こんにちは、RYO英会話ジムです。
「〜のおかげで」は英語で “thanks to 〜” と言います。人や出来事のおかげで良い結果になったときに使える表現です。
例えば、
Thanks to you, I passed the exam.
(あなたのおかげで、試験に合格できました。)
のように使います。
ちなみに、“thanks to 〜” は言い方や文脈によって「〜のせいで」という皮肉な意味になることもあります。
それでは、“thanks to 〜” の意味や使い方、似た表現との違いをさらに詳しく見ていきましょう。
関連記事
- 1 僕の失敗談|“because of you”では「おかげ」が少し伝わりにくかった
- 2 “thanks to 〜”の意味と使い方を詳しく解説
- 3 似た表現との違い
- 4 シーン別英会話|“thanks to 〜”を自然に使ってみよう
- 5 音読しよう
- 6 レッスンでよく見かける“thanks to”の間違いパターン
- 7 間違えること自体は、まったく問題ありません
- 8 なぜ独学だけでは難しいのか
- 9 実際にアウトプットを続けた生徒さんも変わっています
- 10 「知っている」を「話せる」に変えたい方へ
- 11 似た英語表現・関連語彙|“thanks to”と一緒に覚えよう
- 12 迷ったらこの3つから使い分けよう
- 13 練習クイズ|“thanks to”と関連表現を使い分けよう
- 14 よくある質問(FAQ)
- 14.1 Q. “thanks to”とはどういう意味ですか?
- 14.2 Q. “thanks to”の使い方は?
- 14.3 Q. “thanks to”と“because of”の違いは何ですか?
- 14.4 Q. “thanks to”と“thanks for”の違いは何ですか?
- 14.5 Q. “thanks to”は悪い意味でも使えますか?
- 14.6 Q. “thank to”と“thanks to”はどちらが正しいですか?
- 14.7 Q. “Thanks to you.”だけでも使えますか?
- 14.8 Q. “thanks to”はビジネス英語でも使えますか?
- 14.9 Q. “thanks to”と“due to”はどう使い分ければいいですか?
- 14.10 Q. “thanks to”のような表現を会話で自然に使えるようになるには?
- 15 まとめ|“thanks to”を使って感謝を自然に伝えよう
僕の失敗談|“because of you”では「おかげ」が少し伝わりにくかった
僕自身、英語を話し始めたころ、「あなたのおかげで」と言いたいときによく “because of you” を使っていました。
例えば、
Because of you, I was able to do it.
(あなたのおかげで、それができたよ。)
という感じです。
もちろん、文法的には間違いではありません。文脈によっては「あなたのおかげで」という意味にもなります。
ただ、実際に使っていると、なんとなく自分が伝えたい「ありがとう」「あなたのおかげです」という感謝の気持ちまで伝わっていない感じがして、少しモヤモヤしていました。
それもそのはずで、because of 〜 は基本的に「〜が原因で」「〜が理由で」という因果関係を伝える表現です。良いことにも悪いことにも使えるので、それだけでは感謝のニュアンスが強くありません。
一方で、
Thanks to you, I was able to do it.
(あなたのおかげで、それができたよ。)
と言えば、「あなたのおかげ」という感謝の気持ちがよりストレートに伝わります。
僕もこの違いを知ってからは、「原因を伝えたいだけなのか」「相手への感謝まで伝えたいのか」を意識して使い分けるようになりました。
Tips|「原因」ではなく「感謝」を伝えたいなら thanks to
もし「because of you と thanks to you、どっちを使えばいい?」と迷ったら、まずは次のように考えるとシンプルです。
原因・理由を伝える → because of
「あなたのおかげ!」と感謝まで伝える → thanks to
日本語ではどちらも「〜のおかげで」と訳せることがありますが、英語ではニュアンスが少し違います。
僕のように「文法的には合っているはずなのに、なんとなく気持ちが伝わっていない」と感じたことがある方は、ぜひ thanks to を使ってみてください。表現を少し変えるだけで、相手への感謝がグッと伝わりやすくなります。
“thanks to 〜”の意味と使い方を詳しく解説
“thanks to 〜” は、「〜のおかげで」という意味で使われる表現です。
人の助けや、ある出来事がきっかけとなって良い結果につながったときによく使われます。
例えば、
Thanks to you, I finished the project on time.
