- 1 「Can't stand」の意味と使い方【英会話でよく使う表現】
- 2 「立つってどういうこと?」初めて聞いたときの勘違いエピソード
- 3 「Can't stand」の基本の意味
- 4 どんな場面で使うの?
- 5 応用表現いろいろ
- 6 まとめ
- 7 アウトプット重視で「使える英語力」を育てるなら|RYO英会話ジム
- 8 会話での自然な使い方【例文&和訳】
- 9 自然に使いこなす3つのコツ
- 10 おわりに
- 11 音声を聞いて練習しよう
- 12 よくあるNG表現パターン【“can’t stand”編】
- 13 まとめ
- 14 【補足】“stand”は本来どういう意味?自動詞としての使い方
- 15 「立つ」と「耐える」の違いに注意!
- 16 「can’t stand」に似た感情表現【比較で覚える!】
- 17 まとめ
- 18 ✅「can’t stand」練習クイズ【全5問】
- 19 ✅ この記事のまとめ
「Can’t stand」の意味と使い方【英会話でよく使う表現】
こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
英語には、日常会話でよく登場する便利な表現がたくさんありますが、「Can’t stand」はその中でも特に使えるフレーズです。
この表現を知っておくと、嫌いなことや我慢できないことをハッキリ伝えることができます。
それでは、意味と使い方を一緒に見ていきましょう!
💡ちなみに、「我慢する」「耐える」といった表現では、似た意味でよく使われるフレーズもあります。たとえば…
👉 put up with 〜 の意味と使い方【不快なことに】
こちらの記事では、「put up with」というよりフォーマルで柔らかい表現について解説しています。合わせて読むと、表現の幅がぐっと広がりますよ!
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「立つってどういうこと?」初めて聞いたときの勘違いエピソード
実は、私自身も「can’t stand」という表現を初めて聞いたとき、大きな勘違いをしていました。
当時、ネイティブの友人がこう言ったんです。
“Ugh, I can’t stand this weather.”
その瞬間、頭に浮かんだのはこんなイメージ。
「え?この天気の中で…立てない?どういうこと?」
英語の「stand=立つ」という基本的な意味しか知らなかった私は、
「この人、雨で足を滑らせて立てないのかな?」なんて本気で思ってしまいました。
もちろん、実際には「この天気、ほんと無理」「もうイヤだ」という意味だったわけです。
このときの経験から痛感したのは、英語って、単語の“直訳”ではなく、フレーズで“感じを掴む”ことが大事なんだということ。
そして、間違えることこそが学びの種になるということでした。
いま振り返ると、あの勘違いのおかげで、「can’t stand」が感情を表す強めのフレーズなんだと、一発で体に染み込みました。
こんなふうに、ちょっとした失敗も、実際に使ってみるからこそ得られる気づきにつながります。
だからこそ、学びの中に「アウトプットの場」を持つことがとても大切なんですよね。
「Can’t stand」の基本の意味
「Can’t stand 〜」は「〜が我慢できない」「〜が大嫌い」という意味です。
「stand」は「耐える」という意味を持ちますが、否定形にすることで「もうムリ!」というニュアンスになります。
どんな場面で使うの?
人の行動やクセに対して
- I can’t stand his smoking.
(彼の喫煙が耐えられない)
食べ物や飲み物に対して
- I can’t stand coffee.
(コーヒーが苦手)
環境や状況に対して
- I can’t stand the noise.
(その騒音に耐えられない)
※このように「can’t stand + 名詞・代名詞」の形で使います。
※「can’t」は「cannot」の短縮形。フォーマルな場では「cannot stand」と書いてもOKです。
※肯定形(can stand)では基本的に使われません。
応用表現いろいろ
I can’t stand it anymore.
このフレーズはよく聞きますよね!
- 意味:もう耐えられない/もう限界!
たとえば…
- 長時間の残業に疲れたとき
- ストレスが溜まったとき
- ある人の態度にイライラがピークに達したとき
そんなときにこの表現がぴったりです。
Can’t stand the sight of 〜
こちらは少し丁寧で、「〜の光景を見るのも耐えられない」という意味。
- I can’t stand the sight of blood.
(血を見るのが耐えられない)
見ただけで不快になるようなものや人に使います。
視覚的に嫌なものが対象です。
Can’t stand doing 〜
「〜するのが嫌い・我慢できない」と言いたいときにはこの形を使います。
- I can’t stand waiting in line.
(列に並ぶのが耐えられない)
動詞に「ing」をつける(=動名詞)ことで、「〜すること」という意味になります。
人を主語にする場合
- I can’t stand him singing loudly.
