける」だけではなく、日本の見え方まで変わる

僕は英語を学び始めた頃、

単純に、

「外国人と話せるようになりたい」

と思っていました。

そこから実際に英語を使えるようになると、

海外へ行き、

海外で働き、

外国人と友達になり、

最終的には国際結婚までしました。

そして面白いのは、

海外へ出たことで、日本のことも以前よりよく見えるようになった

ことです。

日本の便利さ。

清潔さ。

家族との距離感。

地域の雰囲気。

一方で、日本特有の窮屈さを感じることもあります。

比較対象ができることで、良いところも悪いところも以前より具体的に見えるようになります。

僕にとって英語は、

海外を見るための道具であると同時に、日本を外側から見るための道具にもなりました。

海外から日本へ帰国して一番感じたこと

9年近く海外をベースに生活して、日本へ戻って改めて感じたのは、

「帰ってきたから昔の生活に戻るわけではない」

ということです。

住んでいる場所は昔と同じでも、

自分自身は変わっています。

一人暮らしを経験した。

海外で仕事をした。

英語を話せるようになった。

いろいろな国籍の人と付き合った。

結婚した。

そうした経験を持った状態で地元へ戻ると、同じ場所でも見える景色は変わります。

僕の場合、日本へ帰国したことは、

海外生活を終えたというより、海外で得たものを日本でどう生かすかを考え始めたタイミング

でした。

海外生活を経験してよかったと思うのは「選択肢が増えたこと」

海外生活について、

「日本より海外の方がいい」

「海外へ出るべき」

と言いたいわけではありません。

海外生活には大変なこともかなりあります。

僕自身も仕事、人間関係、言葉、将来への不安など、いろいろ経験しました。

それでも海外へ出てよかったと思う大きな理由は、

人生の選択肢が一つではなくなったこと

です。

日本で暮らしてもいい。

海外で暮らしてもいい。

日本人と働いてもいい。

外国人と働いてもいい。

日本だけで仕事をしてもいいし、オンラインで海外とつながってもいい。

英語ができることで、

「どちらかしか選べない」から、「自分で選べる」へ変わった

感覚があります。

まとめ|9年ぶりの日本帰国で見えたのは「昔の日本」ではなく「変わった自分」だった

長い海外生活を終えて日本へ戻ったとき、

僕が一番強く感じたのは、

日本が変わったというより、自分が変わっていた

ということでした。

昔は親に任せていた生活を、自分たちで作るようになった。

当たり前だった地元の景色が、新鮮に見えるようになった。

海外で外国人として生活した経験があるから、今度は日本で暮らす妻の立場も想像できるようになった。

そして、子どもの頃から続いていたホームステイという環境が、自分の英語や海外への興味にどれだけ影響していたのかも、改めて分かりました。

僕にとって英語を学ぶことは、

単に外国語を話せるようになることではありませんでした。

出会える人、住める場所、働き方、結婚、そして自分自身の価値観まで広げるきっかけ

になりました。

そして海外へ出たからこそ、最後には日本を見る目まで変わりました。

もし今、

「英語を勉強して、その先に何があるんだろう」

と感じている人がいたら、

答えはテストの点数だけではありません。

今はまだ想像していない人や場所、そして生き方につながっていく可能性がある。

僕自身の海外生活と日本帰国は、その一つの例だったと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事は、日本へ生活拠点を戻した2018年当時の体験を振り返ってまとめたものです。

それでは、See you around!

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