(あなたのおかげで、プロジェクトを期限内に終えられました。)
この場合、単に「あなたが原因で終わった」ということではなく、「助けてもらってありがたい」という感謝のニュアンスが含まれています。
“thanks to” の後ろには名詞を置く
“thanks to” は、かたまりで前置詞のように使います。
そのため、後ろには基本的に名詞・代名詞・動名詞が続きます。
Thanks to my teacher, I improved my English.
(先生のおかげで、英語が上達しました。)
Thanks to your advice, I made the right decision.
(あなたのアドバイスのおかげで、正しい判断ができました。)
Thanks to working from home, I have more free time.
(在宅勤務のおかげで、自由な時間が増えました。)
ポイントは、“thank to” ではなく、必ず “thanks to” とすることです。
人だけでなく、出来事や環境にも使える
“thanks to” の後ろに来るのは、人だけではありません。
良い結果につながったものであれば、天気、技術、環境、制度などにも使えます。
Thanks to technology, we can work from anywhere.
(テクノロジーのおかげで、どこからでも働けます。)
Thanks to the good weather, we had a great trip.
(天気に恵まれたおかげで、素晴らしい旅行になりました。)
つまり、「これがあったから良い結果になった」と感謝を込めて伝えたいときに使える表現です。
文頭でも文末でも使える
“thanks to 〜” は、文の最初にも最後にも置けます。
Thanks to your help, we finished early.
(あなたの助けのおかげで、早く終わりました。)
We finished early thanks to your help.
(あなたの助けのおかげで、早く終わりました。)
意味はほぼ同じですが、文頭に置くと「何のおかげなのか」を強調しやすくなります。
ネガティブな内容では「〜のせいで」という皮肉にもなる
“thanks to” は基本的にはポジティブな表現ですが、あえて悪い結果に使うと、皮肉を込めた「〜のせいで」という意味になります。
Thanks to the traffic, I missed my flight.
(渋滞のおかげで飛行機に乗り遅れたよ。→ 渋滞のせいで乗り遅れた。)
もちろん、本当に渋滞に感謝しているわけではありません。
日本語で「いや〜、渋滞のおかげで遅刻したよ」のように言う感覚に近く、言い方によって嫌味や皮肉になります。
そのため、ビジネスなど誤解を避けたい場面では、ネガティブな原因を表すなら because of や due to のほうが無難です。
“Thanks to you.” だけでも使える
会話では、文を続けずに “Thanks to you.” とだけ言うこともあります。
ポジティブな状況なら、
It all worked out, thanks to you.
(全部うまくいったよ。あなたのおかげだよ。)
のように、相手への感謝を強く伝えられます。
ただし、声のトーンによっては、
Thanks to you, we’re late.
(君のおかげで遅刻だよ。)
のように皮肉にもなるので、前後の文脈には注意しましょう。
似た表現との違い
「〜のおかげで」「〜が原因で」を表す英語には、ほかにもいくつかあります。
| 表現 | 基本的な意味 | ニュアンス・使い方 |
|---|---|---|
| thanks to 〜 | 〜のおかげで | 感謝やポジティブな気持ちを込めやすい。皮肉で「〜のせいで」にもなる |
| because of 〜 | 〜が原因で/〜のため | ポジティブ・ネガティブ両方に使える中立的な表現 |
| due to 〜 | 〜が原因で/〜のため | ややフォーマル。ビジネスや書き言葉でもよく使う |
| owing to 〜 | 〜が原因で/〜のため | “due to” に近いフォーマルな表現。日常会話ではやや少なめ |
迷ったときは、「感謝まで伝えたいなら thanks to」「単純に原因を伝えたいなら because of」と考えると、かなり使い分けやすくなります。
シーン別英会話|“thanks to 〜”を自然に使ってみよう
“thanks to 〜” は、誰かの助けに感謝するときはもちろん、良い出来事や環境について「〜のおかげで」と伝えたいときにも使えます。
実際の会話でどのように使うのか、シーン別に見てみましょう。
シーン1:友人に助けてもらったとき
プレゼン、完成した?
うん。君のおかげで、時間どおりに終わったよ。
役に立ててよかったよ!
