こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。英語で「死」を表現する際、多くの人が「die」と「pass away」という言葉を使います。しかし、これらの言葉はどのように異なり、どのような場面で使われるのでしょうか?この記事では、それぞれの言葉の意味と使い方について詳しく解説していきます。それではまいりましょう。
目次
使い分け
- Die:直接的で、やや生々しい表現です。日常会話やニュース報道でよく使われます。「He died in a car accident(彼は交通事故で亡くなった)」のように具体的な死因を伝える場合によく使用されます。
- Pass away: より柔らかく、敬意を表す表現です。特に故人に対する敬意を表す場合や、感情的なトピックを扱う際に用いられます。「She passed away peacefully(彼女は穏やかにこの世を去った)」のように、穏やかで優しいニュアンスを伝えたいときに適しています。
丁寧に言うならpass away
まずは二人の会話を見てみましょう。
友人へ…
今週末葬式に出席してくるね。友達のお父さんが昨夜亡くなったんだ。
「〜が亡くなる」と英語で伝えたいときは、”〜 pass away.”を使います。「死ぬ」という言葉が少し直接的なので、それを和らげたいときに使える便利な英会話フレーズです。”die”も”pass away”も意味に違いはありません。日本語でも同じですが、「〜が死んだ。」というのと「〜が亡くなった。」というのでは響が違ってきますよね。「〜亡くなった。」というほうが直接的でなくソフトに聞こえます。英語も同じで、直接的な表現を避けるときや、また丁寧な表現として使われます。
お葬式では100%〇〇を使う
お葬式では”die”ではなく必ず”pass away”を使います。これは英語圏ではある種の常識のようなものになっています。”die”だと直接的または、冷たい感じがするからです。なので、もし海外もしくは外国人の友人のお葬式に出席するようなことがあれば”pass away”を使いましょう。
新聞では〇〇がよく使われる
一方で”die”は新聞でよく使われます。もちろん”pass away”も使われますが、ニュースでは字数に制限があるため、”pass away”より”die”のほうが好まれるそうです。
went to live with God
キリスト教徒の人たちや、または文章では、”pass away”や”die”のかわりに”went to live with God”や”went to live with angels”といった表現をすることもしばしばあります。グーグルで”went to live with God”を検索してみると180万件もヒットしました。まぁまぁ使われているということです。
「健在です」は何て言う?
ちなみに「健在です。」と言いたいときは、”〜 is still alive.”ではなく、“〜 is still around.”と表現します。肯定文で紹介していますが、もちろん疑問文で、「〜はご健在ですか?」と聞きたい時は、”Is 〜 still around?”となります。
似たような表現とその解説
Kick the bucket
非公式で少しユーモラスな表現。「彼はバケツを蹴った」のように死を比喩的に表します。
Departed
よりフォーマルで、故人を指す際に使われることが多い。「The departed was a well-respected man(故人は尊敬される人物でした)」といった使い方をします。
Go to a better place
死をより抽象的で柔らかい表現で伝える。「彼女はもっと良い場所へ行った」という意味です。
関連する語彙
Funeral (葬儀)
- “We attended his funeral last week.”
- (先週、彼の葬儀に参列しました。)
Condolences (哀悼)
- “I offer my deepest condolences.”
- (心から哀悼の意を表します。)
Bereaved (遺族)
- “The bereaved family received many messages of support.”
- (遺族は多くの支援のメッセージを受け取りました。)
押さえておきたいポイント
- 「die」は直接的であり、事実を伝える際に適しています。
- 「pass away」はより柔らかく、敬意を表すニュアンスがあります。
- 文脈に応じて、これらの言葉を選んで使用しましょう。
dieに関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が、”die”と”pass away”の違いと使い分けでした。「die」と「pass away」は英語における「死」を表す基本的な言葉です。これらの言葉を正しく使い分ける機会があれば使ってみましょう。それでは、See you again!
分かりやすかったです
コメントありがとうございます。