(彼が大声で歌うのが耐えられない) - I can’t stand his attitude.
(彼の態度が耐えられない)
※人が動作する場合、「his」や「him」などの代名詞を使うルールがあります。
まとめ
「Can’t stand」は、日常会話で強い嫌悪感や不快感をはっきり伝えたいときに使える超便利フレーズです。
- 名詞や代名詞を続けて「〜が嫌い」
- 動名詞を使って「〜するのが嫌い」
- the sight of 〜で「〜の光景を見るのもイヤ」
使える場面がとても多いので、ぜひ日常の英会話に取り入れてみてくださいね!
アウトプット重視で「使える英語力」を育てるなら|RYO英会話ジム
「Can’t stand」のような表現を理解するだけでは終わらせたくない方へ。
RYO英会話ジムでは、実際に話して間違える中で表現を“使える自分のもの”に変えるアウトプット中心のトレーニングを行っています。
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たとえば、こんな声をいただいています:
💬「話すことで、“あれ?これ通じないんだ”って気づけたのが大きかったです。そこから学びがグッと深まりました」
― 30代・会社員(外資系企業)
💬「中学英語の知識はあったのに、いざ話すと何も出てこなかった。でも、毎週レッスンで口に出すうちに、少しずつ自分の言葉になってきました」
― 40代・営業職
💬「一人では“これで合ってるのかな?”と不安だったけど、添削とフィードバックがあるから自信を持てました」
― 20代・大学院生
英語は、「知っている」から「使える」へ進化したときに、はじめて武器になります。
その第一歩として、安心して間違えられる環境を私たちは何より大切にしています。
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あなたが自然に英語を話せるようになる、そのきっかけになれば嬉しいです。
会話での自然な使い方【例文&和訳】
会話例1:人のクセに対して使う
A: Do you want to hang out with Tom this weekend?
B: Honestly, I can’t stand his constant complaining. It’s exhausting.
A: Yeah, I get that. He’s always negative.
和訳:
A: 今週末トムと遊びに行かない?
B: 正直、彼の文句ばっかり言うところが耐えられないんだ。疲れちゃうよ。
A: うん、わかるよ。いつもネガティブだよね。
✅ ポイント: 「can’t stand + 人の行動」で、“その人自身”というより“その人の〇〇なところ”が嫌いというニュアンスになります。
会話例2:食べ物に対して使う
A: Want some coffee?
B: No thanks, I can’t stand the taste. I’m more of a tea person.
A: Got it. I’ll make you some green tea.
和訳:
A: コーヒー飲む?
B: ありがとう、でも味が苦手で。お茶派なんだ。
A: 了解。じゃあ緑茶入れるね。
✅ ポイント: 「the taste」や「the smell」をつけるとより具体的になります。
会話例3:状況や環境に対して使う
A: How’s your new apartment?
B: It’s nice, but I can’t stand the noise from the street. It’s so loud at night.
A: That’s tough. Have you tried using earplugs?
和訳:
A: 新しいアパートどう?
B: いい感じなんだけど、通りの騒音が耐えられなくて。夜めっちゃうるさいの。
A: それはキツいね。耳栓使ってみたら?
✅ ポイント: 生活のちょっとした不満や「プチストレス」に対しても自然に使えます。
会話例4:我慢の限界を伝えるとき
A: You look stressed. Everything okay?
B: Not really. I can’t stand it anymore. This job is draining me.
A: Sounds serious. Maybe it’s time to take a break.
和訳:
A: ストレス溜まってるみたいだけど、大丈夫?
B: 実はもう限界。今の仕事、心身ともに消耗してて…。
A: 深刻そうだね。一度休んだ方がいいかも。
✅ ポイント: 感情がピークに達したとき、「I can’t stand it anymore.」は感情を強く伝えるフレーズです。
自然に使いこなす3つのコツ
① 日常の「ちょっと嫌だな」を表現する練習をする
たとえば…
- I can’t stand crowded trains.(満員電車が無理)
- I can’t stand being late.(遅れるのが嫌い)
- I can’t stand cold weather.(寒いのが苦手)
👉 こういう身近な話題で練習しておくと、すぐ口から出るようになります。
② 感情を込めるトーンで練習する
「can’t stand」はただの事実ではなく、感情が強めのフレーズ。
なので「I can’t stand it!」のように、声に気持ちを込めて練習するのがコツです。
③ 肯定文ではあまり使わないと覚える
「I can stand 〜(〜は大丈夫)」という形はネイティブでもあまり使いません。
ほとんどの場合「can’t」で覚えてOK!