自然に使うコツ
誰かに助けてもらい、その結果うまくいったときは “Thanks to you, 〜.” がとても自然です。
“Because of you” でも原因は伝えられますが、相手への「ありがとう」まで込めたいなら “Thanks to you” がぴったりです。
シーン2:仕事で同僚のサポートに感謝するとき
会議、かなりうまくいったね。
うん。君のアドバイスのおかげで、しっかり準備できたよ。
それはよかった。
自然に使うコツ
“thanks to” の後ろには人だけでなく、your advice(あなたのアドバイス)や your support(あなたのサポート)なども置けます。
仕事では、
thanks to your help
thanks to your support
thanks to your advice
あたりをセットで覚えておくと、かなり使いやすいです。
シーン3:便利なサービスや環境について話すとき
旅行しながら今も仕事してるの?
うん。テクノロジーのおかげで、どこからでも仕事ができるよ。
いい働き方だね。
自然に使うコツ
“thanks to” は、必ずしも人への感謝だけに使うわけではありません。
technology、good weather、the Internet など、「それがあったことで良い結果になったもの」にも自然に使えます。
「〇〇があったから助かったな」という感覚があれば、“thanks to” を使える可能性が高いです。
シーン4:「〜のせいで」と皮肉を言うとき
なんでそんなに遅れたの?
渋滞のせいで、電車に乗り遅れたよ。
それは大変だったね。
自然に使うコツ
悪い結果に “thanks to” を使うと、「〜のおかげで」ではなく、皮肉を込めた「〜のせいで」になります。
ポイントは、後ろの結果を見ることです。
Thanks to the traffic, I got home early.
→ 渋滞のおかげで早く帰れた
Thanks to the traffic, I missed my flight.
→ 渋滞のせいで飛行機に乗り遅れた
このように、良い結果なら「おかげで」、悪い結果なら皮肉な「せいで」と理解するとわかりやすいでしょう。
まずは “Thanks to you, 〜.” から使ってみよう
“thanks to” を覚えたばかりなら、まずは “Thanks to you, 〜.” の形から使ってみるのがおすすめです。
例えば、
Thanks to you, I learned a lot.
あなたのおかげで、たくさん学べました。
Thanks to you, everything went well.
あなたのおかげで、すべてうまくいきました。
のように、良い結果とセットで使うと自然な英文を作りやすくなります。
「〜が原因で」と頭の中で日本語から直訳するのではなく、「助かった!」「ありがたい!」と感じたときに “thanks to” とイメージしておくと、実際の会話でも出てきやすくなります。
音読しよう
友人から…
これは結婚パーティーのプレゼントだよ。
ありがとう!今開けてもいい?
他人の助けや何かに感謝したいときに使える
- 何かに感謝したとき
- 他人の助けに感謝したとき
アイヴァンのおかげで、フィリピンで心地よく住むことができてるんだ。
それを聞けてよかったが、浮気は絶対にするなよ。
嫌味にも使える
友人がしんどそうで….
大丈夫?
友人へ…
新しいマネージャーはどう?
似たような表現2選
- ポジティブな意味
勉強を手伝ってくれたクラスメイトへ…
- ネガティブな意味
ある友人が酔って介護しないといけなくなり電車を逃してしまい…
彼のせいで、最終電車を逃したよ。
“due to 〜”/”owning to 〜”(フォーマル)
電話で…
病気のため、仕事に行くことができません。
起業で成功した友人について….
彼の成功は、運のおかげだと思います。
空港で…
日本からのフライトが悪天候のためキャンセルされました。
“No thanks to 〜”も一緒に押さえておこう
同僚へ…
プロジェクトの進捗はどう?
週末に終わらせたよ、1週間休暇を取っていた君のおかげじゃなけど。
いじわるしないでよ。
レッスンでよく見かける“thanks to”の間違いパターン
ここからは、RYO英会話ジムの生徒さんの実際のレッスンで、発言内容を見える化・添削している中で気づいた間違いパターンを紹介します。
“thanks to” 自体は難しい表現ではありません。
ただ、実際に話してみると、「意味は通じるけど少し不自然」「because of や thanks for と混ざってしまう」といった細かなミスが意外とよく出てきます。
NG① “Thank to you” と言ってしまう
❌ Thank to you, I finished the project.
