- 1 こんな失敗、してませんか?「anywhere is no problem.」と言ってしまった話
- 2 「どこでもいいよ」は英語でどう言う?
- 3 基本の言い方:It's up to you where we go.
- 4 他にもある「どこでもいいよ」の表現
- 5 その他のバリエーション
- 6 “It’s up to you.” に対する返答集
- 7 ワンポイント
- 8 会話での使い方:自然なフレーズ例(和訳つき)
- 9 スムーズに使うコツとポイント(和訳つき)
- 10 英語表現は「知ってる」だけではなく「使える」ようになることが大切です
- 11 音声を聞いて練習しよう
- 12 よくあるNG表現とその理由
- 13 ワンポイントアドバイス
- 14 英語フレーズ理解チェッククイズ
- 15 似た英語表現・関連語彙一覧
- 16 まとめ:使い分けのポイント
- 17 まとめ:自然に「どこでもいいよ」と伝えるために
こんな失敗、してませんか?「anywhere is no problem.」と言ってしまった話
実は昔、僕もこんな失敗をしたことがあります。
食事の場所を決めるときに、
「どこでもいいよ」と言いたくて思わず出てきたのが…
“Anywhere is no problem.”
ネイティブの友人は意味は理解してくれたものの、
少し不思議そうな顔で「Oh… okay!」と返されてしまいました。
このとき気づいたのは、日本語の発想をそのまま英語に訳すと、微妙に不自然になるということ。
正しくは
“Anywhere is fine.”
や
“I’m okay with anywhere.”
のように言うと、より自然でこなれた表現になります。
こういった経験を通して、「伝わるけど伝わりきらない英語」から「自然に伝わる英語」へとレベルアップすることの大切さを実感しました。
👉「君次第だよ」も英語で言えると便利です。
ネイティブがよく使う自然な言い回しを知りたい方は、
こちらの記事もぜひチェックしてみてください。
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「どこでもいいよ」は英語でどう言う?
こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです!
日常会話でよく使う「どこでもいいよ」。
英語でサラッと言えると、やりとりがとてもスムーズになります。
今回は、そんな「どこでもいいよ」の英語表現と、関連フレーズを紹介します!
基本の言い方:It’s up to you where we go.
「どこでもいいよ」と伝えたいときに便利なのが、
“It’s up to you where we go.”(行く場所はあなたに任せるよ) です。
例えば、食事やショッピングなどで相手に選んでほしいときに使えます。
フレーズのポイント
- It’s up to you. は「あなたに任せるよ」という意味。
- where we go は「私たちが行く場所」。
実は、この文の本当の主語は where we go ですが、それを文頭に置くと長くなりすぎるため、
“It” を仮の主語にして後ろにまわしています。
つまり元の形は、“Where we go is up to you.” ですが、会話では
“It’s up to you where we go.” の方が自然です。
他にもある「どこでもいいよ」の表現
I’m okay with anywhere.
どこでも大丈夫だよ、というニュアンスで使えます。
I’m good with anything.
どの選択肢でも問題ないと伝える、カジュアルでよく使われる表現です。
You decide.
「君が決めて」という意味で、相手に決定をゆだねたいときに使います。
I don’t mind.
選択に特にこだわりがないときに便利なフレーズです。
Whatever works.
どれでもOK、柔らかく「何でもいいよ」と伝えたいときにぴったりです。
その他のバリエーション
Anytime is fine.
「いつでも大丈夫だよ」という意味で、時間の調整などの場面で使えます。
Anywhere is fine as long as you’re there.
「君がいればどこでもいい」という、ちょっとロマンチックな言い方です。
“It’s up to you.” に対する返答集
✅ 相手の気遣いに感謝して受け入れる返答
- Thanks! Then let’s go with that.
ありがとう!じゃあそれにしよう。 - Okay, I’ll decide then.
わかった、じゃあ私が決めるね。 - Alright, let’s try this place.
よし、この場所にしてみよう。
✅ 遠慮しつつも相手に意見を求めるとき
- Are you sure? I don’t mind either way.
本当に?私はどっちでも大丈夫だけど。 - Hmm, I’d rather hear your opinion first.
うーん、先に君の意見を聞きたいな。 - I appreciate it, but what would you prefer?
任せてくれて嬉しいけど、君はどうしたいの?
✅ 決断を引き受けるとき(カジュアル)
- Cool! Then let’s go with pizza.
いいね!じゃあピザにしよう。 - Got it. Let me think for a second.
了解。ちょっと考えさせて。 - Alrighty, I’ll choose something fun.
オッケー、楽しいやつ選ぶね。
✅ 決めるのに迷ってるときの返し
- Tough choice… but okay, I’ll pick.