たとえば:
- ✅ I can’t stand spicy food.(辛いものがダメ)
- ❌ I can stand spicy food.(この形はやや不自然)
おわりに
「Can’t stand」は、感情をストレートに表現できる便利なフレーズです。
ネガティブだけど、うまく使えば会話にリアルさや説得力が加わります。
気軽に、でも自然に、どんどん使っていきましょう!
音声を聞いて練習しよう
ウソばかりつく彼氏に…
あなたのウソにももう耐えられない。
感じの悪い同僚がいて…
あいつ大っ嫌い。
パソコンの動きが最近ずっと遅くて…
このパソコンにはもう耐えられないぜ。
友人が医者になりたいと話していて…
医者には絶対なれないだろうな。私は血が大嫌いなんだ。
行列のできるラーメン屋に行こうと言うと…
列に並ぶのが嫌いなの。
嫌いなことはあるか聞かれて…
僕の周りで人がタバコを吸っているのが大嫌いなんだ。
ある同僚の話をしていて…
彼が僕と同じ部屋にいるのが耐えられないよ。
よくあるNG表現パターン【“can’t stand”編】
❌ NG1:「stand=立つ」と思い込んで意味を取り違える
例:I can’t stand this meeting. → 「この会議で立っていられない?」と解釈してしまう
よくある誤解ポイント:
「stand」を“物理的に立つ”とだけ理解していると、文の意味がチンプンカンプンに…。
英語には比喩的な意味がたくさんあるので、感情表現としての「stand = 耐える」を覚えましょう!
❌ NG2:「can’t stand to 動詞」と使ってしまう
例:I can’t stand to wait in line.(一見OKに見えるけど、やや不自然)
より自然な表現:
✅ I can’t stand waiting in line.
ポイント:
「can’t stand」の後ろは動名詞(〜ing)を使うのが自然。
to不定詞を使っても文法的に間違いではありませんが、ネイティブの会話ではあまり一般的ではありません。
❌ NG3:「肯定文で使おうとする」
例:I can stand loud music.(使えなくはないけど不自然)
より自然な言い方:
✅ I’m okay with loud music.
✅ Loud music doesn’t bother me.
ポイント:
「can’t stand」はよく使われる一方で、肯定形(can stand)はあまり使われません。
「〜が大丈夫」「〜は平気」という意味を言いたいときは、別の表現に言い換えるのが自然です。
❌ NG4:「主語と目的語がごちゃごちゃになる」
例:I can’t stand he talking too much.(×)
正しくは:
✅ I can’t stand him talking too much.
または
✅ I can’t stand his talking too much.
ポイント:
動作主が「人」の場合、その前にくる代名詞は目的格(him, her)か所有格(his, her)を使います。
文法的にはどちらもOKですが、カジュアルな会話では目的格がよく使われます。
❌ NG5:「使い方が強すぎる場面で使う」
例:I can’t stand my boss.(←冗談じゃなく本気っぽく聞こえてしまう)
ポイント:
「can’t stand」はかなり強い否定的な感情を表すので、人について使うときは注意が必要です。
相手を完全に否定してしまうように聞こえることもあるため、状況によっては…
- I’m not really a fan of my boss.(あまり得意じゃない)
- Sometimes it’s hard to work with him.(一緒に働くのが大変なことがある)
など、マイルドな表現に言い換えるのも一つのテクニックです。
まとめ
「can’t stand」は便利な表現ですが、ちょっとしたミスや思い込みで意味が伝わらなくなることもあります。
ポイントは…
- 比喩表現として覚える
- 後ろは動名詞が基本
- 感情の強さに気をつける
- 文法的に正しく主語・目的語を使う
こうした点を押さえて、ネイティブらしい自然な表現を目指していきましょう!
【補足】“stand”は本来どういう意味?自動詞としての使い方
「can’t stand」でよく登場する“stand”ですが、もともとは自動詞として使われる基本的な単語です。
以下のような意味があります。
① 立つ
- He stands in the corner.
(彼は角に立っている)
→ 一番よく知られている意味。物理的に「立っている」状態を表します。
② 位置を占める・存在する
- The building stands on the hill.
(その建物は丘の上に建っている)
→ 動かないでどこかに“存在する”というニュアンスです。
③ 状態を保つ・有効である
- The offer still stands.
(その申し出はまだ有効です)
→ 条件や立場などが「変わらずに続いている」状態を表します。
「立つ」と「耐える」の違いに注意!
英語学習でよくあるのが、「can’t stand」の“stand”を、文字通りの「立つ」と解釈してしまうケースです。
たとえば…
“I can’t stand this heat.”