⭕ Thanks to you, I finished the project.
(あなたのおかげで、プロジェクトを終えられました。)
“〜のおかげで” という意味で使う場合は、thank to ではなく thanks to が正しい形です。
“Thank you.” のイメージに引っ張られて “Thank to you” としてしまわないように注意しましょう。
NG② “thanks for” と “thanks to” が混ざる
❌ Thanks for you, I passed the exam.
⭕ Thanks to you, I passed the exam.
(あなたのおかげで、試験に合格しました。)
ここは特に混ざりやすいポイントです。
Thanks for 〜 は、「〜をありがとう」と感謝を直接伝えるときに使います。
Thanks for your help.
(手伝ってくれてありがとう。)
一方、
Thanks to 〜 は、「〜のおかげで、その結果こうなった」と伝える表現です。
Thanks to your help, I finished early.
(あなたの助けのおかげで、早く終わりました。)
for=何に感謝しているか、to=何のおかげで結果が出たかと考えると整理しやすいです。
NG③ “thanks to” の後ろにそのまま文章を置く
❌ Thanks to you helped me, I finished early.
⭕ Thanks to your help, I finished early.
(あなたの助けのおかげで、早く終わりました。)
または、
⭕ Because you helped me, I finished early.
(あなたが助けてくれたので、早く終わりました。)
“thanks to” の後ろには基本的に、名詞・代名詞・動名詞などを置きます。
そのため、
thanks to you
thanks to your advice
thanks to the Internet
のような形をまず覚えてしまうのがおすすめです。
NG④ “Thanks to 〜” をネガティブな場面で無意識に使う
△ Thanks to the system error, the meeting was canceled.
「システムエラーのため会議が中止された」と中立的に伝えたいのであれば、
⭕ Due to the system error, the meeting was canceled.
(システムエラーのため、会議が中止されました。)
のほうが自然です。
“thanks to” を悪い結果に使うと、
「システムエラーのおかげで会議が中止になったよ」
というような、皮肉っぽいニュアンスになることがあります。
特にビジネスでは、単純に原因を伝えたいだけなら because of / due to を使ったほうが誤解されにくいです。
NG⑤ 「ありがとう」と「〜のおかげで」を同じ形で考えてしまう
例えば、誰かに助けてもらって、
❌ Thanks to helping me.
と言いたくなることがありますが、相手に直接「助けてくれてありがとう」と言うなら、
⭕ Thanks for helping me.
(助けてくれてありがとう。)
その助けによって良い結果になったことを伝えるなら、
⭕ Thanks to your help, I finished everything.
(あなたの助けのおかげで、全部終わりました。)
となります。
日本語ではどちらも「ありがとう」「おかげで」と近い感覚で使えるため、英語にするときに混ざりやすいポイントです。
間違えること自体は、まったく問題ありません
こうしたミスを見ると、「間違えないように話さないと」と思うかもしれません。
でも、僕はむしろ逆だと思っています。
英語は、実際に使って間違えたところから伸びます。
僕自身も、昔は “because of you” ばかり使って、「なんとなく自分の伝えたい感謝と違うな」とモヤモヤしていました。
そこから、
話す → 違和感に気づく → 修正する → もう一度使う
を繰り返してきたからこそ、少しずつ自然な英語が使えるようになりました。
間違いは、英語ができない証拠ではありません。
「次に直す場所が見つかった」ということです。
なぜ独学だけでは難しいのか
英語学習で難しいのは、自分では「間違っていること」に気づきにくいことです。
特に、ある程度英語を話せるようになると厄介です。
意味は通じる。
会話もなんとなくできる。
だから、そのまま同じ表現を何年も使ってしまう。
でも、なんとなく話せる人こそ、そこで中途半端に終わらせてほしくありません。
知識を増やすだけではなく、
実際にアウトプットする → 間違える → フィードバックを受ける → 言い直す → また使う
ここまで繰り返して、初めて「知っている英語」が「使える英語」に変わっていきます。
実際にアウトプットを続けた生徒さんも変わっています