難しいけど…じゃあ選ぶよ。 - Give me a minute, I need to think.
ちょっと待って、考える時間ちょうだい。 - Hmm… I wasn’t expecting that!
うーん…そうくるとは思わなかった!
ワンポイント
“It’s up to you.” に対しては、相手の気遣いを受け取る姿勢+自分の判断を示すことが大切です。
迷ってもいいので、まずは「ありがとう」「じゃあこうしようかな」とリアクションを返すのが会話をスムーズにするコツです。
会話での使い方:自然なフレーズ例(和訳つき)
✅ 例1:食事の場所を決めるときに
A: Where should we eat tonight?
B: It’s up to you where we go.
A: 今夜どこで食べようか?
B: 君が決めていいよ。どこでもいいよ。
✅ 例2:ショッピングに誘われて
A: I was thinking of going shopping this weekend.
B: Sounds good! It’s up to you where we go.
A: 今週末ショッピングに行こうかと思ってたんだ。
B: いいね!行く場所は任せるよ。
✅ 例3:デートの予定を立てるときに
A: Let’s go somewhere this Saturday.
B: Sure! It’s up to you where we go.
A: 今週土曜、どこか行こうよ。
B: いいよ!場所はそっちに任せる。
スムーズに使うコツとポイント(和訳つき)
✅ コツ①:「任せたいとき」はこの一言でOK
“It’s up to you.”
→ 決断を相手にゆだねたいときは、この一言だけでも十分です。
ややフォーマルですが、ビジネスでもカジュアルでも両方使えます。
例:
What time should we start?
— It’s up to you.
(何時に始める? — 君に任せるよ)
✅ コツ②:「どこでもいい」よりも“あなたに合わせる”が好印象
“Whatever works for you.” や “I’m okay with anywhere.”
→「自分はどこでもOK」と言いつつ、相手への気遣いを見せるフレーズです。
例:
Let me know what’s convenient. I’m okay with anywhere.
(都合のいいのを教えてね。どこでも大丈夫だよ)
✅ コツ③:迷ったら「You decide」で自然に任せる
“You decide.”
→「私は特にないよ、君が決めて」とハッキリ任せたいときに使えます。
カジュアルなシーンで使いやすいです。
これらの表現は、相手に好印象を与えながら“任せる”気持ちを伝えるのにぴったりです。
使う場面をイメージして、ぜひ実践でトライしてみてくださいね!
英語表現は「知ってる」だけではなく「使える」ようになることが大切です
「It’s up to you where we go.」のようなフレーズも、
実際に会話の中でパッと口から出せるかどうかが英語力アップの分かれ道です。
RYO英会話ジムでは、こういった日常でよく使うフレーズを、
アウトプット中心のレッスンで何度も実践。
覚えるだけでなく、“使いながら”身につけていくスタイルです。
実際にレッスンを受けた生徒さんからは、
「話すことで“間違えても大丈夫”というマインドに変わった」
「英語の言い回しだけでなく、自分の思考の癖にも気づけた」
「発言の内容が可視化されて、学びの質が変わった」
など、言語以上の変化を実感する声も多数。
英語が「わかる」から「話せる」に変わる感覚、あなたも体験してみませんか?
音声を聞いて練習しよう
友人へ…
どっか行きたいレストランある?
特にないね。どこでもいいよ。
どこがいいか聞かれて…
君の好きなところならどこでもいいよ。
どこがいいか聞かれて…
どこでもいいよ。
どこがいいか聞かれて…
どこでもいいよ。
「ピクニックにはどの公園に行こうか?」…
どこでも大丈夫だよ。君が選んで。
「公園に行くか、美術館に行くか?」…
決めて。何でもいいよ。
よくあるNG表現とその理由
❌ NG①:Anywhere is no problem.
- なぜダメ?
直訳的な「どこでも問題ない」という日本語の発想から出やすい表現。
意味は伝わるものの、ネイティブはあまりこう言いません。 - 自然な言い方:
✔︎ Anywhere is fine.
✔︎ I’m okay with anywhere.
❌ NG②:You can go anywhere.
- なぜダメ?
「君はどこへでも行っていいよ」というニュアンスになり、
「一緒に行く場所を任せる」という意味にはなりません。 - 自然な言い方:
✔︎ It’s up to you where we go.
✔︎ You decide where we go.
❌ NG③:I don’t care where we go.
- なぜダメ?
文法的には正しいですが、「どうでもいい」と聞こえてしまい、
相手に冷たい印象を与えることがあります。 - 自然な言い方:
✔︎ I’m good with anywhere.(どこでも大丈夫)
✔︎ Whatever works for you.(あなたに合わせるよ)
❌ NG④:Please choose the place instead of me.
