こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。本日は「It’s difficult to〜」と表現する際に活用できる同義語やその使い方についてお伝えします。英会話中、覚えたての単語やフレーズを繰り返し使ってしまうことは誰にでもありますが、類義語を覚えることで、より豊かな表現が可能になります。この記事を通じて、皆さんの英語の語彙力をさらに伸ばしていくためのヒントを提供します。それでは、さっそく見ていきましょう。
目次
1. It’s hard to…
英語を勉強している友人から…
まず一つ目が、形容詞hardです。肉体的にも精神的にも難しい、つまり簡単でない場合に使いますね。ただしhardは完全にdifficultと置き換え可能かというとそうではありません。肉が硬い場合の「硬い」はhardを使いますし、一生懸命勉強する場合の「一生懸命に」はhardを使い、さらに日本酒は強いの「強い」もhardを使い、いずれもdifficultにはない意味です。その辺りをしっかりと押さえながら使い分けましょう。hardに関しては以下2点、参考になる記事があるのでお時間があれば読んでみてください。
ネイティブ発音については、hardのdをほとんど発音せずに「ハー(ド)」のようになり、ほのかに「ド」の音が残る感じです。詳しくはネイティブはこう発音する”good time”や”hard time”が聞き取れないのはなぜ?を参考にしてみてください。
2. It’s not easy to…
同僚がおしゃべりしていて…
2つ目は、not easyです。「簡単でない」ということは「難しい」ということにあたるので、これも使わないわけにはいきません。ただしすでにご紹介したdifficultやhardと違い、遠回しな伝え方なので、丁寧な言い回しといってもよいでしょう。 not easyのネイティブ発音については、notのtを発音せず、「ノッ イージー」のようになります。
3. It’s tough to…
上司から…
あの顧客と交渉するのは難しいぞ。
3つ目はtoughです。toughもdifficultと同じ意味で使うことができますが、違いはtoughは「強い」という意味で使うことができるところです。例えば、日本語でも「タフなやつ」と言ったりしますが、英語でも同じです。”He is a difficult person.”は扱いにくい人ですが、”He is a tough person.”は困難な状況などにもうまく対応できる強い人のことを言います。その辺りの違いを把握して使い分けるようにしましょう。またhardと同じ「硬い」という意味もあります。This meat is too tough to eat.「この肉は硬すぎて食べられない」とhardと置き換えて使うことができます。
4. It’s challenging to…
最近ベンチャー企業に就職した友人が…
あの会社で働くのはやりがいがあるね。
最後はchallengingです。意味は「やりがいのある」です。これも「難しい」というニュアンスがあるのですが、少し使い方が違います。hardやdifficultに比べてポジティブな意味合いで使われます。特に自分の能力が試されるような状況だったり、何か夢や目標に突き進んでいるときに困難に直面した際に使います。そのあたりを把握して使い分けるようにしましょう。
5. It’s tricky to…
仕事と個人生活のバランスを取るのは難しい。
「It’s tricky to…」は何かをするのが巧妙さや技術を要することを示します。この表現は、簡単に解決できない微妙な問題や状況に使われます。
6. It’s complicated to…
非科学者に量子物理学を説明するのは複雑です。
「It’s complicated to…」は、多くの複雑な要素やステップが関与する状況を表します。この表現は、単純な解決策が存在しない複雑なタスクやアイデアに適しています。
7. It’s not simple to…
新しい言語を習得するのは簡単ではありません。
「It’s not simple to…」は、何かが直接的または容易ではないことを強調します。この表現は、努力や時間が必要な状況やタスクに使われることが多いです。
8. It’s a struggle to…
急速な技術変化に追いつくのは大変です。
「It’s a struggle to…」は、非常に困難で、多大な努力が必要な状況を表します。このフレーズは、挑戦的な状況や感情的な困難が伴う場合に特に使われます。
9. It can be difficult to…
現在の経済状況では良い仕事を見つけるのが難しい場合があります。
「It can be difficult to…」は、何かが一般的に難しいかもしれないが、常にそうとは限らない状況を指します。この表現は、潜在的な困難を暗示しつつも、それが常に発生するわけではないという柔軟性を持っています。
10. It’s arduous to…
エベレスト登山は困難です。
「It’s arduous to…」は、非常に労力を要し、体力的にも精神的にも要求が厳しい状況を示します。この表現は、大変な努力や持久力を必要とする挑戦に最適です。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が”It’s difficult to 〜”と同じ意味の言い回し4選とその使い方をご紹介でした。それではSee you around!
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