例えば、ある受講生の方は、もともとアプリやオンライン英会話で学習経験があり、英語メールやチャットには対応できていました。
それでも、実際の会議や1on1になると、言いたいことを瞬時に英語にしたり、論理的に説明したりすることに課題を感じていました。
そこで、スピーキングテストやディスカッションなどを通して、実際に話して、フィードバックを受け、もう一度アウトプットする練習を継続。
受講後には、会議で論理的に意見を伝えたり、理由や具体例を交えて説明したり、会話をリードしたりする場面が増えています。
また別の受講生の方も、当初は英語で深い話題になるとうまく表現できず、自信を持てないことが課題でした。
毎日のアウトプットと添削、実践的な会話練習を重ねた結果、多少のミスがあっても自信を持ってやり取りできるようになり、外国人との会話も以前より長く続けられるようになっています。
大切なのは、最初から完璧に話すことではありません。
間違えても話す。そして、その間違いを放置しない。
これが本当に大事です。
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似た英語表現・関連語彙|“thanks to”と一緒に覚えよう
“thanks to” を覚えたら、似た意味を持つ表現も一緒に押さえておくと、会話の幅がグッと広がります。
特に、「原因を伝えるのか」「感謝を伝えるのか」「フォーマルに言うのか」で使い分けられるようになると、英語がより自然になります。
1. because of 〜|〜が原因で・〜のため
“because of 〜” は、「〜が原因で」「〜のため」という意味です。
“thanks to” と違い、感謝のニュアンスは基本的にありません。良い結果にも悪い結果にも使える、中立的な表現です。
会話例
今朝、なんで遅れたの?
渋滞のせいで、電車に乗り遅れたんだ。
それは大変だったね。
自然に使うコツ
“thanks to” は「ありがたい」という気持ちが入りますが、“because of” は単純に原因と結果を説明するだけです。
迷ったら、
感謝を伝えたい → thanks to
原因を説明したい → because of
と考えると使い分けやすいです。
2. due to 〜|〜が原因で・〜のため
“due to 〜” も「〜のため」「〜が原因で」という意味ですが、because of より少しフォーマルです。
ビジネスメールやアナウンス、報告などでもよく使われます。
会話例
どうして会議が中止になったの?
システム上の問題により、中止になったよ。
なるほど。日程を変更しよう。
自然に使うコツ
日常会話なら “because of” で十分なことも多いですが、仕事で少し客観的・フォーマルに原因を説明したいときは “due to” が便利です。
due to bad weather
悪天候のため
due to technical issues
技術的な問題のため
のような組み合わせは、ビジネスでもよく使われます。
3. owing to 〜|〜が原因で・〜のため
“owing to 〜” も “due to” とほぼ同じ意味で、「〜のため」「〜が原因で」を表します。
ややフォーマルな表現で、日常会話では “because of” や “due to” のほうがよく使われます。
会話例
どうしてイベントは延期されたの?
悪天候のため、延期されたんだ。
早く天気が良くなるといいね。
自然に使うコツ
意味としては覚えておいて損はありませんが、会話で無理に使う必要はありません。
まずは、
because of → 日常会話
due to → ビジネス・少しフォーマル
を使えるようにして、そのあと “owing to” も理解できるようにしておけば十分です。
4. thanks for 〜|〜をありがとう
“thanks for 〜” は、“thanks to” と形が似ていますが、意味は違います。
“thanks for 〜” は「〜してくれてありがとう」「〜をありがとう」と、相手に直接感謝を伝える表現です。
会話例
今朝、書類を送っておいたよ。
こんなに早く送ってくれてありがとう。
どういたしまして。
自然に使うコツ
“thanks to” と混同しやすいので、次のように整理すると簡単です。
Thanks for your help.
手伝ってくれてありがとう。
Thanks to your help, I finished early.
あなたの助けのおかげで、早く終わりました。
つまり、
for → 感謝する対象
to → そのおかげで起きた結果
という違いです。
5. with the help of 〜|〜の助けを借りて
“with the help of 〜” は、「〜の助けを借りて」「〜の力を借りて」という意味です。
“thanks to” ほど強い感謝のニュアンスはなく、誰かや何かのサポートを受けて結果を出したことを説明するときに使えます。
会話例
そのWebサイト、自分一人で作ったの?