- なぜダメ?
丁寧すぎて、逆に不自然。ネイティブはこんなまわりくどい言い方をしません。 - 自然な言い方:
✔︎ You decide.(君が決めて)
✔︎ It’s up to you.
❌ NG⑤:I don’t have any idea.
- なぜダメ?
「アイデアがない」と伝わってしまい、少しネガティブな印象に。 - 自然な言い方:
✔︎ I don’t mind.
✔︎ I’m open to anything.
ワンポイントアドバイス
英語で「どこでもいいよ」を伝えるときは、
“相手にゆだねるニュアンス” を持ったポジティブな表現を選ぶのがコツです。
英語フレーズ理解チェッククイズ
Q1. 「どこに行くかは君に任せるよ」 を自然な英語で表現すると、正しいのはどれ?
A. You go anywhere you want.
B. It’s up to you where we go.
C. I don’t have any idea.
D. Please choose instead of me.
このフレーズは「私たちがどこへ行くかはあなたに任せるよ」という意味。
Aは「君がどこに行ってもいいよ」で一緒に行くニュアンスがなく、
CとDは不自然でネガティブまたは回りくどい印象になります。
Q2. 次のうち、「どこでも大丈夫です」というニュアンスで自然な表現はどれ?
A. Anywhere is no problem.
B. I don’t care anywhere.
C. I’m okay with anywhere.
D. You can go anywhere.
Cはカジュアルで自然な言い回し。Aは意味は伝わりますが不自然で和訳調、
Bは文法的に誤りがあり、Dは「君がどこに行ってもいいよ」という意味になります。
Q3. 「君が決めて」と一言で伝えるカジュアルな表現はどれ?
A. You should decide it.
B. You can go.
C. You decide.
D. Decide yourself.
“君が決めて”という意味で、会話でも非常によく使われるシンプルな表現です。
Aは命令調が強く、BとDは意味が変わってしまうため不適切です。
似た英語表現・関連語彙一覧
✅ It’s your call.
意味:あなたの判断に任せるよ
ニュアンス:少しカジュアル。決断の主導権を相手に渡すイメージ。
✅ You’re in charge.
意味:君が責任者/仕切ってくれ
ニュアンス:軽い任命っぽさがあり、グループでの決定時にも使える。
✅ Whatever you think is best.
意味:あなたが一番良いと思うことに従うよ
ニュアンス:相手の判断を尊重する、やや丁寧な表現。
✅ Go ahead, you decide.
意味:どうぞ、君が決めて
ニュアンス:相手に譲るときや、少し迷っている相手を後押しするイメージ。
✅ I’m easy.
意味:どちらでもいいよ(イギリス英語でよく使う)
ニュアンス:カジュアル。気にしないスタンスを示す。
✅ I’m flexible.
意味:柔軟に対応できるよ/どちらでも大丈夫
ニュアンス:ビジネスでも使える、丁寧でソフトな印象。
✅ I’m open to anything.
意味:何でもウェルカムです
ニュアンス:選択にこだわらない姿勢を示す。ポジティブな印象。
✅ Suit yourself.
意味:好きにして(ただし注意!)
ニュアンス:冷たい・突き放す印象になることも。使い方に注意が必要。
まとめ:使い分けのポイント
フレーズ | 丁寧さ | カジュアル度 | 用途例 |
---|---|---|---|
It’s up to you. | ★★★ | ★★ | 日常会話〜ビジネスまでOK |
You decide. | ★★ | ★★★ | 気軽な会話で使いやすい |
Whatever works. | ★★ | ★★★ | 柔らかく相手に任せたい時 |
I’m okay with anywhere. | ★★★ | ★★ | 特に希望がないとき |
It’s your call. | ★★ | ★★★ | 選択を委ねるとき |
まとめ:自然に「どこでもいいよ」と伝えるために
「どこでもいいよ」は英語で表現するとき、ただ直訳するのではなく、相手への配慮や自然なニュアンスを込めることが大切です。
中でもおすすめなのが、
“It’s up to you where we go.”(どこに行くかは君に任せるよ) という表現。
他にも “I’m okay with anywhere.” や “You decide.” など、場面に応じて使えるフレーズがたくさんあります。
また、「anywhere is no problem」のような和訳調の不自然な表現に注意することもポイントです。
自然なフレーズを知るだけでなく、実際に口に出して使ってみること(アウトプット)が上達の近道。
自信を持って会話で使えるよう、ぜひ繰り返し練習してみてくださいね!
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