→(誤解)「この暑さで立っていられない?」
→(正解)「この暑さは耐えられない!」
このように、“stand”には比喩的な意味として「耐える」があり、
「can’t stand 〜」で「〜に耐えられない」「〜が大嫌い」という強い感情を表します。
「can’t stand」に似た感情表現【比較で覚える!】
表現 | 強さ | ニュアンス | 例文 |
---|---|---|---|
dislike | ★★☆☆☆ | 軽い嫌悪、好みではない | I dislike rainy days. |
bother | ★★☆☆☆ | 悩ませる、少し気になる | It bothers me when people are late. |
annoy | ★★★☆☆ | イライラさせる | Loud noises annoy me. |
irritate | ★★★★☆ | 継続的にイライラさせる | His arrogance irritates me. |
can’t stand | ★★★★☆ | 我慢できない、耐えられない | I can’t stand the noise. |
hate | ★★★★★ | 強い嫌悪 | I hate going to the dentist. |
detest | ★★★★★ | 憎悪に近い嫌悪、道徳的反感 | He detests being lied to. |
✅ ポイント: 「can’t stand」は「hate」ほど強くないけれど、かなり感情がこもった言い回しです。
✅ 相手や場面によっては「dislike」などマイルドな表現に切り替えると、印象を和らげられます。
まとめ
- “stand”はもともと「立つ」という意味の自動詞
- 「can’t stand」の“stand”は比喩的に「耐える」
- 感情を伝える表現として、程度に応じて使い分けるのがコツ
このパートを通して、ただ単語の意味を覚えるだけではなく、文脈や感情のニュアンスで意味がどう変わるかを意識できるようになります。
✅「can’t stand」練習クイズ【全5問】
Q1. 空欄に入る最も自然な語はどれ?
I can’t stand _____ in traffic for hours.
A. wait
B. waited
C. waiting
D. to wait
「can’t stand」の後には動名詞(〜ing)を使うのが基本です。
「I can’t stand waiting」で「長時間の渋滞に耐えられない」という意味になります。
to不定詞(to wait)は間違いではありませんが、会話ではあまり一般的ではありません。
Q2. 次の文の意味として最も近いものはどれ?
I can’t stand cold weather.
A. 寒い天気が好き
B. 寒い天気が我慢できない
C. 雪が降るとワクワクする
D. 寒い日に外に立っているのが平気
「can’t stand」は「〜が嫌い」「〜に耐えられない」という意味。
この文は「寒い天気が耐えられない」「寒いのが無理」といったニュアンスです。
Q3. 次の文のうち、文法的に正しくて自然な英文はどれ?
A. I can’t stand to see she cry.
B. I can’t stand she crying.
C. I can’t stand her crying.
D. I can’t stand she to cry.
「人が何かをするのが嫌い/耐えられない」と言いたいときは、所有格(her)+動名詞(crying)の形が自然です。
目的格(I can’t stand her cry)や、she(主格)を使うのは文法的にNGです。
Q4. 「彼の態度には本当に耐えられない」を英語で表すなら?
A. I can’t stand his attitude.
B. I can stand his attitude.
C. I hate his attitude to stand.
D. I don’t like he has an attitude.
この文は最も自然で、感情も的確に表現できます。
「I can stand」は意味が逆になり、「彼の態度は大丈夫」というニュアンスになります。
Q5. 次の英文のうち、ネイティブがよく使う自然な表現として正しいのはどれ?
A. I can’t stand to watch scary movies.
B. I can’t stand watch scary movies.
C. I can’t stand watching scary movies.
D. I can’t stand to watching scary movies.
自然な英語では「can’t stand + 動名詞」がよく使われます。
「怖い映画を見るのが苦手/耐えられない」という意味です。
他の選択肢は文法的に不正確です。
✅ この記事のまとめ
- 「can’t stand」は「〜が大嫌い」「〜に耐えられない」という、強い嫌悪感や不快感を表す便利な表現。
- よく使われるパターン:
- I can’t stand + 名詞/代名詞(例:the noise, him)
- I can’t stand + 動名詞(〜ing)(例:waiting, being ignored)
- 「stand=立つ」との混同に注意!
ここでは「耐える」という比喩的な意味になります。 - 「hate」「dislike」「annoy」など、似た表現と使い分けることで、感情の強さをコントロールできる。
- 間違えやすいポイントも多いが、失敗からの学びが定着に直結します!
英語を「わかる」から「使える」に変えるには、実際に口に出してみることがカギです。
ぜひ今回学んだ表現を、あなたの英語アウトプットにどんどん取り入れてみてくださいね!
さらに自然に話せるようになりたい方は、アウトプット重視のRYO英会話ジムの無料体験もぜひチェックしてみてください♪
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