完全に一人じゃないよ。チームの助けを借りて作ったんだ。
すごくいいね。
自然に使うコツ
「〜のおかげで」と感謝を強調したいなら “thanks to”。
一方で、単純に「誰かのサポートを受けて何かをした」と説明するなら “with the help of” が自然です。
6. fortunately|幸いにも・運よく
“fortunately” は、原因を表す表現ではありませんが、良い結果になったことをポジティブに伝えたいときによく使います。
日本語では「幸いにも」「運よく」という意味です。
会話例
空港には時間どおり着けた?
幸いにも、飛行機が遅れていたんだ。
それはラッキーだったね!
自然に使うコツ
“thanks to” は「何のおかげなのか」を伝えますが、“fortunately” は「結果的にラッキーだった」という気持ちを表します。
例えば、
Thanks to the delay, I caught the flight.
遅延のおかげで、飛行機に間に合いました。
Fortunately, the flight was delayed.
幸いにも、飛行機が遅れていました。
のように、視点が少し違います。
迷ったらこの3つから使い分けよう
似た表現がたくさんありますが、最初からすべてを使いこなす必要はありません。
まずは、
thanks to 〜 → 「〜のおかげで」と感謝を伝える
because of 〜 → 原因・理由を中立的に伝える
due to 〜 → フォーマルに原因を伝える
この3つを使い分けられるようになるだけでも、かなり自然な英語になります。
特に日本語では同じ「〜のおかげで」「〜のため」と訳せる表現でも、英語では話し手の気持ちや場面によって選ぶ表現が変わることを意識してみてください。
練習クイズ|“thanks to”と関連表現を使い分けよう
ここまで紹介してきた “thanks to” や関連表現を、実際の場面で使い分けられるかチェックしてみましょう。
第1問
「あなたのおかげで、プロジェクトを期限内に終えられました」と、相手への感謝を込めて伝えるなら最も自然なのはどれでしょう?
A. Because of you, I finished the project on time.
B. Thanks to you, I finished the project on time.
C. Due to you, I finished the project on time.
D. Thanks for you, I finished the project on time.
“thanks to 〜” は、「〜のおかげで」と感謝を込めて、良い結果につながった原因を伝える表現です。
Aの “because of you” も文脈によっては使えますが、基本的には原因を中立的に表すため、「あなたのおかげ」という感謝はBほど明確ではありません。
Cの “due to you” は、このように人への感謝を直接伝える表現としては不自然です。
Dの “thanks for” は「〜をありがとう」という形なので、“Thanks for your help.” のように使います。
第2問
「手伝ってくれてありがとう」と、相手の行為そのものに感謝するときに自然なのはどれでしょう?
A. Thanks to helping me.
B. Thanks for helping me.
C. Because of helping me.
D. Due to helping me.
“thanks for 〜” は、「〜してくれてありがとう」と、感謝する対象や行為を伝えるときに使います。
“Thanks for helping me.” で「手伝ってくれてありがとう」という自然な表現になります。
Aの “thanks to” は「〜のおかげで」と、その後に起きた結果を伝えるときに使うのが基本です。
Cの “because of” とDの “due to” は原因・理由を表す表現なので、相手に直接「ありがとう」と伝える表現にはなりません。
第3問
会社から「悪天候のため、本日のイベントは中止となりました」と客観的・ややフォーマルに伝えるなら最も自然なのはどれでしょう?
A. Thanks to bad weather, today’s event has been canceled.
B. Thanks for bad weather, today’s event has been canceled.
C. Due to bad weather, today’s event has been canceled.
D. Fortunately, bad weather, today’s event has been canceled.
“due to 〜” は、「〜のため」「〜が原因で」という意味で、ビジネスやアナウンスなど少しフォーマルな場面でもよく使われます。
Aの “thanks to” を悪い結果と一緒に使うと、「悪天候のおかげで中止になった」という皮肉のように聞こえる可能性があります。
Bの “thanks for” は感謝を直接伝える表現なので、この文脈には合いません。
Dの “fortunately” は「幸いにも」という副詞ですが、この文の形では文法的にも不自然です。
第4問
次の空欄に入る最も自然な表現はどれでしょう?
□□□□ your advice, I was able to make the right decision.
(あなたのアドバイスのおかげで、正しい判断ができました。)
A. Thanks to
B. Thanks for
C. Fortunately
D. Owing
Thanks to your advice で、「あなたのアドバイスのおかげで」という意味になります。
良い結果につながった原因に感謝しているので、“thanks to” がぴったりです。
Bの “thanks for your advice” なら「アドバイスをありがとう」という意味になりますが、そのまま後ろの “I was able to…” にはつながりません。
Cの “fortunately” は「幸いにも」という副詞なので、“your advice” をそのまま後ろに置けません。
Dは “owing to” なら文法的には可能ですが、“owing” だけでは不完全です。また、感謝の気持ちを明確にするなら “thanks to” のほうが自然です。
第5問
渋滞が単純に「遅刻の原因だった」と、皮肉を込めず中立的に言いたい場合、最も自然なのはどれでしょう?
A. Because of the traffic, I was late.
B. Thanks to the traffic, I was late.
C. Thanks for the traffic, I was late.
D. With the help of the traffic, I was late.
“because of 〜” は、原因・理由を中立的に説明するときに便利な表現です。
Aでは「渋滞が原因で遅刻した」という事実だけを伝えています。
Bの “thanks to” を使うと、「渋滞のおかげで遅刻したよ」という皮肉なニュアンスが出る可能性があります。
Cの “thanks for” は「〜をありがとう」という感謝の表現なので不自然です。
Dの “with the help of” は「〜の助けを借りて」という意味なので、渋滞による遅刻には合いません。
第6問
「チームの助けを借りて、このWebサイトを完成させました」と、誰かのサポートを受けたことを客観的に説明したい場合はどれでしょう?
A. I completed this website with the help of my team.
B. I completed this website because my team.
C. I completed this website thanks for my team.
D. I completed this website fortunately my team.
“with the help of 〜” は、「〜の助けを借りて」という意味です。
相手への感謝を強く前面に出すというより、「サポートを受けて実現した」という事実を自然に説明できます。
Bは “because” の後ろに基本的に文が必要なので、“because my team” では不自然です。“because of my team” なら文法的には可能です。
Cの “thanks for” は「〜をありがとう」という表現なので、この形では使えません。
Dの “fortunately” は「幸いにも」という副詞であり、“my team” を直接続けることはできません。
第7問
空港へ向かう途中で遅れてしまいましたが、飛行機も遅延していて間に合いました。「幸いにも、飛行機が遅れていました」と言うならどれでしょう?
A. Thanks for, the flight was delayed.
B. Fortunately, the flight was delayed.
C. Due to, the flight was delayed.
D. With the help of, the flight was delayed.
“fortunately” は、「幸いにも」「運よく」という意味です。
原因そのものを説明するのではなく、「結果的にラッキーだった」と感じる状況で使えます。
Aの “thanks for” は後ろに感謝する対象が必要です。
Cの “due to” は “due to bad weather” のように、後ろに原因となる名詞などを置きます。
Dの “with the help of” も「〜の助けを借りて」という表現なので、この形では使えません。
第8問
次のうち、文法的にも意味的にも自然な英文はどれでしょう?
A. Thanks to you helped me, I finished early.
B. Thank to your help, I finished early.
C. Thanks to your help, I finished early.
D. Thanks for your help, I finished early because.
Thanks to your help で、「あなたの助けのおかげで」という自然な表現になります。
“thanks to” の後ろには、基本的に名詞・代名詞・動名詞などを置きます。
Aは “you helped me” という文をそのまま “thanks to” の後ろに置いているため不自然です。
Bは “Thank to” ではなく、“Thanks to” が正しい形です。
Dの “Thanks for your help.” 自体は正しいですが、最後の “because” の後ろに理由を表す文がなく、文として完成していません。
何問できましたか?
特に押さえておきたいのは、次の使い分けです。
thanks to 〜 → 「〜のおかげで」感謝を含む
thanks for 〜 → 「〜をありがとう」直接感謝する
because of 〜 → 「〜が原因で」中立的
due to 〜 → 「〜のため」ややフォーマル
with the help of 〜 → 「〜の助けを借りて」
fortunately → 「幸いにも」
意味を読むだけなら簡単でも、実際の会話で瞬間的に選べるかどうかは別物です。
間違えても大丈夫なので、「自分ならこの場面でどれを使う?」と考えながら、何度か声に出して練習してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. “thanks to”とはどういう意味ですか?
A. “thanks to 〜”は「〜のおかげで」という意味です。人の助けや出来事によって良い結果になったときに使います。たとえば、Thanks to you, I passed the exam. で「あなたのおかげで試験に合格しました」となります。
Q. “thanks to”の使い方は?
A. “thanks to”の後ろには名詞・代名詞・動名詞を置きます。たとえば、Thanks to your help, I finished early. のように使います。文頭だけでなく、I finished early thanks to your help. と文末に置くこともできます。
Q. “thanks to”と“because of”の違いは何ですか?
A. 大きな違いは感謝のニュアンスです。“thanks to”は「〜のおかげで」とポジティブな気持ちを含みやすい一方、“because of”は「〜が原因で」と原因や理由を中立的に説明するときに使います。
Q. “thanks to”と“thanks for”の違いは何ですか?
A. “thanks to”は「〜のおかげで」、“thanks for”は「〜をありがとう」です。たとえば、Thanks to your help, I finished. は「助けのおかげで終わった」、Thanks for your help. は「助けてくれてありがとう」です。
Q. “thanks to”は悪い意味でも使えますか?
A. はい。悪い結果と一緒に使うと、皮肉な「〜のせいで」という意味になります。たとえば、Thanks to the traffic, I missed my flight. は「渋滞のせいで飛行機に乗り遅れた」という少し嫌味のある言い方です。
Q. “thank to”と“thanks to”はどちらが正しいですか?
A. 正しいのは“thanks to”です。「〜のおかげで」という意味で使う場合は、必ず thanks と複数形の形になります。Thank to you とは言わないので、Thanks to you. をひとかたまりで覚えておくと安心です。
Q. “Thanks to you.”だけでも使えますか?
A. はい、使えます。“Thanks to you.”は「あなたのおかげです」という意味です。良い結果について話している場面なら感謝を伝えられます。ただし、声のトーンや状況によっては皮肉にもなるため、前後の文脈には注意しましょう。
Q. “thanks to”はビジネス英語でも使えますか?
A. はい。同僚やチームへの感謝を伝える場面で自然に使えます。たとえば、Thanks to your support, we completed the project on time. と言えば、「皆さんのサポートのおかげで期限内に完了しました」と伝えられます。
Q. “thanks to”と“due to”はどう使い分ければいいですか?
A. “thanks to”は感謝やポジティブな結果を表しやすく、“due to”は「〜のため」と客観的・ややフォーマルに原因を伝える表現です。ビジネスの報告やアナウンスで原因を説明するときは、due to がよく使われます。
Q. “thanks to”のような表現を会話で自然に使えるようになるには?
A. 意味を覚えるだけでなく、実際に声に出して使い、間違いを修正することが大切です。RYO英会話ジムでは、発言をその場で可視化・添削し、「知っている英語」を「話せる英語」に変えるアウトプット練習を重視しています。
まとめ|“thanks to”を使って感謝を自然に伝えよう
今回は、“thanks to 〜”=「〜のおかげで」の意味や使い方について紹介しました。
ポイントを簡単に振り返ると、
- thanks to 〜 → 「〜のおかげで」
- thanks for 〜 → 「〜をありがとう」
- because of 〜 → 「〜が原因で」と中立的に伝える
- due to 〜 → 「〜のため」と少しフォーマルに伝える
- 悪い結果に thanks to を使うと、「〜のせいで」という皮肉になることもある
大切なのは、意味を覚えて終わりにしないことです。
実際に使う → 間違える → 修正する → もう一度使う。
この繰り返しで、「知っている英語」が少しずつ「自分の言葉として使える英語」に変わっていきます。
英語は、間違えながら伸ばしていけば大丈夫です。僕自身も、その繰り返しで話せるようになりました。
RYO英会話ジムでは、あなたの発言をその場で見える化・添削し、アウトプットしながら改善するトレーニングを行っています。
「知っているのに、とっさに出てこない」を変えたい方は、ぜひ無料体験から試してみてください。








































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